リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

忙しい社交シーズンになりそうな7月

2023年06月29日 | 日々の風の吹くまま
6月28日(水曜日)。☀。暑くも寒くもなしで、いたって快適。空は抜けるほどの青さではないけど、山並みの稜線に沿ってちょこちょこっと雲がある程度で、視界いっぱいに青空。空気も大気の質の健康指数(AQHI)が低リスクの「2」に張り付いたままで、外に出るといたって爽やか。いかにも初夏!と言う感じだけど、アメリカの東部ではまだカナダの(主にケベックからの)森林火災からの煙りに悩まされているらしい。ニューヨークタイムズを見たら、シカゴ、デトロイト、ピッツバーグは「極めて不健康」(たぶんAQHIが「10+」)、バファローやシンシナティは「不健康」で、だんだんに中西部まで広がって行っているらしい。広葉樹林と違って、針葉樹林の火災は延焼が早くて、しかも格段に消し難いそうだから・・・。

ジェフから電話で「クルーズの残金を払ってしまおう」。カナダディが土曜日で、月曜日が振替休日になるから、クレジットカードの処理が遅れる可能性を考えて、今のうちに払っておこうというわけ。往復の飛行機の便も決まったし、出発前にローマで1日過ごすことにしてホテルを1泊増やしたのも確認済みで、「あとは10月までのんびりしていていいよ」。ということで、バンクーバー発は10月26日、アムステルダムで乗り継いでローマ着は27日。船が出るのは29日の夕方だから、28日は丸1日ローマ観光という日程。カレシは「ホテルでガイドを手配してもらって、今度はコロシアムに行きたいね」。うん、前回は車で通っただけだったからね。Silverseaが用意したホテルはシナ・ベルニーニ・ブリストルというところで、ググってみたら、うは、バロック調。うん、良さそうなところだな。

ジェフに、窓下のロックコンサートから逃避するのに、空港は何かとめんどくさいし、車で国境を超えるのはきついし、バンクーバー島に行くにはフェリーが(人手不足で)欠航したり、システムがダウンしたりと、とにかくめんどうなので、ダウンタウンのパンパシフィックホテルで寛ぐことにしたけど、予約の名前を変えて朝食抜きになったら1万円安くなったと報告したら、「バンクーバーのホテルの朝食は、今はすっかりニューヨークサイズでニューヨーク価格になってるからね。3千円はするよ」だって。ニューヨークサイズかあ。ずっと前だけど、ニューヨークのレストランで注文するのにどのぐらいの量か聞いたら、「超特大のボリュームです!」とにこやかに言われてびっくりしたことがある。本当に2人で食べても余るくらいの量で、どうりでアメリカ人は肥満体が多いはずだと感心したっけな。ま、2人とも朝っぱらから大食いしない方だから、マクドナルドあたりでエッグマクマフィンでも食べればちょうどいいか。超安いし。

メールをチェックしたら、Arts Clubで個人後援者の世話にあたるレベッカから、「今シーズン最後のプレイクラブがBMOセンターで7月27日にあります」というお知らせ。ロビーで別のイベントがあるので、今回はスタジオでやるということだけど、あは、私たちはまさにその「別のイベント」(ジンの試飲会)に行く予定で、ファンドレイジングだから、すでにチケットも買ってあるの。それにしても、同じ部門で企画したイベントの日にちが被ると言うのは珍しいね。プレイクラブの方が先に決まっていたと思うから、たぶん試飲会でプレゼンをしに来るタンカレーの人のスケジュールでこうなっちゃんだろうな。ま、プレイクラブは来シーズンもあるだろうから、やっぱりジンの飲み比べの方がいいか。それにしても、7月は多忙な社交シーズンになりつつあるようで、これもリタイア暮らしのうち。さて、今日は、グランヴィルアイランド劇場で今シーズン最後の作品『Million Dollar Quartet』のオープニング。何年か前に上演したものを新キャストで再演ということで、興味がわくね。うん、早めに晩ご飯を食べて、でかけようじゃないの。



民事裁判でも陪審員はまっぴらごめん

2023年06月28日 | 日々の風の吹くまま
6月27日(火曜日)。☀⛅。何かきのうは充電器の一件で気分的にストレスになったのか、カレシに突かれて目を覚ましたらもう8時45分。しっかりと晴れているけど、予報ではしばらくの間はあまり暑くならないらしいのがいい。今日はいの一番に、きのうケイトお姉ちゃんが送ってくれたメールアドレスに「友だちに招待されたので、ジャズ鑑賞会に出席したい」というメールを送って、返信にあった番号に電話して会費を支払い。

ずっとだらだらしているうちに買い物の時間になって、帰りに郵便箱から取って来た封書を見たら、何と裁判所からの陪審員召喚状。これで4度目だよ、もう。カレシなんか一生に1回しかなかったのに、何で?最初に召喚状が来たのは1990年のことで、フリーランスの個人事業を始めたばかりで、ビジネスが立ち行かなくなると嘆願?して免除してもらって事無きを得たっけ。あれは刑事事件(陪審員12人)だったから、いつ終わるかわからない裁判に延々と突き合わされて、有罪、無罪を決める評議が紛糾でもしたら、合意に達するまで家に帰れないことだってあるわけで、商売上がったりになっちゃうじゃないの。その後の2回はどっちも民事裁判で、どっちも陪審員(民事の場合は6人)を選ぶ前に和解だか示談だかで解決してお払い箱。あのときは冷や冷やしたっけな。陪審員になれば何がしかの日当は出るけど、駆け出しフリーランスのワタシの1時間の収入にも満たないくらいの小粒の雀の涙。現在でも最初の10日は1日2千円、11日~49日は6千円、50日目以降は終わるまで1万円で、最低賃金が1時間1700円弱であることを考えたら、ぜぇ~んぜん割に合わない!



召喚状には、陪審団選任のため、州最高裁ニューウェストミンスター裁判所に、8月8日午前9時15分に出頭せよと書いてあって、選任された場合は同日から約14日間と推定される民事裁判で陪審員を務めることになるらしい。おい、その日はカレシの誕生日じゃないの。冗談じゃないったら、もう。でも、そこは良くしたもので、陪審員を務めるのは市民の義務ではあるけど、召喚状の下の方にある拒否の理由の中から、「私は65歳以上であり、今回及び将来においても陪審員を務めたくありません」と言う項目にチェックを入れて返信封筒で送れば、自動的に免除されることになっていて、カレシに召喚状が来た時その規定で永久に免除してもらった。今回はワタシもこのありがたい規定に該当するから、さっそく太いフェルトペンでばってんを書いて、封筒に入れて、はい、さようなら。ほんとにお騒がせもいいところだな。

でも、刑事裁判と違って、民事裁判での陪審員の日当や経費は訴訟の当事者が負担することになっているので、裁判に14日もかかると予想されているこの訴訟、相当大きなお金が絡んでいそうだな。どんなものか興味がわくけど、それでも陪審員はやぁだっ。ま、将来の陪審義務も免除と言うことで、やれやれ、めでたし、めでたし。ほら、サレーの高層ビルが夕日に燃えているよ。




無料と言うけど、本当にタダなのかなあ?

2023年06月27日 | 日々の風の吹くまま
6月26日(月曜日)。☀⛅。きのうの最高気温は25度だったそうな。金曜日は27度、土曜日は18度だったから、何だか乱高下と言う感じで、暑くなったり寒くなったりはたまったもんじゃないよ。夏なんだから、そりゃ暑めの方がいいに決まってるけど、もうどっちかに決めて欲しいもんだ。

7月15日のUptown Liveストリートパーティのどんちゃかロックコンサートから逃げるつもりで、バンクーバーのウォーターフロントのホテルに部屋を取ったんだけど、予約の確認が来てみたら、何やらちょっと問題になりそうな但し書きを発見。ホテルグルーのメンバーシップに登録した上で予約したのはいいけど、なぜかカレシの名前で登録したので、予約の名前もカレシ。でも、保証に使ったクレジットカードはワタシの名前。近頃はどこも名前の食い違いにうるさくて、確認メールにもチェックインの時にデポジットを計上するのに、予約した人の名前のクレジットカードの提示が必要と書いてある。ずっと昔サンフランシスコの日航ホテルで、予約の名前(通称)とカードの名前が一致しないでひともめしたことがあったので、ここは(特に私たちは地元の人間なもので)今のうちに変えておかないと・・・。


ゆったり・・・

ということで、手っ取り早くワタシの名前でメンバー登録して、同じクラスの部屋をワタシの名前で予約して、カレシの名前の予約をキャンセル。新しい予約の確認が来たら、あれ、合計額が1万円くらい安くなってるぞ。部屋の写真は同じだし、同じ日に2泊なのに、何が違うんだろうとよぉ~く見たら、あはぁ、最初の予約確認メールにあった「無料の朝食付き」の文字がなくなっているじゃないの。それ以外はまったく同じだから、この1万円の違い、朝食が付くか付かないかが理由だとしか考えられないな。まあ、朝食そのものは込みでそうでなくても、ホテル周辺には食べるところはいくらでもあるから、どっちでもかまわないんだけど、差額はほぼ1万円で、2日分だから1日5千円、つまりホテルの朝ご飯は1人につき2500円てことじゃないの。とどのつまり、朝食は「無料」と書いてあっても、ほんとに「タダ」なんじゃなくて、宿泊料金に埋め込んであるから、言うなれば「前払い」したのと同じという感じがするけどなあ。

とにかく、ホテルの周辺ならどこでも朝ご飯を(安く)食べられるから、朝食抜きの予約をして浮いた分はホテルまでのタクシー代にすればいいか。やれやれと思って、予約関連の情報が重複しないように使ったSurfaceのバッテリの残量を見たら、何と27%。慌てて充電器をつないだけど、何の反応もないよ。リバークルーズの時から何となく不具合を感じていたけど、どのコンセントを使っても充電中のランプが点かない。ああああ。アマゾンで探したけど、どれも2、3週間はかかるみたい。向こう1週間以内に必要なんだけどなあ。カレシが「オレの壊れたSurfaceの充電器を使ったらどうかな」。う~ん、カレシのは65Wでワタシのは44W。だめじゃないのかなあ。と、途方に暮れながらググってみたら、使えるよっという記事がぞろぞろ出て来て、よし、試してみない手はない。大丈夫と言う記事を20本くらい読んて、大丈夫だと確信して、カレシの充電器をつないでみたら、ちゃんと100%まで充電。なぁ~んだっ、これなら慌てることなんかなかったのにぃ~。

時間が止まってくれないから立ち止まれない

2023年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月25日(日曜日)。☀🌤。きのうはまた寒かったけど、今日はまた暑め。金曜日が27度で、朝方ヒーターが入っていたきのうは18度で、はて、今日は何度まで行くのやら。温度計が壊れてるんじゃないの?

午前中は大汗をかきながら掃除をして、ウォーキングに行って、ランチを食べて、やっとひと息。調子づいているので、バージョン4の手直し。メモしておいたハナちゃんのコメントを読んで反芻しつつ、コメントのなかった部分にもちょこちょこと手を入れて、自分でもずいぶんよくなったと言う気がする。ハナちゃんが翻訳に興味を引かれたと言っていたので、大学の継続教育部にある日英翻訳コースを教えてあげて、オンラインでも受講できるようなので、興味があったらやってみたら?とメール。東京の先生の後継者になりたくて、押しかけて弟子入りしたわけだけど、たとえ芽が出たとしても、ワタシの年令を考えると、若い人が後に続いてくれなければ、先生の足跡が途絶えるのは時間の問題。

それで、おととい翻訳について話をしていた時に、ハナちゃんに「あなたのような若い人が必要なの」と言ったわけ。演劇界では、役者から演出家や劇作家に転身するケースが多いけど、ハナちゃんはカナダと日本をまたいで演劇活動をするつもりらしいから、カナダ演劇を翻訳して日本で演出、上演するというのは、かなり将来性があるんじゃないかと思うけどね。商業翻訳と文芸翻訳はまったく似て非なるものだから、大学のコースは翻訳そのものの基礎を学ぶ程度かもしれないけど、直感的にハナちゃんならできるという印象を持ったので、カナダの演劇作品を海外に広げるためにも、ここはひとつ、やんわりとプッシュしたい気がする。

バージョン4の手直しが終わったところで、次は「平治郎」の英語訳の続き。こっちの方は、原作の釧路の浜言葉がワタシの母語みたいなものだし、日本語から英語の方が脳内変換がスムーズでいい。もっとも、訳し終わったら、原作を翻案に近い形で再構成しなければならないので、えらいこっちゃと言う気分。PTCのハイディにドラマターグをお願いしようと思っているけど、ま、最後まで訳して、「カナダ版」の大枠を組み立ててからの話。あと2冊ある日本語訳したい戯曲にも手を付けたいし、何だか急げ、急げという感じだけど、時間は止まってくれないんだから、ワタシも止まっていられないよね。空の雲だって、刻々と姿かたちを変えるじゃないの。







何にも勝るのがプロのアドバイス

2023年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月24日(土曜日)。☁⛅🌤。きのうは最高気温が27度だったのに、今日はまだ何だか急に冷えちゃって、けさはまたサーモスタットの炎マークは1本だったけど、少しの間ヒーターが入っていた。あぁ~あ、あと1週間で7月なのになあ。ほんと、7月って夏じゃなかったのかな。猛暑は嫌だけど、冷夏も嫌だな。

きのうはハナちゃんが、ワタシが翻訳した芝居の脚本のコメントしたのを2人でディスカッションするために、午後に遊びに来てくれて、(ご飯を食べて行ってよと言ってあったので)食後のテーブルを片付けてから、コメントのレビュー。最初の質問が登場する2人の女性の年齢で、単語や言い回しひとつでジェンダーや年齢、人間関係がわかってしまう日本語はやっぱり難しいね。(それで社会でのジェンダーや年齢による差別撤廃が進まないのかもしれない。)ナチュラルな英語をマスターすべくカレシのレッスンを受けているところで、英語はほとんど不自由しないレベルだから、ディスカッションも脚本を読み上げるとき以外は英語で、ごく普通にああだこうだと進んだからすごい。ワタシは、日本語は初めてワープロを買ったときからローマ字入力でやって来たせいもあって、手書きは漢字はほぼ全滅だし、平仮名と片仮名は小学1年生のレベルなもので、ハナちゃんが説明してくれる台詞の考慮点を、英語とローマ字日本語のごっちゃ混ぜでメモ、メモ、メモ。

今日はさっそく手直しを始めて、バージョン4として新しいファイルを保存。現在の日本語のネイティブスピーカーで、しかも俳優であるハナちゃんに読んでもらったおかげで、日本語訳について考えつかなったことや、知らなかったことがわかって、いろいろと勉強になった。し、原文に忠実であろうとして直訳調にならないように、演じる人の役作りの妨げにならないように、もっと自由な翻訳を心がけなさいという、東京の大先生のアドバイスと一致するところが多かったし、さらには台詞回しのような、演劇の観点からの日本語の抑揚や流れに触れることができて、ほんとに中身の濃い2時間半だった。ありがとう、ハナちゃん。

それにしても、ワタシの日本語、脚本の話し言葉に、平成生まれで平成育ちのハナちゃんによると昭和的なところがけっこうあったし、声を出して台詞を読むと自分の耳に聞えるイントネーションが英語的だしで、やっぱり劣化しているんだよね。まあ、日本を離れて久しいし、長年の翻訳稼業はもっぱら話し言葉とは縁遠いビジネス文書と論文だったし、考えたらもう何年もまともに日本語をしゃべったり、聞いたりしていないから、しょうがないかな(と言い訳していていいのかどうか・・・)。さて、見直しも進んで、洗濯も済んで、夕暮れが迫る午後8時45分。明日は晴れるかな?





イタリアへのフライト

2023年06月25日 | 日々の風の吹くまま
6月23日(金曜日)。☀🌤。初夏らしくなって来た。朝方近くに左の股関節と膝が痛くて目が覚めて、しばらくの悶々としていたけど、そのうちに収まって、後はまたぐっすり。ワタシも人工股関節にしてもらって、バイオニック・ウーマンになろうかな。手術やリハビリの間カレシがどうするのか気がかりだから、どうしようもなくなるまで頑張るけど、いずれはそうなるのかな。

午前中に、秋のクルーズでのフライトの件でトラベルエージェントのジェフから電話。春のリバークルーズの時から体調が優れなくて、帰って来たとたんに寝込んでしまっていたので、すっかり元気になったのかと聞いたら、「帰って来て肺炎になって、きのうからやっと元気が出たところ」だって。肺炎って、コロナじゃないって言ってたけど、もしかしてRSウィルスだったんじゃないのかな。秋のクルーズの料金の払い込み期日が迫っているから、クレジットカードの番号がいるのかなと思ったら、行きのバンクーバーからローマ、帰りのベニスからバンクーバーのフライトの相談。

前から英国航空/ヒースロー空港だけはお断りと言ってあったので、Silverseaの客のフライト手配を取り仕切るSilverskyで顔が効く担当者に交渉してくれることになっていたんだけど、ローマへは直行便がないので、往復ともどこかで乗継ぎがあるから、それをいかに効率的にするかが問題。エアカナダでトロントに飛んでローマ行きに乗り継ぐのはどうかと言ったら、「居住地の国内での乗り継ぎは、乗り継いだ地点が出発点になるから、バンクーバーからの便はクルーズのパッケージには入らないんだよ」。てことは、バンクーバー→トロントの便は自腹ってことか。残念だなあ。ヨーロッパ大陸へ直行便を飛ばして来るのはKLM、ルフトハンザ、エールフランスくらいかな。春に乗ったKLMは良かったな。おととしの秋のクルーズで、バルセロナからパリ経由で帰って来たエールフランスも良かった。どっちもビジネスクラスのシートはフルフラットで快適だったし。ルフトハンザはまだ乗ったことがないけど、最近イタリアに行った知り合いがサービスが良かったと言ってたな。「でも、ミュンヘンかフランクフルトでローマ行きに乗り継ぐと、ボーイング747になるよ」とジェフ。え、ジャンボ機、まだ飛んでるの?と聞いたら、「まだ飛ばしているのはルフトハンザぐらいだよ」。

午後1番でジェフから、Silverskyがフライトプランを送って来たけど、これでいいかというメール。おお、行きはアムステルダム経由の’KLMでローマ、帰りはエールフランスでベニスからパリ経由。時間的にもたっぷり余裕があるので、少々の遅れがあっても大丈夫そうだな。さっそくオッケーと返信したけど、メールの下の方にジェフが担当者に送ったメールがあって、「クライアントは超高齢者なので、空港での手続きがめんどうなアメリカ経由は避けて欲しい」と書いてあったので大笑い。ジェフに「超高齢者だからお願い」って気に入ったよぉと書き添えたら、「向こうのルール通りにやってたら何もできないから、こっちの要求を通すのによく使うんだよ」だって。あはは。でも、これでフライトが決まったので、来週の残金支払いまでひと息ついて、今日はハナちゃんが来るから、早めに買い物に行ってこよっと。

週末旅行のプランが・・・

2023年06月24日 | 日々の風の吹くまま
6月22日(木曜日)。☀。目が覚めたら、もう8時半。きのうはすごく楽しかったけど、やっぱりちょっとくたびれたんだな。きのうまでの寒さは嘘だったんだろと言いたくなるような陽気。予想最高気温は23度で、いたって普通の今ごろの気温だから、ほんと、ついきのうまで日中でもヒーターが入っていたあの「寒波」はいったい何だったんだろうなあ。

来月のロックコンサートからの逃避は、バンクーバーのダウンタウンで過ごすことにカレシも多いに乗り気。何から何までめんどうを見てくれるオールインクルーシブのクルーズですっかり甘やかされちゃっているようで、自分で車を運転したり、自分たちで飛行機の予約を取って、着いた先でタクシーを探したり何だりするのが、すごく億劫になってしまったみたい。思い立ったが吉日で、今日さっそくパンパシフィック・ホテルに予約。ホテルの会員になると安くなるので、たぶん9月にも利用すると考えて、まずは会員登録。確認のメールが来て、そのまま予約のページで、部屋選び。何しろバンクーバーのホテル料金はカナダで一番高いんだそうで、ちょっといいところなら安い部屋でも6、7万円。最初に出て来た安い方は東向きで、ガスタウンやバンクーバーのダウンタウン、それにベーカー山が見えると書いてあって、バンクーバーのダウンタウンの高層ビル群なんか全然おもしろくないし、ベーカー山は我が家からの眺めの方が近いので、せっかくの週末旅行なんだから、港やノースショアの山並みが見える部屋の方に決定。

高くても、広いし、眺めはいいし、無料のWiFiとデスクがあるし、朝食付きだしで、やたらといろんな税金が付いても2泊で20万円以下で、飛行機代やガソリン代をかけて遠出するよりもずっと安いし、何よりもタクシーで1時間もかからないで行けてしまうのがいい。それに、きのうのディナーの時に、ロックコンサートに追い出されてダウンタウンのホテルに身を寄せると言う話をケイトお姉ちゃんにしたら、「あら、ちょうどいいわ。15日にHycroftでジャズのリサイタルがあるから、来ない?」とのお誘い。うわっ、うれしいなあ。「遠いから簡単に誘えなかったけど、近くに来ているならおいで」ということで、なるほど、ステイケーションはローカルだから、友だちと会って食事をしたり、普段は行けないイベントに一緒に行ったりできるという利点があるんだ。

調子に乗って行く、行くっと返事をしていたら、そばにいたお姉ちゃんの茶飲み友達でいつも一緒にArts Clubのイベントに来ているロバートが、「何だったらその次の土曜日にうちに来て花火大会を観ないか」という誘いかけ。うはぁ、それ、3ヵ国のチームが花火と音楽のシンクロを競うCelebration of Lightで、第1夜の22日はオーストラリア。ロバートは会場のイングリッシュベイのビーチに面したマンションの最上階に住んでいて、広いルーフデッキがあるから、花火を見るには特等席もいいところ。うれしいねえ。ワインでも持って行かなくちゃ。酔っ払ったら泊めてもらっちゃおうか。ロックコンサートの騒音と振動から避難するための週末旅行が、何だか新しい「バケーション」の楽しみになりそうで、ほんと、何がどっちに発展するかわからないもんだな。でも、7月は楽しくなりそう。

騒々しいイベントからの逃避

2023年06月23日 | 日々の風の吹くまま
6月21日(水曜日)。☁🌧☁。今日も家中のベースボードヒーターがポッカポカ。でかける午後には雨が止むそうだからまだいいけど、でも、今日は夏至じゃないの。この日は、西洋では暦の上での公式の「夏の始まり」の日なんだけど、ぜぇ~んぜん夏らしくないなあ。初夏らしくもないし、まるで初春。それでもまだ、この夏はエルニーニョのせいで平年より暑い夏になると言う予報が出ているけど、当たるのかなあ。

今日はArts Clubのファンドレイジングのディナー・パーティがあるので、晩ご飯のしたくはなし。場所ロブソン・ストリートのイタリアン・レストランCin Cinで、土曜日ごとにおしゃれなレストランで外食していた頃はお気に入りのひとつだったな。ただし、かなり頻繁にシェフが変わったりして、絶賛するくらいいい時と今ひとつだなあと言う時の落差が大きかった。もう20年近く行っていないから、今はどうなっているのか楽しみだな。誰でも参加できるこのディナー・パーティは年に4回、60人から70人くらいがちょっといいレストランに集まるもので、会費はレストランの料金と寄付の組み合わせなので、寄付の部分については後で税額控除用の領収書が送られて来るから、仲間とおしゃべりして、おいしいものを食べて、ついでに所得税を減らせる一石三鳥のイベントと言ったところ。

午後はのんびりなので、来月15日土曜日の逃避作戦を練ることにして、はて。シアトルでクラフトビール会社をやっている友だちに会いに行こうと思ったけど、カレシの膝と股関節の状況では2時間以上の高速運転は無理、無理。久しぶりにサンフランシスコに遊びに行くのはどうかと思ったけど、空港の混雑やら何やらを考えると、ちょっぴり億劫だし、バンクーバー島の友だちに会いに行くのも観光シーズンのさ中でフェリーが込むだろうし、近場と言うことでウィスラー辺りはどうかなあ、と思案投げ首。そんなときに、ラジオで聞いていた地元の人向けの週末パッケージのコマーシャルを思い出して、そうなんだ、バンクーバーのダウンタウンには大きなホテルがたくさんある。金曜日から日曜日までの2泊で、周辺のおしゃれなレストランに行けるし、いいね、いいねと乗り気になって、バラード入江が見えるパンパシフィック・ホテルの料金を見たら、うは、1泊8万円(プラス各種税金)。

カレシにこれこれだからああだこうだと説明して、どう?と聞いたら、けっこう乗り気の感じ。パンパシフィック・ホテルは、日本のバブルが絶頂にあった1980年代半ばに東急グループが、かってのカナダ太平洋鉄道の終点の大埠頭をカナダ政府が再開発したコンベンションセンター/クルーズ船ターミナル/ホテルの「カナダ・プレース」に、オープンしたところで、バラード入江に突き出したコンベンションセンターの屋根の5つの白い帆がシンボル。港とノースショアの山並みを見渡せるレストランには昔何度か行ったっけな。メンバーになると宿泊料金が割引になるし、無料のWiFiもあるし、高いと言っても、サンフランシスコやシアトルに行く費用や時間を考えたら、安いもんだし、タクシーで行けちゃうから便利だし、うん、7月と9月の騒々しいロックコンサートから逃避する「定宿」にしてもいいんじゃないかな。


こういうのを窓の下の道路で9時間・・・

膝が痛いんだけど

2023年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月20日(火曜日)。☁🌧☁🌥。うは、まだ寒いよ。きのうの「最高」気温は何と12度。最低気温の間違いじゃないかと思ったけど、いや、まちがいなく日中の最高気温。やれやれ、夜には家中にしっかりヒーターが入ってたし、月も下旬だってのに、ほんとにどこかおかしいなあ。でも、去年もちょっと涼し過ぎると言っていたような気もするけど、いくら何でも12度がやっとはないんじゃないかと思うなあ。

ウォーキングから帰って来たら(義)妹のマリルーからテキストメールが入っていて、「膝に人工関節を入れることになって、手術の日が決まるのを待っているところ」。え、あなた、バイオニックウーマンになるの?と返事したら、「そうなのよ。手術の後でリハビリがあるから、この夏はガーデニングはできそうにないわ」。そうだなあ、マリルーはワタシより一つ年下だから74歳で、趣味の庭は家の裏の斜面だから、園芸に戻れるようになるのに時間がかかるかもしれないな。このところ膝の調子が良くないカレシにニュースを伝えたら、「オレは手術なんか嫌だ。車椅子にする」と言うので、ワタシは肩の調子が良くないんだから押してあげないよ、電動のにしてよねと言ったら、「それで歩道をぶっ飛ばすかな。あはは」。

ベルギーの病院からの請求を払うのに、銀行の中央支店でマネーオーダー(つまり国際為替)を発行してもらおうと、ランチの後ですぐに請求書を持って、バンクーバーへ。ロイヤルアベニューからニューウェストミンスター駅までの300メートルほどは、勾配が10%近い下り坂なので膝にきついな。やっぱり、ワタシもそのうちに膝も肩も股関節もぼろぼろになって、しまいにバイオニックウーマンになるのかな。やぁだ。グランヴィル駅を出てすぐの中央支店はけっこう空いていて、請求書を見せてユーロのマネーオーダーをお願い。カナダではIBANを採用していなくても、オンラインで送金できるんだそうだけど、その場合は手数料が5千円。でも、外国へのオンライン送金はやったことがないから、マネーオーダーを送ることにして、フランス語なので受取人の名前を確認するのに手間取ったけど、旅先で救急センターのお世話になった経緯や請求書の内容を知るのにグーグル翻訳を使ったことなどを話しながら、為替を作ってもらって、30分近くかかって任務完了。手数料は当座預金口座の特典で無料。オンラインでやらないで良かったね。

とんぼ返りで電車に乗ってニューウェストまで帰って来て、あの急な坂を上るのはきついから、駅下のバスターミナルで乗継ぎ。バスも同じゾーン内なので、乗り継いでも別に料金はかからないのがいいところ。帰って来て着替えをしたら、もうマティニアワーで、カレシが「ジンがないよ」。それじゃあと、トートバッグをお財布を掴んで、2人で角の酒屋へひとっ走り。プリマスジンを3本とワタシのムッシュ・ヘネシーを2本買って、道路を斜め横断して帰って来たら、故障していたエレベーターが復旧していて、やれやれ。今日はラスベガス・サイズのマティニをおねがぁ~いっ。いつの間にか青空が出ていて、うん、明日は晴れて、少しは暖かくなるのかな。



巨大な森林火災

2023年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月19日(月曜日)。☁🌧。寒いよぉ。うち中でヒーターが入っている。あさっては夏至だってのに、何、これ?天気サイトをチェックしたら、きのうの最高気温は15度、最低気温は9度。今日の予報は雨で、予想最高気温は何と13度。ずっと内陸の山地を通るハイウェイでは雪が降るかもと言う予報だって。あんまり寒いもので、June(6月)をJanuary (1月)に引っ掛けてJunuaryとまさにお寒いジョーク。ロッキーの向こうのバンフやジャスパー国立公園では積雪25センチの予想だと言うから、ああ、もう寒すぎっ。(来週は暑くなるんだそうだけど・・・。)

でも、季節外れの低温と雨は、森林火災を抑えるのにはまたとない助っ人なんだから、あまり文句ばかり言っているわけにはいかないな。去年からの乾燥にやたらと早かった猛暑が重なったりして、一時は80ヵ所以上で燃えていた森林火災が今のところ61ヵ所。炎が3キロまで迫って、全住民に避難命令が出たタンブラーリッジは、風向きが変わって、避難命令は解除。森林火災の警戒レベルもほとんどの地域で格下げになって、ちょっとひと息と言うところかな。雨、雨、降れ、降れ。

それでも、州の北東部で燃えている「ドニークリーク火災」(一定規模を超える火災には固有の名前が付く)は、5月半ばに落雷で発火して以来1ヵ月で53万4888ヘクタール、つまり5348.88平方キロに広がって、とうとうBC州の史上最悪の森林火災の記録を更新。現場の周囲は948キロもあるそうで、『赤毛のアン』でおなじみのプリンスエドワード島の総面積に迫っていて、近いところではメトロバンクーバーの2倍、ロスアンゼルス市の4倍、ニューヨーク市の7倍、バンクーバー市の47倍、ニューウェストミンスター市のほぼ360倍と言うから、まったく想像もつかない規模だけど、BC州の面積は約94万5千平方キロで、日本の3倍くらい。その日本の地図に投影してみると、東京都の2.5倍で、千葉県や愛知県が丸々燃えている勘定だから、やっぱり想像を絶する災害だよね。

森林火災の原因は半分以上が落雷などの自然現象なんだそうだけど、考えてみたら、太古の昔から、森林はそうやって繁り過ぎたところや倒木や下草で混雑した部分をクリアしては、新しい森を再生させて来たわけで、マットも山火事や雷雨の後はきのこが豊作になると言っている。でも、出火原因の半分近くは人間の火の不始末なわけで、地球上に人間が増え過ぎて、都市や道路や行楽施設が森林地帯に近くなり過ぎたってことだと思う。ま、寒いから、セータージャケットを着込んで買い物に行って来ようっと。

父の日の日曜日

2023年06月20日 | 日々の風の吹くまま
6月18日(日曜日)。☁🌥🌧🌤。夜の間に雨が降ったらしいけど、ルーフデッキはほぼ乾いていて、お日様が何とか雲の薄いところを見つけようとしているような曇り空。何とも落ち着かない天気だな。ゆうべは、いつものようにカレシのココアを作って、ワタシはムッシュ・ヘネシーをグラスに注いで、さて、寝る前のリラックスタイム、と思ったところで、窓の外でピカッ。思わずグラスを落としそうになったくらい明るかったけど、いつまで経ってもゴロゴロが聞こえて来ない。時計を見たら午後11時半。ようやくどこか遠くでかすかに雷鳴らしき音。へえ、すごく遠いんだな。国境までわずか25キロくらいだから、もしかしたらアメリカ側かな。真夜中を過ぎてまたピカッと来て、今度は雷鳴が聞こえるまでの時間少し短くて、音もそれらしく聞こえたけど、ベッドに入る頃には雷様なしのただの土砂降り。

久しぶりに窓を叩く雨の音を聞きながら眠りについて、けさはすっきりした気分で目覚め。よく眠ったという気がして、あれ?と思うくらいのエネルギーを感じるから不思議。きのうは午後から寝るまで、晩ご飯の時間をのぞいて、「平治郎」の翻訳にずっぽり漬かっていたから、やっぱり一点集中のストレス解消効果なのかな。きのうの夜なんか、途中でいつもそばに置いてあるパルスオキシメーターに何気なく指を突っ込んだら、血中酸素は98%で普通だったけど、脈拍が何と63だったのでびっくり。いつもは85とか90だから、おかしいなと思って計り直したら、今度は65。低すぎる感じだけど、寝ている時のような静止した状態なら普通らしい。でも、座ってバンバンとキーを叩いていたんだけどな。一点集中で、脳内がヨガをやっているような感じになって、瞑想の境地に入っていたとか・・・。

ま、脳内ヨガでも何でも、ストレス解消になって元気いっぱいなのは大いによろしい、と(比喩的に)自分の背中をぽんぽんと叩いて、朝ご飯。今日は掃除の日で、先週は掃除をした後もバルコニー掃除の仕上げをしていたせいか、キッチンの床タイルがずいぶん汚れているなあ。エレベーターが1台しか動いていなくて(各駅停車で)待たされるからとめんどうくさがっていたら、バルコニー掃除のごみがまだ2袋残っているし、リサイクルのごみも袋にいっぱい。まあ、ここんところ季節外れに涼しいから、外に置いておけば大丈夫だけど、溜め過ぎるのも何だかなあ。ため息交じりに今日のごみ袋も外に出して、モールが開く11時にウォーキング。今日は父の日なので、入口を入ってすぐの老舗チェーンのレストランの外には行列ができていたけど、2階はオフィスがみんな閉まっているので、ウォーキングの常連2、3人と清掃会社のカートだけ。ハッピーな娘(と息子)を持つ世界中のお父さんたちに、ハッピー・ファザーズ・デイ!

きのこ屋のマットが「4時ごろそっちに着く」とテキストして来たので、リサイクル容器の袋を持って少し前に出て、ごみルームに寄り道。ロビーに出たらちょうど着いたところで、奥さんのオリヴィアと3人!の子供たちと初対面の挨拶。ついでにケージに入れられていたワンちゃんのマシュマロとも鼻をくっつけて挨拶。まずはサムファイア(別名シーアスパラガス/アッケシソウ)を大きな袋にどさどさと入れて、計ったら1キロ。日持ちがいいし、ピクルスにできるから、いいか。ヴィクターのお父さんにあげるモレルも袋に入れて、マットが車の後ろから注文の乾燥きのこを出している間、末っ子の4歳のお嬢ちゃんと車の窓越しにおしゃべり。くりくりした目がとってもかわいくて、とってもおしゃまさんな子。にぎやかでいいねえと言ったら、「う~ん、まあね」とにこにこ。あはは。マットは30代半ばくらいに見えるけど、良きパパなんだね。午後5時半、2つの橋の間に短い虹が・・・。






芝居の翻訳

2023年06月19日 | 日々の風の吹くまま
6月17日(土曜日)。☁🌥。夜の間に雨が降って、朝にはまたヒーターがオン。過去の平均を見ると、わりとあたりまえの気温なのでちょっとびっくり。温暖化に慣れちゃったから寒いと感じるのかもしれないな。

今日の家事は洗濯だけ。午後から先は、晩ご飯のしたく以外はまるまるワタシの時間ということにして、「平治郎」の英語訳に専念。なにしろオリジナルが市民参加の創作劇なもので、とにかく登場人物の数がすごくて、大枠のイメージでは、登場人物のうち、アイヌ人6人(1人2役で役者5人)を全員舞台の中央に配置して、和人は古代ギリシャ劇の「コロス」風に全員を(たぶん同じ衣装と仮面で)まとめて舞台の後方に配置した上で、場面に応じて1人で何役も演じると言う構想。でも、和人の登場人物はゆうに30人はいて、重要な役もあるから、「コロス」を何人に絞ったらいいのかが問題だな。新作として取り上げられたとしても、たぶん小さな劇場で上演されるだろうから、そこんところも考慮に入れなくちゃならないけど、とにかくオリジナル全体を英語訳してしまわないことには、再構成も書き直しも何もあったもんじゃない。

でも、やっているとだんだんに熱が入って来て、いろんな場面のイメージが湧いて来るもので、ますますのめり込んでの堂々巡り。コロナで中断されているうちに、もう何年経ってしまったのかな。でも、この脚本を探し出して来て、脚本を書いた演劇集団のリーダーと会って話す機会を作ってくれた旧友(70年来の友だち)との約束は守るからね。こっちには先住民の演劇グループもあるから、英訳ができて、カナダの舞台にかけられる形ができたところで、PTC(劇作家集団)の芸術監督でドラマタージのハイディに読んでもらって、指導を仰ぐつもり。これがワタシの生まれ故郷への一世一代のお返しになればいいけどな。そう思えばまたまた熱が入って来るから、ワタシって人間は・・・。

マティニアワーになって、マットからの連絡がなかったのに気付いて、今日がだめなら明日でいいよぉとテキストしたら、「いけねえ、忘れてた。明日のマーケットの帰りに寄るからね」という返事。でも、明日の日曜日は「父の日」じゃないのと言ったら、「家族連れだから大丈夫」だって。おお、奥さんとお嬢ちゃんに会えるってことか。それじゃあ、何か父の日ついでのプレゼントを用意しておこうかな。マットが持って来てくれるモレルとサムファイアはヴィクターのお父さんにお裾分けするつもり。自分の親たちはとっくに他界して、子なしのままの私たちには父の日も母の日も縁がないけど、こうやって父の日を楽しむのもいよね。

またマスク論争?

2023年06月18日 | 日々の風の吹くまま
6月16日(金曜日)。☁🌧☁🌤。もうすぐ夏至(公式の夏の始まり)だってのに、寒いねえ。また朝方にヒーターが入っていたみたい。やぁ~だっ。ぽつぽつと降り出した雨が、カレシがハナちゃんのレッスンをやっている間に止んだので、それっとウォーキング。ロビーのエレベーターのボタンの脇に貼り紙があって「故障中の2号機の修理は火曜日の予定」。今週に入って止まってしまって、部品を取り寄せているそうで、3年前に3ヵ月くらい止まった時のようなことにならないといいなと思ったけど、あのときはコロナの流行の初めの頃で、距離を取るために3人しか乗れなかったから、不便極まりなかったな。それにしても、KONEのエレベーターって、よく故障するねえ。

ランチの後でのんびりと小町横丁を散策していたら、「マスク外していいのに!」というトピックが目に飛び込んで来た。何でも旦那さんの職場でマスクを外していいとの通知があったけど、翌日になっても7割がマスクをしたまま仕事をしていてびっくりしたという投稿で、案の定、雪崩を打ったようなマスク論争。政府が個人の判断に任せると言ったんだから、外すも外さないも個人の自由(確かに)と声高に叫ぶ人もいれば、高齢の親がいるのでマスクを外す人は迷惑だ、人の命に係わるのによくも外そうなんて思えるもんだと憤慨する人もいるし、大勢がマスクをしたままだと外しにくいと言う人もいて、まさに人それぞれ。でもさ、マスクを外さない人が気になってしょうがない人たちって、コロナの初めの頃にマスクをしていない人が気になってしょうがなかった人たちじゃないかと思うよ。ま、日本ではまだコロナの感染が増えているそうだから、そのうちにまたみんなマスクをするようになって、今度はマスクをしていない人が気になってしょうがないってことになるんじゃないのかな。

午後2時半に買い物。今週は1万円以上で2000点のボーナスポイントをくれるそうで、だいたい必要なものだけを買ったらあっさり1万と700円で2000点いただき。久しぶりにレジで顔を合わせたランディが「効率いいなあ」と感心することしきり。でも、ポイントは貯まるけど、ワタシが欲しいものがないんだよね。珍しくあまり膨らんでいないトロリーを引っ張って、次はヴィクターのお肉屋さん。ヴィクターは配達に出ていて、店番はお母さん。よくソーセージなどをおまけしてくれるので、きのうマーケットで買って来たニンニクの花茎をお裾分けしたら、「私のおばあちゃんがよくピクルスにしていたのよ」だって。ヴィクターのお母さんのおばあちゃんって、いつの世紀なんだろう。さすが、歴史のあるヨーロッパだなあ。うん、ワタシもピクルスを作ってみようかしら。

帰って来て、きのこ屋のマット君にテキストを送ったら、「雨が降ったから夏のきのこは有望だけど、今はモレルだけ。他にサムファイアがあるけど」と言う返事。乾燥きのこは?と聞いたら、「それならたくさんある」というので、モレルを少しと大量のサムファイアと乾燥パックのポルチーニ、シャンテレル、ミックスをお願いして、晩ご飯。きのうマーケットで買って来たマイタケとヤマブシタケと(おまけに入れてくれた)エリンギを売っていたのは、マット君の商売仲間のポールの店で、この人はいろんなきのこの人工栽培に熱情を傾けているんだそうな。森林火災や気候変動で野生のきのこの量が影響を受けるから、安定供給の観点からも、栽培技術の開発は賢いビジネスかもしれないな。で、晩ご飯は銀鮭のポケにヤマブシタケの吸い物。先に茹でると茹で汁がそのまま出汁になっておいしいし、脳の神経の老化を防ぐ効果があるらしいしね。晩ご飯の後はまるまるワタシの時間。夕暮れが迫る空の雲がおもしろい。明日の朝は雨の予報だけど・・・。


マイタケ、ヤマブシタケ、エリンギ




最高に楽しめたミュージカル『BEAUTIFUL』

2023年06月17日 | 日々の風の吹くまま
6月15日(木曜日)。🌥🌤🌥。ゆうべは帰りがちょっと遅かったので、よく眠って起床は8時半。何が何だったのかわからないけど、行きは高速に乗るまでものニューウェストの道路からしてものすごい渋滞。やっと高速に乗ってみたら、郊外へ向かう東方面がすごい渋滞。どうも郊外のどこかで何かあったらしい。それでも、レセプション会場には何とかあまり遅れないで着いて、ほっ。ところが、帰り道の41番アベニューで、またまた大きな交通事故による通行止めに遭遇して、なぜか袋小路だらけの住宅地をぐるりと迂回。でも、元の41番アベニューに戻ったら、交通止めのおかげで私たちの前に車がいなくて、かなりの距離をすいすい飛ばせたのはラッキー。

久しぶりのADCのレセプションはキャンセル待ちのリストができていたくらいの盛況で、仲良しの常連も勢揃いの感じで、ワイングラスを片手にあっちでおしゃべり、こっちでおしゃべり。ロンドンで80歳の誕生日を祝って来た名誉芸術監督のビルも元気。クルーズから帰って来て早々にコロナ感染がわかったティムもかからずじまいだった奥さんのヒラリーも元気。デイヴィッドとイーディスも元気。ケイトお姉ちゃんと「茶飲み友達」のロバートも元気。専務理事のピーターも昼間の仕事に就いて夜の時間が空いたダグと一緒。スタンおじさんとキャシーおばさんも元気いっぱい。ピーターとダグ以外は、私たちも含めてみんな70代後半から80代後半の「後期高齢者」ばかりなんだけど、芝居となると元気百倍のパワーだからすごい。レセプションが終わりに近づいて、ピーターと芸術監督のアシュリーの挨拶と個人スポンサーへのサイン入りポスターの贈呈。演出したアシュリーが裏話をたくさん披露して、いよいよ劇場へ。



ショーはめちゃくちゃ楽しかった。ワタシはビートルズ世代なもので、その前に隆盛した4人組ボーカルグループやニール・セダカその他には興味がなかったせいで馴染み薄だったから、キャロル・キングがソングライターとして活躍したことも知らなかったな。作詞家のジェリー・ゴフィンと互いに十代でデキ婚して、へえ、これもそうだったんだというくらい数々のヒット曲を生み出したのは持って生まれた才能があったからだろうな。年代が下がってシンガーソングライターの台頭で作詞家・作曲家の需要が亡くなった」というせりふがあったけど、ジェリーとの結婚が破綻して、曲を作るパートナーがいなくなったと途方にくれていたときに、裏で子育てを支えてきたお母さんに「子供の頃はジェリーなしでひとりで歌を作っていたじゃないの」と言われて、その通りシンガーソングライターになったんだからすごい。ヒットアルバムの『Tapestry』もいいけど、ワタシのお気に入りは『I feel the earth move』で、ショーの終わりで挨拶の後で、出演者も客席も一緒になって手拍子を取りながらの大合唱。サイコーだった!いつもはどんな芝居でもあまり感動しないカレシさえ「こんなすごいショーは見たことがない。こんなに楽しめたのは初めてだ」と大絶賛。(今日になってもまだその話をしているくらいだから、よっぽど楽しんだんだな。)演出家アシュリー・コーコランの代表作になるんじゃないかな。

今日は市役所隣の公園の駐車場でファーマーズマーケットがある日で、ケイラから今週から出店すると言うメールが来て、おお、バンザイ。春が低温だったから、作物の育ちが悪かったんだな。さっそく3時のオープン目指して駆けつけて、レタスとコリアンダーとにんにくの花茎を買って、ついでにいつも買っていたブリオシュローフも買って、づいでのついでにきのこ屋(マット君の仲間らしい)でマイタケとヤマブシタケと大好きなサムファイア(アッケシソウ)を買ってホクホクの気分。今年はちょっとスローだけど、夏は近い!

事務手続きはとにかく煩雑もいいところ

2023年06月15日 | 日々の風の吹くまま
6月14日(水曜日)。☁。寒っ。また早朝にちょっとヒーターが入っていたようで、今日の予想最高気温は18度。週末には雨になって、6月も半ばだってのに、来週半ばの夏至まではこのままという言う予報。どうなってるんだるなあ、もう。まあ、注文してあったSimply Delishのスープミックスが届いたので、週末はほかほかスープのランチで温まろうかな。



きのう、クルーズ中にカレシがお世話になったベルギーのユイの病院からメールが来て、開けて見たら請求書。ばっちりフランス語だけど、何とか6月30日が支払期限と言うことは解読。後はずらっと並んだ明細のわからない単語をグーグル翻訳で訳して、コロナの検査を含む各種検査の薬剤費の請求だとわかった。それ以外は「日帰り入院費」みたいなものがあるだけで、救急車の出動や応急手当、ドクターの診療費らしい項目は皆無。救急医療サービスは無料だと言われたけど、本当なんだな。それにしても、検査関連のリストには1ユーロ以下の項目がずらぁ~っと並んでいてびっくり。もっとも、病院を出るときにもらった検査結果のリストはびっしり2ページ(とコロナのPCR検査の結果が別に1ページ)だったから、徹底的に検査をしてくれたってことだな。請求額は保険の免責額以内の200ユーロとちょっと。さて、どうやって払うかだけど、銀行送金の用紙にはIBANコードが付いているけど、カナダはIBANを採用していないので、銀行でマネーオーダーを作って請求書のコピーと一緒に郵送するしかないかなあ。

医療の話のついでに、カレシの運転免許維持のための健康診断の用紙を隅から隅まで読み直してみたら、小さな、小さな文字で注意書きみたいなのがあって、「セクションBとCを記入すること」、「(医者の)意見で安全運転に影響すると考える身体条件がある場合に、セクションAとDを使用して詳細を記入のこと」と書いてある。そのセクションBはと見ると、何のことはない「視力」と「視野」だけ。ま、車の運転で一番重要な要素が「目」なんだから、妥当だと言えるな。で、セクションCは「セクションAとBを必要に応じて記入したうえで、医者の意見として車の運転に影響するものがあるか」という質問で、「ない」、「ある」、「将来あり得る」のどれかにチェックして、後はセクションFに免許保持者がサインして、セクションGに医者がサインして、レポートは医者から直接RoadSafetyBC(交通安全局みたいなもの)へ送付すると言う手順。

なぁ~んだ、それだったら、ワタシが近々バクラ先生に検眼してもらいに行くつもりでいたから、一緒にカレシも検眼してもらって視力の証明みたいなものをもらっておけば、クリニックのドクターも手間をかけずに処理できるんじゃないかな。ついでだから、カレシの薬の処方箋も書いてもらえば一石二鳥だし。そうと決めたら、後はあした、あした。今夜はスタンリー劇場でのシーズン最後の大型ミュージカル『Beautiful: The Carole King Musical』のオープニングで、その前に6時からお屋敷町の古い邸宅HycroftでADCのレセプション。リラックスして、ちょっとおめかしして行こうじゃないの。