犬を飼ったことがありません。犬には、「何だこいつ」と思われてしまうところがありそうで、今まで一度も一緒に暮らしたことがありません。残念です。一度でもそんなひと時があれば、私の人生も変わったでしょうか。
よそのワンコたちを見ていると、「あら、いいな」と思ったり、「散歩に連れてってあげたらいいのに」とかわいそうになったり、犬と人間の共同生活にあこがれることは多いです。まあ、ずっとコミュニケーションをとれる存在がそばにいてくれるのは、それはありがたいですね。
うちの実家はずっと親と子どものコテコテの核家族で、私は今もそんな核家族を過ごしています。哺乳類が一緒にいたのは、借りたおうちにたまたま住み込んでいたコウモリくらいでした。あとは全くともに暮らす哺乳類はいませんでした。
犬でも、ネコでも、私たちの暮らしにいてくれたら、それは私たちが願いさえすれば、可能ではあるはずですが、願うことが足りなくて、熱量がなくて、ダラダラと今に至っています。
これから、私たちは、どんな暮らしをしていくのか、なかなか先行きがわかりません。けれども、私がだらしないのは確かだし、自分でさえちゃんとコントロールできていないオッサンが、一緒に犬やネコと一緒に暮らそうなんて、三十年は早いですね。まあ、無理ということか。
それでも、トリたちとともにあって、虫たちも庭にはいて、草花はわりとたくさんあるし、ビワの木は、十本くらい苗がありますよ。将来はビワ園のオヤジをめざそうかな。夏ミカンの木もたくさん植えたいんだけどな。
今日の夜、冷凍庫にあった実だけほぐした夏ミカンを食べましたが、もう天国に上るような味でした。もうすぐ夏ミカンをたらふく食べられます。私の冬の最大の楽しみです。ああ、それだけを楽しみに生きていきたいです。