リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

左利きが右利きの道具を使うと

2020年06月30日 | 日々の風の吹くまま
6月29日(月曜日)。☀☀☁。夏っぽい天気。きのうの夜はいよいよ4ヵ月ぶりのArts Clubのイベントで、朝からそわそわ。それでもミニチュア工房に陣取って、追い込みに入った「喫茶店」の小物作り。喫茶店になくてはならないのがコーヒーカップで、説明書の通りにやるとみんなコーヒーが溢れてしまっている感じなので、一計を案じて自分流。スーパーで買って来た紙のストローを輪切りにしてカップを作り、カップになるはずだったロリポップ用のスティックをストローより短く輪切りにして、先端をこげ茶の絵の具で色をつけて、カップの中に入れたら、ちゃんとコーヒーカップらしくなったじゃないの。縁をちょっと滑らかにしてやれば三重花丸だな。
 

早めの晩ご飯を済ませて、アシュリーへの3ヵ月遅れの誕生日プレゼントを入れた袋を持って、6時に車で出発。日曜日のせいもあって交通量が少なくて、止めるところもすぐに見つかって、劇場前に着いたのは指定の入場時間の15分前。イベントは7時半からだけど、入口で人が固まってしまわないようにと劇場に入れる時間をグループ分けしていて、私たちは早番の6時50分。同じグループではいる人たち数人と(ちょっと離れて)世間話をしたり、ロビーで準備をしているキャシーやエリナー、劇場マネジャーのピーターとドア越しにイェ~イっと手を振り合ったり。玄関を入ってすぐのところに透明な衝立を置いたデスクがあって、横にはハンドサニタイザーのスタンド。チェックインをしていたキャシーに再会を喜び合って、アシュリーにあげてねとバッグを渡して、連絡先の電話番号をエリナーに控えてもらって、しばしワインを飲みながら懐かしい人たちと(適当に離れて)おしゃべり。ほんっとに久しぶりにめちゃくちゃ楽しいひと時を過ごして、おみやげはArts Club特製(衣装部のスタッフが製作)のマスク。
 

おかげでゆうべはよく眠れて、今日は朝からエネルギーがいっぱい。ミニチュア工房でいつも最後になる植物のパーツ作り。説明書には12個もあるけど、ひとつひとつ置き場所を考えながら作ったのは7個。外壁に這わせる「ツタ」を店内の大きな窓に沿って這わせようと思い立って、ツタの葉をコピーしながら、昔どっかで「ツタの絡まる喫茶店」なんて歌を聴いたような気がしたけど、たぶん違うだろうな。ミニチュアモデルにはどれもやたらと観葉植物の鉢植え花瓶に生けた花がたくさんあって、どれも似たり寄ったり(というかほぼ同じ)なので、11作目ともなると手馴れたもの。印刷したペーパーからざくっと切り取った大小の葉を折って糊付けして、切り離してから緑色の針金の茎をつけたり、葉に切り目を入れたり。
 

特に先がシャープなお気に入りの小さいハサミで作業をしながら、ふと、左利きのワタシのハサミの持ち方が人目にはどんな風に見えるのか興味がわいてきて、いたずら半分にカメラのタイマーを使って自撮り。あは、やっぱり変わった持ち方をしてるなあ。使っているのは右利き用のハサミなので、正確に切ろうとするとどうしてもこんな風になっちゃうんだよねえ。ハサミだけじゃなくて、昔から使って来た道具の類はほとんどが右利き用だったので、今さら左利き用を使っても何かぎごちなくてしっくりしないから、慣れっておもしろいもんだな。ま、残る小物は「ツタ」だけ。飛び入りの仕事で中断されたせいで7月にかかってしまうけど、「6月のプロジェクト」も大詰め・・・。


家事がたくさんあると1日中忙しい

2020年06月28日 | 日々の風の吹くまま
6月27日(土曜日)。☁☀☁☂☀。あらま、今日は朝から雨が降ってるはずじゃなかったのかな。予報が外れるのは日常茶飯事だし、日が差しているに越したことはないから、文句なしで、ま、いっか。それにしても落ち着きのない天気だな。こういうのをunsettled weather(天候不順)と言うんだけど、今は世の中そのものだってunsettledだからねえ。と言うことで、6月最後の週末。もう1年の半分が過ぎようとしているわけだけど、3月以来、ずっと時間の感覚が微妙に狂ってしまっていた感じで、遅いんだか、速いんだか、どこかで臨時停車してるんだか。夏のはずなのに、空模様を見ていたら、もしかして今年は夏もキャンセルってことになったのかもしれないなんて気がして来るから、ほんとに2020年はヘンな年。

それでも、土曜日の掃除はキャンセルなし。ダスターをかけて、箒で隅っこの埃を掃き出しているうちはまだいいんだけど、天気が悪くても気温は上がって来たので、ごっつい掃除機との格闘が始まると猛然と汗、汗、汗。今日の気合の入れどころ一番はミニチュア工房。ゴミ箱を置いてあるのに、なぜかはさみの先から落ちる細かな紙切れはすんなり入ってくれないもので、床はいつもそこら中に紙吹雪がいっぱい。そんな床を見下ろすと、何だか子供の頃に散らかしては母に「片付けなさい」と言われたのを思い出して、ここはワタシのアトリエなんだから散らかし放題でいいんだよぉ、やぁ~い、という妙な快感がわいて来る。うん、いっつもきれいに片付いているアトリエなんてあるわきゃないだろと思うけどな。でも、足にくっついた紙吹雪がキッチンやオフィスにまで拡散してしまうわけで、やっぱりここは週一でもしっかり掃除しないとね。
 

今日はシーツ類の洗濯を始めたところで、思い立って夏用のパーケール地のシーツの取り替える作業までやって、やたらと重たいベッドのマットレスと格闘して汗だく。ついこの間までヒーターが入っていたのに、さすがにフランネルのシーツでは暑いと感じるようになっていたところ。洗濯機を回すこと2回、その間に同時進行で、ダスターかけ、掃き掃除、掃除機かけ、モップかけ。乾燥機が回っている間に、雑巾やモップのパッドを放り込んで3度目の洗濯。すぐにランチタイムになってしまう。ランチの後はカレシとウォーキング、帰って来たらフランネルのシーツ類をたたんでベッドの下の引き出しにしまって、やれやれと時計を見たら買い物の時間。忙しいったらないなあ、もう。

カレシが作ったマティニを飲みながら、生姜入り大根おろしを添えたホッケに枝豆と麦入り玄米ご飯とスープ春雨というちょっぴり和食っぽいご飯を作って食べて、プランターの摘み菜盛りだくさんのサラダを食べて、コーヒーで仕上げたら、1日分の食器を食洗機に入れたところで、今日の「家事」がおしまい。やっと落ち着いてオフィスに座っていたら、目の前に夕暮れが迫る空に高い、高い虹のアーチ。夏至を過ぎて、1日ごとに日が短くなるわけだけど、今は10時になってもま暮れ残っている北の空。ああ、今日はくるくるとよく働いたなあ。明日天気になぁ~れ。

     

     


お日様を浴びてビタミンDを作って免疫アップしよう

2020年06月27日 | 日々の風の吹くまま
6月26日(金曜日)。☀☁☁。また天気が崩れて来そう。また週末だもんね。何だか土曜日は雨模様と決まっているような感じ。ビーチなんかに若い人がどっと集まらないだろうから、今のご時勢ではいいのかもしれないな。最近はCOVID-19には抵抗力があるはずの若い層の感染が世界中で増えているらしい。まあ、今どきイベントだ、抗議デモだ、とやたらと群れているのは若い人たちくらいのものだから、さもありなん。もっとも、人種差別に抗議するために感染のリスクを冒して集会やデモに参加しているんだというのは何だかなあ。もしもあの群衆の中に感染者がいたら、ウィルスをお持ち帰りして家族や親しい人たちにあげてしまうかもしれないのに、「正義の戦いのためには感染も厭わない勇気ある人間」という自分像しか見えていないという感じがする。まあ、若い人たちが群れたがるのは、どこかで「連帯感」に飢えているということなのかもしれないけど。

    

パンデミックで閉鎖を余儀なくされて存続が危ぶまれていたバンクーバー水族館が、連邦政府からの緊急支援を受けて再開できることになって、感染拡大リスクの「3C」(三密)対策のひとつである「2mルール」のPRとして「互いにペンギン6羽分離れてね」キャンペーン。こういう視覚的なメッセージの方が、フィジカルディスタンスとか2メートル間隔なんて、つかみどころのない表現を念仏みたいに唱えるよりも、しゃれていて、子供にもわかりやすそうで、いいアイデアだな。ワタシの行きつけのスーパーでは1本ずつバラしたバナナの絵を使って「束にならないで」とやっていて、これもなかなかいい思いつき。

前から紫外線でコロナウィルスをやっつけられるという話があったけど、どうやら紫外線はウィルスの感染力を弱める働きがあるようで、しかも日光を浴びることで体内のビタミンDを増やすと免疫力が高まって、感染しても重症化するリスクが低くなるという効果もあるらしい。何でも、ヨーロッパでの研究によると、ビタミンDの血中濃度が低い国ほど被害が大きくて、特にひどかったイタリアやスペインでは日ごろから地中海の強烈な日射を避ける傾向があるためにビタミンD不足の高齢者が多かったそう。地中海でなくても、白い美肌を求めて日焼けを嫌う人たちや、皮膚がんの予防で紫外線対策に熱心な人たち、外遊びをしない子供たちの間ではビタミンD不足の人が多いらしい。うん、あっちを守るとこっちが危険て、何だかちょっとしたゼロサムゲームみたいだな。

日光浴をすると幸せホルモンのセロトニンの分泌も増えて、その分夜になると睡眠を助けるメラトニンが増えるので、精神的にも落ち着けるし、よく眠れるようになって、ここでも免疫力の向上に役立つらしい。ワタシは生まれつき色黒な方で、若い頃はこんがりと日焼けしては母に「前後の区別がつかない」と言われたもんだけど、この年になっていまさら色白の美肌も何もあったもんじゃないから、晴れた日にはどんどん日光を浴びて、ビタミンDいっぱい、セロトニンいっぱいで、コロナなんかに負けない免疫力を高めることにしようっと。


いじめっ子の習近平をつけ上がらせちゃダメよ

2020年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月25日(木曜日)。☀☀。夏、夏。きのうクライアントから校正済みファイルの受取り確認のメールがあったので、フルタイムで「リタイア」モードに復帰。いや、1年半ぶりの(臨時の)現役復帰だったけど、実際に仕事をしたのは1年9ヵ月ぶりで、さすがにちょっとばかりきつかった。ああだこうだと忙しがっていたつもりだったけど、遊びたくさんで忙しいのと期限のある仕事で忙しいのとでは、忙しさの感覚が違うんだろうな。角度を変えて見ると、長年患っていた「ワーカホリック」が完治して、「遊び人暮らし」が板に付いて来たってことかもしれないね。遊びと言えば、日曜日にはArts Clubのファンドレイジングのショーがあって、土曜日と日曜日に分けて50人ずつ。4ヵ月ぶりの劇場での集まりで、うれしくて、うれしくて。

トルドー君が、中国で拘束されているカナダ人2人の釈放と引き換えにカナダで自宅軟禁中のファーウェイ幹部のアメリカ引渡しを巡る裁判を中止するべきだという、政治家や外交関係者から要請を拒否したというニュース。いつも中国に対して及び腰で歯がゆかったけど、今度は言ってることに筋が通っていて、ほんのちょっぴりだけ見直したな。やっと散髪できたもので頭がすっきりしたのかな。中国が2人のカナダ人をスパイ容疑で逮捕したのは、アメリカの犯罪人引渡し条約に基づく要請で中国に向かっていたファーウェイ幹部の孟晩舟を空港で逮捕したすぐ後。中国がいくらファーウエイとは関係ないと言っても、人質に取ったと言うことは見え見えだし、習近平だって孟晩舟を釈放すれば2人を釈放してやってもいいみたいなことを何度も言ってたじゃないの。

たぶん習近平は焦ってるんだと思うよ。世界に君臨したいという野望で視界が曇ってしまってるんだと思う。先進国には上っ面だけのいい顔しいで、発展途上国にはアメとムチ。相手が思い通りにならなければ脅しをかけてごり押しってのは、砂場に君臨するいじめっ子の手口とちっとも変わらないじゃないの。それが中国発のコロナが世界の経済をがたがたにしてしまった今、世界中がやっと「おい、中国、ちょっと待て」ということになって、守勢に回ったいじめっ子はなりふり構わぬ反撃を試みるけど、悲しいかな、脅しをかけることしか知らないってことを敵に見破られた、というところかな。WHOの問題で最初に声をあげたオーストラリアを経済的に痛めつけようとしたら、モリソン首相は「オーストラリアは中国なんかに屈しないぞっ」。スウェーデンが言論の自由に関する賞をスウェーデン国籍の中国系作家に授与したのに威圧、脅しで対抗し続けて来たら、スウェーデンは姉妹都市を解消したり、孔子学院を閉鎖したりしてしっぺ返し。昔から中国贔屓だったトルドー君もやっと目が覚めたってことかな。

トルドー君曰く、「ここで中国の要求に屈したら、カナダ人を人質に取ればカナダは言いなりになるという、とんでもない「前例」を作って、海外にいる大勢のカナダ人を危険に晒すことになる」。そう、いじめっ子をこれ以上つけ上がらせちゃだめなの。「お日様ぽかぽか」外交は習近平には通じないんだから。ま、ちょっと見直したから、これからはちゃんとトルドー首相と呼ぶことにするか。


ロックダウン解除の第3段階に入るんだって

2020年06月25日 | 日々の風の吹くまま
6月24日(水曜日)。☂☁☀。何となく眠たい気分。せっかくよく寝ているところで、右足が猛烈なこむら返りを起こして目が覚めた。4時半ぐらい。ふくらはぎの下の方でアキレス腱につながるあたりがコッチコチに攣って、痛いの何のって。しばらく足を動かしてみたけど、収まる気配がないので意を決して起き出して、しばらくの間つま立ちしてみたり、そろそろと歩いてみたり。カレシが足が攣ったら水を飲むと収まると言っていたので、ベッド脇に水を入れておいてあるビンを掴んでゴクゴクとやって、またしばらく歩き回っていたらやっと収まってくれた。やれやれ。

朝のうちは小雨模様。バルコニーの気温は18度だったから、雨が降っても寒くならないのは夏が来ると言うことかな。朝ご飯が済んだらさっそくミニチュア工房入りして、まずはこれから作る小物の材料を予めまとめておく作業。シリコーンの小さいマフィンカップをいくつか並べて、アイテムごとに説明書の材料一覧を見ながら、ワイヤ、紙に印刷されたパーツ、大小のビーズ、グロメット等々、はさみやペンチで切ったり、ピンセットで摘んだり。4種類くらいまとまったところで説明書を見たら、次はいろんな形や材料のポットの類が7つと超簡単な容器類が4つ。あまりにも簡単そうだったので用意したアイテムは放っておいて、4つの容器をささっと作って、次にこれまた超簡単なポットを2つ。勢いに乗って、ランチの時間までにポットを4個。午後は買い物に行く時間までにもう3個。あぁ~あ、目が寄っちゃったような感じ。
 

今日はBC州のホーガン首相がロックダウン解除の第3段階に入ることを発表。ホテルやリゾートが営業再開できるようになって州内の旅行がしやすくなり、映画/テレビ産業も撮影などの活動再開が可能になるけど、不特定多数の集まりは50人が限度で、いわゆる「3C」(三密)回避の要件はそのままなので、まだ日常が開放的になった感じはしなさそう。旅行は州内に留めるようにということだけど、BC州の観光地は必然的に自然が売り物の小さな町がほとんどで、その多くが「まだ行楽客に来て欲しくない」。バンクーバー島の沖合いのガルフ諸島ではビジネスも住人も「本土からどっと人が来たら困る」。ホーガン首相も「行く先のコミュニティの意思を尊重して、出かける前に十分にリサーチをしてほしいので、そのための情報サイトを立ち上げる」。でも、大丈夫なのかなあ。

でも、ある時点でロックダウンを解いて、在宅勤務を続けるなり職場に戻るなりして営業を再開しないと、いつまでも経済活動をストップしたまま給付金や補助金を出し続けるって訳には行かないから、舵取りが難しいところ。その点、BC州は新規の感染確認者が毎日だいたい10人から15人くらいになっているので、収まりつつあるという感だけど、州民の8割くらいが政府の「急がず焦らず」の経済再開計画を支持しているそうだから、アメリカのようにそれっと羽目を外して元の木阿弥なんてことにはならないんじゃないかな。まあ、三密って何なんだ?という無知蒙昧のコロナバカは世界のどこに行ってもたくさんいるみたいだけどね。


木の上のアライグマにメイドインチャイナのびっくり箱

2020年06月24日 | 日々の風の吹くまま
6月23日(火曜日)。☁☂☁☀☁。あら、また不安定な天候に戻ったのかと思ったら、気温だけは夏っぽい。午前中のウォーキングは半袖のTシャツでも十分だったけど、ときどきポツッ、ポツッと雨粒が落ちて来る。天気予報の用語でshower。にわか雨とか通り雨とかいうよりは、シャワーと言うよりは水を止めたばかりのシャワーヘッドから滴り落ちてくるあれかな。濡れそうで濡れないからいいんだけど。

クィーンズパーク地区を歩いていたら、ある家の前の立って歩道の木を見上げているおばさんがいて、頭の上でカラスがカァカァとけたたましい。私たちが近づいたら、「木に登ったアライグマが降りて来られなくなって、カラスが怒っているのよ、ずっと」。おばさんが指差した方を見ると、あらら、大きな木の途中くらいの枝にアライグマがいて、木の上の方に止まったカラスが下の方に向かってギャンギャン騒いでいるじゃないの。アライグマが木に登れるとは知らなかった。(実際は木登りの名人なんだって。)見たところそんなに大きく見えないから、まだ子供なのかな。歩道をのそのそ歩いていて犬か猫に遭遇してとっさに木に登ったのかもしれない。上で騒いでいるカラスに「うるせぇ~なぁ~」とうんざりしたような顔つきが何ともいえなくおかしかった。

今日はミニチュア工房に腰を据えて、外回りと家具類の仕上げ。まずは入口の上にオーニング。赤い生地の垂れ下がる部分に元の店名の文字を抜き取った後のテンプレートを置いて、キットに付いて来た銀色のペンでCOFFEEとだけ入れて、上下を銀色、真ん中を金色で3本の線を引いたら、なかなかかっこいいじゃないの。オーニングらしく角度をつけるのにちょっと手間取ったけど、「新装開店」の準備は着々と、というところかな。後はテーブル2つ、いす2脚、スツール3脚。木目のテーブルは、オリジナルはワイヤを曲げておしゃれっぽい脚を作ることになっているけど、経験上、手間がかかる割には見てくれが良くできないのがわかっているから、丸い爪楊枝を’切って脚を作ってシンプルに。もうひとつのテーブルはキットにはないもので、ドイツのエスターに送ったキャンピングカーで使わなかった「残り」。キャンディ用の白いスティックをポールペンのチューブの先端にはめ込んで、これもシンプルに。おしゃれな白い椅子はけっこう簡単にできたけど、超短いワイヤで脚を作るスツールはちょっとめんとう。元々2脚なのを3脚にしたので、午後いっぱいかかっての作業。
 

さて、明日は店の中に置く小物や植物にかかろう。何だか、えっ、こんなの喫茶店にないでしょというようなものがあったりするから、代用品を考えたり、作り変えたりで、手間がかかりそうだけど、自分流でやるのは楽しい。カウンターの後ろの大きなメニューボードは、キットのプリントを虫眼鏡でよぉ~く見たら、あら、何とウィスキーの名前ばっかりで、おいおい冗談じゃないよ。ググりまくって「コーヒーショップ」のメニューを見つけて来たけど、ほんっとにメイドインチャイナって何が飛び出すかわからない。たぶんいい加減に「英語みたいだから、これにしとけよ」てな感じで入れたんだろうけど、びっくり箱だね、もう。


やっと夏っぽくなった日の風景

2020年06月23日 | 日々の風の吹くまま
6月22日(月曜日)。☁☀☀。やっと夏っぽい陽気。あんまり天気がいいもので、昼前にいそいそとウォーキング。ロックダウン中は車の数が激減して、週末なんかゴーストタウンかと思うくらい静かだったけど、何だか普通の交通量に戻ったような感じ。6番ストリートを上がって8番アベニューまで来たら、角のガソリンスタンドの表示がリットル150円。4月には89円まで下がって、つい3週間前に満タンにしたときはまだ113円だったのに、あっという間に元の木阿弥の170円くらいになってしまいそう。まあ、あちこちで人が動き始めたから急に需要が増えたってことだろうな。元の職場に戻れた人たちも、電車やバスで通勤するのはやめて車に切り替えたケースが多いらしい。カレシもマスクが必要な間は電車には乗らないそうだしね。(交通機関を運営する公社のTransLinkがこの夏に売り出すと言う「T」のロゴ入りマスクは「記念」に欲しいそうだけど。)

ここで左に曲がって、8番ストリート→6番アベニュー→7番ストリートと回るいつものルートを取るのかと思ったら、「道路を渡って1丁先まで行こう」とカレシ。はて、きのう最長ルートを歩いて、ここんところ少々運動量が減っていたことに気が付いたのかな。まあ、そっちの方はちょっといい住宅地のグレンブルックノース地区だから、人さまの庭とか見るものが多くて退屈しないからいいか。8番アベニューも交通量が増えたのに、車はやたらとスピードを出してるからうるさくてしょうがない。ロックダウン中、交通量が少ないのをいいことに飛ばしていたら癖になっちゃったんだろうな。このところ事故が急増しているそうだけど、当然だよね、これじゃあ。1丁先の5番ストリートで右に曲がるのかと思ったら、「もう1丁先まで行ってみよう」とカレシ。

そこで4番ストリートで右に曲がって、並んでいる家々の庭を観賞しながら歩いていたら、お、ここにもドッグウッドの「花」が。きのうコルボーンストリートで見たような並木よりは少ないけど、ここでもピンクの総苞が鮮やか。念のためにとカメラをポケットに入れていたので、さっそくパチリ、パチリ。真ん中にポチッとあるのがほんとの花だけど、控えめどころか、どう見たって「花」には見えないよね。
 
 
 

もう少しで7番アベニューと言うあたりで見つけたのが「リトルフリーライブラリー」。家の持ち主がデザインや色を工夫した小さな「本箱」を自宅の外に置いて、誰でも読みたい本があれば自由に持って行けて、家に不要の本があれば持って来て入れて行けるというシステムで、アメリカ発祥らしい。ニューウェストミンスターには20ヵ所もあるそうで、そのほとんどがこのグレンブルックノースと隣接するクィーンズパーク地区に集中。熱心に本を選んでいる人を見たことがあるから、ちゃんと利用されているようだし、中の本が乱雑だったり、空になっていたりしないのは、公共心もさることながら、家の主が世話をしているからだろうな。なかなかいいアイデアだな。


少しずつでも日常が戻って来ているのはうれしい

2020年06月22日 | 日々の風の吹くまま
6月21日(日曜日)。☁☁☀。暖かいっ。今日は父の日だけど、私たちは2人とも親がいなくなっているし、子供もいないので、父の日を祝ってあげることも祝ってもらうこともないから、いつもと変わらずいたって静か。やっと仕事気分が抜けたので、今日はミニチュア工房で「街の喫茶店」の工事。仕事の合間にも工事は進めていたけど、幸いにもカウンターや棚を作った後は説明書の順番を無視して外枠や床の工事を始めていたので、座り込んで仕事がそっちのけにならないように、立ったままで息抜き程度にちょこちょこ。午前中に屋根以外の組み立てが終わったので、明日からはちゃんと座って、じっくりと内装工事と小物作り・・・。
 

ランチの後はウォーキングをかねてマクブライドの酒屋まで。ウォーキングのルートでは一番長くて、片道1.6キロ。花の咲く木はほぼおしまいで、今の時期に真っ盛りなのはハナミズキ(ドッグウッド)。北アメリカ東部の原産で、アメリカヤマボウシとも呼ばれるそうで、濃いピンクやクリーム色に淡いピンクの縁取りをしたような大きな花がびっしりと木を覆っていて、それが街路樹として並んでいると壮観としか言いようがない。もっとも「花」と呼んでいる部分は「総苞」という葉っぱの変形だそうで、ハナミズキには4枚あって、その真ん中に小さな粒々の塊みたいに見えるのが「花」。BC州の州花に指定されているパシフィックドッグウッドもミズキの仲間だけど、こっちは北アメリカ西海岸地帯が原産地で、総苞はクリーム色で6枚あるけど、ハナミズキの派手さと比べたらかなぁ~り見劣りがするな。

ロックダウン中は営業時間を短縮、日曜日休業だった公営の酒屋も、いつの間にか日曜日の営業を再開していて、日常がまた一歩「平常」に戻りつつある感じ。一度に店内に入れる人数はまだ制限されたままで、マクブライド店は小さいので10人まで。4月あたりは、開店時間が11時に繰り下げられていて、私たちが着く11時半頃にはまだ外に(2mおきの)行列ができていたけど、今は開店時間も10時に繰り上がって、モールの奥にある店の前まで行って、入れるかなあとのぞいていると、スタッフの人が手招きしてくれる。今日は父の日だから少しは込んでいるかと思ったけど、モールの駐車場は(スーパーがあるから)いっぱいでも酒屋の前は閑散としていて、中にいた客も3人くらい。

さっと入って、さっとブードルズ2本とジムビームのバーボン(黒ラベル)をつかんで、さっとレジで会計を済ませて、カレシが2本、ワタシが1本持って、また1.6キロをてくてく。街路樹には花がなくても、家々の前庭は百花繚乱で、日曜日とあって、あちこちで夫婦一緒に庭の手入れをしている風景。長年あまり手入れがされていなかったらしいところはいろんな花が野放図に咲き乱れていて、2人して足を止めてはちょこっと観賞。あちこちにこんもりしたラベンターの固まりがあって、歩道にまではみ出している花を通りがかりに手でさぁ~っと撫でるとほんのりといい香り。気温が上がって少し汗をかいたけど、往復3キロ半はいい運動になったね。午後4時過ぎ、新鮮なブードルズで作ったマティニで乾杯して、さて、晩ご飯のしたくをば・・・。


カムイミンタラ~神々が遊ぶところ

2020年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月20日(土曜日)。☂☂☁。夏至。いよいよ今日から公式に「夏」。ま、雨が降っていて、夏初日としてはあんまり夏っぽくないけど、週明けにはそれらしい天気になるらしい。それにしても、もうずいぶん長いこと週末ごとに雨が降っているような気がするなあ。とりあえず、土曜日は掃除の日ということで・・・。

きのうのお出かけは、楽しかったし、何かと思うこともあって、いろんな意味ですばらしかった。グーグルマップでは、我が家からは8番アベニューからカリブーロードに左折して、そのままガラーディウェイに入って、上り坂をどんどん行ってバーナビーマウンテンパークウェイで左折して、さらに先のセンテニアルウェイに右折してどんどん行ったら終点が公園の駐車場・・・と言うことなんだけど、サイモンフレーザー大学(SFU)入口の交差点で左折せずに直進してしまったもので、大学構内をちょっと「見学」。ワタシがこのキャンパスに来たのは40年近くも前。当時通信制コースの1年生で、犯罪学の科目の試験にダウンタウンからバスで1時間以上かけて来たんだったな。あの頃と比べると、まあ当然ではあるけど、すごい数の建物。いったい何倍に拡張されたのやら。

結局は大学の裏側を大回りして、見逃した道路に入って公園に到着。駐車場にはけっこうたくさんの車があったけど、観光客がいないので静かなもの。車を降りたらすぐにカムイミンタラの彫像群が目に入って、入口にKushiro Park(釧路公園)という看板があったのでちょっとびっくり。釧路市とバーナビー市は古くからの姉妹都市で、どうやら50周年を祝って釧路公園と名づけたらしい。釧路出身のよしみでバーナビー市長からの預かり物を釧路市長に届けたことがあったけど、あれはもう30年以上前の話。釧路消防署の訪問団が来たときはバーナビー消防署との交流会での通訳を頼まれて、ボランティアでやってあげたっけ。なつかしいね。カムイミンタラは姉妹都市25年を記念して作られたもので、やっと来れたよ、ヌブリさん。
 

 

 

    
 
2年前、『吉良平次郎』のリサーチを手伝ってくれた小学校からの仲良しが阿寒湖畔でアイヌシアターを手伝っていた劇作家に会いに連れて行ってくれて、そこでカナダから来たということでコタンにあるヌブリさんの工芸店「ユーカラ堂」に案内されたのが始まり。ヌブリさんはその4年前に故人になっていたけど、店を守っていた奥さんが店の奥まで通してくれて、ヌブリさんが遺した作品を目の前にすることができた。そのときに心を奪われたのが、ごつごつした木の中から出て来たような眼光炯々とした顔。何だか金縛りにあったような感じで、目を離すことができなかった。ヌブリさんは材料の木をじぃ~っと見つめていて浮かび上がって来たイメージをそのまま彫ったんだそうで、ワタシを見ていたのは蝦夷地の原生林の精だったのかもしれない。耳元を吹き抜ける風の音を聞きながらカムイミンタラの彫刻を見上げながら、2年前の「約束」を改めて心に刻んで帰って来たのだった。
 


リタイアに戻ったらまず自分でヘアカット

2020年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月19日(金曜日)。☀☀☁☂。きのう寝るのがちょっと遅かったので、今日はちょこっと朝寝坊して、朝ご飯は9時。仕事が終わって、気分はアップビートなんだけど、仕事が途切れるとしばらく落ち着かないところはもろに現役。仕事がないんだから何をやってもいいんだけど、そうなるとやりたいことがたくさんあるもので、どれをやろうかと考えて落ち着かない。で、何となくうろうろしていてふと思いついたのがヘアカット。いったい何ヵ月になるんだろう。えらくむさ苦しくなっていたトルドー君も、オタワで床屋が再開したので早速散発して来たみたい。でも、休業が長かったから、予約はかなり先までいっぱいだろうなあ。だったら、よし、現役時代のピークにはサロンに行く暇がなくて、10年も自分でカットしてたんだから、ここは思い切ってまた自分でやっちゃえ。

そのままシャワーを浴びるつもりで、バスルームの床に敷いたドロップシートの真ん中に裸で立って、コンタクトを入れないままで鏡を見ながら、バリカンでまず項のくぼみのあたりまでしゃっしゃっと刈り上げ。横は刈上げからカーブして、前が耳たぶより1、2センチ下の長さになるようにしゅっしゅっ。前髪は眉のちょっと上でざっと刈り揃えて右に流して、おお、けっこううまく行った。足元を見下ろしたら、うはぁ、両手にいっぱいになりそうなくらいの白髪交じりの髪。4ヵ月も放っておいたらそのくらい伸びるよね。首筋がすっきりして頭が軽くなったので、そのままシャワーに飛び込んで、背中の髪の毛を洗い落として、あぁ~あ、さっぱりしたっ。後でカレシに不揃いなところをはさみで揃えてもらって、うん、花丸をあげてもいいかな。

午後はカレシの提唱で「車の運動」。どこへ行こうかということになって、オフィスの窓から見えるバーナビーマウンテンに行ってみようと言うことになった。マウンテンとは言っても標高はわずか370メートルで、頂上にサイモンフレーザー大学、その東側はこの数年の間に建ち並んだ高層マンション群、そして自然保護区と公園は大学キャンパスの西側。その公園の一角に前から行ってみたかった床ヌブリ作の「カムイミンタラ」彫刻群がある。ググってみたら、車で20分ちょっとのドライブと言うことで、せっかくの夏らしい好天だし、手ごろなお出かけにちょうどいいかな。時間があったら、帰り道でHマートに寄れるかもしれないし・・・。

それでは行ってきまぁ~す.



今では遊び暮らす方が性に合っている気がする

2020年06月19日 | 日々の風の吹くまま
6月18日(木曜日)。☀☀☀。おっ、夏っ。カレシは朝ご飯の前にルーフデッキやバルコニーのプランターに水遣り。後ろにくっついて回って、デッキのトマトの黄色い花をよぉく観察したら、枯れかけた花の奥に何やら小さな、小さなビーズみたいな緑色の玉。おお、トマトの赤ちゃんだっ。2つ確認できたけど、大きくなるかな。ピーマンにも緑色の玉が3つ。どのくらい大きく育つか、楽しみだね。

今日は丸っきりの現役モードで仕事の仕上げ。きのうのうちに全部終わったので、今日は見直しをして、手を入れるところは入れて、ファイルをクリーンアップして、ドロップボックスにアップロードするだけなんだけど、いつもこれが一番めんどうくさい。期限は今日中だから、とにかく朝からねじり鉢巻。ちゃかちゃかと進んでいたら、11時半を過ぎた頃にカレシがいきなり「今日は12時半にエスターのレッスンがあるっ」と言うもので、神経を集中していたバブルがぱっちん。何でもっと早く言ってくれないのよっ。ワタシは仕事モードでも、カレシは「奥様はお仕事中」モードをすっかり忘れてしまったのか、なぜかやたらとおじゃま虫になるから困ったもんだ。

とりあえず午後一番で小さい方のファイルを1個アップロードして、よし、ホームストレッチをまっしぐら。幸い今日は特に買い物に出る必要がないので時間の節約になったけど、現役時代にはほんとにいつもこんなプレッシャーの下で仕事をしていたのかな。来る日も来る日も仕事、仕事。月月火水木金金で1日10時間は仕事をしていたなんて、何だか信じられない気分。リタイアして1年半も遊び呆けていたから、そんな風に感じるのかな。それとも、現役の頃はいつも英語と日本語が同時に頭の中を駆け巡っていたのが、リタイアしてからはほぼどっちか一方になったもので、脳みそが楽をし過ぎていたのかな。それとも、もしかしたら年を取ったというだけのことなのかな。いくら生涯現役の時代と言われても、ワタシだってもう70代だし、何よりも遊び三昧の毎日に味をしめちゃったからねえ。

と、あたふたしながらも8時過ぎには無事終了。終わったぁ。やったぁ。ばんざぁ~い。元々ちょっと冬眠の穴から出て来いと言って来た仕事はまったくの別件で、校正担当のワタシの方にお鉢が回ってくるのは再来月くらいの話なんだけど、久しぶりの「仕事」モードで何だか疲労困憊したという気分。Arts Clubも小規模ながらファンドレイジングのイベントを企画し始めて、カレンダーに楽しみにする「予定」のフラグが付くようになったし、リタイアした今では、働きすぎの反動かもしれないけど、やっぱり遊び呆けていられる暮らしの方が性に合うようになったということなんだろうな。


日本人感ていったい何なんだろう

2020年06月18日 | 日々の風の吹くまま
6月17日(水曜日)。☀☀。急に夏っぽい陽気になって、起き抜けにうぅ~んと背伸び。右肩は一進一退でさっぱり良くならないけど、動かしていて前ほど「ぎっくり」が起きなくなったので、ま、快方に向かっているのかも。とにかく、がっちり凍りついてしまうのだけを何とかして回避できれば、少々の痛みはへっちゃらだから大丈夫。

仕事は明日中に仕上げて校正者に回さなければならないので、今日はもう待ったなし。何か小難しい統計用語がぞろぞろと出て来るから、あっちで調べてこっちで調べてで、頭の中はぐるぐる。大学に行ったことのないワタシには専門と呼べるものがないから、バリバリの現役時代だって似たようなもんだったな。なぜか環境科学分野に入り込んだら、「何とか学」が満載で、仕事が来るたびに分野が違うから、そのたびに初歩の知識を勉強、勉強。これがけっこう楽しかったから「何でも屋」でやって来られたんだろうな。好奇心は(九生ある)猫を殺すというけど、ワタシはネズミだからかじるのは大の得意なの。

仕事の合間の息抜きでネットのメディアを覗いて回っていたら、「日本人感」という変てこな言葉に出くわした。何でもアメリカ人と韓国人のハーフで日本育ちでアメリカ国籍という日本人名前のモデルに「日本人感を出すな」と文句を言った人がいたらしい。日本国籍じゃないんだから日本人らしくしたらダメってことなのかな。それとも血筋が日本人じゃないんだからダメってことかな。何かよくわからないけど、日本人感っていったいどんな「感じ」なんだろうね。日本人じゃないのに日本人らしい「雰囲気」を出すなってことかな。じゃあ、日本人らしい雰囲気って、どんなものなんだろうな。日本から見たらアメリカ国籍の人は確かに「外国人」だよね。ワタシはカナダ国籍になったとたんに日本国籍を取り上げられてしまったので、人種は日本人でも生まれ育った日本では「外国人」。なのに日本人から「日本人らしくない」と散々いじめられたのは、「日本人感」を出していないってことだったのかな。

黒人差別に抗議する運動が盛んだけど、アメリカに住んでいて「我々日本人は白人優位の社会で名誉白人として恩恵を甘受して来たことを反省すべきだ」みたいなことを言う日本人がいてびっくり。日本人も中国人も韓国人も区別がつかないんだから、アジア人を「名誉白人」なんて見てないと思うけどね。それに、今どきそんなこと言ったら「レイシスト」の烙印を押されかねない。つまり、名誉白人って、日本人が日本の外で自分たちをそう見ているというだけじゃないのかな。日本人に生まれたら外国籍になっても日本人らしくあるべきだけど、日本の外では名誉白人だよって、何か屈折してる感じ。ワタシは「地球人」ってことでいいと思っているけど。


金魚鉢タワマンの窓ガラスの数は

2020年06月17日 | 日々の風の吹くまま
6月16日(火曜日)。☀☁☀。やっと少し暖まって来た。6月も半分過ぎて、週末はもう公式に夏が始まる夏至なんだもの、ちょっとはそれらしくなってくれなくちゃ。我が家のあるマンションではきのうから年中行事の窓の清掃。予定は10日で、きのうは我が家のある角から始まったので、きのうは(小雨の中で)南側のバルコニーの手すり外側と東側の窓を、ロープに付けたボースンチェアを使ってスパイダーマンよろしく上から順に掃除。うちは覗かれても別に気にならないので、ブラインドを上げたままにしていると、窓の外にいきなりロープが落ちて来てしばらくすると2本の足がにゅっ。で、少しするとけっこうイケメンのスパイダーマンが登場。

何しろ今どきの高層マンションは窓壁で囲んだ金魚鉢みたいなもので、おまけに室内からの眺望を遮らないためかバルコニーの手すりもガラスパネルだから、建物4面の大中小の枠に嵌め込まれたパネルは気が遠くなりそうな数だろうな。ちなみに、我が家の場合は内側と外側を別個に数えると掃除が必要なパネルは全部で114枚あって、バルコニーに面した部分は「アクセス可能」ということで各戸の責任になっているので、そのすごい数の窓ガラスの掃除で管理組合が雇う業者がやってくれるのは角の東側と南側の外側15枚だけ。つまり、我が家には自分で掃除しなければならない窓パネルが内側と外側合わせて99枚ある勘定で、さらにバルコニーとデッキの「アクセス可能」な手すりパネルの内側20枚を加えると合計119枚。前回(3年前)にまとめてやったときは窓クリーナーのボトルが3本空になったっけ。

まあ、マンション規約で「窓拭き義務」を課しているわけじゃないし、戸建てに住んでいたら窓を全部自分で掃除しなければならないわけで、言うなれば快適に暮らすための自主活動項目ってところ。それに、ルーフデッキに面したパティオドアや窓は上階の窓を掃除するときに洗浄水が滴り落ちて来るので、スパイダーマンがデッキに降り立ったときについでに掃除してくれることが多い。そこで、窓の外に姿が見えたらにっこりと手を振って、掃除をしてくれたときはありがとう、急いで屋上に戻るのにお願いされたときは、わざわざいったん地上まで下りなくてもいいように我が家の中をどうぞ。だって、みんな一生懸命に働いている気のいいお兄ちゃんたちなんだもの。

スパイダーマンがルーフデッキに面したパネル26枚を全部拭いてくれたら、残るは73枚プラス手すりのパネルの内側20枚だな。窓クリーナーは詰め替え用の大きなボトルを2本買ってあるから、夏っぽい天気になったらカレシも動員して盛大に窓拭きをやろうかな。去年もおととしもさぼったから、どこへも行けない今年こそは、ね。


やるっきゃないというときに脱線続き

2020年06月16日 | 日々の風の吹くまま
6月15日(月曜日)。☂☂☁。雨がしとしと、朝から寒々。もう2020年の夏はキャンセルしちゃった方が下手にやきもきしないで済むんじゃないかな。午後になって南西の方から何となく明るくなって来たけど、この低温、何とかしてほしいもんだね。うっかり風邪なんか引いてすわ、コロナ!と疑いをかけられたら嫌だもの。

でも、この寒いのに健気にも赤く熟したイチゴを3つ収穫。我が家の朝ご飯の定番はオレンジジュースに、イギリスから輸入のグラノーラにかぼちゃの種、ひまわりの種、アーモンドスライス、麦の胚芽と燕麦のふすまを適当に入れるので、称して「鳥のえさ」。これにバナナを半分ずつ、(最近は)アップルソースをひと匙、ケフィアをちょっとと牛乳。スライスして入れたイチゴはちょっと甘さ不足。トーストとコーヒーで仕上げて、かぼちゃの種を入れてあるビンが空になったので足しておこうと思ったら、あら、塩を振ってある。今のところ量り売りは店のスタッフが予め袋詰めにしたものがあるときにしか買えなくて、うっかり塩味なのを見落としたみたい。でも、一計を案じて種をざるにあけて水で塩を洗い落として、乾燥を兼ねてオーブンでローストしたらナッツ味がアップ。(気を良くしてひまわりの種も塩振りバージョンしかないのを気にせずに買って、かぼちゃの種と同じ要領で塩抜き。)

今日も朝からねじり鉢巻たすきがけで仕事っと意気込んでいたのに、まず種の塩抜きで脱線。ランチの後でフリーザーを開けて晩ご飯の食材を探していたら、氷が着き過ぎて小物用のバスケットが浮き上がってしまったもので、蓋がきっちり閉まらない状態。フリーザーが密閉しないのは役立たずもいいところだけど、今日は霜取りなんかやっている暇がない。でも、隙間があるのを放っておくわけには行かないので、ヘアドライヤーを持って来て、バスケットの取っ手がかかっている縁の部分にせり上がって来ていた氷だけをターボで解氷。とりあえず蓋がきちんと閉まるようになったので、後の部分は暇ができたときの「やることリスト」入り。んっとに、忙しいときに限って何かと飛び入りで「やらなきゃ」仕事ができて脱線するから困ったもんだ。

それでも、午後は買い物の時間まで仕事、晩ご飯の後もまた仕事。何とか遅れ過ぎないでいるけど、残り時間は3日。間に合うかな。リタイアして1年半も遊び呆けていたから、やっぱり鈍ってしまってるのかな。大丈夫かな。何て言いながらブログなんぞ書いていていいのかな。やるっきゃないのに。


仕事で言葉、友だちとおしゃべりで言葉

2020年06月15日 | 日々の風の吹くまま
6月14日(日曜日)。☂☁☀。朝のバルコニーの気温は11度。6月も中旬なのに、何だってこうも低温なんだろうね。おかげで、朝方にはヒーターが入るし、外のトマトは震えてるし、ウォーキングに行くにもフリース裏のジャケット。でも、今ごろは暑くなっているはずのトロントでも20度以下なんだそうで、片や北海道では30度になったりして、やっぱりマザーネイチャーもコロナ狂いしちゃってる感じ。人類のいるところ、どこもかしこもおかしくなってる気がして、自分でも気づかないうちにもうどうでもよくなってしまいそう。心していないと危ない、危ない。

それでも、世の中のことはしばし放っておいて、今日は本気の本気で気合を入れて仕事。(何だか毎日そんなこと言ってるような気がするけど。) それにしても、いつの間にかタイピングの腕がひどく落ちていてびっくり。ワタシが英文タイプを習ったのは高校3年のときで、それ以来、日本でもカナダでもタイプが必要な仕事を転々。オフィスにパソコンが普及するまではタイピングが事務職に必須の技能で、最後の勤め先の会計事務所に上級秘書として入ったときは110ワード(1分あたり、1ワードは5文字)打てて、誰よりも速かったものだけど、パソコンのキーボードになってからはどんどん腕が落ちて、ワープロが登場して、日本語をローマ字入力するようになってからはもっと落ちたんじゃないかな。

英語なら単語のスペルを指が覚えているから、頭の中の言葉をそのまま打てばいいので、スピードは落ちてもリズム感は昔と変わらないんだけど、日本語は日本語キーボードがないので、頭の中の言葉をローマ字スペルに変換してから打つのでめんどうくさい。そのローマ字変換が近頃はなかなかスムーズに行かなくなった感じで、タイピングの腕が落ちたと痛感するのはそのあたりに原因があるのかもしれないな。もちろん、一番大きな原因は指が年を取ったということに間違いないのはわかっているけど、ローマ字は日本語の文字じゃないし、日本語の入力には漢字変換という思考の流れを邪魔するステップがあるから、指がスペルを覚えるなんてことにはならなかったんだろうな。たかがタイピング、されどタイピング・・・。

それでも、ちょうど区切りのいいところで今日の「お仕事」は店じまいして、「タイプよりも早くしゃべれるから電話ちょうだい」とボイスメールを残していたイーディスに電話。写真を送った「うらぶれたバー」の話が弾んで、2人で次々と空想のストーリーを膨らませては爆笑。仕事を引き受けちゃったと言ったら「やっぱりねえ」。でも、夫氏のデイヴィッドも彼の特許技術を扱っている会社に拝み倒されて仕事中だというから、こんなご時世にリタイア組が一時的にも現役復帰というのはやっぱり何かヘンだよねと2人して合点。おかげであれやこれやと延々1時間も長話をして、久しぶりに人心地がついた感じ。ああ、さっぱりしたっ。