リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナワクチン1回目接種の予約の日

2021年03月31日 | 日々の風の吹くまま
3月30日(火曜日)。☁☀。ゆっくり起きて、ゆっくり朝ご飯を食べて、ゆっくり1日の始まり。こういう「ゆっくり」もいいもんだね。今日はカレシがコロナワクチンの1回目の接種に行く日。ワタシの方は日曜日から予約できるようになっているんだけど、ニューウェストの2ヵ所の接種所はどっちも空きがない(つまりワクチンがない)から、まだ予約ができていない。ラップトップでフレーザー保健局のサイトにアクセスして、ワクチン予約のページが出るまで、ぐるぐるマークを横目でちらちら。辛抱強く待っていればつながるけど、接種場所を選ぶ段階で「現在予約可能な空きがありません」で、いわば鼻先でドアがピシャリ。ニューウェストは小さな都市だから、配分されるワクチンも少ないのかな。ま、ゆっくり行こう。

カレシの予約は「10時19分」という半端な時刻で、確認書には10分以上早く来てはダメと書いてある。接種場所はニューウェストミンスター駅からちょっと坂を上がったところにあるダグラスカレッジのカフェテリアで、歩いて20分ほどだから、ウォーキングにぴったり。ずっと電車にもバスにも乗っていないので、駅近くまで来たのは1年ぶり。駐車場から入るということで、入口にいた人が左の方を指して「エレベーターで2階に上がってください」。エレベーターには「最高1人まで」という張り紙があって、私たちの前の3人はおかまいなし。学生だけの規則ってことかな。カフェテリアは閉鎖中のようで、(待つための?)椅子がちらほらあるだけ。受付のテーブルで確認書を見せて、裏側に個人の医療保険番号がある運転免許証を提示して、病歴などの質問票を受け取って、待っている間に記入。

一般人の予約受付は年齢の高い順なので、今来ているのは当然のごとく高齢者ばっかり。カレシは接種エリアの入口で(2メートル離れて)並んで、ワタシが外で待っている間に係りの誘導で空いているテーブルに行って、話をしている間に終わってから「ぜんぜん感じなかった」と言ったくらいの早業で接種終了。念のため15分してから出るようにと言われて椅子に座っていて、係の人が「大事なものをお忘れですよ」と持って来てくれたのが「接種記録」のカードで、2回目の接種を受けるのになくてはならないもの。名前の下に接種日とワクチンの種類(ファイザー)とロット番号が書いてあって、2回目はまだ空白。もしかして、4ヵ月後に2回目の接種日が書き込まれたら、「コロナワクチン接種済」のお墨付きのような機能を持つようになるのかな。

心臓病歴があって、ワタシよりもリスクが大きいカレシがワクチンを接種したことで、肩の荷がまたひとつ降りた感じ。カレシはあれこれと騒がれているような副反応もなく、坂道を上って帰って来て「何だか元気がわいて来たような気がするなあ」。まあ、いくら何だってそれはちと早過ぎると思うけど、ワクチン接種で気持がアップビートになったのなら何よりも喜ばしい。さて、次はワタシの番だけど、手持ちのワクチンがないということなら早く次の配分が来ないかなあ。だって、州内の70代はみんな4月半ばまでにワクチン接種が済んでいるはずなんだから。


リフォーム終盤、仕上げやら修理やらいろいろ

2021年03月30日 | 日々の風の吹くまま
3月29日(月曜日)。☀☀。大風だったきのうとは打って変わったいい天気。今日もまた何かと忙しくなりそうな日。ワタシの予定はペンキ塗りの続きで、今日はダイニングからオフィスと寝室に通じる廊下。入居のときに家具の色に合わせて薄いピンクに塗ってもらったけど、2人ともずっと好きになれなかったので、この際だから塗り替えようというもの。ダイニング/リビングから突き当りに見える寝室は明るい緑色なので、バスルームやエントランスと薄い緑色に塗り替えて、黄色系になったダイニングエリアとまとまりをもたせようという胸算用。廊下は右側にカレシのジャズコレクションのCDラックが3つ、左側に日本に旅行したときに買い集めた絵馬のコレクションがずらり。全部外して、天井際と戸口の周りと幅木の上にマスキングテープを貼るだけで汗びっしょり。

天井際のカットインが済んだあたりで、ワルデマーがシャワーブースのベンチの下に作ったバスマット入れの縁取りになるクォーツストーンを台車に積んで到着。キッチンとバスルーム2つのカウンターの天板とシャワーの座板を作った残りを利用したので、「石を使い切って天井だけ長さが足りなくなったから、後ろの方はタイルを貼るよ」。それ、妙案。四つんばいになってそこまで覗く人はいないもんね。それにしても、大きな板じゃないんだけど、一応は厚さ3センチの「石板」だから1枚1枚がすごく重い。それを狭いところに作った狭い空間にはめ込もうというわけで、ヘルニアにならないように気をつけてね。でも、全部納まってみたら、古代ローマの浴場的な感じがしないでもないかな。ワルデマーは「世界に2つとないシャワーブースだ」とご満悦。



11時半、だいぶ前から予定されていたボッシュのテクニシャン2人来て、コントロールパネルがおかしいオーブンの修理。オーブンとしては機能しているらしいけど、ディスプレイの窓が全体が明るくなるだけで何も表示されないので、温度も何もわからない状態では使えない。据付けて電源を入れたときにはちゃんと時刻が表示されたのに、なぜか忽然と故障しちゃったみたいで、「このモデルで見るのは初めて」。はあ、このモデルではってことは、別のモデルで同じ故障が起きているってことか。あんまり何もかもデジタル化しちゃうからそういうへんてこなことが起きるんじゃないのかなあ。ディスプレイを取り替えるのに、カナダ国内には在庫がないのでアメリカからの取り寄せで約2週間。アメリカに在庫がなければ製造元から取り寄せで約1ヵ月。ただし、30日以上になる場合はカスタマーサービスが新品と交換。(その新品も取り寄せってことになったらどうするんだろう。)

ということで、オーブンはまた配電盤の電源をオフにして冬眠。新調した家電の中では一番「使わない」ものだったのは不幸中の幸い。たいていのことはエアフライヤーで代用できてしまうので、不便があるとしたらピッツァを焼けないくらい。テクニシャンが帰って、ペンキ塗りを仕上げて、午後、今日の予定を終えて帰るワルデマーに土曜日にきのこ屋のマット君が届けてくれたぽっちゃりした生しいたけと平茸をお裾分け。ラジオから、コロナの感染拡大を受けて今後3週間は屋内での会食が禁止されるというニュース。いよいよ第3波が来たってことか。今度は20代と30代の感染が多くて、しかも重症化しやすいそうだけど、感染したのが春休みで遊び呆けたコロナバカだったら自業自得じゃないかと思うけどな。今度の週末は復活祭の連休だから、コロナ菌を撒き散らされないように規制を強化するはしょうがないよね。


今日は念入りな掃除とちょっと日曜大工

2021年03月29日 | 日々の風の吹くまま
3月28日(日曜日)。☁☂(雹)☁☀。よぉ~く眠った気分で目が覚めて、横で軽くいびきをかいているカレシをやさしくちょいちょいとつついて起こして、8時に起床。朝ご飯を食べながら天気予報をチェックしたら、あら、またもや強風警報発令中。南から南西、西へと回る風なので、東から南にかけて面したバルコニーでは相当な大風なのに、東から北に向いているルーフデッキは穏やか。

今日はきのうやらなかった週末の床掃除。埃はもうほぼ平常のレベルになったけど、床はかなり汚れている感じで、モップかけはまさに力仕事。何たって2ヵ月ちょっとの間ずっと「工事現場」だったわけで、仕事が終わって帰るときはいつも大きな業務用の掃除機でざっとながら掃除してくれていたけど、家具を動かしたり、工具や資材の物置になったりして、ざっとしか掃除できなかったのはしかたないか。入居したばかりの頃を思い出すな。新築から1年住んだ前のオーナーは掃除機をかけただけだったのか、半日で素足の裏が真っ黒になるくらい汚れていたっけ。あのときのようにしばらくは頻繁にモップでごしごしやってフローリングの艶を取り戻すっきゃないな。今日の掃除の所要時間は2時間ちょっとで、すぐにランチのしたく。ああ、くたびれた。

午後はあれこれと「日曜大工」。キッチンから園芸ルームに入るところにあるウォールキャビネット。カウンターの端だから、普通に園芸をやっている分には別に問題にはならないけど、野次馬(ワタシ)が端から身を乗り出すと、シャープな角に頭をぶつけてしまいかねない。そこで、同じ状況だったキッチンカウンターの上のキャビネットの下端につけてあった「頭に注意」の標識を再利用。ついでに一番危険な角にロンドンのキュー植物園で買ったハンターグリーンのウェリントンブーツを下げてみたら、わりと衝突防止の効果があって、しかもご愛嬌。


さらに、カウンター下のキャビネットの横に有機ごみを入れる容器を置く棚を付けたら、頭をぶつけるほど身を乗り出せなくなって、安全効果が倍増。ちょっとおしゃれなブラケットを使って、しかも、ごみ入れの上に突き出した形なので、ごみがもろに露出しているという感じがなくなったし、どちらもキッチンと園芸ルームの両方からアクセスできるので、何かすっきりした感じ。今日は1日中良く働いたので、肩が痛くなっちゃった。特にねじ回しを使っての作業が多くて、左手の手首と親指の付け根がしくしく。左手は長年キーを叩いて来た(55年!)せいで5本の指がみんな関節炎を患っていて、特に親指は動きが悪くなってしまっているので、日曜大工はちょっときついけど、楽しいからやめられないんだよねえ。でも今日はくたびれたぁ。



突然の雹。あっという間に消えてしまったけど・・・。


リフォームが完成間近でちょっぴり感慨深しの気分

2021年03月28日 | 日々の風の吹くまま
3月27日(土曜日)。☁☁☁。はあ、またもう土曜日。しかも3月最後の土曜日。今日はワルデマーが朝から来るので、いつもの土曜日の掃除はあしたに回して、ワタシは最後の最後の黄色のペンキ塗り。きのう全部終わったと思ったら、パントリーとパティオドアの間の壁が元のスカイブルーのまま。奥行きのあるキャビネットとガラス壁の間はワタシの体がやっと入る幅なもので、見逃してしまったらしい。上を見るとブラインドやダクトがあってなんか複雑だし、何よりも脚立が入らない。踏み台を横にしてやっと天井に手が届いたので、うんうん言いながら隅を上から下まで刷毛で塗って、真ん中はローラーでさっと仕上げ。こういうときはやっぱりもうちょっと上背があったらいいのにと思うね。

ワルデマーが来てバスルーム2のシャワーブースで作業を始めてほどなくして、ガラス壁とドアのセットを作る人が来て寸法取り。カウンターの天板と同じクォーツストーンのベンチは水はけをよくするための微妙な傾斜があるし、奥行きがベンチよりちょっとだけ深いしで、壁になる方は少々複雑な形状になって、強化ガラスを切る方は大変そう。何しろ輪郭にぴったり合わせないといけないので、寸法取りも慎重に慎重を重ねての作業。(跡でワルデマーが、業者の取り付けの不備で目の前で粉々に自壊したというシャワーブースの写真を見せてくれた。)リフォーム関係の業者はどこも多忙を極めているということで、出来上がって来るまで10日くらいかかるそうな。

   

ガラスの寸法取りが終わったことで、やっとシャワーブースの完成の目処がついて、後はゴールに向けてまっしぐら。後始末的な作業はけっこう細々としたものがあって、今日はタイルを張るために幅木を外した部分と新しく作った壁に新しい幅木を取り付ける作業。オフホワイトのペンキを家に持ち帰って塗って来てくれて、長さと角度を測って、バルコニーに置いた電動のこで切ったのを、実際に当てては角を回る角度を微調整して、ぴたりと合ったら釘打ち器でバシッ、バシッ。後は壁との接点をシリコーンでコーキングして、また一歩ゴールに近づいた感じ。

その間ワタシは外してあったArts Clubのポスターをきのう塗ったダイニングエリアの大きな壁に戻す作業。「我が家」の雰囲気が戻って来たなあという気がするね。ワルデマーが「じゃあ、月曜日に」と言って帰って行った後、カレシはバーのキャビネットを移動しやすいように出してあった酒瓶を濡れタオルで埃を拭き取って戻す作業。園芸用の作業台と背中合わせて中途半端だったキャビネットも、後ろに新しい壁ができたおかげでどっしり落ち着いた感じになった。うん、キッチンもダイニングエリアも「完成」。カレシや、嫌だと駄々をこねたけど、リフォームして良かったでしょ?





飛行機便は値上がりしても空席待ちなんだって

2021年03月27日 | 日々の風の吹くまま
3月26日(金曜日)。☁☀☁。今日もペンキ屋さん。パントリーのフリーザーと冷蔵庫を動かして、その後ろを塗るわけだけど、背の高いフリーザーのスペースはちょっと屈む程度の高さだけど、背の低い冷蔵庫の上は電子レンジの棚があって、狭いスペースなので気をつけないと、シャープな角に頭や背中をぶつけたら痛いなんてもんじゃない。そんなところで体を丸めてペンキを塗っていたら、猛烈な胸焼け。ずっと前から前かがみになると胃食道逆流症が起きるようになっているので、胃酸の逆流を抑えるGavisconのタブレットをもぐもぐ。狭いところにもぐっての作業はここだけで、後は立って作業ができるキッチンの柱3ヵ所とダイニングエリアの大きな壁をローラーでごしごし。

トラベルエージェントのジェフから、12月のニュージーランド/オーストラリアのクルーズの前後の予定について電話。どの航空会社も大規模なレイオフをしたり、機材を減らしたりして来たので、12月でもまだ便数は大幅減のままのところへして、南半球の12月は夏で、クリスマスのバケーションシーズンなもので、ビジネスクラスの運賃がうなぎ登りなんだとか。だから出発地のオークランド入りの日を決めて航空券をとっておいた方が良いよという話で、往復で直行便があるのはエアカナダだけなので、いろいろ調べてもらって、12月20日に乗船だけど、バンクーバーを14日に出て、オークランド入りは16日ということにすれば、ホテル2泊を追加しても18日に着くよりは安くなるということで決定。いやぁ、それにしてもすごい値上がりだこと。

午後になってまたジェフから電話があって、さらにもう少し安くさせたというグッドニュース。ジェフの旅行代理店はVirtuosoというコンソーシアムに加盟していて、航空会社と年間何十億円だかの取引があるということで、航空会社にけっこう顔が利くらしい。最初に提示のあった運賃より2割安くなったので、即断即行でチケットを確保してもらった。聞くところによると、ビジネスクラスは空席待ちのリストができている便もあるというから、よっぽど需要が溜まっていたんだな。だから、格安運賃なんか、何それ?って感じなのかもしれない。ま、コロナで風前の灯かってくらいの大打撃を受けた業界だし、そうでなくても値上がりするクリスマスシーズンだからしかたないか。それに、Arts Clubが主催する「グループ」ということで、何がしかのリベートが入るんだし・・・。

クリスマスの予定の心配をしながらも、何とか黄色の部分のペンキ塗りが終わって、腰が痛い、肩が痛いとぼやいているところへワルデマーが来て、「娘が作ったんだよ」と、きのうワタシがワルデマーがくれたオーガニックのひき肉で作ったチリをおすそ分けした容器にいっぱいのチリを持って来てくれた。ペンキ塗りでくたびれたから、今晩の晩ご飯はこれだ。「うちは娘が料理するんだけど、うまいんだよ。ケーキなんかプロ級だしさ」と、子煩悩パパ丸出しのワルデマー。ごちそうさまぁ~。


ペンキ屋さんになって汚れるのも楽しからずや

2021年03月26日 | 日々の風の吹くまま
3月25日(木曜日)。☁☀。今日は本格的にペンキ屋さん開業。きのうマスキングテープを貼った天井や壁や幅木に沿って隅を刷毛で下塗りしておいたので、今日はもう一度塗ってからローラーで仕上げという手順。トレイにペンキを流し込んだら、さっそく手がペンキだらけ。天井はだいたい2.5メートルだから、上は脚立の一番上のステップに乗っての作業。下の方はかがみ込んでの作業で、さっそく穴あきTシャツにもジーンズにもペンキがぽちぽち。カレシは笑うけど、服を汚し放題ってのはけっこう楽しいもんなのよ。

カットインしたペンキが乾いたので、さてローラーで仕上げというところでワルデマーが来て、「これが便利なんだよ」と金属製の伸縮自在のローラーポールを買って来てくれた。さっそく使ってみたら、ずしっと重みがあって、ローラーがしっかりと壁に付く感じ。あっという間に壁2面が塗り上がって、点検したワルデマーが「よし、合格っ」。ゆうべ見たときは穏やかな黄色だったけど、明るい日ざしの中で見たら何となくエネルギーが溢れるような黄色。昼間の自然光と夜のLEDライトでは波長の分布が違うからのようで、リビングのオレンジ色を調合してもらうのに、ワルデマーが「窓際に持って行って確認してくれ」と指示を出していたのはそれだったのか。ちなみにワルデマーは赤を識別できない「第1色弱」なんだそうな。



ランチタイムになって、ワルデマーが午後の予定に向かい、私たちはランチをしてカレシは午後のレッスン、ワタシはまたペンキ屋さん。ダイニングのだだっ広い壁を塗ろうかと思ったけど、リビングとの境目まで塗ってしまったので、ついでだから面積の少ないリビング側も塗ってしまおうと、家具を動かして、狭いところでマスキングテープを貼る作業。ダイニングとはオフホワイトの仕切りで隔てたリビングは濃いオレンジ色なので、慎重を期して窓枠やコンセントのプレートをマスキングしてから、小さめの刷毛でカットイン。うっかり手が滑ったときに備えて、濡れ雑巾を傍においての作業。次にワルデマーがバーキャビネットの後ろの新しい壁を塗ったときに使ったローラーを持って来てさっと仕上げ。

まだ使う予定のあるローラーや刷毛は乾かないようにビニール袋に入れて、しっかり巻いておくと、ペンキがむだにならなくていいとワルデマーに教わったので、黄色のローラーも刷毛も終わったらビニール袋に入れて保存。明日は黄色でダイニングの大きな壁とキッチンのタイルのない壁と柱とパントリーのフリーザーと冷蔵庫の後ろ。生活空間を視覚的に画定して、今どきのマンションの主流になっているオープンキッチンで感じていた心理空間の「あいまいさ」をを解消する意図で、床のタイルとフローリングの境目に、エントランス(バスルームと同じ薄緑色)とダイニング(黄色)の緩衝帯みたいな仕切りをつけたわけだけど、ダイニングとリビングの間にもつけたことで。生活空間がよりはっきり定義された感じがする。我ながら名案だったじゃないの。





簡単そうなペンキ塗りでもプロセスがあって

2021年03月25日 | 日々の風の吹くまま
3月24日(水曜日)。☂☂☁。目が覚めたら、外のルーフデッキからピチャピチャという音が聞こえて来て、あ、今日は雨かぁ。何だか寒いようで、ラジオで「グラウスマウンテンでは雪が降っている」。グラウスはノースショア山系で下から数えて2番目くらいの低い山なんだけど、それでも1200メートルあるから、今の時期にはまだ雪が降っても驚かないか。そういえば、ゆうべは1450メートルのシーモア山のスキー場の照明が煌々としていたっけ。春休みの遊びも追い込み。

今日はワルデマが午後まで来れないので、ワタシは古いジーンズと穴の開いたTシャツに着替えて、ダイニングエリアのペンキ塗りの下準備。Arts Clubのポスターを飾ってあった大きな壁は当然ピンやねじの穴がぼこぼこ。それをきのうパテで埋めておいたので、今日はまず余計なパテを落として壁を平らにするためにスポンジやすりでごしごし。さらには紙やすりまで持ち出してごしごしやったので、あたりは乾いたパテの粉で真っ白。徹底的にこすりまくって、ワルデマーの手元を見て覚えたように広げた手でなでてスムーズになったかどうかチェック。タイルの床がフローリングになるところにドアのフレームと同じ板を取り付けてもらったら、エントランスからキッチン/ダイニングへの空間の境界がはっきり。その右と左では壁の色が違うので、心理的に別の空間を移動するような感覚になる。

この境界線はきのうワタシが取り付けたもの、と言いたいところだけど、ワルデマーが買ったばかりの釘打ち器を持って来て、興味津々のワタシにちょっとだけ「初打ち」をさせてくれたもの。電池タイプでも持ってみると重かったけど、言われるままに先を押し付けて引き金を引くと、7、8センチの釘がホッチキスみたいにバチッ。頭がないから、パテで釘穴を埋めて均すのも楽々。でも、まっすぐに奥まで打ち込むので、絵をかけるためには使えないし、ねじを打てないので棚を吊るのにも使えないから、ワタシには無用の長物になっちゃいそう。便利だけどね。

午前中いっぱいかかって黄色系を塗る壁や柱の穴埋めパテのやすりかけが終了。根気のいる作業だけど、ここで手を抜くとペンキを塗ったときに目も当てられない仕上がりになってしまう。ユーチューブのハウツービデオでは何でもいとも簡単そうにyっているけど、何にでも省略したり手を抜いたりできない「プロセス」というものがあるのよね。午後になって、別のプロジェクトのキャビネットの据付に立ち会っていたワルデマーから、予定がずれたので、「明日の朝行く」とのメッセージ。まあ、私たちはもうほぼ普通の日常に戻っているから、明日になっても困らないので、ワタシは予定通りに隅の壁2面からペンキ塗りを開始。天井にマスキングテープを貼って、まずは刷毛で隅を塗るわけで、明日の朝にワルデマーがチェックしたら、どんな点数をくれるかな。Aかな。Bプラスかな。もしかしたらダメ出しの連続になったりして・・・はないと思うけど。



コロナのせいでクリニックも検査所も予約待ち1ヵ月待ち

2021年03月24日 | 日々の風の吹くまま
3月23日(火曜日)。☁☀☁。起床7時40分。良く眠ったなあという気分。何で読んだか忘れたけど、しっかり睡眠を取ることがコロナから身を守るの役立つと書いてあった。質の良い睡眠は免疫機能の強化につながるんだそうで、「寝る子は育つ」の大人バージョンで「良く寝る人は健康体」ってね。もっとも、良く寝るから健康なのか、健康だから良く寝るのかは、ニワトリが先か卵が先かの議論になっちゃうかもしれないけど。

ワルデマーが来るのは午後なので、ペンキ塗りの道具できのう買い忘れたものを調達しにウォルマートへ。カレシがクリニックに行って血液検査の処方をもらって来るというので、一緒にモールへ。別にどこが悪いわけじゃないけど、スラニナ先生の電話診療で、少々疲れやすくなった感じがするので。ビタミンB12不足じゃないか検査して欲しいと頼んで、処方箋をクリニックの受付で受け取れるようにしてもらっていた。(スラニナ先生は土曜日と月曜日だけ今まで通りにニューウェストのクリニック、火曜日から金曜日まではポートコクィトラム(ポコ)に新しくできた(同じチェーンの)クリニックと掛け持ちだから超多忙。診療の電話も予約の時間より1時間近く遅れて来たくらい。

モールの2階のクリニックで処方箋をもらったカレシは「ウォルマートに行ってもしょうがないから先に帰る」と回れ右。ワタシはそれじゃあ帰ったら検査の予約を入れてあげるねと回れ左。ウォルマートで壁のねじ穴をパテで埋めるためのパテナイフとローラートレイのライナー(ついでにラディッシュの種)を買って帰って来て、さて、カレシの検査の予約。検査所はマンションの駐車場から出てすぐそこなので便利至極なんだけど、ブックマークしてあった予約サイトが変わっていて、はてな。そういえば去年だったかチェーン全体のシステムをハッキングされたという報道があったから、そのせいかな。とりあえず同じユーザー名でアカウントを作り直したら、カレシの名前が出て来て、「最寄の検査所」を調べたら、あらら、3月中の予約受付は全滅。

カレシは「急いでないから、4月でいいよ」と言うので、4月をクリックして表示されたカレンダーを見たら、うはぁ、何と20日の午後まで空きがない。カレシに聞いたら「午前中がいいんだけどな」。最初に午前中の空きが出て来るのは23日の金曜日なので、「残り時間○分○秒」のメッセージに急かされながら、カレシの予定を勘案して「10時50分」をクリック。さっそく予約確認のメールが連絡先に指定した(ワタシの)Gメールのアドレスに来て確定。やれやれ。待合室が混まないように患者1人あたりの時間を大幅に広げたので、その分だけ1日あたりの検査件数が激減して、検査待ちの長ぁ~い行列ができているということか。緊急の場合の優先スポットは別に確保してあるだろうけど、うかうか病気なんかしてられないなあ。やっぱり、しっかりと良質の睡眠を取って免疫機能を強化しとかなくちゃ。


後始末的な段階/ワクチン接種の予約をゲット

2021年03月23日 | 日々の風の吹くまま
3月22日(月曜日)。☀☀。いい天気だっ。バルコニーに出ると風はちょっと冷たいけど、日差しは確実に春。カレシが8時半からグループレッスンがあるので、今日はちょっと早起き。9時を過ぎたところで、そろそろ電話がなるかなと思っていたら、ドアにノックがあって、ワルデマーが到着。どうやって上がって来れたの?と聞いたら、「掃除の彼女が入れてくれたの」。あ、リッちゃんがロビーの掃除をしているときに、ワタシが外で待っているワルデマーを迎えに走って行くのを何度も見ていたので、顔を覚えていてエレベーターに乗せてくれたんだ。ありがとうっ。

リフォーム完了の間際になると、よくtie up loose endsと表現される細かな後始末的な仕事が多い。今日の仕事はもうしっかりその段階で、キッチンと園芸ルームのコンセントとスイッチをねじでボックスに固定して、その上にプレートを取り付けること。数個だけでも、タイルの厚さがあるのでプレートのボルトを短くしたり、子供の感電防止のプラスチックのバリアがあってプラグを差し込みにくい20アンペアのを15アンペアのに変えたりで、けっこう手間がかかる。全部取り付けが終わったところで、キッチンと園芸ルームは100%完了。後はバスルーム2のシャワーブースのベンチの座板と敷居になるクォーツストーンの寸法を図って、明日の「後始末仕事」に必要な材料をメモして、じゃあ、明日の午後。

ワルデマーが帰った後でワタシはペンキ塗りに必要なマスキングテープを買いにウォルマートへひとっ走り。いよいよワタシの出番。コロナによる物流の混乱で工期が当初予想の2倍もかかったために、予定がぎちぎちになってしまったワルデマーから道具をそっくり引き継いで、ペンキ塗りを「担当」させてもらうことになったしだい。ずっと自分でも何かやりたくてむずむずしていたし、いろいろとコツを教えてもらったし、ワルデマーがペンキを塗っている傍で目を皿にしてテクニックを頂いちゃったから、ここは双方にとって渡りに船。よし、明日の朝から腕まくりして、ペンキ屋さんになるぞ。

コロナワクチンの接種は、今日の正午から1943年生まれの予約受付が始まるので、午後になってフレーザー保健局のサイトにアクセスしたら、案の定混んでいて「後でアクセスし直してください」。カレシが電話予約の番号を試したら、こっちも「後でかけ直してください」。(電話の順番待ちが1時間を超えたと言う人もいるという話。)まあ、「今日から」予約可能ということで、「今日中に」というわけじゃないからいいかと、7時過ぎになってアクセスしてみたら、今度は予約のページにつながった。ニューウェストの接種場所が2つあって、ワクチンの供給状況しだいで予約できたりできなかったり。我が家に近い方は「1人」になっていたけど、クリックする前にいきなり「空席なし」に変わってびっくり。でも、もうひとつのカレッジはたっぷり余裕があって、一番早いのは3月30日になっていたので、ウォーキングを兼ねて行けるように「10時19分」に予約。医療保険番号や生年月日、電話番号、連絡用メールアドレスを打ち込んでクリックしたら、すぐに「確認」のメールが来て、やったぁ。来週にも1948年生まれの予約受付が始まるといいな。気持の問題だけど、何となくほっとした気分。


シングルパパとプリンセスの春休み

2021年03月22日 | 日々の風の吹くまま
3月21日(日曜日)。☂☂。しょぼい天気で、また風が強くなるらしい。ほんっと、この冬はいつもの年よりもやたらと風が強かったような気がする。コロナのせいで人間の活動様態ががらっと変わってしまったことが、地球の環境にも影響しているのかもしれないな。

ゆうべはちょっと遅かったけど、2人ともよく眠って、目が覚めたら7時半。このところ目が覚めるのが遅くなったなあと思って、ふと気がついた。学校が春休みでパパのところへ来ていた上階の子が早々と起きてパパの寝室に駆け込んで来なくなったからだ。その代わり夜の9時半頃に走る足音が聞こえるようになって、8歳くらいの子供がそんな遅くまで起きていていいのかと思ったけど、どうやらせっかくの休暇なのに6時半には起こされるのにうんざりしたパパが案じた一計だな、これ。まあ、走る足音は(出かけるときか寝るときと思われる)ときたまの数歩で、走って遊んでいるのではないとわかるし、それまでは週末ごとに来ていたのがコロナ対策の行動制限で半年近くごぶさただったので、パパ大好きらしいプリンセス(とワタシは勝手に呼んでいる)が羽目を外すのも無理はないと思って気にしないでいるけど、1週間も2週間もシングルの生活を乱されるパパには頭痛の種かもしれないな。

欧米的な思考では、大人と子供の時間的な空間がかなりはっきり区別されていて、子供は早々と寝かしつけて、後は大人の時間ということになる。子育てをしたことながないからわからないけど、家族や友だちから聞いていたのは、だいたい就学前は7時ごろ、まだ10時間以上の睡眠が必要な7、8歳なら8時から8時半というところだった。成長ホルモンは子供が熟睡しているときに活発に出るんだそうで、睡眠時間と成長度は密接に関係しているという研究結果もあるそうだから、「寝る子は育つ」という諺は真実だったんだな。かって昼夜逆転のような生活で夜中近くにスーパーに行っていた頃、いつも相当な数のアジア系の家族が幼児や赤ん坊まで連れて歩いていて、何やってるんだかと呆れながらも、洋の東西では「子供」に対する考え方がずいぶん違うんだなあと思ったもんだった。

まあ、シングルパパの妙策で私たちも(すぐにうとうと眠りに戻るとしても)毎朝6時半に目を覚まされなくて良くなったのはありがたい。いつもの週末だって、日中は子供を連れて出かけてしまうし、この春休みも日中の大半はほとんど在宅の気配がなかったので、察するに、いかにかわいい我が子であっても、40代半ばであろう(法廷弁護士の)パパにとっては、1日中マンションの高層階にこもって小学生の女の子の相手をするというのはかなりきついだろうな。春休みは後1週間あるけど、賢そうな子なんだから、夜更かしの癖をつけないようにね。


プレゼントをいっぱいもらっちゃった

2021年03月21日 | 日々の風の吹くまま
3月20日(土曜日)。☁☁。春分の日。今日から公式に「春」。週末だけど、ワルデマー率いる「ポーランド部隊」は今日も仕事、仕事。9時になったとたんにマーティンが来て、バスルームのタイルの仕上げ。土曜日の掃除は、カレシは寝室のバスルームだけで、ワタシはキッチンよりこっち側のスペースだけ。破壊的な作業がなくなったので、それほど埃っぽくなくなった感じで、掃除はあっという間におしまい。

9時半にワルデマーが来て、スーパーのレジ袋から小さな金属製の箱を出して「はい、プレゼント」。箱にはVictorinoxとあって、開けてみたら、わっ、かわいい緑色のスイスアーミーナイフ。3センチほどのミニナイフ、ハサミ、やすり(先端はマイナスのねじ回し)、栓抜き(先端は十字のねじ回し)、引っ張り出せるミニピンセットとボールペンの組み合わせで、キーチェーンに付けられるように小さいリングがついている。うれしくなっていじっていたら、「まだあるよ」とワルデマー。レジ袋から出て来たのは冷凍の鶏丸ごと1羽と七面鳥のソーセージと牛ひき肉。郊外の友だちが作っているそうで、全部オーガニック。ときどき大量にまとめて買ってフリーザーに備蓄しているんだとか。「食べてみたらわかるけど、スーパーのとは比べものにならないよ」。へえ。



こんなにプレゼントをもらっちゃってどうしようと目を白黒させていたら、ワルデマーが「もうひとつ」。レジ袋の最後の宝物はCD。ピアニストの奥さんが弾くラザロとリストのピアノ曲集で、コンクールで優勝したことがあるという奥さんのクリスティーナはバンクーバー音楽院で教える傍ら、コンサート活動もしているそうで、典型的な「東欧美人」という感じ。きれいな人ねえと言ったら、結婚して25年になるというワルデマーはうれしそうに「ありがとう」。愛妻家なんだなあ。いつも「Happy wife, happy life」(奥さんがハッピーなら人生はハッピー)を実践しているんだろうな。2人の間には20歳前後の娘が2人。女の子にとって子供の頃の父親との関係が大人になってから大きな影響力を持つのよねと言ったら、「娘たちとは仲良しだよ」と、またまたうれしそうなワルデマー。奥さんも娘さんたちもラッキーだな。今夜、さっそくCDを聞いてみよっと。



園芸ルームのタイル貼りを仕上げたワルデマーは昼過ぎに帰って行って、マーティンはワルデマーが指示して行った最後の部分を仕上げて、タイル貼りが完了。「これから別のところで、6時までに済ませる仕事があるんだ」。何でもバスルームがひとつしかない小さいマンションの部屋なので、超特急でやらないとお客が困ってしまうんだって。リフォームブームで仕事が数珠繋ぎだから、ひとつ予定が狂うと大変。明日は日曜日だけど、騒音を出さないグラウト処理に来ると言って、2時過ぎに道具箱を携えて次の仕事場に向かって行った。ごくろうさま。


タイルの話とコロナワクチンの話

2021年03月20日 | 日々の風の吹くまま
3月19日(金曜日)。☁☁☂。今日もぱっとしない天気だけど、西洋暦の上では「冬」の最後日。何となくだらけた気分なのは天気のせいかな。9時過ぎにワルデマーからマーティンが着いていることを知らせる電話が来て、「こっちは雨が降ってて寒いよ」だって。おまけに風が強くなって来たし。接岸中とはいえ船は海の上だから、もろに寒いだろうなあ。急いでロビーに降りていったら、玄関の外にスキー帽を被ったマーティンが寒そうに立っていた。

マーティンは小さなバスルームにこもって黙々とタイルを貼る仕事。タイルを貼るのはかなり根気の要る作業で、タイルの間が均等になるようにスペーサーを挟んで、水準器を当ててでこぼこしていないことを確認して、少しのずれでも微調整して、壁に障害物があれば、慎重に位置を測って、タイルを壊さないように切ったり穴を開けたりして貼り付けて、また確認。我が家の場合はほんのりさざ波のようなテクスチャーのある長方形のタイルをずらさずに素直に貼るデザインだからまだいいけど、最近人気があるらしい「モザイク」というデザインになると、いくつもの色や形、大きさの違うタイルを組み合わせて貼るので、何にでもすぐに飽きてしまうような人には難しいかな。



ワタシはというと、「明日になったらスペーサーを外していいよ」とワルデマーが容器を置いて行ったので、十字型のプラスチックの小さいスペーサーを引き抜く「おしごと」。カウンターの幅が15センチも広くなったので、真ん中や上の方は背伸びをしてえいっと腕を伸ばさないと手が届かないから、けっこういいストレッチ体操になる。背中がすっきりしたところでメールをチェックしたら、1年前にオークションで獲得したパッケージの期限延長のお伺いを出してあったパイロット教習所から「1年間延長」の返事。ばんざぁ~い、やったぁ。ああ、良かった。パイロットの地上講習はZOOMでやっているのでいつでもどうぞということなので、フライトシミュレーターの体験はコロナのワクチンの接種後に行きたいと伝えておいた。

そのワクチンだけど、年齢ごとの接種予約の受付のタイミングが繰り上がって来て、1943年生まれのカレシは来週月曜日の正午から受付。ということは、ワタシはその次の週かな。一般人向けはファイザーかモデルナのワクチンで、新しく届くアストラゼネカのワクチンはエッセンシャルワーカーの優先グループ専用。その線で4月半ばまでに35万人いる70歳以上の州民全員にワクチン接種(1回目)を済ませる予定だそうで、接種した人には行動規制を少し緩めるという話もあるから、もしかしたらワタシの誕生日あたりにはごく少人数の友達や家族となら会えるようになるかな。そうだといいなあ。


予定というのは狂うことが前提になっているらしい

2021年03月19日 | 日々の風の吹くまま
3月18日(木曜日)。☁☂☁。天気は下り坂で、朝からちょっとだらぁ~んとした気分。この2週間ちょっとはほんっとに慌ただしいというか何というのか、それまで亀のペースだったリフォームが脱兎のごとく一気に動き出したもので、やっぱり精神的な疲れが出て来ているかもしれない。

キッチンとバスルームという日常生活の中心的な拠点をいったん「更地」の状態にして、一から再構築する間、そこで視覚的、聴覚的な異変に常に対応しつつ、次々と臨機応変に細かな決断をしつつ、さらには非日常というストレスにきわめて弱いカレシの様子を観察しながら、曲がりなりにも日常らしき日々を維持して行くというのは、いくら何度も経験したことでも、非日常を楽しもうと気負ってみても、長く続けばいつの間にかストレスがたまってしまうのは当然だろうな。特に今はコロナ関連の行動制限のおかげで、どこかへ行ってストレスを発散するという機会がないからよけいにきつい。さらに、ホームストレッチに入って、出口が見えて来るようになるともっときつい。

今日は10時ごろに来る予定だったマーティンが来たのは11時。朝一番の別の仕事先に行ったら、お客さんがまだシャワー中で待たされたために、こっちに来るのが遅れたんだそうで、どうやら寝坊をしてしまったらしい。人が来る予定があるなら、いくら寝坊したからってのんきにシャワーなんかしている暇がないことくらいはわかりそうなもんだと思うし、寝坊しそうなら目覚ましをかけておくという手もあるだろうに、仕事の予定が詰まっている方にしてみたら迷惑な話。ワルデマーはランチの後という予定だったけど、彼の「ランチの後」はだいたい2時過ぎ。でも、今日は先約の仕事がなかなか終わらなかったのか、2時半になっても現れないので、マーティンに入れてもらってとメールして、マーティンにはフォブを預けて買い物。

買い物から帰って来たところでロビーでマーティンとばったり。駐車場にはトラックがなかったけど「2分で着くって」。あらら、もう1品くらいよけいに買っていたらスーパーを出るのがちょっと遅れて、ワタシが玄関先でワルデマーと鉢合わせしたかもしれないのに、今日は何だかタイミングがずれっ放し。ワルデマーが「明日は船の仕事があるんだ」と、担当している船の位置を表示するアプリを見せてくれて、「ビクトリアに寄って水先案内人を乗せてからバンクーバーに来るので、ぼくは朝の7時から仕事」。うん、船は待ってくれないもんね。結局はマーティンはバスルーム、ワルデマーは園芸ルームのタイル貼りでそれぞれが予定した仕事量を終えたのは6時過ぎ。明日はマーティンがバスルームのタイル貼りの仕上げ、ワルデマーは土曜日に園芸ルームのタイル貼りの仕上げ。ワタシも現役時代は毎日10時間仕事をしたもんだけど、みんな、よく働くなあ、ほんとに。


コロナで飲むに飲めない1日アイリッシュの日

2021年03月18日 | 日々の風の吹くまま

3月17日(水曜日)。☀☁。7時半、みごとな日の出。セントパトリックスデイ。世界中が1日だけアイリッシュになる日。今年はシカゴ川がまたみごとな緑色に染まって、60年近い歴史の中で初めて中止された去年とは違った春の訪れを感じさせてくれる。会議でシカゴに行ったとき、散策したシカゴ川河畔の景観は、新旧の高層ビルが不思議に違和感なく調和していて、思わず見とれてしまったのを今でもよく覚えている。あのシカゴ川がまたkelly greenと呼ばれる鮮やかな緑色に染まった新しい春にスロンチャ!

セントパトリックスデイを祝うにはやっぱり何といってもパブに繰り出して、ビールでにぎやかに乾杯に次ぐ乾杯だろうな。でも、コロナ様のお通りで、各地の恒例のイベントになっているセントパトリックスデイのパレードは中止だし、BC州なんか、パブやバー、クラブ、レストラン、はては酒屋までが、政府の命令で酒類の提供や販売は今日に限って午後8時で打ち切り。ということで、角の酒屋チェーンのJak’sも、いつもは午後11時まで開いているけど、今日は8時閉店。Jak’sが所有しているドアひとつ先のパブは遅くまで開いているけど、8時以降は飲めないわけで、ビールを伴わないパブ飯は何だか味気なさそうな感じ。酒屋の方は家に帰って飲み直そうとビールを調達する客でにぎわったかも。でも、おうちパーティはほどほどにしとかないと、通報されて警察が来たらけっこうな額の違反切符を切られるからね。

今日は先にマーティンが来てバスルーム2のシャワーブースのタイル貼り。タイル屋に寄っていたワルデマーがタイルの他に接着セメントやグラウトの袋を台車に積んで来て、キッチンのアイランド端の壁のタイル貼り。その前にマーティンの仕事の進み具合をチェックして「よくできている」。細かい指示を出しておいて、キッチンで自分の仕事。予めアクセントタイルの位置を決めておいたので、作業は楽々と思いきや、カウンターから上へ上へと貼って行って、キャビネットの下まで来たときに「まずいなあ」。一番上の列になるタイルを貼っても、キャビネットとの間に1センチほどの隙間が残ってしまう。考えないなら、タイルを細く切って貼り付ければいいんだけど、考える人のワルデマーは「見た目が良くないよ」と、せっかく貼った20枚を全部剥がして、一番下の列を半分の高さに切ってやり直し。これだと一番上が一番下とほぼサイズになるから、幅が半分になる両端の列とのバランスが良くなって、アクセントタイルが作る長六角形の見ばえも良くなった感じ。





スペーサーがぽこぽこ突き出している壁を横目で見ながら、晩ご飯のしたく。あしたはアイランドからぐるっと回ってカレシの園芸ルームの壁にタイルを貼る。キッチンと同じタイルだけど、アクセントタイルが3枚残っているので、ここは同じ高さで同じ方向に流れる感じにしよう。もっとも、当のカレシは「どんなデザインでもいいよ(早く終わらせてよ、種まきシーズンなんだから)」。うん、ゴール寸前で、あとちょっとだからね。


タイルと壁のペンキのカラースキーム

2021年03月17日 | 日々の風の吹くまま
3月16日(火曜日)。☀☀。あぁ~あ、3月も早くも半分過ぎてしまった。年々短くなって行く「残りの人生」がこんなに早足でどんどん進んでいいのかなあと思うけど、人間の力では時間をとめることはできないことはわかっているつもり。だからこそ、手持ちの時間をできるだけむだにしないようにと思いつつ、結局は内圧、外圧でけっこうむだにしているところもあるかな。キャリアや勉学には効率は有用でも、長い人生そのものにはあんまり意味がなくて、かえって非効率(=むだ)を楽しんでしまった方がいいのかもしれない。

今日は9時ちょっと過ぎにワルデマーとマーティンが来て、早速バスルーム2のシャワーブースのタイル貼り。その前に防水処置が完全なことを確認するために、ブースの底にバケツ3倍の水を張って、水泡があがって来ないかどうか鵜の目鷹の目。ワルデマーがOKを出して、排水口を覆っていたビニールを慎重に切り取って排水。そこでワルデマーに呼ばれて行って、薄いベージュの床タイルをどの範囲まで貼るかという相談になって、ベンチの座面は天板と同じ素材で、その下の床まではどうするか。バスルーム1の長方形のブースの短辺の両端は濃緑色、その間の広い壁は淡緑色のデザインがすごく気に入って、バスルーム2でも踏襲すると決めていたので、目線の動きから考えてベンチの下は濃緑色じゃなきゃしっくりしないと思う。逆にブースの外側は基本的にごく床タイルを使った方が白いキャビネットとホワイトチョコレートの天板との釣り合いが取れそう。

配色のデザインは、1色だけなら選択も何もなくて楽だけど、2色以上になるとあれこれ迷うことが多くなる。まあ、そこが楽しいところでもあるんだけど、最初にキッチンのキャビネットの色を聞かれて、ダイニングエリアの家具の色(ダークチェリーステイン)に合わせて欲しいと言ったら、ワルデマーが「濃い色を敬遠する人が多いけどなあ」と驚いたのか感心したのか。なるほど確かに全体的に白っぽいニュートラルな色のところが多いかな。キッチンやバスルームのキャビネットには白はいかにも清潔でいいかもしれないけど、部屋の色としては賃貸時代にいつも白い壁に囲まれていたせいもあって、ワタシには素っ気なさ過ぎで退屈。マンションもたいがいは全体が白なので、入居直前に塗ってもらった色は、寝室は明るめの濃い緑色、バスルームはごく薄い緑色、オフィスはベージュ、レクルームは黄色、園芸ルームとバスルーム2は空色、ダイニングはごく薄いピンク、リビングは(カレシのたっての希望で)大胆に赤に近い濃いオレンジ色。

今回のリフォームでは3個セットの装飾フックの色がヒントになっていて、壁の色はバスルーム両方と玄関口が薄緑色、ダイニングとキッチン、廊下が薄い黄色で、その境目やドアの枠、幅木はオフホワイトでアクセント。ワルデマーに自分でペンキ塗りしてもいい?と聞いたら、「やってごらん。ぼくがコーチするから」。よしっ、旧居の2階全体をひとりで塗り替えた経験を生かして、一丁腕まくりしてやろうっと。

カラースキームのヒントになったフック(再掲載)