リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

9月もめちゃくちゃ忙しくなりそうな予感

2023年08月31日 | 日々の風の吹くまま
8月30日(水曜日)。☁⛅☀⛅。朝方は曇っていてまだ雨っぽかったけど、朝ご飯が終わる頃には青空が広がって来て、いい天気になりそう。きのうの最高気温はたった17度だったそうで、8月としては寒過ぎじゃないかな。この調子じゃ雪が降るんじゃないの、なぁ~んて言っていたら、友だちがFBにアップしたスイスのツェルマットの写真。先週の24日は31度の猛暑だったのに、4日後には0.5度で雪化粧という信じられない急転直下ぶり。もっとも、8月に雪が降るのは珍しくないそうだから、異常だったのは31度の方なんだけど、どっちにしてもヘンな天気・・・。


朝日

ランチの前にArts Clubの元財務部長だったヴァレリーから、カクテルの夕べをやるのはいつがいいかと言うメール。そうだなあ、夏のイベントが滞りなく終わって、ひと息ついたところで、9月は友だちを招いてゆっくり食事をしたいね。ストリートパーティから避難する来週の土曜日は、タイミングのいいことに家族で集まって(義)妹マリルーのパートナーであるロバートの80歳のバースデイパーティ。それじゃあと、その後の土曜日、日曜日のどれかにしようと返信。ヴァレリーはおととしだったか慈善団体のEaster Sealsに転職したけど、夫氏のトッドと共に今でもArts Clubの仲良しのイベント仲間で、カレシも「よし、腕まくりしてカクテルを作るぞぉ」と大張り切り。ケイトお姉ちゃんは1日が84歳の誕生日で、「マイファミリー」メンバーが次々と祝いランチに誘い出すので、誕生日じゃなくて誕生月。お姉ちゃんとロバートには「ジャズの夕べ」に来て欲しいんだけど、いつが空いているかな。再来週の水曜日は新シーズン第1作のオープニングレセプションがあるし、22日にはArts Clubの資金開拓部門の女子会ランチがあるし、何だか9月も社交的に忙しくなりそうな気配・・・。

ランチの後でリビングの窓から外を眺めていて、ふと模様替えをしてみようっかなあと思ったのが運の尽きで、テレビを置いてある窓際の本棚をソファのあるところに移して、もう2年以上も見ていない大きなテレビは地下のロッカーに収納して、レクルームにある小さいテレビをCDキャビネットの上に置いて、ソファは90度回転して窓際、ワタシの椅とスツールは本棚を移動した後の窓際・・・と、あっという間に頭の中で模様替え。カレシに、ダイニングのキャビネットと背中合わせになる本棚の上にも、その本棚で遮られていた窓の敷居にも花の鉢を並べられるようになるけど、どう?と打診したら、「うん、花が咲いているのを飾る場所が増えるのは大いに賛成」。ということで、あっさり模様替えが決定して、週末に(ワタシが)実行することにして、晩ご飯の大根を買いにウォルマートに行ったついでに、ソファの端にランプがあるといいなあと室内装飾用品の売り場に立ち寄って、ああ、バルコニーにおける折り畳み椅子があるといいなあ。そうだ、ランプも折り畳み椅子もアマゾンで買っちゃえば運ばなくてもいいか・・・。



帰って来て、善は急げとばかりに折り畳み椅子を探し始めて、木製の4脚セットを見つけて、配達をマンション宛にすると早いし、ロビーの配達荷物の棚に置いて行ってくれるし、プライム会員になっているから送料は無料ってことで、即注文。スーパーがボーナスポイントをくれなかったせいで「節約」になった生活費が吹っ飛んじゃったけど、この調子で寝室のベッドサイドのランプ2個も新調しちゃおうっかな。(便宜上プライム会員になったんだけど、最近はけっこうスーパーにないもの、運ぶのがたいへんなものをアマゾンで買うようになったなあ。)そうか、今夜はブルームーンの満月なんだよね。満月の光に当たる時が狂うというけど、残念ながらお月さんは雲の後ろ。ま、リビングを見回して、模様替えのイメージ作りでもしよ・・・。



ある意味でゲームのような・・・

2023年08月31日 | 日々の風の吹くまま
8月29日(火曜日)。☁🌧☁🌧。雨、降ったっ。起きてルーフデッキを見たら、うん、濡れている。雨は一服と言うところのようだけど、予報ではこのまま明日の朝まで降ったり止んだり。出ずっぱりだった大気汚染注意報も昼前には解除されて、AQHI(大気の健康指数)もいたって快適な「2」(低リスク)。外に出ると気温は15、6度でかなり寒いけど、気持がいい。

BC州各地の大気の質が分かる地図が政府のサイトにあって、見たいゾーンにズームインすると、メトロバンクーバーは西北、西南、東北、東南の4つのゾーンに分かれていて、ニューウェストミンスター市は西北ゾーンと東北ゾーンにまっぷたつ。南北を分けるラインがフレーザー川に沿って引かれていて、東西を分けるラインは川向こうまで伸びて西南ゾーンと東南ゾーン。で、地図をうんと拡大してみると、我が家は東西の境界からほんの2ブロック東側で、南北の境界からもそう遠くない東北ゾーンだけど、4つのゾーンの境界線が交差する隅っこ(矢印)。ニューウェストはメトロバンクーバーの地理的など真ん中にあって、我が家はそのニューウェストのど真ん中にあるもので、お役所思考で均等に4つに分けようとしたからこうなっちゃったんだよな。地図に線を引いたって実際に隔壁ができるわけじゃないから、我が家の辺りの大気の質は4つのゾーンのミックスということになるんだろうと思う。まあ、だいたいいつも同じレベルだからいいんだけど、何だかなあ。



煙っぽい空気に霞んでいた架け替え工事中のパタロ橋が、今度は雨に霞んでいるけどずっとはっきり見える。双眼鏡で見ると、いつの間にか橋げたを受けるビームができていて、そろそろ橋桁を架ける段階に入るのかな。ケーブルを主塔の両側に帆のように張るデザインだから、形としては遠くに見えているポートマン橋の半分だけど、近いから目立ちそうだな。開通予定は来年「中」だそうで、その後すぐ隣に見えている古い橋(オレンジ色のアーチ)は解体されるわけだけど、こっちは開通したのが1937年だから、今年で86年のポンコツもポンコツ。実際に近くに行ってみると、いかにも古ぼけているし、将来は車がでっかくなるとは想定していなかったから、車線が狭くて走るのはちょっぴり怖い。解体工事も(低すぎて全貌は見えないけど)どういう風に作業が進むのか興味津々で、新しい橋の建設と古い橋の解体をまるで工作でも見ているように観察できるのは、まさに野次馬としての千載一遇のチャンス。とにかく今はケーブルを張る工事が始まるのを楽しみにしているんだけど、いつ頃かなあ。



雨の間を縫って買い物。寒いから、みんな秋たけなわみたいな服装だけど、ニコニコしている人が多いのは雨のおかげかな。途中ですれ違ったご近所さんのトリッシュも「気持ちがいいわねえ」。うん、深呼吸ができてso niceね。今日の買い物は前回に引き続いて「要るものだけ」。なぜって、今週(水曜~木曜)は「カード価格」(値引き価格)とレジでの金額につくポイントだけで、いつもの「ボーナスポイント」も「ポイント2倍」もないんだもの。まあ、貯まったポイントで買える(買いたい)ものがめったにないので、意識して貯めるメリットはないんだけど、週2回の買い物のうち1回は「1万円ごとに2000点」のラインを超えるので、まあ、惰性で集めているようなもの。だから、ボーナスポイントをくれないんだったら、要るものだけ買って済ませられて気楽ぅ~というわけ。木曜日からの次のサイクルでまたボーナスポイントをオファーして来るかどうか様子見ということで、そろそろ必要になりそうなものは一応お預け。売る方がボーナスだの2倍だのとポイントで釣って、もっと要らないものまで買わせようと仕掛けて来るゲームだからね、あれ。おかげで今月は家計費が減っているから、ゲーム感覚ではリードしているというところかな。

学校の始まりは親にとっては苦難の季節

2023年08月30日 | 日々の風の吹くまま
8月28日(月曜日)。⛅(ちょっと煙)☁(煙?)☁。相も変わらず煙っぽい空だけど、今夜から水曜日にかけては雨模様という予報にも変更はなし。でも、ほんとに降るのかな。降ってくれればうれしいけど、子供たちにとっては今週は2ヵ月続いた夏休みのホームストレッチだから、雨は歓迎されないだろうな。

日本と違って、夏休みは学年の間の休みなので、宿題とか自主研究なんてめんどうくさいものがないから、遊び放題というところかな。子供が12歳以下だったら、ひとりで留守番や外出をさせることができないので、共働きの親たちは夫婦で休暇を取って家族旅行するとか、子供をキャンプやサマースクールに送り出すとか、あの手この手。ま、週末のレイバーデイの三連休が開けるまでの我慢で、あと1週間を乗り切ったら新学年の始まり。もっとも、その前に新学年の学用品や通学用の衣服や靴などを取りそろえると言う試練が待っていて、ワタシは子育ての経験がないから実感がないけど、これがけっこうタイヘンらしい。去年は子供1人あたり平均7万円ほどの出費だったそうで、今年はインフレが落ち着いてきたとはいえ、膨らむ生活費を切り詰めるのに苦労している家計には厳しいのは確か。あるコンサルタント会社の調査では、今年は予算を削減する家庭が増えて、6万円くらいになると言う予想だけど、それでも子供が2人、3人となれば、いくら切り詰めても間に合わないよ。

夏休みが半分終わったあたりから、携帯やら何やらのセールの広告メールがEメールのINボックスに溢れるし、ウォルマートなんかは学用品や通学用品の山、山、山だし、ラジオからもBack-to-school sale(新学年セール)のコマーシャルが流れ始める。アマゾンも書き入れ時とばかりに負けずにラジオでコマーシャルを流しているけど、これがやたらとこましゃくれた子供が、なんちゃらかんちゃらだからアマゾンから買うと安いよ、と親に「節約指南」をしている感じなもので、1日何度も聞かされて少々うんざり。広告会社の担当者が今どきの風潮を知っているから、こんなコマーシャルを考え付くんだとしたら、子供の教育、いったいどうなってるんだろう。そもそも、新学年の初めにあれもこれもと新しく買い揃える必要があるのかな。学年を通して必要に応じて買い足したり新調したりすれば、家計にだってやさしいだろうと思うんだけどな。

晩ご飯が終わった頃、ふと外のルーフデッキを見たら、あはっ、ぽちぽちと水玉模様。窓ガラスにも水滴がぽつぽつ。外に出てみたら、なぁ~んか水っぽいものが広げた手のひらに落ちて来て、うわ、雨だっ。もっとも、雨粒と言えるようなものじゃなくて、霧の粒が風に吹かれて飛んできたような感じで、デッキのコンクリートのタイルは魔だ温かいから、水玉模様はすぐに消えてしまうけど、それでもお湿りには変わりないよね。気温も急に下がって来たので、慌てて窓やパティオドアを閉めて回って、明日はいよいよ雨、かな?




山火事やらワイン産地の明暗やら

2023年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月27日(日曜日)。☀(煙)。起床8時半。カレシに夜中に「寒いんだけど」と起こされて、寝室の隅に畳んでおいてあったひざ掛け毛布を掛けてあげて、寝付いたのが5時。薄っぺらいガウン1枚のワタシは別に冷えてなんかいないけど、寝室の空気が涼しいのは確かだな。何で冷えるんだろうって、まあ、一種の砂漠現象もあるんじゃないかと思うけど、ゆうべ晩ご飯をスキップしたせいかもしれないね。ランチはがっちり食べたけど、晩ご飯抜きで寝る頃には胃が空っぽで燃料不足になって、寝ている間に体温を維持できなくなったんじゃないかな。完全な24時間の断続的断食を中止したのも、夜になって2人とも猛烈な寒気と眠気に襲われるようになったからだったもんね。元々「休肝日」としての断食なんだから、またしばらく棚上げしてもいいんじゃないの?

今日もまだ煙っぽいけど、AQHI(大気の質の健康指数)は相変わらず「3」(低リスク)と「5」(中リスク)の間をうろうろしていて、だいたいは真ん中の「4」(中リスク)なので、どうでもいいやという感じ。でも、ずっと東の方のフレーザーバレー地区は何と「10+」(極めて高リスク)になっているので、うはっ、ハリソン・ホットスプリングスに家があるマットには小さい子が3人いるし、ケイトお姉ちゃんが育ったチリワックに農場があるケイラは11月に出産予定だし、大気汚染の悪影響が心配だな。Valley(谷)と言う名の通り、山並みに挟まれた低地なので、高気圧が居座ってしまうと煙は行きどころがなくて地表近くに溜まりがち。まあ、週明けには雨が降るという予報だから、keep your fingers crossed(当たりますように)。

もう1週間以上もメトロバンクーバーの空を霞ませている煙の最大のソースであるオカナガン湖西岸のウェストケローナ一帯の大規模な山火事で、湖畔の村の消防隊24人のうち隊長を含む13人が、消火活動に加わっている間に自宅が焼けてしまって、再建を支援するための募金活動が始まったという言うニュースが流れた。オカナガン湖畔には東岸に内陸部最大の都市ケローナ(人口約15万人)、対岸にウェストケローナがあり、細長い湖に沿って両側に小さな町や集落が並んでいるリゾート地。その近くで起きたのが「マクドゥーガル・クリーク火災」で、一時は120平方キロに広がり、湖畔一帯の3万5千人に避難命令、3万人に避難勧告。消防士たちは、現場から家族が避難したのを確認しながら消火作業を続けていたところ、火災は15メートル近い強風に煽られて急激に広がり、あるベテランの消防士は自宅のある方向の空を覆う煙の色が変わるのを見て自分の家が灰になったと察したそう。家をなくした13人は今も現場に留まって過酷な消火活動に当たっているそうだから、ほんとに頭が下がる思い。神さま、こっちはいいから、あっちでどんと雨を降らせて。

風光明媚でアウトドア派向きの気候に恵まれたオカナガン地方一帯は、人気リゾート地であると同時に昔からワインの主産地でもある。昔は何とか飲めるワインを作っていたけど、今ではカリフォルニアワインに負けないと言われるほどで、実際にナパやソノマのものよりずっとおいしくなっていると思う。だから、オカナガン地方での大規模な山火事の影響はレジャー産業だけじゃないわけで、さらに去年の干ばつと冬の異常寒波によるブドウの不作で、今年は生産量が激減しそうと言う予想でインフレ以上に値上がり。これと対照的なのが、ワイン王国フランスの事情。気候変動やコロナによるロックダウンやロシアによるウクライナ侵攻で需要が激減してワインが過剰生産になって、そこへインフレによるコスト高が重なって値下げもままならないということで、EUとフランス政府が巨額のお金を出して30万キロリットルものワインを廃棄することになったそうな。もったいないなあと思うけど、フランスでさえ若い世代のワイン離れが進んでいるそうだから、いやはや何とも・・・。

山火事の煙と花火大会が夏の風物詩?

2023年08月27日 | 日々の風の吹くまま
8月26日(土曜日)。🌤(煙)☀(煙)。暑くなって来た。今日の予想最高気温は29度で、天気は(晴れ時々曇りだけど)「煙」。四方は地平線に沿ってまだ霞んでいるけど、大気の質の健康指数(AQHI)は起きた時は「4」(中リスク)で、10時までにはいたって普通の「3」(低リスク)。ウォーキングに出かけて見上げた空は水色だった。

何でも今日の煙は主に南のアメリカから国境を越えて来ているんだそうで、ちょっと調べたら、いやはや、お隣さんのワシントン州もいたるところで山火事が発生して、シアトルでも煙空だそうだから、こっち側と事情はあんまり変わらないみたい。どうりでずっと南の2つの海峡が出会うところにあって、海風の通りがいいはずのビクトリアでAQHIが「6」になったはずだし、メトロバンクーバーでもフレーザー川南側の国境沿いの地区は北側よりAQHIが高くなっているけど、おおむね「4」と「5」の間を行ったり来たり。風があんまりないので、はて、地平線の子のかすみ(煙)は、アメリカのものか、カナダのものか。たぶん両方のミックスだろうな。

ワシントン州のデータによれば、晴れた日には万年雪が輝く優美な姿のベーカー山でも、周辺の森林でけっこう大きな山火事が起きているそうだし、国境のすぐ南で発生した大規模な火事は、今では国境をまたいでアメリカとカナダで延焼中。マザーネイチャーには人間が勝手に引いた国境とやらには何の意味もないからなあ。宇宙ステーションから見る地球のどこにも国境という「線」なんかないもんね。ニューウェストミンスターから40キロ足らずの国境通過点にあるピースアーチに「Children of A Common Mother」(母を同じくする子たち)と刻んであるように兄弟仲良くってことで、風が北東~東から吹けばBC州の火事の煙、南東~南から吹けばワシントン州の火事の煙が来ると言うことか。

土曜日の今日はフレーザー川沿いの遊歩道で、屋外イベントの三種の神器(クラフトマーケット、ライブステージ、トラック屋台)を揃えた「Farewell to Summer Festival」(夏にさよならフェスティバル)。夜にはフレーザー川で盛大に花火を打ち上げるそうだけど、過去の記憶では、どんどんどんと10分くらいやって終わりから、どれだけ人が集まるのかな。おまけにあまり高く打ち上げないから、我が家のバルコニーからは道路向こうのマンションの屋根が邪魔で全部は見えない。ニューウェストのコミュニティ新聞によるオンライン調査では、「市内のストリートパーティのどれかに行ったか」という質問に、回答者の60%近くが「ノー」と答えたそう。この手の(無料の)屋外イベントはどれも同じで変わり映えしないから、飽きられて来ているんじゃないかと思う。そのうち異常な熱波が「ニューノーマル」になったら、屋外のイベントはやれなくなるんじゃないかな。(もしそうなったら、年2回のイベントからの避難を余儀なくされる私たちとしては願ったり叶ったりではあるけど。)それでも、9時半を過ぎて、それらしい音が聞こえ始めたので、バルコニーの隅っこから何とか数枚。撮影時刻を見たら、あはは、今年もやっぱり10分。主催者のダウンタウン商工会はお金がないからな。何せトカイナカの「旧」中心街だから・・・。


――




近所にすし屋が5軒/夏なのに虫がいない

2023年08月27日 | 日々の風の吹くまま
8月25日(金曜日)。⛅(煙)⛅。あぁ~あ、また朝っぱらから煙たい空模様。今日、明日の予報も「煙」。おまけに暑くなるようで、やぁ~だ、もうっ。でも、外に出ると、天気サイトの「現在の気温」よりもずっと低くて、半袖だと肌寒くくらいに感じるから不思議。これも煙と関係があるのかな。それとも、朝方の気温が10度だったりして、ずっと旱魃が続いているせいで、乾燥し過ぎて砂漠の夜みたいになってしまったのかな。まあ、それならそれで、昼間はうんと暑くても夜は涼しくてよく眠れるだろうからいいかな。寝冷えには気を付けないとならないけど、カレシはひざ掛け毛布をおなかの上にかけて寝ているので大丈夫。

カレシのユウ君とハナちゃんとの英語レッスンが終わるのを待って、11時過ぎにウォーキング。モールまでの途中1ブロックの真ん中にある潰れたコンビニ(中東系)の後で改装工事をしていたピンクのすし飯が売り物のスシ屋(Sushi Well)がオープン間近。モールの向こう側にあったスシ屋で、29階建ての賃貸アパートを建てるためにブロック全体が取り壊されて、ここに移転して来たんだな。でも、このブロックにはすでにSanjo Sushiというすし屋があるので、クリーニング屋やヘアサロンなど3軒を挟んでスシ屋が2軒ということになるけど、モールの中のフードコートにもスシ屋があるし、モールの道路向かいの7番ストリートの角にも昔からスシ屋(Hi Dozo)があるから、徒歩3分以内にスシ屋が4軒、さらに反対側の徒歩3分の距離にも1軒(Kojima Sushi)あって、いくらメトロバンクーバーはスシ屋の数がマクドナルドよりも多いと言っても、これでは超過密だよね。どれも同じようなメニューだから、共倒れにならないといいけど。

ウォーキングからの帰りは2フロア真上のカールとエレベーターで一緒。タバコを吸いに出ての帰りのようで、マンションではバルコニーも含めて全館禁煙なんだけど、やめる気はないらしい。世間話から「うちはやたらと虫が入って来るんだけど、おたくはどうなの」と聞くから、いやぁ、この夏は虫が少なくて、特に蚊がいないから助かっていると言ったら、信じられないと言う顔。ほんとに、この夏はときたま蜂が入って来るくらいで、ハエもあまりいないの。(益虫の蜂は虫を吸い取る道具でキャッチして外に放してやる。)後はカメムシが窓の外にへばりついているのを見るくらい。蚊取りランプもしまい込んだままで、旱魃で干上がった池が多いせいじゃないかと思うけど、ワタシは蚊に刺されると過剰反応して大きく腫れるので、こんなうれしいことはない。

午後になって空の色に何となく青みが出て来て、朝は中リスクの「6」だった大気の質の健康指数(AQHI)も低リスクの「3」まで改善。今回の煙が前回のより重いのかどうか知らないけど、ずっと地表近くに広がっているような感じがする。午後に買い物に出たときも体感温度は天気サイトの「25度」は何かの間違いじゃないかと思うくらいで、もう8月も終わりだと言うのに、何ともおかしな夏。これも気候変動のなせる業なのかな。そう言えば、スーパーにまたメカジキがあって、うれしくてぶ厚いのを2枚買って来たけど、高級スーパーでないと買えなかったのはそんなに前のことじゃないんだよね。


午前9時~サレーの地平線がう~っすら

午後3時~山並みがう~っすら

午後6時~煙はどこに行った?

日本国籍を捨てたんじゃなくて取り上げられたの

2023年08月26日 | 日々の風の吹くまま
8月24日(木曜日)。☀⛅(煙っぽい)。空はやや霞みがちだけど、AQHIは普通で、気温は上昇中。明日の天気予報も「煙」にはなっていないから、山火事の煙の塊が通り過ぎるって感じかな。煙の最大のソースであるオカナガン地方の大規模火災はとうやら峠を越したそうで、今夜真夜中を以って大きな被害があったウェストケローナ地区への旅行制限が解除になるらしい。後はこのまま鎮火に向かってくれることを祈るばかり。

山火事に関して、ちょっとほろっとする話が新聞に載っていた。最近カナダの市民権を取得した消防士が、スーツを着て自宅からZoomで新カナダ市民の宣誓式に臨む予定だったのか、オカナガン地域の山火事で招集されてウェストケローナの近くで消火活動に当たっていたために出席できなくなり、それを聞いた消防仲間があちこちに消防車を走らせて、携帯の電波が一番安定している場所を探し出してZoomに接続し、赤い消防服と泥だらけの作業ブーツのまま、道端に駐車した消防車の中で無事にZoomで宣誓式を済ませることができたというもの。めでたく正式に「カナダ人」になったのは、オランダからカナダに移民して18年、消防士になって15年で、今は郊外フレーザーバレーのチリワックからさらに東のポプカム村(人口千人ちょっと)の消防隊長というウォルター・ロースさん。コロナで遠くへ旅行できないでいた間に、自分がいかにコミュニティに融け込んで、深く根を下ろしていたかを実感して、カナダ人になる決心をしたんだそうな。

オランダは重国籍を制限していると聞いたけど、カナダは誰がいくつ国籍を持っていても知ったこっちゃないという国だから、オランダ生まれのロースさんはカナダ人になってもオランダ国籍も持ったままになるのかな。カナダで重国籍が権利として認められたのは1977年の市民権法改正のとき。今ではカナダ国民の約11%がカナダ以外の国籍も持っているそうで、他の国が成人後の選択を求めない限り永久に重国籍だし、外国に永住している子供や孫にまで国籍を継承させる国もあるから、生まれたときから重国籍の子供(知り合いの子は四重国籍)もたくさんいる。もっとも、国によっては非居住者による国籍の継承を3代までと制限しているところもあるし、その「外国」が重国籍を認めていなければ、カナダ国籍取得でそこの国籍はなくなるわけだけど、カナダは我関せず。それで永住者のままの人が多いわけだけど、政治参加と長期の海外滞在が制限される以外は市民と永住者の権利と義務に違いはないからそれで十分なんだろうな。

ワタシはPCやインターネットのような情報技術がなかった前近代的な時代にカナダに来たもので、日本のパスポートを更新するために行った総領事館で申請書類の「他の国籍の有無」の項に「カナダ」と書いて、窓口のおじさんに「外国籍のある人には日本国旅券は出せません」と言われて初めて日本国籍がなくなっていたことを知ったんだけど、ワタシは元からこの国の人になるつもりで来てカナダ国籍になったので、あっさり「そうなんですか、じゃ、いいです」と回れ右。まあ、日本国旅券の発行手数料がカナダの10倍もしたもので、当時のワタシの懐具合にはかなり痛かったという面もあったかな。国籍喪失届を出して日本の戸籍から消してもらったのは20年以上経ってからで、そっちで勝手に取り上げておいて、「なくしました」と届け出ろは何だ、遺失物じゃあるまいしと思ったな。その時におじさん領事館員に「外国籍で外国名になっていても、日本の戸籍に記載されているものが本当の名前なんだ」と言われて、ワタシの国(カナダ)の政府が「(日本生まれの)カナダ国民」であると証明しているパスポートで日本に行くと「偽名」を使っていることになるのか、日本はカナダを国として認めていないのかと返したもので、延々30分以上もけんか腰の応酬になって、やっと手続きが済んで外に出た時は、青空を仰いでせいせいした気分になったっけ。帰属する国が変わって「日本国民」じゃなくなっても、民族的には日本人のままなのにね。もっとも、カナダではどこから来たかと聞かれなくなって久しいし、東京ではよく中国語で話しかけられるけどね・・・。

ジャズコンサート/自動車保険

2023年08月25日 | 日々の風の吹くまま
8月23日(水曜日)。☁。寒いなあ。朝の気温は8時半で14度で、2、3日前よりは上がって来たけど、バルコニーに出ると鳥肌が立つくらいの低温。いつもの時間にウォーキングに行ったときは、気軽に半そでのTシャツのままで外に出たら、吹いて来る風が冷たいこと。まあ、週末にはまた暑くなるらしいけど、ほんっとに気まぐれだなあ。

ゆうべのジャズコンサートはすばらしかった。まずはケイトお姉ちゃんのテーブルで、前回と同じ顔触れ(お姉ちゃんとロバート、ティムとヒラリー、テニソンとシャーリー、私たち)にニューヨークから訪問中のお姉ちゃんの友だち(マイケルとアンディ)が加わって、ワインと軽食。マイケルはイタリアの芸術と文化をテーマにしたグループ旅行の会社をやっていて、お姉ちゃんが参加したのが友だち付き合いの始まり。とっても洗練された紳士と言う感じで話し上手。何となく物静かなタイプのアンディはマイケルのパートナーでプロの写真家。イタリアの話、建築の話、マティニの話、ウィスキーの話とにぎやかに進んで、デザートが終わったところで、いよいよコンサート。

マイルズ・ブラック(ピアノ)、ジョディ・プロズニク(ベース)、ビル・クーン(ギター)のトリオで、バンクーバーのジャズファンの間では名の通ったベテランのプレーヤーたち。結成以来15年のメンバーが交代で思いつくままのイントロを弾いて、それに2人がアドリブでアレンジして合わせるからすごい。まあ、その即興性がジャズの神髄なんだけど、その阿吽の呼吸がみごとで、実に楽しそう。ベーシストのジョディには16、17年前にカレシの同僚で友だちのゲストとしてマギル大学(ケベック)同窓会の集まりに行ったときに会ったけど、そのときはカルテットを率いていた。休憩のときにベースはどれくらい重いのか聞いたら、「ほら、持ってみて」と笑いながらベースを渡されて、ワタシは目を白黒。小柄な女性なので、頭の上で弦を押さえているときのスタイルがかっこいい。セッションが終わったときに、持って行ったCDを見せたら、「あらぁ」ととびっきりの笑顔。(持って行ったフェルトペンを添えて)サインをお願いしたら、快くさらさらとサイン。十何年か前に重さを聞いたらベースを持たされたという話をしたら、笑って「覚えていてくれたの?そんなに重くなかったでしょ」。ああ、ほんとに楽しい夕べだった。




我が家の愛車の保険が明日で切れるので、今日のうちに更新することにして、まずは駐車場に降りて行って、タイムスタンプ付きで走行距離計を撮影。これで去年の更新時の写真と比べて、年間の走行距離が5千キロ以下だと保険料が10%だかの割引になるしくみで、更新の通知書を持ってカレシと道路向かいのBCAA(BC自動車連盟)のオフィスへひとっ走り。車は共同名義で登録されているので、保険の内容に変更がなければワタシ1人でも更新はできるんだけど、そこはそれ、2人のものだからね。走行距離計の写真を見せて今年の数字を記録して、通勤に使っていないか、ウーバーやレストランの配達に車を使っていなか、家族などに貸すことはないかと言った質問にノーと答えて、今年の保険料は10万円以下。走行距離の割引の他に保険無請求の割引やシニア割引があるんだけど、それにしてもずいぶん安くなったもんだなあ。新車で買って18年乗ったエコー、壊れたらウーバーに切り替えるつもりでいるけど。



明日、あさってにはまた山火事の煙が来ると言う予報だけど、今夜の空気はとっても新鮮・・・









大人だって寝冷えするのよ

2023年08月24日 | 日々の風の吹くまま
8月22日(火曜日)。🌥⛅。わっ、雲が広がっているけど、きれいな青空が見える。山火事の煙は夜の間にどこかへ行ってしまったらしい。大気の質の健康指数(AQHI)も低リスクの「2」で、ごく普通。風があってちょっと涼しいけど、きれいな青空が戻って来たのはうれしいね。




朝からカレシが「腹具合が悪いんだけど、何か合わないものを食べたのかなあ」と言いながらトイレに入り浸り。ワタシは何ともないから、「合わないもの」はカレシだけが食べたものってことになるけど、はて、何だろう。カウンターに置いてあって、時々つまみ食いをしているナッツかな。あ、ゆうべはココアの後でカンパリを一杯やっていたっけ。でも、もしかしたら寝冷えかな。煙に巻かれていたこの2日ほど、朝方の最低気温が10度なんてとんでもない冷え込みだったから、パンツ1枚に真夏の薄いシーツと綿のブランケットだけで寝ていて、うん、きっとおなかの中まで冷えちゃったんだよ。

だったら中から温めればいいだろうということで、冷凍庫の鶏がらブロスと鶏ももを解凍して、にんじん、セロリ、きのこ(ポルチーニ、ベビー・キングオイスターきのこ、ロブスターきのこ、ヤマブシタケ)にタイムの小枝と塩胡椒で、別に茹でた鶏ももを裂いて加えて、極楽とんぼ亭自慢のチキンスープの出来上がり。午後になって「腹具合が落ち着いたよ」と言う報告があって、ああ、よかった。やっぱり寝冷えだったんだね。

さて、今夜はHycroftでTrilogyというジャズトリオのコンサート。ベース奏者のジョディのサインしてもらうCDを持って行くのを忘れないようにしなきゃ。ワインを飲むのでマティニは休みにして、軽食が出るので晩ご飯は茹で卵とアヴォカドでたんぱく質を補強したサラダと行こう。山火事の煙が晴れて、空のふわふわ雲たちも、何だか楽しそうに戯れているみたい。



土いじりは嫌いなんだけどシソが欲しいの

2023年08月22日 | 日々の風の吹くまま


8月21日(月曜日)。🌤(煙)☀(煙)。午前7時過ぎに何となく起きたら、外はこんな感じ。太陽の赤い光が川面や手すりに反映していて、何となく気味が悪いと言うか、シュールと言うか。でも、予報では明日の午後くらいにはほぼ平常に戻るらしいから、ま、いっかという気分になるけど、でも、朝からこれではやっぱりうんざりするなあ。それでも、見えなかった山並みが薄っすらと見えて来たのはいい兆候だし、風向きがシフトしたようで、AQHIは改善しつつあるから、ここは我慢くらべ。

バルコニーのプランターにたくさん植え替えたシソが、1ヵ月も経たないうちにみんな大きくなってびっくり。去年はルーフデッキのプランターにシソを植えたのが、落ちた種が春に一斉に芽を出して、一面に小さなシソ。大豊作になるかと楽しみにしていたけど、押し合いへし合いをしているばかりで、さっぱり大きくならない。ところが、隣のプランターに落ちて芽を出した1本はぐんぐん大きくなるじゃないの。カレシにそう言ったら、「植え替えないとダメだよ」。はあ、でも園芸が趣味のはずのカレシはさっぱり重い腰を上げないから、シソはいつまで経ってもチビのままで、6月はわりと気温が低かったので、生育が遅れているのかもしれないと思ったけど、7月になっても一面の「そシソの芽畑」のまま。野放図に育っているのは隣のプランターの一匹狼だけ・・・。




一斉に本葉が出て来ているのに、カレシは小さな鉢4つに少し大きめのを植え替えてくれただけで、それもいつまで経っても大きくならないからイライラ。とうとうしびれを切らして、土いじりは嫌いだけど、(スーパーには売っていない)シソは欲しいということで、大きめのを何本か指先で摘まんでそろっと引き抜いて、バルコニーに持って行って、去年シソを植えていた5段の立体プランターのポケットの土に割り箸でぐりぐりと穴をあけて、そろっと差し込んで、指先でさっと土を寄せて植え付け。様子を見に来たカレシに、ワタシはガーデニングはやらないの、適当に土に差し込んでるだけなの。プランターのポケット全部に植えたら、育つ気配が見えたので、次は鉢を置いてあるだけのプランターに植え付け。カレシがバルコニーの棚に水を入れて並べておいたジュースの空きボトルを失敬して水やりしていたら、何だか元気いっぱいなので、小さな鉢でふてくさっていた4本もプランターに下ろしてやったら、こっちもご機嫌。




ワタシ、土いじりは嫌いなんだけどと言いながら、とうとう去年何も植えなかったもう一つの立体プランターにもルーフデッキの鉢から引き抜いて来たのを(けっこう手際よく)植え替え。毎朝カレシが園芸ルームのホースを引っ張って行って水やりしてくれるので、ワタシの仕事は1日2,3回立体プランターを4分の1回転させてまんべんなく日に当てることと、去年の種がたくさん芽を出したポケットのシソがなかなか大きくならないので、小さな芽を摘まみ出すことだけ。シソって、「みんな一緒に仲良く」が嫌いで、縄張り意識が強いのかな。そして3週間、カレシが「こんなにたくさん育ててどうするつもりだ」と言うくらい、みんなすくすく。うん、どうしようかなあ・・・。





午後、山並みが戻って来た

山火事の煙、早く退散してほしいんだけど

2023年08月22日 | 日々の風の吹くまま
8月20日(日曜日)。❔(煙)⛅(煙)。う~ん、煙たそうな空だ。目が覚めたのが7時ちょっと前で、ちょっと起き出して、ダイニングのブラインドの間から覗いたら、うは、もやっとした空に赤っぽい太陽がぽちんとある感じ。スマホをオンにして天気サイトを見たら、えっ、気温は10度って、嘘でしょ。大気の健康指数(AQHI)は高リスクの領域の「7」。きのうはいったん平常値の「2」になった指数が、真夜中近くになって瞬間風速的に「極めて高リスク」の「11」になって、バルコニーに出ると煙っぽい臭いがしていたし、夜景が大きく揺れていたから、特によっぽど濃い煙の塊が通過したのかもしれないな。指数「7」はあまあだけど、ウォーキングの時間にもこのままだったら、まだたくさん残っているコロナマスク(ASTM規格レベル3の不織布マスク)をすればいいかな。と、もうひと眠り・・・。



起きた頃には、気温は16度まで上がっていて、1時間くらいで6度も上がるなんてと口をあんぐり。空はまだもやっているけど、AQHIは中リスクの一番下の「4」になっていて、あ、これならマスクはいらないか。指数は主に大気中のPM2.5の量を示していて、もやの濃淡とはあまり関係がないみたい。煙は風のパターンが変わる
日の夜あたりから消散し始めると言う予報なので、あと1日くらいの我慢か。数年前(2017年?)の8月にはもっと濃い煙が流れて来て、空は汚れたオレンジ色、太陽はその空に開いたきったないオレンジ色の穴みたいというのが2週間近くも続いて、いい加減にうんざりしたけど、翌年にも同じことがあったような記憶がある。またそうならないといいけど、とりあえず日曜日の掃除をして、モールが開く11時にウォーキング。AQHIは中リスクの一番下の「4」になっていたのでノーマスク。外は風があって肌寒いくらいだけど、空気が目に染みて涙がぽろぽろ・・・。

日曜日だから、モールの2階はほとんど人影がなくて静かなもの。散歩をしていたらしいシニア夫婦が「おはよう」と声をかけて来て「ここは天国ですなぁ」。ほんとにそう。屋内だから煙はないし、冷房しているしね。ランチの後はのんびりとクロスワードをやったり、翻訳脚本の見直しをしたり。午後になってもAQHIは「4」のままだったけど、地平線は青白い霞に覆われて、バーナビーマウンテンは全く見えないし、きのうはやたらと背伸びをしているように見えていたバークィトラム地区のタワマン群も川向こうのサレーの高層ビル群も、すっかり霞んでまるでゴーストタウンを見ているような感じで、ポートマン橋の「三角帆」も目を凝らさないと識別できないくらいのかすみよう。





午後3時にきのこ屋のマットから「ロブスターきのことポルチーニがあるけどいる?」とテキストが来て、いる、いる。日曜日で道路が空いていたのか、「着いた」とテキストが来たのは30分後。きのこを袋に詰めながら、ハリソン・ホットスプリングスの煙はどうかと聞いたら、「かなり濃いよ」。(後で政府の大気汚染マップを見たら、フレーザーバレー東部区域は「9」だった。)小さい子供がいるので、家中に空気浄化器を3台くらい置いてあるんだって。だいぶ前に近くで山火事があって、あまり広がらずに鎮火したけど、町を出入りする道路が9号線1本なので、山火事からの避難が必要な場合に備えて道路をもう1本作るよう政府に働きかけようと言う動きがあるそうな。うん。湖に面した町だから、マウイ島の例もあるし、細い道路が1本だけでは逃げ場がないもの。夕暮れ近くに青っぽい空に薄い雲がたなびいているのが見えたし、AQHIもほぼ普通の「3」になって、夜にはバークィトラムのタワマン群やサレーの高層ビル群の明かりが見えたので、何となく改善への期待感が・・・。

とうとう山火事の煙が押し寄せて来た

2023年08月20日 | 日々の風の吹くまま
8月19日(土曜日)。☀(だと思う)⛅(らしい)🌤?(煙)。朝から空が白っぽくかすんでいる。天気サイトを見たら、東の風。あぁ~あ、とうとう来たか。ずっと西風が山火事の煙が沿岸まで広がるのを押しとどめていたようなんだけど、風向きが変わったらどうしようもない。北から南東にかけて連なっている山並みの上半分が削ぎ取られたようになくなっていて、何とも奇妙な光景。標高370メートルのバーナビーマウンテンは頂上のマンション群がかすんで見えるし、北へ30キロほどのシーモア山(1449メートル)もすっかり消えてしまって、見慣れた景観が一変してしまった感じ。まだ青みが見える空に高く昇った太陽もボケっとしていて、きのうまでの暑さはどこへやら。




メトロバンクーバーでは、今夜から明日にかけてPM2.5の濃度が上昇するということで、大気汚染注意報を発出。ニューウェストミンスター周辺の大気の健康指数(AQHI)は、朝のうちは低リスクの「2」だったけど、午後になって中リスクの「4」になり、いったん「2」に戻ったけど、夕方には「3」。それでも、空のてっぺんは薄っすらと青みがかって見えていたけど、予報では明日は中リスク中央の「5」になって、月曜日まで続くらしい。ただし、地形が複雑なためにいくつもの微気候が混在しているので、地域ごとに天気が違ったりするから、予報は外れることの方が多い。今夜から明日の天気予報なんか、「晴れ」のマークなのにひと言「smoke」(煙)。日本の気象用語では「煙霧」というらしいけど、山火事の煙なのがはっきりしているから、「haze」と言わずにストレートに「smoke」にしたんだろうと思ったら、カナダ政府の天気と気象に関する用語集に「大気中に浮遊している火災から発生した微粒子」としてちゃんと収録されていて、世界気象機関(WMO)の用語集でも国際標準になっているんだって。だったら、「煙」のお天気マークを作ったら良さそうなもんだけどな。



内陸オカナガン地方のウェストケローナに迫っている火災は、細長いオカナガン湖の対岸の大リゾート地ケローナ市を脅かしそうな勢いで、非常事態宣言に基づいて、ケローナ国際空港は旅客機の便をすべてキャンセルし、火災ゾーンへの不要不急の交通を制限し、ケローナ、ウェストケローナ、カムループス、オリヴァー、オソイユース、ペンティクトン、ヴァーノンの各市で不要不急の旅行者や観光客によるホテルやモーテル、キャンプ場の新規予約を制限し、現在滞在中の人たちには自主的にチェックアウトを早めて、部屋を避難者やフロントラインワーカーに譲るように勧告。危機管理を担当するマー大臣は「火災見物や写真撮影のような野次馬行為は絶対にやめるべき」と釘を刺していたけど、今どきはそんなことにはとんと考えが及ばない「見て見て」のSNSバカが多いからなあ。ハリウッドのメガスペクタクル映画じゃないっての、ほんっとに。

午後にはAQHIが改善して、空の青さは増したけど、山並みは完全に視界から消滅。いつも聳えていた背景がなくなって、バークィトラム地区のタワマン群が何となく背が高くなったように見えるからおもしろい。日の入りは8時過ぎで、夕暮れの空は何だか弱々しいピンク色。暗くなって、外に広がる夜景がいつもより大きくゆらゆらと揺れて見えるのは、大気の状態がいつもと違うからだろうな。サレーの高層ビル群の明かりが見えないので、健康に害のあるPM2.5は少なくても、空気は少々煙っぽいのかもしれない。夜になって、AQHIはだいたい夜から朝にかけてのレベルである「2」になったけど、日中にはかなり悪化して、中リスクの「5」まで上がると言う予報。でも、明日はあまり暑くならないようだから、窓を開けなくても済むかもしれないけど、こんな予報は外れてくれるのが一番だよね。





テレワーク?在宅ワーク?フリーランス?

2023年08月20日 | 日々の風の吹くまま
8月18日(金曜日)。🌤☀。何だか知らないけど、カレシに「おい」と突かれて目を覚ましたら9時過ぎ。暑さ疲れかな。東の空がかすんでいるのがちょっと気になるけど、かなりの風があって、今日はヒーターが入らないように風通しをチェックしている必要がありそう。史上最悪の森林火災の年と言うニュースが流れる中で、大気の質の健康指数(AQHI)はずっと低リスクの「2」だったのが、日曜日までにはそれが中リスクのレベルになるという予報。BC州全体では381件の森林火災が延焼中で、その煙が沿岸の方へ流れて来ると言うことらしい。まあ、指数が「4」のうちは中リスクでもあまり心配はしないけど、それが「5」、「6」と悪化して、「7」になったらもう高リスクのレベル。そこへまた猛暑にでもなったら窓を開けられなくなるかもしれなくて、生死にかかわる問題になりかねない。やぁ~だっ。(夕方になって州全域に「非常事態宣言」発令。)

コロナが格下げされた日本では、テレワーク(またはリモートワーク、在宅勤務)の割合が15%に下がったという記事を読んで、そうだろうなあと頷いていたら、小町横丁ではテレワークの率が下がるのは残念だという投稿があって、出社かテレワークか、どっちがいいかと議論。それぞれの言い分はどれも一理あるようだけど、通勤がなくて楽だとか、同僚と関わらないから気楽だとか、時間の自由が利くとか、「企業」というものに属して、与えられた仕事をしていれば食いっぱぐれない「親方日の丸」的な視点で論じているからおもしろい。(ちなみに、イギリスでのある調査によると、イギリスの男性が出社したがる理由のトップが「家族から離れたい」で、女性の2倍だったそうな。)企業の方も、社員の顔がオフィスに揃っている方が監督しやすくて安心できるから、テレワーク廃止に傾いているんじゃないかな。

みんな一緒じゃないと不安になる文化だから、その方がいいんじゃないかなあと思いながら、横町をぶらついていたら、今度は「在宅ワークを始めたばかり」というトピックがあって、子育てしながらでも長時間労働ができると思って、経験も知識もないから職業訓練とやらを受けてやっと契約を取ったものの、経験不足で時給は低いし、(子供をみながらで)稼働時間の確保も難しく、先が見えない焦りで追い詰められているという人が、「どれくらいの期間で収入が安定するのか」と質問。慣れたら「複業」も考えていたと言うからフリーランスだと思うけど、根本的に考え方が企業に所属することで安定した収入を得られる「被雇用者」のままという感じ。フリーランスはいわば一匹狼だから、何もかも自分次第で、寄らば大樹の安定はない。でも今思えば、ワタシがフリーランス稼業に踏み込んだ、バブル崩壊直前のまだ華やかな時代には、女性雑誌がSOHOだ何だと、在宅で子育ての合間におしゃれっぽい仕事をして稼いでいる「新しい女性」をもてはやしていたっけな。

ワタシが想像もしなかった荒稼ぎができたのは、すでに40代に入っていで基盤となる経験と知識があったのは確かだし、運にも恵まれたけど、子供がいなかったことが一番大きかったと思う。在宅ワークなら子育ての隙間時間に稼げるなんて甘い言葉を聞くけど、実は仕事の合間におむつを取り替える覚悟じゃないと、まともに稼ぐのはまず無理。現に、ワタシが初めて徹夜したのは、引き受けた仕事を納期当日の朝になって「子供が遊んでもらいたがるので、できません」と断って来た人がいたからで、発注元は依頼主と納期の1日延長を交渉し、ワタシは2日以上かかる仕事をその1日でやっつける羽目になったわけだけど、投げ出した本人がその後も仕事を続けられたかどうかは不明。フリーランスは納期厳守が命で、外したらアウトだし、おまけにおひとり様だから、上は「社長」から、生産、品質管理、システム、営業、経理、総務、営繕、購買、カスタマーサービス、その他諸々の機能を、ぜぇ~んぶひとりでやらなければならないし、仕事をくれるクライアントあってのことだから、人付き合いは苦手なんて言っていられないしね。今どきは「楽に稼げる!」というおいしい話がネット上に溢れているけど、とどのつまり、どんな仕事でも片手間思考では稼ぎ続けられないというのが、ワタシがおひとり様稼業30年で学んだこと。

ディナーパーティですごい人たちと同席して・・・

2023年08月19日 | 日々の風の吹くまま
8月17日(木曜日)。☀🌤。猛暑が和らぎそうな気配はあるけど、やっぱりまだ暑い。フレーザーバレーでは、今夜から強風とドライストーム(乾雷)の注意報が出ていて、落雷で山火事が発生する恐れがあるというから、気になるな。いくら人間に火の始末を徹底させても、落雷は人間にはまったく防ぎようがないよね。ずっと北のノースウェスト準州では、大規模な森林火災が迫っているイエローナイフで人口2万2千人の全市に避難命令が出ていて、オーロラで有名な観光地なだけに、いやでもハワイのラハイナの惨状のイメージと重なってしまう。カナダ全国では森林火災の発生が史上最悪で、焼失面積はすでに11万平方キロに達していて、これ、何と日本の国土面積の約30%。はあ・・・

ゆうべのArts Clubのファンドレイジング・ディナーは大盛況、元々80席ほどしかないためにキャンセル待ちの列ができていたらしい。ホテルのレストランのパティオで涼しいそよ風に吹かれてのシーズン最後のディナーは常連はわりと少ないけど、私たちのテーブルの名札を見たら初対面は2人だけで、ワタシの隣はカナダ演劇界の大御所の名誉芸術監督ビル・ミラード、斜め向かいはLEAPと言う高校生を対象としたArts Clubの劇作家育成プログラムを16年間指導して来た俳優/演出家/劇作家のショーン・マクドナルドだったもので、うはっ、えらいこっちゃ。指導を仰いでいる東京の先生はビルの親友で、ワタシは昔から性格俳優のショーンのファン。ショーンは今年いっぱいで退任して、来年からは障碍を持つ人たちの劇団の運営と指導に専念するので、ディナーでは主賓として挨拶。資金開拓部長のキャサリンが、ワタシがArts Clubが制作を依頼して初演した総督文学賞受賞作を翻訳していると知っていて、配慮してくれたんだと思う。来年はArts Club創立60周年の記念すべき年でもあるし、何か・・・。

ワタシの向かいに座ったハンサムな男性は何とプリンセスクルーズのトッド・マクベイン船長。わっ、昔見ていて好きだったテレビドラマ『The Love Boat』(「ラヴ・ボート」)のスチュービング船長だっ。あの番組が大ヒットしたことがその後のクルーズブームの基盤となったんだよね。コロナの前には、コロナ禍の初めに集団感染で有名になったあのダイヤモンドプリンセス号の船長として日本の港を巡っていたそうな。今はサファイアプリンセス号の船長としてアラスカ航路を往復していて、2ヵ月前にはアラスカでエンジン火災で航行不能になって漂流していた小さい探検クルーズの客と乗員を救助したんだそうで、秋から先は南極クルーズの船に乗るんだって。あと2カ月ちょっとで地中海クルーズに行く私たちは、船長の隣に座った弁護士のナンシーさんも交えて、ひとしきりクルーズ談義。

ビルには、東京の先生が多忙なので、その間に第4稿にもう少し奥行きを持たせるよう見直しをして、改めて第5稿として先生に送るつもりだと話したら、東京にある(先生も関与している)某劇団にコンタクトしてみなさいとのアドバイス。ビルがプロデュースした作品だから、それなりの思い入れがあるんだと思う。こうなったらねじり鉢巻きでがんばらなくちゃっ。ショーンに翻訳のことを聞かれて、日本語の話し言葉は性別、年齢、社会的地位、人間関係やその深さに応じてボキャブラリが違うので、すべて口語である芝居の日本語訳はすごく難しいと言ったら、「それは知らなかったなあ」。もし50年(今なら)60年若かったらLEAPに参加したかったと嘆いて、芝居創作のアドバイスをもらって、しまいに新しい劇団で新作ができたら真っ先に翻訳権をくださいと図々しくお願いしたら「よっしゃ、覚えとくよ」。お開きになってからも、常連が集まってまたひとしきりわいわいと立ち話が弾み、レストランを出たのは午後10時過ぎ。うん、これでArts Clubの今シーズンはめでたく打ち上げ。一夜明けて、まだ暑い今日、快晴の空で山の上にだけポコっと現れた雲・・・。






冷凍庫は故障じゃなかった/愛車は18年にして3万キロ達成

2023年08月17日 | 日々の風の吹くまま
8月16日(水曜日)。☀。何となく寝つきが悪かったみたいだけど、眠りについてからは良く寝たようで、ふっと目が覚めたら8時過ぎ。カレシの朝一番のレッスンが、ミャンマーの大学生の生徒さんがバイク事故で入院中で「休講中」になっているのが幸いと言うか何というか。起き出して一番にキッチンに直行して、冷凍庫を開けて見て、わっ、凍ってるぅ。ゆうべ冷凍庫の冗談の引き出しの製氷皿が水になっているのに気が付いて、すわ、猛暑のさ中で冷凍庫が故障か?と慌てたけど、朝までにしっかり凍っているということは、引き出し式の冷凍庫がきちんと閉まっていなかった可能性が大で、元凶はきちんとドアを閉めない癖のあるカレシの可能性が大・・・。

ウォーキングに行く前に、冷凍庫を引いて開けて、ほら、(製氷皿を置いている)上の「棚」も引き出しになっているから、製氷皿や(常に冷やしてある)マティニグラスを出したら、それをまず押して閉めてから、下の引き出しが付いている外側のドアを押して閉める仕組みなの。だから、何らかの引っ掛かりがあって上の引き出しがきっちり閉まっていなかったら、知らないうちに外のドアに隙間ができることがあるわけ。そうやって実演付きで説明したら、カレシ、「安物なの、それ?」と来た。新築マンションについて来るのは、高級をアピールするためにブランド名をつけただけのOEM大量生産だから、作りからして安っぽいけど、これは同じブランドの正規の製品。それでも、昔と違って今どきはプラスチックの部品が多いから、壊れる時はあっさり壊れるの。ま、冷凍庫が故障したんじゃなくてほっとしたけど、アナタ、やっぱり注意欠陥の傾向があるから、せいぜい気を付けてよね、ということで一件落着。

今日はグランヴィルアイランドのレストランでArts Clubの夏のファンドレイジングディナーがあるので、きのう処方箋を持って行ったカレシの薬を買いに、午前中にスーパーの薬局へ。天気サイトをチェックしたら、すでに29度になっていたので、昔ハワイで買った、いわゆるアッパッパでおでかけ。歩道に出ると少しはある風までが生ぬるい感じで、女性は老いも若きもみんな露出度アップの服装。こういうときはできるだけ快適な服装をするのが一番で、年もへったくれもないもんね。街中だから芝生はないけど、ミニ公園に置いてあるプランターの花はぐったり。干ばつのせいで芝生の水遣りが禁止されて、どんどん茶色になる芝生を見ておろおろしている人たちのために、2,3の市で「枯れ芝生コンテスト」を始めたそうで、色は茶色でもきちんと手入れをすれば見栄えのする庭になるという「証拠写真」を送れば、1万円くらいの商品券が当たるというもの。枯れた芝生はずぼらな人間である証拠と言う既成概念を捨てて、気候変動の「ニューノーマル」に慣れてもらうのが狙いなんだそうな。うん、隣の芝生が青いのはもはやNGで、向こう三軒みんな茶色なのがいいってことだな。




暑くてランチを作るのもめんどうなので、スーパーを出て、モールのフードコートにあるスシ屋からサーモンスペシャルをテイクアウト。ここは注文して待っている間に作ってくれるし、握りのネタは適度の大きさと厚さがあって、味も街角のいたるところにある「スシショップ」のものよりずっといい。夜は3コースのディナーだから、1人前のパックを2人で半分こ。さっさと食洗機を回して、シャワーをして、とっておきの背中丸出しのドレスを着て、いざ、おでかけ。駐車場を出た時は29,995キロで、マリンウェイを走ってバーナビー市に入ったら、やったぁ、エコー君が走行距離3万キロを突破。(ほんとは3万キロちょうどの瞬間を撮りたかったけど、西日がまぶし過ぎた・・・・)おチビなのに18年もよくがんばったねえと言っていいのかどうかわからないけど、おめでとう。まだこれからしばらくは頼りにしてるよぉ。