リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

2009年12月~その2

2009年12月21日 | 昔語り(2006~2013)
ハイテンションな1日

12月11日。午前9時に目覚ましが鳴った。カレシは高いびき。そっと起き出して、着替えだけして、窓の外を見たら、道路が濡れているようだけど、屋根は濡れた形跡がない。それどころか、塩を振ったようにあちこちが白い。雪だ、これ。といっても、ちらつく程度に降ったというところか。道路が黒く濡れて見えるのは、市役所が去年の苦い教訓を生かして早々と塩まきに出動したせいで、雪が積もらなかったからだろう。そういえば、ちょうど去年の今頃だったな、記録的な寒波と大雪になったのは。

空調会社からの電話があるまでベースメントのソファで横になっていようと思ったら、電話が鳴った。9時5分。手短に状況を説明したら、「では、午後1時より前に行きます」とのこと。修理屋さんはそうやってまず電話で故障の性質や作業の内容、特別な道具や部品の必要を判断して、その日の作業スケジュールを組む。うちの後のところはきっと「午後1時から4時の間に行きます」と言われているだろうな。次は事務用品の配達。ベースメントはインタコムが一番近いからうとうとしても大丈夫、と思って横になったのに、目が覚めたら午前10時15分。やだ、ぐっすり眠り込んでチャイムが鳴っても目が覚めなかったのかなあ。なんか夢を見ていたような気もするんだけど。まあ、ゲートの見えるリビングで本を読んでいたら、まず修理屋さんが到着。午前11時5分。カレシはまだ高いびき。

換気装置の修理を始めてもらって、リビングへ戻ったら、しばらくして大きなトラックの屋根が窓の外に見えた。お、事務用品の配達。午前11時30分。印刷用紙2箱とその他のものが入った段ボール箱1つ。玄関の中に入れてもらってサインオフ。カレシが起きてきて、朝食のしたく。トーストを食べ終わったあたりで、換気装置の修理が完了。どうやら配線のはんだが劣化して断線したのが原因らしい。新しいのに取替え時かと聞いたら、モーターは健在だし、油を差しておいたからまだ10年は大丈夫とのことで、修理代は税込みで112ドル。家の中の空気の質が変わって、鼻の奥まですきっとするのがてきめんに感じられたから、常時換気の威力はすごいもんだ。

修理も済んだし、事務用品も来たしということで、郵便局へ行く準備を始めたら、またチャイム。午後12時20分。今度はFedEx。おととい注文したばかりの大学講義のDVDがもう届いた。今度のは『英語の歴史』と『作文法』の抱き合わせセット、『人間の行動心理学』、『ジャズの要素』。最後のはCD版で、カレシへのプレゼントだから、見つからないうちに引き出しの中に隠してしまう。カレシが「そんなの見る時間がないじゃないか」と言うけど、これはワタシの「老後の蓄え」なのだ。(あと3年と4ヵ月ちょっとだもんね。)でかける準備ができたら、午後1時。いつもなら朝食が終わるかどうかの時間。今日はみんな「朝めし前」ですんでしまって、いざ、おでかけ。気温は0度・・・。

郵便局はかなりの行列だったけど、経営する韓国系の夫婦が高校生くらいの息子と娘まで動員しててきぱきと対応。列はどんどん進んで、小包1個と大型封筒3つを出すのにわずか20分。クリスマスの切手は国内用しか残っていなかったのが残念だけど。思いのほか早く済んだので、そのままベイでこの前断念した小鉢を8個買って、ついでにカレンダー屋で「ポーチからの眺め」の写真を集めたのをカレシ用に買い足して、帰館は午後3時半。気温と湿度の兼ね合いが中途半端なせいか、鏡を見たら両側の頬に寒冷じんま疹が出ていた。

鶏もも肉の餃子を作って早めの夕食が済んだところで、きのう入ってきた週末仕事にかからなくてはならない。量が予告よりも何倍もあって、その分納期は延びた代わりに、次の仕事の作業時間に食い込みそうな予感。この週末はクリスマスツリーを飾りたいし、書かなければならないカードもまだたくさんあるし、何だって押し詰まってきた頃になって仕事が大発生するんだろうなあ、もう。ま、いつもの光景なんだけど。でも、今日は手足の先端が冷たくて、なんとなく薄ら寒いのが気になって、作業は牛歩のペース。風邪かなと思って体温を測ったら36度がやっとで、ワタシとしては「低体温」だ。ゆうべは普通の時間に寝たし、咳の発作が出たりしたから、2時間くらいしか眠っていない。半徹夜をしたようなもので、さすがにこういうときはてきめんに体温が下がってしまう。やっぱりワタシも年だなあと感じる一瞬・・・。

まあ、寝不足だというだけらしいからひと安心。カナダでは新型インフルのワクチンを5千万回分も注文したのに、接種を受けたのは全人口のまだ3割ちょっとしかいないとか。つまりワクチンが4千万回分くらいも余っている勘定になる。3300万人しかいない国で4千万回!ワタシの周りにもして来たという人がいない。とにかくワクチンがだぶついてしまっているわけで、政府もテレビで盛んに「ワクチン注射を受けましょう」とコマーシャル。でも、バンクーバーでは集団接種が来週末で中止になるそうで、その後はファミリードクターに注射してもらわなければならない。予約を取ったりするのがめんどうで、結局はワクチンをしない人の方が多いかもしれないな。ワタシも仕事を片づけるのが何よりも先決と言い訳してまだしていないし、カレシにいたっては「そんなのいらない」。まあ、無事に年末年始を乗り切ったら、ぼちぼち考えよっと・・・。

タイガーとは違う人間なのに

12月12日。ぐ~っすりと寝ること9時間。きのうの不足をちょっと取り戻した気分。やっぱり換気しているのといないのとでは身体の反応が違うのかなあ。機密性が高いと汚れた空気や湿気がそのままそっくり家の中に滞留するから、気温が下がり始めて二階の窓に結露するようになったときにおかしいと気がつくべきだったな。ふだん意識していないものはなくなったことに気がつかないことも多いけど、中にはなくなって初めてありがたさがわかるものも少なくない。そういうものを「空気のような存在」というけど、我が家の常時換気装置はまさにその「空気のような存在」だったわけ・・・。

今日のカレシはなんとなくしんねりむっつり。どうやらテレビをつけても、ラジオをつけても、タイガー・ウッズの話題で盛り上がっているのと関係があるような感じ。聞きたくなければ消せばいいのに、そうしたときのワタシの反応が気になって消すに消せないでいるうちに気が滅入ってしまうらしい。あのさあ、あなたはあなた、タイガーはタイガーでしょ?あなたのことはワタシとあなたの間のことであるのと同じように、タイガーのことはタイガーと奥さんの間のこと。ワタシは「タイガーよ、おまえもか」とは思うけど、ゴルフにもタイガーにも興味はないし、カレシと重ねてトラウマがぶり返すなんてこともないよ。しいて言えば、カレシが自分の言動で自分自身(のプライド)を傷つけてトラウマになっているんじゃないかと思うんだけど。つまりは、「自分」という、他の誰とも重ならない人格をまだ自分の心の中にしっかり確立しきれていないってことじゃないかと。

タイガー・ウッズについては、マスコミが騒ぎすぎ、はしゃぎすぎのところはあるけど、いくらプライバシーがどうのこうのと言っても、相手のいることで、タイガーひとりだけでできることじゃないんだから、いずれは表ざたになることだったと思うけどね。もしもひとりの人と不倫したのだったら隠し通せると思っていたとしても驚かないし、たしかに隠し通せたかもしれないし、たとえばれても「つい出来心で・・・」とか何とか言い訳して、謝って反省すれば、(私生活は別として)キャリアの上では収まったことかもしれないな。だけど、「訪れる港ごとに」を標榜したピンカートン大尉じゃあるまいし、こんなに「あたしも」って手を上げるってことは、浮気とか不倫とか言うよりは、もう「addiction(中毒)」に近い。てこともないよ。しいて言えば、カレシは自分の行動に対する「罪悪感」で自分自身を傷つけてトラウマになっているんじゃないかと思うんだけど。つまりは、「自分」という、他の誰とも重ならない人格をまだ自分の心の中にしっかり確立しきれていないってことじゃないかと。

タイガー・ウッズについては、マスコミが騒ぎすぎ、はしゃぎすぎのところはあるけど、いくらプライバシーがどうのこうのと言っても、相手のいることで、タイガーひとりだけでできることじゃないんだから、いずれは表ざたになることだったと思うけどね。もしもひとりの人と不倫したのだったら隠し通せると思っていたとしても驚かないし、たしかに隠し通せたかもしれないし、たおてばれても「つい出来心で・・・」とか何とか言い訳して、謝って反省すれば、(私生活は別として)キャリアの上では収まったことかもしれないな。だけど、「訪れる港ごとに」を標榜したピンカートン大尉じゃあるまいし、こんなに「あたしも」って手を上げるってことは、浮気とか不倫とか言うよりは、もう「addiction(中毒)」に近い。あんがいそのあたりがカレシの自分の中の「トラウマ」に触れるのかもしれない。

ひとりの女性に惚れたというのなら、妻としてもまだ対応のしようがあるかもしれないけど、十何人もというのは、もう恋でものぼせでもない。ワタシには「女性」に対する侮辱としか思えない。カレシがモノを集める子供のようにオンナノコを集めたように、タイガーも「おもちゃ」を集めたのかどうかはわからないけど、お金も名声もある男は女性たちにとってもそれなりの魅力があったんだろうと思う。でも、それはカノジョたちにとってカレシが持っていた「白人」あるいは「国際結婚の相手」という「魅力」と同じようなレベルにあるように思う。蜜(夢)が甘かったから群がったということかもしれない。カレシが既婚だと知っていて、それでもアタックしまくった日本女性が何人もいたし、タイガーの愛人たちも彼が既婚の子持ちだと承知の上で関係を持ったわけだし、人間世界にはどうしようもなく打算的で不毛な関係もありってことなのだ。まあ、人間はそもそも禁断のりんごをかじって、神様が「持たせたらろくなことがなさそうだ」と危惧していた(悪)知恵を身につけてしまった動物なもんで、遊びだと言い訳できる禁断破りにはあまり抵抗がないのかもしれないけど。

でも、誰だってその人間のひとりなんだから、遊びで片づけられない関係にはまってしまうこともあるだろう。問題は、そうなったときに、それが「関係ないや」と思っていた人を傷つけたとき、やがて自分に跳ね返ってきたときにどういう行動を取るかということだと思う。そのときが良くも悪くも自分の人間としての真価が表にでるときなんだろうな。ワタシだって、もしもいつかカレシを捨ててでも追いかけたい男が現れたとしたら、我を忘れて邪道に迷わないという確信はない。もしも、もしもこの先の人生のどこかでそんなときがあったら、その人を追うか、カレシに許しを乞うて戻るか・・・苦しむだろうな。それでも、いったん自分で道を選んだら、どっちにしても後を振り返らないだろうという自信はあるよ。だから、カレシも決めた道を進んでいれば、それでいいの。あなたはタイガーでもなければ、パパでもないんだから。他の男がどんなおバカを披露しても、カレシまで「同じ男として」そうなんだとは思わないから、気に病むことなんかないって。

うつ体質が外向的性格に変わる

12月13日。何となく気分的に重い。でも、体重も血圧も体温もみんなワタシの「正常値」に戻っているから、たぶんに気のせい。世の中にはほんっとに罪作りな人もいるもんだ。まあ、実際には誰がどうってことではないとしても。去年の冬にバンクーバー始まって以来の大雪が始まったのがこの日、13日。起きて外を見たら、あら、予報どおりに雪。といっても、今日は歩道の芝生が白くなって、雪がちらりほらりと舞っている程度。ほんとにあの冬がいくら北方圏の生まれ育ちの道産子でもこりごり。

寒波が来たときに、警察が路上で寝起きしているホームレスの人たちを強制的にシェルターに収容できるという法律を作ったら、ホームレスの人たちが「官憲による拉致だ」と怒り出したもので、とりあえず強権は使わないということになった。ふだんからシェルターに避難するのを拒否する人たちがかなりいるというけど、オリンピック委員会が期間中は(見苦しいから)どこかへ移動させようと画策しているらしいし、凍死の危険から守ろうという趣旨ではあっても「人権を無視している」とそっぽを向いた形。ホームレスの人だって独立した人格を持つ人間なんだから、ゴミみたいに拾ってどこかへ捨てればいいってもんじゃないという主張には重みがある。よそから訪れる客に見られたら恥ずかしいから見えないところに隠そうというのはカナダ的じゃないような気がする。

今日のカレシは、昼のニュースを見ながら「そんなのニュースじゃない!」とテレビに一喝して、きのうからちくちくしていたらしい「トゲ」が抜けたみたい。まあねえ、地球の未来や人類の福祉にかかわる重要なできごとが世界中で起きているのに、つまんないゴシップ沙汰に興味を集中しちゃってむだもいいところだよね、ほんと。だけど、24時間テレビは24時間の放送枠を隅々まで埋めなきゃならないわけで、それがニュースチャンネルだったら、「ニュース」を作ってでも埋めなくちゃならない。それに、何でもかんでも「イメージ命」みたいな世の中で、実像と虚像の区別もつきにくくなって来たような感じもするし、インターネットの普及で「過去」と「現在」の時空間の距離も「今」という平面上に圧縮されて、まるで望遠鏡で見ているような感じがしないでもないな。人類はとっくに人間の「感性」の域からはみ出してしまったのかもしれない。

テレビである抗うつ剤を服用した人たちのパーソナリティが変化して、不安神経症的なところが減り、ずっと外向的になったという話をしていた。セロトニンの産生に変化が起きるらしい。日ごろから、同じような条件下でも疲れやすい人と元気な人とかいたりするのと同じで、本質的に落ち込みやすい人と精神的な抵抗力がある人とがいると思っているけど、あんがいうつっぽい体質を変えることができるようになるかもしれない。ワタシも10年前に別の「選択的セロトニン再吸収阻害薬(SSRI)」を処方されて2年ほど用量を調節しながら飲み続け、同時に日課として運動をするようになった。その間のきついカウンセリングが自分でも驚くような効果を挙げたのは、ひょっとしたら薬でパーソナリティが変わったからかな。まあ、ワタシとしては本来のワタシが生き返ったんだと感じるんだけど、やっぱりちょっとばかり元気が良くなりすぎたかなあ。

テレビのそんな話から、外向的でポジティブな人の方が年をとってもボケにくいかもしれない、とカレシに言ったら、「だからボクは続けられる限り英語を教えるんだ」という返事。まあ、カレシは本質的に内向的でネガティブなうつっぽい性質だけど、それでもやっぱり外へ出て人との交流を保つことで脳が刺激されているんだと思う。だから、ワタシだって火遊びはやめてもらったけど、英語の先生を続けることだけは止めなかったの。あの時はすごく苦しい決断だったけど。「ね、続けて来て、正解だったでしょ」と聞いたら、「うん」とカレシ。だけど、「ワタシも、仕事をやめたらどんどん外へ出ていろんな人と交流するの」と言ったら、「キミは通訳のボランティアをしたらいいよ」と言い出した。おいおいおい。ワタシは「あの人たち」に通訳のご奉仕をしてさしあげようなんて気持は毛ほどもないの。ノー、ノー、ノー。千回頼まれてもノーなの。どうしてダメかって、そんなことわかってるでしょ、あなた?日本語を忘れてしまうよって、ボケちゃったら忘れたってどうってことないじゃないの。まあ、ワタシとしてはこれだけは絶対に「ノー」だから、カレシがわかっていてもいなくてもどうでもいいけど、ボケないようにはしないとなあ・・・。

積載量オーバーに気をつけて

12月14日。まいったなあ、今日は「大雪」が降るんだって。といっても、バンクーバー市内は5センチくらいかなあ。それだって雪かきが必要だろうから、やっぱり「大雪」には違いないよねえ。しょうがない。ミルクがないし、野菜もほぼ底をついたし、出られるうちにとりあえず買っておこう、ということでスーパーまでひとっ走り。近づいたら、おお、店の前に融雪塩の袋が山積み。ひと袋が10キロ入り。念のために2袋買って、「除雪費」約10ドル。最高2千ドルの罰金に比べたら安いもんだけど、塩20キロはさすがに重い!雪深い地域のニュースでよく見かける小型の除雪機を買おうかな。で、ブロックの端から端までガアァ~っと除雪したら、ご近所も喜ぶと思うよ。だいたい、午前10時までにやれって、朝出勤する人はどうすりゃいいってんだろうね。あ、大雪だったら出勤もへったくれもないか・・・。

油断をしていたら、今週はすごい仕事の詰まりようになっている。まるで、サンタクロースのそりが積載量オーバーになって、屋根を突き破って落ちてきたような感じ。うわっ、クリスマスカードを書かなきゃならないし、お歳暮の注文もまだだし、ツリーの飾りつけもまだだし、ホリデイディナーの食材を買わなきゃならないし、それよりも何よりも食糧の買出しをしなきゃならないし・・・いくらワタシでも手一杯の気分になる時期なのだ。仕事なんかやってるヒマがあるんかいな。ほんっとにもう、積みすぎだよ、サンタ。

とかなんとか、ここでも(自分が引き受けたくせに)ぶつぶついいながら、夕食の時間に食い込んだけど、まずひとつ仕上げ。ドライな内容なのに、突如として名詞に場違いな「お」がついたり、意味不明の短縮カタカナ語が飛び出したりで面食らってしまうけど、どうも最近は日本語が読解しにくくなって来たと思う。情緒的な表現なんか、大げさというのか、感情が重々しいというのか、まさに積載量オーバーになっているようなところがある。ワタシの語彙が減ったのか、今の日本語にワタシの知らない語彙が増えたのか、あるいはその両方か。(両方だとするともう末期的か・・・。)いずれにしても、なんとなく外国語を読んでいるような感じがするときもあって、へたをすると英語だけのモノリンガルになっちゃうのかなあと心配になる。それでは商売が立ち行かなくなるわけで、日本語よ、せめてあと数年はワタシにわかる昔のままの「美しい日本語」でいてくれ・・・って、むりだろうなあ。

歩道に適当にまいた塩の効き目を見に出て行ったカレシから「半分雨まじりになった」との報告。はあ、ワタシは半ば呆然として、半ば号泣したい心境。んま、それはともかく、「積載量オーバー」には気をつけないと・・・

鬼が笑ってしまうよ~

12月15日。あれだけ大雪、大雪と大騒ぎしたのに、夜が明けないうちに気温が急上昇したらしく、かなりの雨が降ったらしい。せっかくまいた融雪用の塩がもったいないじゃん。「氷雨」の注意報が出ていたけど、たぶんそれも束の間のことだったんだろうな。今度は向こう1週間ほぼびっちり雨、雨、雨。バンクーバーの「冬」はそうこなくっちゃ。それでも、郊外ではスリップして側溝に突っ込んだ車がけっこうあったらしい。事実上すっぽかしの雪で事故なんて、不運もいいところだなあ。

仕事はまたひとつ片づけて、あと3つ。納期が水曜日、木曜日、土曜日と、まるで団子台風。金曜日は修羅場だな、きっと。それでも、今日はお歳暮の注文をして、クリスマスツリーにライトをセットして、飾りを箱から出してテーブルに並べた。過去に10年に旅行の先々で買ったおみやげ飾りがいろいろと出てくる。今年は、オーストラリアのシドニーで買った「ストッキングに入ったコアラとカンガルー」、「オペラハウスとハーバーブリッジの絵柄のベル」、ニューヨークのメイシーズで買った「自由の女神とクライスラービルの入った買い物袋」(わっ、バブルちっく)と赤い毛糸のミトン、ニューヨークりんご、そしてティファニーで見つけた飾り。「もう飾るところがないんじゃないの」とカレシ。テーブルいっぱいに広げた200個あまりの飾りはどれも愛着があるんだけど、う~ん、全部かけられるのか・・・。

ツリーの飾りは通りかかるたびに少しずつ、ということにして、とりあえず次の仕事。「One down, three to go」だもんね。だけど、海外向けのクリスマスカードは早く出さないと、間に合わなくなってしまう。ここんところはアクセルを踏み込んで、ぶっ飛ばさなきゃ・・・と、気持だけ焦っていたら、あちゃ、めったに来ないけど断れないところからも仕事。「1月4日までにお願い」だって。それって、来年じゃなかったのかなあ。来年のことを言うとオニが笑うっていうけど、オニを笑わせちゃっていいのかな。オニだって笑いすぎて怖くなくなったら商売にならなくて困るんじゃないかと思うんだけど。それにしても、連休とか、年末年始とか、多いんだよねえ、仕事のおき逃げが。あっちは安心して休みに入れていいだろうけど、こっちは休みなし・・・ぶつぶつ。

ま、2009年も残すところあと16日。年が明けたら「創業20周年記念日」まで1ヵ月。ここは、ホームストレッチだと思って、がんばるか・・・

サンタの爪の垢でも・・・

12月16日。夜更かしをして、またひとつ仕事を片づけたので、今日は正午を大きく回ってからゆっくり起床。外は雨。かなり勢いのある雨。シリアルがないというから、ほかほかのオートミールで朝食。とあえずの買い物に行ったときに買えばよかったのにといったら、「まだあると思った」。ははあ、戸棚を開けてみてシリアルの箱がそこにあるから「まだある」だったのか。どれくらい残っているか手にとってみるなりすればいいものを。ま、もうあと一歩というところで終わりなのがカレシ。でも、冬の朝(ってもうすでに午後1時だけど)は湯気の立つオートミールをふうふういいながら食べるのもいいよね。

仕事の方は一応「one down, two to go」で、あと2つ。最後のはちょっと大きめだから、さっさとそっちへ進まないと、また時計とにらめっこの半徹夜になってしまう。といいながら、リビングへ上がるたびにクリスマスツリーの飾りを1個、また1個。それでも、その前のひとつを片づけて納品して、「one down, one to go」。(おき逃げ仕事があるんだけど、ま、これはクリスマスの後まででんでん無視。)息抜きにまたツリーの飾りつけ。午後3時の気温は、おとといの大騒ぎが嘘みたいな摂氏9度。土曜日をのぞくと、23日までず~っと雨の予報。だけど、だけど、23日には最低気温がマイナスになっているぞ。さてはホワイトクリスマスになるか、ならないか・・・ビミョーなところ。

ゲートのチャイムが鳴ってFedExの配達。関税と税金が24ドル。受け取ったのは30センチ四方はある段ボール箱で、それがすご~く軽い。ラベルを見たら「スミソニアン」と書いてある。え?スミソニアン博物館のギフトカタログから注文したのはネックレス1個なんだけど。開けてみたら、くしゃくしゃの紙の中にまた箱がひとつ。それを開けてみたら、くしゃくしゃの紙の中にビニール袋に入ったネックレスが出てきた。過剰包装もここまできたら感心するほかないなあ。ネックレスは、銀メッキの形状記憶ワイヤの両端にブルーとグリーン系統のオパールを8個、葉のようにあしらったすっきりしたデザイン。留め金がないのがいい。いつもあのちっちゃな留め金を引っかけるのにひと苦労。これは丸めてあるから、そのまま首に回すだけ。でも、ちょっと深く胸の開いたドレスが必要かも。

ノエルカワードの芝居のDVDを注文した先から、クレジットカードの情報に誤りがあるという、何かヘンなメール。読んでみると有効期限が違っているようだけど、それにしてはおかしいなあ。クレジットカードにはとっくに請求が上がっているんだけど、それも注文の2倍の金額が。まあ、電話して訂正してもらおうと思っていた矢先だから、明日がっつんと文句を言ってやるか。そういえば、キッチン用品の未着品の問い合わせにもまだうんともすんとも言って来ないなあ。書き入れ時のてんてこ舞いの時期だってことはわかるんだけど、あっちでもこっちでもちょっとばかりドジが多すぎる。あのさあ、サンタおじいさんなんか、たったひと晩で世界中の子供へのプレゼントを間違わずに届けて回るのよ、あのお年で。(そりの積載量オーバーには目をつぶるとして。)ったく、サンタの爪の垢を煎じて飲ませたいって、このことだ・・・。

なぜかワタシは極楽ちょんぼ

12月17日。どよんと曇っているからぽかぽかと言うわけにはいかないけど、暖かい。ずっと平年よりうんと低い気温だったのに、今度は平年よりもずっと高い。ひょっとしたら、ママネイチャーはコペンハーゲンに勢ぞろいした自称、他称のおエライさんたちに向かってあっかんべぇをしているのかもしれないな。

クレジットカードに請求が上がっているのに「拒否されて発送できない」というメールが来た注文。寝る前にその話をしていたら、何のことはない、上がっていた請求はカレシの注文だった。たまたまワタシが注文した頃に発送されて請求明細に上がって来て、たまたま金額がちょうど2倍だったから、ワタシが自分の注文だと解釈してしまったわけ。てことは、つまりはワタシのちょんぼ。カードの有効期限を直前に使ったアメリカドルのカードのとごっちゃにしたらしい。良く考えたら(家計を管理しているワタシに)「カードで注文したから」と報告していたカレシには、注文先を聞かずに「請求、上がって来てないよ~」と言っていたわけ。お互いに知らずに同じところに同じカードで別々に注文を出したってことなのだ。苦情の電話をする前にわかって、赤っ恥をかかずにすんだぁ、ふう・・・。

ちょんぼといえば、鼻歌半分でクリスマスツリーに飾りを下げていて、突如500ワットくらいの電球が点った。ああ、まだガーランドをつけいてない!順番が違う!どうみたって200個はある飾りを先に満艦飾にしてしまったら、いったいどうやってガーランドをつけるんだっ?まだ20個くらいしかやっていなかったからいいようなものの、ワタシもちっとばかりちょんぼが多いぞ。仕事でちょんぼをしないように気合いを入れなくちゃ、こらあ。クリスマスまでまだ1週間あるから、とりあえずぼちぼちとやり直そ・・・。

お歳暮の発送とスモークサーモンやキャビアの食材を注文したところから「一部在庫切れ」の電話。まあ、いつもカタログをもらったら早めに注文しようと思いながら、結局はぎりぎりになってしまうもので、こっちは在庫切れの可能性は承知の上だけど、向こうはおたおたして平身低頭の平謝り。ふむ、日本人相手の商売だからなのかなあ。きっと、「正月に間に合わないじゃないか!」と怒られっぱなしなんだろうけど、なぜかワタシの方が縮こまっているような相手をなぐさめるような感じ。まあ、こっちは1年分のまとめ買いだから、とりあえず在庫のあるものを引き取って、切れているものは次の入荷待ちということにした。今の時期、ものを売る商売は大変なのだ。

今日は常備の食べ物や日用品が底をつき始めて、買出しは待ったなし。遠めだけどセイフウェイにはない魚があるIGAの方へ出かけた。今日はマヒマヒ、スティールヘッド、オヒョウ、スナッパー、銀ざけ、オレンジラフィーを2、3パックずつ。シリアルにコーヒー。ついでに「とりあえず」の野菜も買ったら、クリスタルグラスの引き換えスタンプが37枚。前回の買い物(2ヵ月前!)で33枚もらえるはずだったのが、キャッシャーの数え違いで25枚しかもらえなかったと、レシートを見せて説明したら、「あ、じゃ、あと8枚ね」と数えて追加してくれたもので、狙っていたVilleroy & Bochのリキュールグラス4個セットがただになる70枚をちょっきりクリア。おお、ありがと~。ばんざ~い。

じゃ、残っている仕事、行くか。くれぐれも極楽ちょんぼのなきように・・・

何ごとも「ほどほど」がいいか

12月18日。穏やかな金曜日。朝食後一番にクリスマスツリーに忘れていたガーランドをつけた。ああ、やっぱりこの方がクリスマスツリーって感じがする。あとはぼちぼち飾りを下げるだけ。だって、来週の今日はもうクリスマスなのだ。けさの収集に間に合うように、カナダ国内のクリスマスカードだけは大車輪で書き上げて、カレシに2ブロック先のポストまで走ってもらった。国外はもう間に合わないから、休みの間にゆっくり「年賀レター」を書くことにする。まあ、「休み」といっても、おき逃げされた仕事があるし、プレゼンの概要を早く送れと催促が来ているし、年末処理もやらなくちゃならないし、考えたら帳簿付けは4月からさぼっていたし・・・はあ、ワタシもここまで来ると地獄が見える・・・?

DVDの発送元にとりあえず正しい有効期限だけを特急メールで送っておいたら、「発送しました」というお知らせメールが来た。やれやれ、一件落着。やっぱり急がば回れっていうから。だけど、急いでいるからって「回り方」ってものがあって、こまみたいにきりきり舞いで回ってもしょうがない。行き着くところは、人間、何にでも「ほど」ってものがあるということ。まあ、その「ほど」がどのあたりなのかが難しいんだけど、、みんなそれがわかって「ほどほど」にやっていたら、人生は退屈かも・・・。

小町横町を席巻している「愛されすぎて機能不全」のトピック主。投稿受付終了で、「その2」を立てたのはいいけど、なにしろ展開がぶっちぎれに破天荒なもので、なんか日本の巷で隆盛しているらしい「ケータイ小説」ってやつじゃないかという気がする。ケータイ小説家志望の誰かが、反響の流れを見ながら、それをさらに煽る方向にストーリーを紡いで楽しんでいるとか。あっという間に満員御礼になった「こんな夫とは離婚したい」編が第1部とすると、これも早々と満員御礼になった「離婚したくない」編は第2部。(急に)離婚を求めて来た夫について、理想の男性であるパパが「絶対に女がいる」と素行調査をするらしいから、第3部としてどんでん返しのオチがつくトピックが立つかもしれないな。逆に、もしもこのトピックが実話なんだったら、2、3人の指摘があったように「病気」としか考えられない異常さ。両親に愛されすぎたようで実は本当には愛されていなかったのかもしれないな。それにしても、だけど・・・

まあ、現代になって境界性パーソナリティ障害の人が増えているというし、自己愛性障害と重なるといわれるから、この人もその例なのかもしれない。なんとなく情緒的に不安定な人が多くなったように感じるし、自己中といわれる人たちの中にも実はこの障害を抱えているという人もいるだろうな。境界性パーソナリティ障害の主な原因とされているのが、日本では親による溺愛、アメリカでは虐待と、一見して正反対なんだけど、溺愛も裏を返せば子供を非人格化して自分の付属物にする面があるから、結果として精神的虐待と同じことになんだろう。何ヵ月か前に、アメリカだかの研究で、成人の3人に1人が少なくとも一度は統合失調症に似た一過性の精神症状を起こすという結果が出たというニュースがあった。そういえば、かって日本では「ぷっつん」という言葉が流行っていたような気がする。たしかに今どきの社会には(たぶん人間由来の)ストレス要因が大増殖しているような感じだけど、その重圧が限界を越えてしまったために人間は内側から壊れつつある・・・なんて、まさか。うん、やっぱり何ごとも「ほどほど」にしといた方がいいか。

理想の体重より現実のBMI

12月19日。土曜日だ、もう!きのうはカレシの提案でお気に入りのレミでちょっとくつろいでから寝たので、かなりよく眠った気分。今日という今日は何が何でも胸突き八丁の正念場なのだ。ハイギアでぶっ飛ばせばなんとか1日でやれる量が残っているんだけど。

そういうときに限って事故は起きる。朝食用のじゃがいもを、包丁ではめんどうだからとスライサーですいすいとやっていたら、あちゃ、みごとに爪までスライスしてしまった。なにしろ起き抜けでコンタクトを入れていないから、指先のことは手探り状態。左利き用のスライサーだから、被害は当然いもを動かしていた左手の薬指。縦に3分の1くらい切り込んでしまったけど、スライサーの刃がうまいぐあいに爪と爪床の間に入ったらしく、奇跡的に皮膚は指先をちょっと傷つけて血がにじんだ程度。まあ、爪が割れたようなものかな。応急手当用の粘着テープで爪を押さえておいたけど、すっかり伸びきってしまうまで2ヵ月くらいはかかるかなあ。それまでは毎日引っかからないようにテープのはり替え。あ~あ、めんどうくさ・・・。

寝酒をするとほんの半ポンドだけどてきめんに体重が上がる。だいたいそろそろおなかが好き始める時間なもので、チーズを一切れか二切れ食べたりするからかもしれない。カレシの抗コレステロールダイエットに付き合って魚ばかり食べていたら何もしなくてもあっという間に3キロくらい減ったけど、振り返ってみると、酒量が大幅減になったことが大きいんだろうと思う。「3キロ減量」になったところで、理想的範囲の中の上あたりでずっと安定している。最近になってときどきはまた食前にマティニをやるようになったけど、シングル1杯だけで、そのときは食事に添えるワインも1杯だけ。(普通でも原則1杯だけど、軽いワインだと2杯になるときもある。)毎晩のように飲んでいた寝酒も「ときどき」になった。だから、寝る前と起き抜けに体重を測って、食事内容や活動量と対比すると、何が増減の要因かを推測できる。まあ、これはワタシ流「自己管理法」なんだけど・・・。

ブログの編集画面に出てくる「ランキング」。この前、女性の平均体重の都道府県別ランキングなんてのがあった。あちこちでブスとデブはどうとかこうとか井戸端会議がうるさいので、日本人女性はみんなマッチ棒みたいなのかと思っていたら、あら、へえ、あんがいそうじゃないんだ。どういう統計なのか知らないけど、BMIが一番低かったのは平均体重で2位だった「その他」(海外在住)。リンクをたどって女性の年齢層別ランキングを見たら、「10歳代」の1位は当然としても、2位は「60歳以上」で、身長155センチ、体重57.22キロで、平均BMIは23.8。まあ、BMIの数字は他の年齢層よりやや高いけど、平均体重そのものはなんとコンカツ世代の20代や30代よりも低いからびっくり。それでも、ワタシより5キロも多いからまたびっくり。魚ダイエットに切り替わる前に少し増えて来たなあと思っていた、その頃の体重よりもまだ重いじゃないの。へえ。ふ~ん。

な~るほど。小町にときどき上がる体重関連トピックでは、横丁の住人たちが「自己申告」する体重がどう計算してもBMIが18を切っているんだけど、さては派手にさばを読んでいるんだな。そっか、匿名掲示板なもんで、井戸端小町たちは「理想」を「現実」として申告しているってわけか。それでも太っているから「もっとダイエットしなきゃ」って、まったく、愚痴っているんだか、自慢しているんだか。おそらくは体重の「数字」だけに集中していて、「50キロ台」の数字になると身長に関係なく「太っている」と反応するんだろうな。ちなみに、ワタシの現在のBMIは21.3。まったく運動をしていなかった10年以上前は軽く23まで行っていたから、かなり「スリム化」したことになるんだろうけど、鏡を見たってそれほど細くなったようには見ないんだよねえ。まあ、どのあたりから「細い」と見るのかは人それぞれだし・・・。

余談ながら、マティニにカロリーのあるオリーブに代えてケッパーを使うとこれがけっこうイケるのだ。(ジンを切らしたときに作る)ウォッカのマティニではオリーブよりもイケていたもので、ケッパー入りのウォッカマティニは我が家の定番カクテルの仲間入り。「マティニスキー」とか「マティノヴィッチ」とか勝手な名前で呼んでいるうちに、どうやら「マティノフ」に落ち着きそうな・・・。

えっと、今日は何曜日?

12月20日。やっと終わったぞ。午前5時半に終わり。ま、半徹夜というよりは、2時間半の残業ってところかな。午前6時に就寝。これが夏だったらとっくに日が高く上ってしまっている頃だけど、今の日の出は8時をちょっと過ぎたところ。通勤時代はちょうどキャンビー橋を渡っているところで日の出が拝めたっけなあ。あまり寝つきが良くないワタシだけど、さすがにくたびれて、とっくに高いびきのカレシの隣にバタン、グーとなった。これだけ脳みそを絞ったら寝酒は出番がないよね。

と、珍しくバタン、グーだったのに、カレシが飛び起きたはずみに目が覚めてしまった。時計を見ると午前11時半。「カナダポストだってよ~」と、ダダダッと階段を上がってきて、大慌てで服を着て、またドドドッと階段を下りていったけど、郵便屋さんは返事があったので安心したのか、カレシが出て行くのを待たずに箱をゲートの中に置いて行ってしまった。ナショナルジオグラフィックだ。これでまだ来ていないのはカレシとワタシが別々に注文したDVDだけ。「他に郵便はなかったよ」とカレシ。あっ、そう。「あ、今日は日曜日だっけ?」とカレシ。えっと、月曜日じゃない?カナダポストが来たんだもん。「そっか、なんか1日飛んでしまった気分だなあ」とちょっと納得が行かない顔のカレシ。着替えをしていたワタシの頭で電球がポッ。おいおい、今日は日曜日だ、日曜日。(日本では月曜日の朝だけど。)ということは、カナダポストは日曜日を返上してクリスマス小包の配達をやってるんだ。へえ、えらいなあ。あのカナダポストがねえ・・・

冬至の前の日。雨模様で外は暗い。北米大陸東部はどえらい大雪で、コペンハーゲンから帰って来たオバマ大統領一行が乗った車の列がホワイトハウスへ行くのに立ち往生しそうになったとか。ヨーロッパもすごいらしい。ユーロスターの故障で2千人も海峡トンネルの中で立ち往生したそうだけど、海底のトンネルの中でってちょっと怖い気もするな。ワタシはトンネルがあまり好きな方じゃないから、閉じ込められたら過換気症候群が起きてしまうかも。まあ、去年のちょうど今頃はバンクーバーが寒波と大雪ですごかったよなあ。空港で立ち往生して、飛べる便を待ってターミナルで寝ているうちにクリスマスが過ぎてしまった人たちがたくさんいたっけ。そんなに長く続かないといいけどねえ。

朝食が済んだところで、クリスマスツリーの飾りつけ。最初のうちはいいけど、だんだんにかける枝がなくなって来て、飾りを持ってうろうろ。結局2時間以上かかって、いつも最後の最後の仕上げになる「天使」をツリーのてっぺんにおいて完了。やれやれ、今年は1週間もかかってしまった。我が家のツリーは二人の旅の思い出がたくさん。ふむ、東京には通年でクリスマス飾りを売っているおみやげ屋ってあるのかな。富士山とか大阪城とか金閣寺にサンタクロースをあしらった飾りなんてあったら迷わず買うけど。ま、やっとツリーの飾り付けが終わったところで、さて、今度はクリスマスディナーのメニューを考えなくちゃ。「海と空と陸」をテーマにして、海は魚介類、空は鶏か鴨、陸はビーフかラム、というのはどうかなあ・・・。

あら、仕事だって。そっか、日本は月曜日だもんなあ。実質的に今年最後の仕事の週ってことかな。こっちは、あのお、仕事やっているヒマ、あんまりないんだけど。ま、これで2009年は仕事納めってことになるといいなあ・・・