甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

さくらジャパンになろう!

2018年11月20日 21時15分16秒 | 私たちの社会・世界

 降ってわいたような実習生問題。政府の方々は、たくさんの実習生(安い労働力)を受け入れようとして、無理矢理に法案を通そうとしているようです。そして、法案は通るんでしょうか。ありがたいことです。

 これから、少子高齢化は進みますし、労働力はどんどん減っていくでしょう。技術革新が進み、どんどん人間の手や目や力がなくても、世の中はそれなりに進むようにはなっていくでしょう。やがては人間は働かないで、のんびりしていたら勝手にロボットや機械がメシを食わせてくれる時代がやってくるかもしれない。

 そうなったら、人間は何をすることで存在意義か生まれるのか、新たに存在意義を問われる時代が来るかもしれないけど、とりあえずあと何百年かは、機械やロボットは人間に使われているでしょう。私はそんな未来のことはわからないから、とりあえず近未来のことを考えたいのです。

 今、日本では、そこに住む住民は高齢化しています。若い人はそんなにいません。期待の若者たちは、スマホ漬けで、本は読まないし、労働意欲もないし、お金をそんなに欲しいわけではなく、適当な自分に合った仕事を見つけて、そこそこに暮らしたいと思っていて、どんどん社会全体が停滞化の方向に進んでいる。

 国家の借金は雪だるま式で、次から次とビッグプロジェクトと、スクラップ・アンド・ビルド方式を繰り返している。企業が効率を求めてそういうふうにするのは仕方がないとしても、公けも同じようになって、次から次と建設ラッシュを続けて、いったい何を作ろうとしているんでしょう。

 オリンピックや万博で、たくさん借金をして、それで経済が発展したとでも言うつもりなんだろうか。すべてを未来の人々への借金に任せて、自分たちは支払わないで済ませようとしているのではないのだろうか。いつまで古い政治手法を取り入れているんだ! 100年古い!

 そんな国を、だれが信用するものですか! よその国々はみんな含み笑いをしつつ、適当に日本という国と付き合うことでしょう。そこに戦略はなく、ただ二十世紀前半の不景気乗り越え策を21世紀になってもやっているだけで、世界の物笑いのタネとなるでしょう。それを平気でヘラヘラやっているアイツらを見ていると、本当に腹立たしい。

 人口が増え、経済がどんどん外に向かっている時なら、それもありだったでしょうが、もう結果は見えています。残念だけれど、未来の若者たちは、どうしてこんなにたくさんの借金を許したのか、だれが払うつもりだったのか。そもそも払うつもりなんてなかったのではないかと、嘆くことになるでしょう。



 外国の人たちを、国としてこれから広く受け入れよう。簡単な労働も、高度な労働も、どちらも国内の力では支えきれないから、どちらも外国人を国内に受け入れ、新しい国づくりをしていこう、という感じでうそぶくのでしょう(エライ方々は……)。何の受け入れ対策もしていないのに!

 どんな国づくりをするのかとか、移民やその子どもたちをどうしていくのか、そういうことまで議論しないのです。それは国家としてのフォーマットは私たちエライお方が作ってやるから、あとの細々としたことは、教育・各自治体の行政サービス、民間の不動産業者など、それぞれ関係者の自助努力で乗り越えろ! ということになるのかな。

 ホントに、法律を作ってくださるエライお方たちは、枠組みだけを作ってくださり、あとは下々にやらせる方式でやっていかれるのだと思いました。ある程度進行して、下々のものができればこういう時のためのルールも作ってくださいませ、とお願いしたら、また、ありがたく作ってくださることでしょうか。

 とにかく、エライ方々は、国民すべて100歳まで働かせる魂胆です。そして、働いている時には高齢者でも年金を減額したり、あれこれ細かなルールを作ることでしょう(こちらは熱心にルール作りするのかな)。

 若者は能力別に細分化して、役に立たないものはずっと低賃金で、不安定な仕事に甘んじるように、それがイヤなら、そこから這い上がる努力をしろ的な、厳しい見方で対処されることでしょう。

 外国人も、来るのは拒まない。イヤになったら帰れ。とにかく日本語は学習しろ。そうしたら、少しは給料を上げてやる。日本語能力で給料にもランク付けをしよう。そうした労働者の子ども、それは自治体がそれぞれ工夫するだろう。子どもたちは国外退去させないから、ありがたいと思え。

 とにかく、今、日本の産業界は人手不足なんだから、それを解消するため、すばやく法律は通さねばならない。外国人は、受け入れる。そいつらから税金は取る。参政権はやらない。日本語はとにかくやれ! ありがたいだろう。意志のある者は日本というステキな国に来てみろ! 受け入れてやるぞ!



 ああ、こんな国には行きたくないですね。もう少し穏やかに子育てできて、のんびり暮らせて、地元の人たちと交流もして、この国に住む人々の中に溶け込んでもらいたい。そして、新しい雰囲気を広げてもらいたい。あの、ラグビーの日本チームみたいなの、ああいうのが日本各地のコミュニティで生まれないかな。

 国の思惑を超えて、おもしろい社会が作れたらいいなあ。しぼんでいく私たちの世界を、よその土地の人々の力で何とか少しでも変えていけたら、そう思うのであります。

 エライ方たちの思惑を超える、ステキな社会を作れたらなと思うのです。外国の人とコミュニケーションをとれるか心配だけど、そういう交流・ぶつかり合いはぜひやっていかなくてはならない。
  


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