今日、奥さんから聞いた話をメモしておきます。
今年の6月末、大阪でG20という政治イベントでたくさんの重要人物が世界各地から集まりました。私は全く関係なしで、大阪は避けて、地元でチンマリしていました。
その時、世界各地の首脳さんたちは、会場に現れると、待ち受けていたAさんを全く無視して、それぞれが目当ての人に声をかけていたそうで、Aさんの差し出した手は宙に浮いたまま、だれもそれをつかもうとはしなかった、ということでした。
まさか、儀礼的な政治ショウなんだから、みんなそれぞれがお互いに友好的なポーズだけでもするだろうに、しかもホスト国の最高権力者が手を差し出しているんだから、たぶん、握手くらいするのが礼儀だったろうと思うのです。それなのに、各国首脳たちから無視されて、手持ちぶさたであったなんて、そういう映像があるなんて!(あるんだったら、youtubeに流してほしいなあ。でも、何度も見るかなあ。見ないかな?)
奥さんは言います。
「みんなに無視されて、仕方がないから、立ち位置とか、そういう案内だけをしていたんだよ。」と。
本当なんでしょうか。いくらなんでも、そんなあからさまなことが外交ショウの舞台の上で行われていいものか? そんなによその国に無視されて、黙っていていいのか。日本の最高権力者なんですよ!
昔から、日本の最高権力者は、そこにたどりつくまでがすべてで、そこにたどりついたら、もとから大したことはできないかもしれないけれど、せいぜいつまらない何かをして、それで終わりだと思っていました。
彼らはたいていたどりつくまでにその力と情熱を失ってしまっていた。だから、結局、日本からよその国への働きかけは、仕方なく経済界の人たちがやらざるを得ないのだと、私は思っていました(世の中、そんな簡単なものではないだろうけど)。
たまたまその象徴的・典型的な姿を、公衆の面前、世界のメディアに見せてしまった。もう世界の人がそれを確認したことでしょう。第一、Aさんは軽々しく世界を外遊しすぎです。奥さん孝行もいいけど、あまりに税金の無駄遣いだ! だから、さらに世界からなめられてしまうんです、きっと。
やはり、そうなのか。それくらい、日本の最高権力者って、世界の中では軽い存在なのか。
政治がいつも内向きで、外の世界のことを普段は全く無視しているから、世界も国としてのつきあいは適当な対応で、トップ外交においても、無駄な握手やハグなど世界がこぞって省略したのかもしれない。
ああ、残念です。そういう位置に私たちの選んだトップはいるらしい。
だからこそ、市民レベルでの国際貢献・国際交流が必要です。世界は、私たちの力と声は求めてくれているはずです。市民の声も小さいもんな。
やはり、英語で発信しなくてはいけないな。日本語でブログを書いている場合じゃないです。
でも、私にはなかなかムズカシイ。