甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

沈丁花「さゆり日記」と日本海

2020年03月23日 05時38分42秒 | Back To The 80's
  
 沈丁花から、石川さゆりさんに似た子と餘部鉄橋と自分というのを書こうかなと、いつものネタ探しをしていました。

 そうしたら、石川さゆりさんのオフィシャル・ウェブサイト「さゆり日記」というのを見つけました。歌手の方って、こういう言葉遣いをするんだなと感心したところで、貼り付けてみました。二年前の文章です。

 最近は、もう一年ほどは更新していないみたい。インスタとか、他の方法でメッセージを伝えておられるんでしょう。

2018年3月11日
 昨夜は凄い雨でした。
 朝は雨が上がってモワ〜んと暖かくなりました。桜吹雪よりもっと小さな可愛いらしい花びらがぬれた道路にに散っていて、沈丁花が咲いています。春の走りを感じながら、仙台へ向かいました。

 さゆりさんが「沈丁花」のことを書いてました。彼女は、やはり自分が昔歌った花の名前、それなりに愛着があるんでしょうね。「沈丁花」は1978年の歌で、彼女が二十歳になる年のヒット曲でした。

 「津軽海峡」より後で、「能登半島」や「天城越え」よりも前の作品でした。彼女の通過点だったのかもしれない。でも、ボクは割と好きな作品でした。その頃、さゆりさんに似た女の子が好きだった。

 好きな子に似てるから、その子に似ている歌手の歌を聴くのかよ!

 ハイ、そういう気分だったし、おそらく構造的にそんな精神構造なんでしょう。好きなものは好きで、何でもかんでも好きになってしまう。もちろん、すぐにダメになるから、すぐに飽きてしまう。なんという、こらえ性がない、まともに向き合うことのない「好き」なんだよ! 反省ばかりです。

 今日までの道には私が一人で歩いたのではなく、多くのお力添えやファンの皆さんから大きな声援をいただいたんだな〜と色々な日々を思います。[中略]

 歌も藝も深く大きく限りなく思います。まずは、皆さまありがとうございます。

 この文の「思います」ですが、漠然としている気がします。どうして具体性がないんだろう。

 ただ、「みなさんのこと考えてるわよ」というのを伝えるための「思います」だったのか、ファンの人なら、もう少し詳しく聞かせてと、次の日記を楽しみに待つことになったのかなあ。

 ボクは、さゆりさんのファンではないので、不思議な「思います」だなと感心しただけです。



 彼女は熊本の人でした。でも、ボクは時々、京都の北部の蕪村さんのふるさとに気持ちが行ったり、毎朝メールをもらう金沢の友人のことを思ったり、先日テレビで見たオオクニヌシノミコトを想像したり、そうでした島根県に住んでいる同級生のことも思ったり、心は少し日本海側に向かっています(さゆりさんは、津軽、能登、天城、いろいろと心をはせなきゃいけないところがありますね!)。

 あまり、そちらに行くことはないのだけれど、何人か友だちはいて、そちらでみんな海を見ながら、行ったり来たりしていることでしょう。

 太平洋も、日本海も、同じ海なんだけど、何だかどこか違う気がする。太平洋は本当に絶壁な感じ。そこから向こうは何もない、ひたすら海。日本海ははるか向こうまで、見渡す限り海なんだけど、視界の端っこに弓型の日本列島のどこかが目に入るし、正面も、突然船が浮かび上がりそうな、誰かがどこかからやってきそうな、そんな気配に満ちているんです。


 それから、日本海側って、山陰海岸、越前海岸、新潟・山形の県境の海岸、いろんなでこぼこした海岸がありました。そんなところで人は船を出して、海の恵みをもらいに行ってた。

 大山、白山、鳥海山、岩木山、羊蹄山、ボクの好きな独立峰が海側にポツンとそびえています。どれだけこれらの山に近づけただろう。岩木山は登りましたけど、他は行っていない。

 いつか、行ける時に、いや、自ら時間を作って、これらのお山をめぐってきたいです。この春にでも、どこか行きたい感じです。



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