甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

クルドの人々への連帯を込めて

2018年01月24日 22時01分59秒 | 戦争と平和

 トルコの東部、シリアの東北部、イラクの西北部、一部イランにも広がるクルド人の住んでいるところ、昔からクルド人部隊として、戦争に駆り出されたり、シリアでの戦いも、イラクの対ISとの戦いでも、大きな戦力となってきたクルド兵。

 イラクも落ち着いてきて、シリアも落ち着いて来つつある。トルコはもともとクルドの人たちは押さえつけられていたところでしたけど、中東の戦乱地区であったシリアで、トルコ軍がクルド人地区に先制攻撃をしているという話でした。

 ISとの戦いではとことん利用され、それが収まってきたら、今度は今までいい顔をしていたトルコが、突然裏から鉄砲で撃つような、平気で今までの仲間を裏切るようなことを始めています。

 それは、トルコ政府としては、米軍に知らんぷりをしてもらうことにして、シリアは弱っているから何もできないし、ロシアは、トルコと取り引きをして、国内の不安分子を取り除くための先制攻撃を認めてねという依頼を受け入れ、ロシアは自分のところでも、他民族支配では苦労しているので、トルコにとって最大の不安要素であるクルド人たちの勢いをそぎ落とすことを了承したようです。

 各国の暗黙の了解を得たトルコは、かくして平和的に自分たちの国の形を模索しようとしていたクルド人たちを抑圧する作戦に出ました。

 きっと知らないうちに、たくさんの人々が殺され、難民化し、不安要素してイラク、シリア、ロシアなど周辺諸国に飛び火することでしょう。クルドの人たちも黙ってはいないから、お互いの果てのない戦いはつづいていくことでしょう。



 形は何も変わらなかったアラブの春のシリア編は、大混乱のうちに、トルコのクルド侵略で仕上げになるのだろうか。それともこれが新しい火種となって、各地で戦乱が続くのか。

 私は、クルドの人たちはアホではないと思っています。いつまでも黙ってはいないし、トルコの好きなようにはさせない気がする。でも、だからといってテロの仕返しをするとか、独立戦争を繰り広げるとか、そうした戦いは選択しないような気がしています。

 愚かなトルコ政府・軍人さんたちは、たたけるときにたたいておけと、みんなが平和になろうとするときに、先制攻撃をしかけたけれど、クルドの人たちは力には力を、とはならないで、静かに自分たちの道を探すような気がします。

 2500から3000千万もいるというクルドの人たち、いまはいくつかの国に引き裂かれ、勝手に自分たちの土地に線引きがされているけれど、そうした他者の線引きには飽き飽きしているから、こうした自分たちのルールで国境を強いる不寛容な政府を乗り越え、したたかに生きていってほしいなあと思います。

 国家なんていらない。政府軍は国民を抑圧するだけだ。政府も要らない。ただやたらに税金を取り立て、無駄な施設を作るばかりだ。つまらない国際イベントを招致し、自分たちのふところだけを太らせようとしている。

 そんなアホーなやつらはどこにでもいる。利益誘導が政治だなんてうそぶき、自分のわがままだけを最優先にしている。何十年かで壊れる無駄な施設ばかりを、さも大事そうに作っている。だれもよろこびはしないのに、自分たちで自己満足の世界に入っているやつら。

 もうそんなのは飽き飽きです。無意味な先制攻撃に負けないで、したたかに生きていってほしい。シリアの独裁政権の先は見えつつある。暴力を商売とするロシアも、国内では師事がるみたいだけど、国際的には迷惑なことだ。それはまた昔のように、ボロも出てくるだろうし、そうした手法が、他民族支配で永遠に続くとは思えない。

 だから、中国共産党的な抑圧スタイルも、いつかはほころびることでしょう。チベットやウイグルに自由が訪れるのはいつなのか、香港がふたたび選挙をできるようになるのはいつなのか、すぐではないと思うけれど、永遠にダメというわけではありません。

 1997年に中国に返還されたように、人々が求めるなら、何十年後かに、香港の独立だって可能になるでしょう。

 まあ、私はこの世にいないけれど、世の中は少しずつ、国民の望む形へと変わっていくんでしょう。



 アメリカも、日本も、あさはかな自国ファーストでやってるけど、そんなのは一過性のもので、ふたたびインターナショナルな、世界中が影響しあって、人々が自由に行き来する時代がくるような気がします。

 そうか、トルコの攻撃は反動的な、旧来の政治手法であった。古典的な暴力と麻薬を売り物にふたたびタリバンものしあがりつつあるということだけど、こうした暴力と犯罪が売り物の組織を、これからの私たちでつぶしていけたら、いや積極的につぶせたら、どれだけ人間の社会は進むかな。どうして自分たちのわがままと狂信を進めるために、暴力と麻薬なんだ。ああ、悔しい。トルコもアフガニスタンも、安心できない。

 できたら、私が神様なら、こういうヤカラをぶちのめすのになあ。私はただのオッサンだから、せいぜいこういうやつらの動きを追いかけるだけです。やつらの足を引っ張ることができたら、やるのになあ。


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