甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

長谷の観音は年参り?

2019年05月05日 13時53分23秒 | 大和路を歩く

 サクラの時期、牡丹のころ、アジサイのころ、お花がキレイに咲くころ、初瀬の観音さんはいつもにぎわっていました。

 でも、昔ほどにぎわっていないと近年感じていて、この春のNHK-BSの「こころ旅」で、火野正平さんがここを訪れた時にも、参道にお客はほとんどいませんでした。出川哲朗さんほどではないけど、正平さんだって人を呼ぶ力はあるから、もしふつうに歩いていたら、たくさんのギャラリーができても不思議ではないのに、参道を行ったり来たりしても、少なかったのです。

 サクラも咲いていない時期だったのかもしれません。

 その時、「くさ餅」という看板の「く」が「久」のくずした形になっている看板を探す旅でした。そこで見つけたお店は、おばあさんがクールに営業していて、適当な対応だったのですが、今回、参道をのぞいてみると、ちゃんとお店の見えるところに番組てぬぐいが飾られていて、ああ、この店だったんだ、と、ファンの私はうれしかったんです。

 ずっとお客さんが途切れていなくて、やはり番組の効果はあったみたいでした。できれば、ここで草餅を買いたかったのです。でも、買えなかった。ザンネンでした。


 草もち屋さんにはお客さんが途切れずにいました。参道も、近鉄でやってくるお客さんがそれなりにいました。いつもなら、参道をぶっ飛ばすクルマも制限させられていた。やはり、お寺へ続く道は人とクルマは分けてもらわなくてはいけません。長谷寺は、道が入り組んでいて、抜け道があったりするので、暴走車があるのですが、私が行った連休二日目は、それがなかった。

 お寺の中は、観音様の足元まで行ける特別拝観を実施していて、現在は一時間待ちということでした。もちろん、気持ちとしては、観音様に五体投地したいくらいの気分なんだけど、一時間待つというのができなくて、それはパスすることにしました。お顔を拝ませていただき、お祈りするだけです。それで、十分有り難い。


 入口のところから、いろんな牡丹に迎えられながら、長い登楼をたどっていきます。途中で宝物館があり、御衣黄桜(ぎょいこうざくら)があり、


 徳川家の一画があり、紀貫之の歌碑などを横目に見ながら、少しずつ高さを稼いでいくのです。

 長谷寺は、歴史は古いし、観音様の起源は、継体天皇のころに近江の国の高島郡の霊木が観音様になるために流れ着いたところから始まるそうで、古いんです。だから、物見高い『更級日記』の作者だって、ここに参籠したということですから、とにかく古い。

 でも、たいていは室町・戦国のころに荒廃していた。でも、それを復活させたのが徳川様のお力であったということでした。幕府もなかなかやるもんだなあと思うのです。


 さて、観音様にお参りしました。去年はモクレンの咲くころにお参りしたのでしたっけ。

 モクレンも、サクラも、きれいだったけれど、ボタンはここのイチオシです。


 満天星躑躅(どうだんつつじ)は、控えめに咲いています。



 こでまりは、わりと大胆に咲いていました。ヤマブキ、ハナズオウ、八重桜などの花も咲いていましたっけ。すべてが盛りで、穏やかな気分になりました。

 それにしても、ここは休憩する場所がなくて、それを知ってたから、お寺の中に入る前に、奥さんが作ってくれた豆ごはんオニギリを二つ食べて、途中で買った草もちとトチ餅を食べしていたからいいものの、斜面のお寺なので、ゆったりするところはないですね。お参りしたら、サッサと出ていかなくてはならない感じ。まあ、それも仕方がないかな。私なんて、ケチだから、拝観料五百円しか出していないし……。


 そして、ふたたび近鉄で大阪の実家に向かいましたっけね。この時は、ハナミズは出たけど、そこから風邪をひき、風邪からギックリ腰になるなんて、思ってもみなかったですね。


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