鶴橋から名張行きの快速急行に乗りました。最初は漱石の「草枕」を読んでいました。家でなら5分で倒れるのに、どうにか30分くらいは読んだでしょうか。気づいたら、奈良県に入っていました。
大和八木、桜井と停車して、ここからはもうあと少し、お客はまばらになってしまった。お隣にはリュックをしょったおねえさんが1人。少し地味な感じのおねえさんで、ボーダーのシャツを着ています。スマホをいじるでもなく、どこかへ観光する様子。
前の座席には中国人カップル。2人ともメガネをかけてインテリ風です。私はネット国粋主義がホントに困ったなあと思う、親中派のつもりなんだけど、しゃべりつづけの中国語にはイヤになってしまうのです。
いや、日本のカップルでもおしゃべりなのがあるから、たぶん同じだと思われますが、この日は突然にイヤになって、席を移動してしまった。
そうだ、窓際の男がブラインドを開けてくれないのもイヤになった1つでした。東西に走る近鉄なのだから、北側に座れば太陽は当たらないのに、男は女の人を気にかけてなのか、おしゃべりが楽しくて景色なんかどうでもいいのか、とにかくひじをかけて閉じたままにしている。
「えーい、めんどくさいヤツらだ。移動してしまえ」と自分を移動させます。
すぐに室生口大野に到着してしまう。
ここから室生寺まではバスで行きます。さて、お客はあまりいないし、ついでに駅員もいないけど、バスは来るのだろうか、と見ると、出たばかりで、あと50分は待たなくては行けない。
「えーい、めんどくさい、歩いてしまえ!」と、大野寺をめざします。ここはすぐそこにあるので、簡単に着いてしまいます。
ここから国道を過ぎて、山の中へ入る道を黙々と歩かねばならないなと思いつつ、県道28号線に入ってみます。
杉木立の中の道で、杉の葉がたくさん散らばっている。道はすべりそうだし、大変な県道です。でも、まだ舗装されているし、こんな感じで室生寺までつづいていたら、みんなが歩いていくのになあと思いました。
東海自然歩道の入り口表示板がありました。
「よし、こちらへ行ってみよう!」と4.8kmの表示は気になったけれど、
「だったら1時間でお寺に着いてしまうじゃん!」と軽い気持ちで、森の中へ入っていきました。
最初の5分くらいで、すぐに反省します。これは平坦な道ではなくて、山道ではないのか。森林維持のための軽トラのあとはあるけれど、人が歩く道なのだろうか。
少しずつ恐怖心が湧いていくのでした。
大和八木、桜井と停車して、ここからはもうあと少し、お客はまばらになってしまった。お隣にはリュックをしょったおねえさんが1人。少し地味な感じのおねえさんで、ボーダーのシャツを着ています。スマホをいじるでもなく、どこかへ観光する様子。
前の座席には中国人カップル。2人ともメガネをかけてインテリ風です。私はネット国粋主義がホントに困ったなあと思う、親中派のつもりなんだけど、しゃべりつづけの中国語にはイヤになってしまうのです。
いや、日本のカップルでもおしゃべりなのがあるから、たぶん同じだと思われますが、この日は突然にイヤになって、席を移動してしまった。
そうだ、窓際の男がブラインドを開けてくれないのもイヤになった1つでした。東西に走る近鉄なのだから、北側に座れば太陽は当たらないのに、男は女の人を気にかけてなのか、おしゃべりが楽しくて景色なんかどうでもいいのか、とにかくひじをかけて閉じたままにしている。
「えーい、めんどくさいヤツらだ。移動してしまえ」と自分を移動させます。
すぐに室生口大野に到着してしまう。
ここから室生寺まではバスで行きます。さて、お客はあまりいないし、ついでに駅員もいないけど、バスは来るのだろうか、と見ると、出たばかりで、あと50分は待たなくては行けない。
「えーい、めんどくさい、歩いてしまえ!」と、大野寺をめざします。ここはすぐそこにあるので、簡単に着いてしまいます。
ここから国道を過ぎて、山の中へ入る道を黙々と歩かねばならないなと思いつつ、県道28号線に入ってみます。
杉木立の中の道で、杉の葉がたくさん散らばっている。道はすべりそうだし、大変な県道です。でも、まだ舗装されているし、こんな感じで室生寺までつづいていたら、みんなが歩いていくのになあと思いました。
東海自然歩道の入り口表示板がありました。
「よし、こちらへ行ってみよう!」と4.8kmの表示は気になったけれど、
「だったら1時間でお寺に着いてしまうじゃん!」と軽い気持ちで、森の中へ入っていきました。
最初の5分くらいで、すぐに反省します。これは平坦な道ではなくて、山道ではないのか。森林維持のための軽トラのあとはあるけれど、人が歩く道なのだろうか。
少しずつ恐怖心が湧いていくのでした。