リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

雪景色の中で押し迫る1年の終わり

2021年12月31日 | 日々の風の吹くまま
12月30日(木曜日)。🌤☀⛅。うわぁ、降った、降った。ルーフデッキは開けたドアから手が届く範囲でちょっと吹きだまって30センチ、真ん中の浅いところでもたぶん20センチ以上は積もった感じ。シャベルがあったら、長靴を履いて出て行って、せっせと雪かきしてみたい気もするけど、シャベルですくった雪をどうするかが問題。えいやっと23階の手すりの外へ投げ飛ばすわけには行かないもの。十代の頃に厳寒で雪深い名寄と言うところに住んだことがあって、アルバムに私が竹箒で家の外の雪かきをしている写真がある。気温が低すぎて、積もった雪は軽くてふわふわだから、シャベルなんかいらなかったんだと思う。手袋をしたままでは雪玉を作れなくて、素手で雪を溶かしながら握っていたっけ。北極圏の方には「warm enough to snow」(雪でも降りそうなくらい暖かい)という表現があるそうで、うん、雪が雪として降るにはある程度の湿り気が湿り気として存在していないとダメってこと。







きのう流氷でいっぱいだったフレーザー川は、氷の上に雪が積もって、日が当たっているところはまぶしいくらいキラキラ。上流のラングレーからメープルリッジにかけての間では川幅いっぱいに凍結したんだそうで、それが割れて流れ出し、少しずつ分裂しながら下流のニューウェストまで下って来たんだそうな。でも、気温は上がって来ているから、河口に近づくころには融けているだろうな









窓から見る風景は、見渡す限りの雪景色。ゆうべ遅くには白くなっていた6番ストリートは、すっかりきれいに除雪されていて、交通に支障はなさそう。ニューウェストでは、市が雪が積もったときに除雪する道路に優先順を付けていて、そのトップはバス路線なので、夜のうちにどっさり融雪塩を撒いて行ったんだろうな。積雪なんてひと冬に何回もないから、そもそも除雪車がない。昔は鼻先に除雪用ブレードを取り付けたトラックを走らせていたもんだけど、力不足でちょっとした大雪になるとお手上げ。西側の7番ストリートはマンションの駐車場の出口があって、(バスが通る)6番アベニューのショッピングモールに通じるんだけど、バスが通っていないから優先順が少し低くて、除雪は後回し。ガソリンスタンドのそばを通る5番アベニューはもっと低いのでしっかり雪が積もったまま。、マンションの前は「H」の横棒みたいな1ブロックだけ道路で、半分は一方通行だから、歩道は商店やカフェが雪かきをするけど、車道は見向きもされないから、タイヤにかき回された雪でぐしゃぐしゃになって、渡るのにおっかなびっくり。

ニュースを読んでいたカレシが、「シャンペンが品不足で売り切れてるんだってさ。プロセッコも危ないらしいぞ」。あ、そういえばプロセッコをまだ買ってない。おととしあたりまではシャンペン(ヴーヴクリコ)だったけど、クルーズでプロセッコに出会ってからはあっさり乗り換え。最近はスパークリングワインの売れ行きがシャンペンを追い越したそうだし、売り切れたらタイヘンと角の酒屋に飛び込んだら、あら、何種類か何本も並んでいて売り切れそうには見えないなあ。まあ、ニューウェストはけっこう田舎っぽいから、シャンペンで新年を祝う人が少ないのかもね。どれにしようかなあとさんざん迷って、あまり安くない1本(Ogio)を選んでふと棚を見渡したら、おお、スペインはカタルーニャ産のスパークリングワイン、カヴァがあるじゃないの。はて、カレシがカヴァの方がいいなんて言い出したらどうしよぉ~と迷って、結局は明日の気分次第と言うことにして、カヴァの本家本元Raventosのも買ってしまった。あしたは大晦日。ご馳走メニューを考えなくちゃあ。


フレーザー川が上流から来た流氷でいっぱい

2021年12月30日 | 日々の風の吹くまま
12月29日(水曜日)。☀🌤☁⛄。まぶしい朝日に起こされて、バルコニーの温度計を見たらマイナス5度と、まだまだカッチィ~ンと凍ったままで、夕方から雪と言う予報。日中の最高気温がプラスになるのは元旦だそうだから、この寒波は「今年いっぱい続く」ってことか。といっても、その今年も今日、明日、あさってと、あと3日。

連休明けだけど、外はいたって静か。そうだよなあ、元旦が土曜日だから、月曜日が振替え休日になって、また3連休。間に3日有休を取れば、何と10日の大型連休だもんね。クリスマスが土曜日でまた4連休になるのは6年後だと思っていたけど、カレンダーを見たら、来年はクリスマスが日曜日なので、月曜日のボクシングデイに続く火曜日が振替え休日になって、イヴの土曜日から数えてまた4連休。しかも、大晦日が土曜日だから、2023年はまた3連休で始まって、その年はクリスマスが月曜日だから、土曜日から続けてまたまた4連休プラス翌年の元旦も月曜日で土曜日から3連休。来年、再来年と2年連続で「4連休+3連休」と言うわけで、来年中にコロナが退散して自由に旅行できるようになったら、いったいどんなことになるやら。

午後の買い物以外は特にしなければならないこともないので、何となく家の中をぶらぶら。窓から川の方を見ていたら、あれ、何か川面がやたらとキラキラしている。タグボートが残した波に日が当たって煌めいているんだと思ったけど、いつまで見ていてもキラキラが波に乗って動いている様子がない。不思議に思って、双眼鏡でよく見てみたら、あれ、川が凍っているみたい。よくよく見ていると、川面が氷に覆われているんじゃなくて、シート状の氷がゆぅ~っくりと川下の方へ動いているじゃないの。子供の時に生まれ故郷の釧路川の河口に大きな蓮氷がいくつもぷかぷかと浮いているのを幣舞橋から見ていた記憶が蘇って来て、何だか妙に懐かしい気分。川上のポートマン橋の方にズームインしてみると、川面が白く見える。上流で凍った河氷がここまで流れて来ているなんて、それほどすごい寒波だってことだな。









フレーザー川に氷の塊ができたのはきのうの夜からのようで、メディアには読者が投稿した写真がいっぱい。何でも昔は河口に近いニューウェストミンスターでもフレーザー川が硬く凍ってスケートができることがあったそうだけど、それは100年も昔の話。カレシが5歳くらいの頃には、バンクーバーのスタンレー公園のロスト・ラグーンが凍って、そこでお父さんにスケートを教わったそうだけど、今は人が氷の上を歩けるほどの硬さではないらしい。カレシ曰く、「あの頃はもっと寒かったような気がする。よく水道管が凍って、親父が床下にもぐって融かしてたよ」。ふむ、それって70年以上も前の話で、家だって今のような断熱性があったわけじゃないと思うけどね。私たちの最初のマイホームだって、1946年に建てられたもので、漆喰壁の中は断熱材なんか入っていなくてすかすか。まあ、そんなものはなかったのかもしれないけど、冬は寒かったね。暖房なんかクラシックな蛇腹の温水暖房で、地下に大きな石油ボイラーがあったっけ。元市長だった人が建てたそうだから、当時としては最新の設備だったんだろうけど、あんまり効率的じゃなかったな。

午後になって、しっかりと厚いパーカを着込んで買い物。ハンターのゴム長靴はソックスを履くときついので裸足のまま。それで外を歩いても、30分やそこらは足が凍えないから不思議。ハンターのは天然ゴム100%だからなのかな。これだけ寒いとマスクは店に着くまでに内側がべちゃついて、買い物を終わって帰って来る頃には外して振ると水滴が飛ぶくらい。子供の時に風邪の季節になるとガーゼのマスクをさせられて、厳寒のときは息が凍ってぐちゃぐちゃだったのを思い出すな。気候変動とか温暖化とか、いったいどうなっちゃったんだろう。今日はやたらと思いものを買ったもので、融雪塩で解けた歩道をカートを引っ張っていて、また肩を傷めてしまったみたい。サロンパスを貼っとかなくちゃ。ああ、やれやれ。早く春が来ないかなあ。


今日で大寒波の中でのクリスマスの4連休が終わり

2021年12月29日 | 日々の風の吹くまま
12月28日(火曜日)。🌤🌥☁。何だかぐっすりよく眠たようで、カレシに小突かれて目を覚ましたら、もう8時半。バルコニーの温度計はマイナス8度。北極圏並みの寒さだけど、実はご本家の北極圏の方が暖かいんだって。やれやれ、東西だけじゃなくて、南北もひっくり返っているみたい。もしかして地球が傾いてしまったなんてことはないだろうな。なんて言うと、丸い地球がころんとひっくり返る、何ともマンガっぽい図を想像してしまうけど、宇宙船「地球号」は舵の不調で、あっちにふらふら、こっちによろよろってところ。

今日は日曜日だったボクシングデイの振替え休日。コロナのおかげであまり遊べないけど4連休。次のクリスマス4連休は2027年だって。今から6年後のクリスマスはどんな感じかな。コロナ後の世の中がどう変わるかによるし、6年の間に人生がどう展開するかにもよるだろうけど、この2021年と同じでないことは確かだと思う。そうじゃないと人間世界は立ち行かなくなってしまいかねないもの。それにしても、オミクロン株の勢いは想像を絶するという感じだけど、南アフリカでの研究によると、オミクロンに感染して抗体ができると、デルタ株も中和してしまうらしい。へえ、同じウィルス同士で潰し合いって感じだけど、ウィルスって元々競合するのは好きじゃないらしいから、とうとう「おまえは(オレとは)違う。うざい。消えろ。死ね」って段階に来たってことかな。何かすごぉ~く人間的な感じもしないではないけど、研究結果が妥当なら、オミクロンは思いのほかワクチンの機能も果たしているようで、やなやつだけど、ま、いっかぁということになるのかな。いやぁ、ほんとに、拡散の勢いを見ていたら、おいおい、くっつける人間がいなくなっちゃうぞと言いたくなるけど、いや、この場合は言わない方がいいか。

オミクロン株への感染がほんとに爆発と言っていいような増え方で、Arts Clubでも今上演中のミュージカルの出演者2人が検査で陽性になったため、残り2週間の上演予定をすべてキャンセルするとの発表があった。おそらくキャスト全員が濃厚接触者としてしばらく隔離しなければならなくなったんだと思う。感染した2人はほぼ無症状らしいから重症化する心配はなさそうだけど、精神的なショックは大きいだろうな。どちらもオミクロン株らしくて、ワクチンを2回接種していたのに感染したそうだから、まったく不運だったと言うしかないな。目に見えないウィルスはいつどこに浮遊しているかわからないから、いくらマスクをして、手を洗って、密を避けて、用心に用心を重ねていても、感染することは誰にでもあり得ることだと思う。それでも、ワクチンを接種して、ブースターを接種したら、後はマスク着用、手洗い励行、密回避を徹底するくらいくらいしか防衛手段はないんだけど。

昔から俗に「Lotus Land」(桃源郷)と呼ばれて来たバンクーバー圏は、西岸海洋性気候帯にあって、夏は冷涼(少雨)、冬は温暖(多雨)なところだから、建築基準法や条例もLotus Land仕様。おかげで普通の住宅は夏の猛暑、冬の厳寒に対しては無防備に近い状態で、寒波が来るとあちこちで水道管が凍結したり、破裂したりする騒ぎになる。めったにないことだから改善しようと言う動機付けにもならず、のど元過ぎれば何とやら。(ちょっと雪が積もるたびに雪かきシャベルが売り切れるのと同じことかな。)でも、今回はマイナス2ケタの記録的な寒波なもので、配管や暖房設備の業者は連日てんてこまいで悲鳴を上げているそうな。水道が止まって困るのは夏冬関係ないけど、この寒波の最中に暖房がなくなってしまったら、下手をすると命に係わりかねない。ある配管業者は助けを求める電話が30時間の間に180件以上も来て、ホリデイシーズンでテクニシャン半分が休みを取っているところにふだんの3倍から4倍も殺到する修理依頼にお手上げだとか。ま、この寒波も明日までらしいけど、ルーフデッキのプランターですやすや眠っている天使くん、寒くないのかなあ。



マイナス2ケタの大寒波で何もかも凍結状態

2021年12月28日 | 日々の風の吹くまま
 午前10時半

12月27日(月曜日)。☀🌤☁❆。さぁ~むぅ~いぃ~っ。8時半に起きた時のバルコニーの温度計はマイナス10度、天気アプリではニューウェストの温度はマイナス14度。(実際は川向こうのサレーの観測地点の温度らしいけど、さして違いはないんだと思う。)ほんと、メトロバンクーバーとしては極端な低温。でも、カレシが子供だった1950年代末にもこういう極端な寒波と極端な大雪があったそうだから、必ずしも前代未聞の異常寒波と言うわけではないってことかな。

で、こんなに寒いよぉとFBに写真を載せたら、アルバータ州との州境近くの町に住む友だちが「その時間、こっちはマイナス27度だったよ。今はマイナス22度まで上がったけど」と言うコメント。うはぁ、それは寒いなあ。でも、ロッキー山脈の向こうのアルバータ州エドモントンではマイナス28度、風による体感温度がマイナス33度から39度と、数分で凍傷にかかるような温度で、あまりの寒さにスキー場を閉鎖したところもあるというから、ラニーニャのパンチはすごい。もっと北のノースウエスト準州ではマイナス51度を記録したところがあって、114万平方キロに4万5千人しか住んでいない過疎地だから気象観測点もまばらだから、それより低かったところがたくさんありそうだという話。逆に、いつもな厳寒で雪が降っているはずのトロントでは、プラスの気温になって、雨交じりの雪で交通が混乱しているんだそうで、何だか西と東がひっくり返ったような感じだな。でも、あしたはすこぉ~しばかり寒波が緩むようで、朝の最低気温はマイナス9度、日中の最高気温はマイナス4度という予報。今日は午後になっても地上より暖かいバルコニーでマイナス6度にしか上がらなかったから、まあまあかな。

今日は月曜日だけど、クリスマスが土曜日だったので、その振替休日。下の6番ストリートは除雪されている道路の交通量はいつもと変わらないけど、歩道は(店が休みだったせいで)除雪していない部分が多くて、歩いている人はまばら。あまりにも寒いので、さすがに今日はウォーキングは中止。吐く息でマスクが凍ってしまいそうだもん。その代わりに土曜日からバルコニーにおいてある普通ごみと(堆肥にされる)有機ごみ、洗濯ルームにあるリサイクル品のバケツのうち各種容器を地上階のごみルームに持って行こうと言うことになったけど、外のごみ袋も有機ごみの袋もみんなカッチカチ。カレシの「凍ってるなら腐って臭うことはないから、あしたでもいいじゃないか」という鶴の一声で、うん、あしたでもいいか。ごみの容器はたぶんどれも溢れ返っているだろうし、スケジュール通りに収集があるとも思えないから、凍ったままで置いとこっと。

晩ご飯の後で、我が家の改装を請け負ったワルデマーから電話。我が家の仕事が終わったのは5月初めだったけど、それからもずっと大忙しだったらしい。ワクチンが信用できないと接種を拒否していたので、コロナにはかからないで済んでいるのか聞いたら、「それが夏に家族がみんな感染しちゃってね」。あらら。奥さんと娘は何日も熱が続き、ワルデマー自身は味覚障害と嗅覚障害が起きて、「参ったよ、もう」。それでもみんな軽症で済んだようで何より。でも、さすがに懲りたようで、アストラゼネカのワクチンを接種したそうだけど、2回目の時期になってBC州にはアストラゼネカがなくて、何と1600キロ先のサスカチュワン州サスカトゥーンまで行ってジャンセンを接種して来たというから、ワルデマーの新型ワクチン(mRNA)嫌いは筋金入りだなあ。新年には寄らせてもらうよというので、寿命が来て外したままの煙探知器を新調しないとならないし、どうぞどうぞ。はあ、もう来年の話か・・・。


寒波だけど、楽しいクリスマスだったね

2021年12月27日 | 日々の風の吹くまま
12月25日(土曜日)。☃☁☃☁。みごとなホワイトクリスマス。まだそれほど積もってはいないけど、気温は氷点下。このあたりとしては猛烈な寒波が接近中で、外へ出るときは凍傷や低体温症に気を付けるようにと言う注意報が出ている。まあ、今はラニーニャだからねえ。あら、日本も大雪と寒波なんだって。そろそろ仕事納めをして、帰省や旅行に行く時期だろうに、ほんっとに今年はマザーネイチャーもすごいご機嫌ななめだなあ。

午前中は掃除で、午後になって今日のディナーの準備。テーブルに出す時間と間隔を考えながら、ゆうべやっと決めたメニューは、アミューズブーシュは「トマト・エッセンスとフォアグラ」、前菜は「七面鳥ささみのロールと生野菜」、メインコースは「鴨の足のコンフィとサフラン風味のクスクスとインゲン」。おなかにスペースがあれば、デザートは「パネットーネとコーヒー」。お客が到着したら、まずワインとおつまみでリラックスと行こうか。よぉ~しっ。



☆☆☆☆☆

12月26日(日曜日)。☀🌤🌥。一夜明けたら、そこは静寂の世界、と言うのは大げさだけど、カッキィ~ンと冷え込んで、ほんとに静か。起床9時。バルコニーの温度計はマイナス5.7度だから、地上の温度はマイナス8度くらいかな。でも、ちょっと風があるから、体感温度はマイナス12、3度かなあ。ううぅっ、寒っ。でも、きのうはウォーキングをさぼったから、今日は嫌でも出ないとね。

若いお客さんを迎えてクリスマスはすごく楽しかった。電車とバスを乗り継いで、迷子にならずに到着したY君と(日本から会いに来ている彼女の)Fさんは揃って俳優。すぐに打ち解けることができて、ワインでメリークリスマスの乾杯をして、用意しておいたコールドカットと(良くできた)自家製のニジマスのグラヴラックスを摘まみながら(英語で)おしゃべり。Y君の英語の上達は目を見張るくらいだし、Fさんも子供の時にお父さんに帯同してアメリカに住んだことがあるということで、内心ちょっと心配だった日本語の出番がなくて、ああ、良かった。脳内ではいまだに流暢(なはずの)日本語、耳から入って来ないせいもあるのか、なかなか口から出て来ない。これでも昔は同時通訳をやったくらいで、日本語も英語も耳から口へ筒抜けだったのになあ。メインの鴨をオーブンに入れて、おしゃべりが一段落したところでディナーの時間。



アミューズブーシュ。ショットグラスに入れたトマト・エッセンスとフォアグラ。スライスしておいたフォアグラはオリーブ油でジュっと焼いて、豆苗を添え、12年熟成のバルサミコ酢をとろり。ワタシのお皿のがやけに小さいのは、塊の端っこなので、焼いたら縮んでしまったから。念のため。



アペタイザー。せっかくのカナダでのクリスマスなので、七面鳥も食べてもらおうと、ささみを買っておいて、きのうの朝になって作った「ターキーロール」。フリーザーにあった鴨のグランマニエソーセージを解凍してほぐしたのを刻んだ玉ねぎ、セロリ、ニンニクと一緒に炒めて、パン粉とコアントローを加えて作った詰め物をバタフライに開いたささみに広げて巻いたのを、ひもで縛ってオーブントースターでローストしたもの。ソーセージの肉を入れたので、味が濃くなって、けっこうイケていた(と自画自賛)。スライスしたロールに生野菜を添えて、ツマにゴールデンキウィ。レタスはスペアの寝室で避寒中の自家産(とカレシが自画自賛)。



メインコース。鴨の足に塩コショウをしておいて、たくさんの生タイムといっしょに鴨の脂に沈めて、低温のオーブンでゆっくり調理。付け合わせは、イランのファルザネが送ってくれたサフランを浸けておいた水で炊いたクスクスと蒸したインゲン豆。サフランを入れた水はみるみるうちに金色になって、鼻を近づけると何とも言えない香りがふわぁ~ん。(ファルザネのおばさんの農場で栽培しているもので、深い紅色で、イラン産のサフランでは最高級品なんだそう。)鴨は(元気に走り回り過ぎたのか)仕上がりがやや硬めだったけど、味はしっかり。メインコースとしては10点満点では8点くらいかな。



デザート。お客さんがおしゃれなフレーバーティーを持って来てくれたので、パネットーネとクリスマスマグに注いだりんごフレーバーのお茶。

ディナーが終わったところで、記念の写真を撮り合って、道路の雪がクリアになっているのを窓から確認して、駅まで車で見送り。うん、楽しいクリスマスだったね。ということで、ボクシングデイの今日はのんびり。外は1日中氷点下のままで、ウォーキングにはしっかり着込んで行ったけど、マスクは吐く息で内側がぐちゃぐちゃになって、帰って来て外したのを振ったら水滴が飛ぶ始末。明日の朝方の予想最低気温はマイナス11度。ううぅっ、寒っ。新聞を見たら、日本でも寒波と大雪なんだね。早く緩んでほしいけど、ラニーニャの冬だもんなあ・・・。


クリスマスなんだからご馳走を作って楽しまなくちゃ

2021年12月25日 | 日々の風の吹くまま
12月24日(金曜日)。⛄☁☃☁。クリスマスイヴ。大雪注意報発令中で、朝からべっちゃ雪。目を覚ましたカレシがいの一番に「今日はご馳走を作る?」と来た。明日のクリスマスは日本から来ている若いカップルを招待してあるので、腕まくりしてご馳走を作る予定なんだけど、そうねえ、日本ではクリスマスイヴは恋人たちの日ってことになっているそうだし、かなぁ~り薹が立った2人だけど、何かちょこちょこっとおいしいものを作って祝うことにしようかな。

とすると、何がいいかなあ。明日のディナーに使う鴨の足や脂、フォアグラをフリーザーから出したついでに、食品の種類別に分けてあるバスケットを出しては、中身の点検。魚介類はいろいろあるけど、元旦のご馳走に使うつもりのものが多いので、今日はパス。カクテルアワーのアミューズブーシュにするつもりでフォアグラのパテを出したけど、あしたはけっこうこってりしたメニューだから、今日のメインはやっぱりシーフードということにして、前菜はムール貝をワインとクリームのソースで、メインはシーフードミックスを使ってリゾットというのはどうかな。きのうカレシがレッスンをしているイラン人のファルザネがトルコから送ってくれたサフロンが届いたところなので、少しだけリゾットに使ってみようかな。(ファルザネはイランから出たい一心で大学院留学を目指していて、最近やっと遠い親戚を頼ってトルコに行くことができて、現在はイスタンブールの工場で働きながら、英語を磨いてニュージーランドの大学に行くチャンスを待っているところ。)

イヴのメニューが決まったら、あしたのディナーでアミューズブーシュにする「トマト・エッセンス」を作る作業。火を通さないトマトのコンソメという表現があるけど、グレープトマトとバジリコの葉と塩コショウをチョッパーに入れて、ハンドミキサーで粗いピューレにしたのをこしただけの簡単なもの。ゆっくり滴らせてこして集めた汁を、さらにコーヒーのフィルターでクリアになるまでこすので、できあがるまでに何時間もかかるけど、金色の「スープ」はトマトの香りが凝縮して何とも言えない美味。グレープトマトやミニトマトの方がずっと濃くていい味になるけど、700グラムも使って、出来上がりはこれだけ・・・。



クリスマスのあしたは朝からキッチンで大忙しになりそう。お客を呼んでのクリスマスディナーは私たちにも初めてのような気がする。お客は2人ともワクチン接種済だし、私たちは3回目も済ませているし、4人なら制限の半分以下だから大丈夫だと思う。オミクロン株の勢いはBC州でも例外じゃなくて、先週は新規の感染者が400人前後だったのに、週明けに900人を超え、火曜日に1200人、水曜日に1500人、きのうはあっさり2000人を突破して、今日は2400人超という、猛烈な増え方。PCR検査はどの検査所も連日長蛇の列だそうだから、検査数が激増しただけ陽性も増えたと言う要素はあると思う。政府は高リスクの人を優先するために旅行や家族訪問のための検査は控えろと言ってるけど、クリスマスは離れて住んでいる家族が集まる時期なので、急な制限に合わせて予定を変えるよりも、陰性を確認して行こうと言う向きも多いのかもしれない。でも、すでに症状が出ている人も混じっている列に1時間も並ぶ方が感染するリスクが高いような気がするけどね。

マクドナルドのポテト不足は欧米のオンライン・ショッピングのせい?

2021年12月24日 | 日々の風の吹くまま
12月23日(木曜日)。🌤☀🌥☁。寒波襲来の注意報が出ている。北極の寒気が張り出して、南下するやつで、クリスマスの夜から氷点下になって、週明けには日中の最高気温でもマイナス2ケタが新年まで続くらしい。やぁ~だっ。クリスマスを目前にして大雪に閉じ込められた13年前を思い出すね。ちょうど今ごろどかどかと雪が降り出して、1週間ほどで何と90センチ。角地の我が家では、カレシが通りかかった車が雪の積もった角を曲がれずに立ち往生するたびにシャベルを持って「救助」に出動。郵便や水の配達はストップするし、おまけに何十年ぶりかのマイナス2ケタの大寒波で路上駐車の車が雪に埋まったまま凍り付いたもので、買い物に行こうにも車が通れるのは道路の真ん中だけだから、危なくて車を出せない。あの寒波が緩んで積み上がった雪が解け始めたのは2月に入る頃だったかな。今は何よりも雪かきをしなくてもいいから、けっこう気楽でいられるけど、道産子のワタシが雪も寒波も嫌ってのは、やっぱり年を取ったってことかな。

日本のマクドナルドがコロナによる物流の混乱とカナダでの大洪水のせいで原料不足になって、フライドポテトのMサイズとLサイズの販売を休止することになったそうで、こっちじゃ別にジャガイモが不足している気配はないのにと不思議がっていたら、地元の新聞サイトにくわしい事情を説明する記事が載っていた。何でもマクドナルドのフライは特定の種類のジャガイモでなければならないんだそうで、丸ごと輸出して日本で加工するんだろうと思っていたら、北米で揚げるだけの状態に加工して、冷蔵コンテナで日本へ輸送しているんだそうな。で、オンラインショッピングの隆盛で中国製品のコンテナ輸送が激増して、コストも激増。バンクーバー港などでコンテナの中身をどさっと降ろして、空のコンテナを積んだ船を中国へとんぼ返りさせる方が船会社は儲かるそうで、さらには元々冷蔵コンテナを積める船が少ないところへして、船積みを待つ間に陸でコンテナを冷却する電源も足りなくて、その上に11月の大雨と洪水で鉄道や道路が寸断されるという、まさに泣きっ面に蜂の連鎖で日本でマクドナルドのポテトが不足、というのが背景事情。

しまいには北米でのオンライン・ショッピングの急増が日本でのフライドポテト不足を招いたと言わんばかりだけど、この2年の世界の経済状況の変化を反映している気がする。記事には、トヨタがバブルの頃に有名にした「ジャストインタイム生産方式」(かんばん方式)が機能した時代はもう終わったみたいな一節もあって、もしかしたら、コロナのパンデミックはひたすら安さを追い求めた「グローバル化」の終焉を示唆しているのかもしれないと思ってしまった。ワタシはグローバリゼーションが輝いていた時代にその真っただ中で翻訳の仕事をして荒稼ぎをしていたんだけど、いつも何となくしっくりしないものを感じていた。ウォルマートのような企業がいたるところに巨大な店を構えて、「安く、安く、もっと安く」が消費者の既得権であるかのように宣伝しまくっていたけど、安く売れるのは製造拠点を発展途上の貧しい国に移したからで、その結果として失業して貧しくなった人たちに本来なら自分たちが作って生計を立てているものを「安く」売りつけているわけで、ゼロサムゲームを絵に描いたようなものじゃないか、と。

日本のマクドナルドでフライドポテトが足りないと聞いて、真っ先に頭に浮かんだのは、日本には北海道と言うジャガイモの大産地があるじゃないのと言うことだった。特定の種類でなければダメと言うなら、北海道でそれを生産すればいいじゃないか、それを一歩進めて「日本でしか食べられないマクドナルドのフライドポテト」を生み出せたらなおいいじゃないかという話。最近注目を集めている「Shop Local」(地元でお買い物)というコンセプトを市民生活の枠を超えて、「Buy local」(現地調達)という形で生産や輸送の流れを変えるわけだけど、どこかよその国でどうしても食べたいと言う人がたくさん出て来たら、ブランド化して売ってあげればいいじゃないの。元をただせば、商業も貿易も互いにないもの、欲しいものを融通し合う物々交換から発展したわけで、ある意味で基本に立ち戻ってみると言うことかもしれない。まあ、人間世界には「欲」という大きな壁があるから、現実としては無理だと思うけどね。


こむら返りにはサロンパス、ヘアカットはおうちサロンで

2021年12月23日 | 日々の風の吹くまま

12月22日(水曜日)。🌥☂🌥☁。冬至の翌朝の日の出。これから春に向かってどんどん左の方へ移動して行く。けさは束の間の気温上昇で、ルーフデッキのプランターの下に敷いてあるトレイでがっちりと凍っていた(栄養満点で肥料になる)水がやっと融けたので、カレシが「救助」したがっていたプランターを2人がかりでえっさえっさと運び込んで、スペアの寝室に移動。吹きさらしのルーフデッキで、雪と氷点下の気温に晒されてもまたピンとしていたのは他のプランターから飛んだ種から勝手に育ったルッコラ。我が家の「庭」にはなぜか勝手に種を飛ばして勝手に育ったものが多いけど、犯人は風かな。

先おとといだったか、起き抜けにリビングの天井ファンをオンにしたときに、ぶら下がっているライトのスイッチのチェーンを引っ張ろうとしてつま先立ちしたら、両方のふくらはぎに猛烈なこむら返り。痛いどころか、足が固まってしばらく中腰のままで動けなかったくらいで、痙攣が解けても、特に左足のふくらはぎは痛いままで、歩くのに偏平足風にひょこん、ひょこん。翌日になっても、きのうになってもそんな調子だったので、もしかしたら肉離れしたかと心配したけど、何とか歩けるから大丈夫と勝手に診断して、大きなサロンパスをペタッ。スーパーの薬局でサロンパスの箱を見つけた時は、ペタンと貼る湿布はあまりないのでうれしかったな。ラジオで宣伝していた時があって、最後にかわいい女の子の声で「ヒ・サ・ミ・ツッ」と閉めていた。ずっと昔(25年くらい前かな)右肩の回旋筋腱板を傷めて、肩から肘までの二の腕がガチンと凍り付いてしまい、2年近くも肘から先しか動かせなかったことがあって、それが今でも時々痛み出すので、サロンパスは常備品。ただし、薄くて大きいサイズのは5枚しか入っていなくて1200円とお高いけど、ボルタレンよりもずっとよく効くから、コスパとしてはいいんじゃないかな。

午後はセルフの「おうちサロン」でヘアカット。ずっと角を曲がってすぐのサロンでカットしてもらっていたんだけど、コロナの第1波でサロンが全部閉まってからは、現役時代に時間がなくて自分でやっていたこともあって、すんなり「おうちサロン」を開業。カレシのカットは床屋さん式にやれて簡単だけど、自分でやる時は実にワイルド。バスルームの床にドロップシートを広げて、裸になって鏡を見ながらバリカンでジャジャッ。後ろの中央をちょっと刈り上げて、そこから左右の耳の下まで斜めにジャッ、ジャッ。最後に延び過ぎた前髪を短くして、良しとなったらシャワーへ直行。ついでにまだ痛いふくらはぎをシャワーでじっくりとマッサージしてあがったら、まだ髪が湿っているうちにざっと櫛で梳かして、カレシに後ろの方の裾の不揃いなところを切りそろえてもらって、ドライヤーで乾かして、あぁ、すっきり。

しっかり櫛で梳かして鏡を見たら、うん、みごとにおかっぱ風。ワタシは丸顔でわりとえらが張っているし、首も太くて短い方(だからいくら痩せても二重顎のまま)なので、ただでさえチビなのに髪を長く伸ばすとよけいちんちくりんに見えるのが難点。小学生の頃は背高のっぽだったのに、思春期以降はほとんど伸びなかったんじゃないかな。瞼は生まれつき二重だし、髪の毛は美容師さんが「自然に波打っている感触がある」と言っていたし、わりかし狩猟民族的な気質を持っているような気もするので、縄文人の遺伝子が濃いんじゃないかなと思う。うん、縄文人とか狩猟民族とか言うと、スケールの大きいロマンを感じるんだけど、実はワタシはアウトドアはからっきしダメ・・・。


今日はレタスを避寒させて、キッチンでアップルソースとグラヴラックス

2021年12月22日 | 日々の風の吹くまま
12月21日(火曜日)。☁☂🌧。何ともしょぼい曇り空。午前9時のバルコニーの温度は0.8度で、朝方までの最低気温はマイナス2.5度。でも、明日あさってはいったん暖まった後、クリスマスと共にガクンと冷え込んで、週明けから大晦日にかけては最低気温がマイナス2ケタに下がると言う予報。まさか、冗談を言ってるんじゃないだろうなあ。でも、北の方の遠くの山並みは真っ白・・・。





ルーフデッキに取り残されたレタスのプランターは、土も下のトレイの水もカチカチ。葉っぱも凍っているんだかどうだか、ぺたんこ。これじゃあ、これがほんとのアイスバーグ・レタス、なぁんてしゃれにもならないかな。でも、レタスはマイナス5度くらいまで耐えられると言うくらい寒さに強いそうなので、今のところは大丈夫そうだけど、マイナス2ケタにならないうちに、スペアの寝室(レクリエーションルーム)に取り込んでおいた方がいいね。ここは春から秋はワタシのミニチュア工房で、冬の間はサーモスタットの温度を14度に設定してカレシの植物の避寒ルーム。ふだんは花の終わったゼラニウムやシャコバサボテンが休養しているけど、今はルーフデッキで育てていたレタスがのさばっている感じ。大きくならないうちに葉を摘まんでサラダに入れるので、暖かくなる前になくなってしまうかも。



クリスマスカードを(間に合いそうにはないけど)全部発送し終わったので、今日は気分すっきり。まずは朝ご飯の定番のアップルソースの仕込み。ちょっと酸っぱい緑色のグラニースミスが5個と砂糖代わりに甘過ぎない赤いりんご(品種は二コラまたはジャズ)が2個。芯を取って、皮を剥いて、ざくざくと切ったのを、生しょうがの塊とシナモンスティック2本、レモンジュース少々と一緒にひたひたよりも少ない水で煮崩れてとろっとするまで、吹きこぼれないように弱火でことことやるだけの簡単レシピ。キッチン中にりんごの匂いがしている中で、今度はクリスマスのご馳走に添えるグラヴラックスの仕込み。今回は大西洋サケが手に入らなかったので、味や食感が何となく似ているスティールヘッド(降海型のニジマス)を使用。一度だけ太平洋の紅ザケで作ったけど、独特のワイルドな味が強過ぎて、食感も今いちだった。マイルドな銀鮭なら近い味が出るかもしれないけど、グラヴラックスは元々北欧で作られる燻製していない「鮭のマリネ」だから、やっぱりそっち方面のサケが一番ということかな。ピンボーンと言う小骨を毛抜きで抜いて、北欧のお酒アクアヴィットを振りかけて、塩と砂糖と黒胡椒をまぶして、たっぷりのディルを散らして、重しをかけるだけのこれも簡単レシピ。今回は2枚なので皮の方を外側にして2枚合わせて、ぎゅっと重し。クリスマスイヴには食べごろになりそう。

オミクロン株の拡散が予想より急激で、きょうはとうとう新規感染者がいきなり1300人を突破して、パンデミックの最高記録。おかげで、きのうから実施された規制がもう強化されて、屋内での私的なイベントは結婚披露宴もパーティも禁止、バーやナイトクラブ、ジムは閉鎖、レストランは1テーブル6人まででテーブル間の交流禁止。心配していた通り、劇場にも収容能力を50%カットというお達し。ただし、規制実施は来年の1月18日までだそうで、カレンダーを見たら、次の作品のオープニングナイトは1月19日。はあ、それまでに感染が下降線になっているといいけど・・・。


クリスマスの準備はホームストレッチ、コロナもそうだといいのに

2021年12月21日 | 日々の風の吹くまま
12月20日(月曜日)。☀☀。今日も晴れ。バルコニーの温度計は1.3度で、最低はマイナス0.2度。移植したレタスを入れてある温室ボックスの中は2度で、最低は0.8度。ぎりぎりだなあ。天気予報によると木曜日の夜から雨交じりの雪になり、金曜日の夜から気温が下がって雪模様。クリスマスは小雪ちらちらで、翌朝の最低気温は(ギョッ)マイナス7度。これ、もう異常寒波じゃないの。ま、1週間先の話だから、予報が外れることを祈るとしても、レタスはその前に中に取り込んで摘み菜にするしかないねえ。

今日はいの一番からクリスマスカードの発送に向けてホームストレッチ。国内と航空便と合わせて全部で16通。最後の最後は今でも時たま仕事を引き受けているお得意さん宛のカレンダー。出版翻訳のプロジェクトはゴール間近ながらまだ続いていて、ワタシの仕事は校正の方はとっくに終わったけど、リサーチの方は先々週とおとといに翻訳者から質問が来て、ググりまくって答を探してあげたところ。まあ、社長一家とは家族ぐるみの付き合いなので、毎年お歳暮を別に送って、カレンダーはオフィスへのプレゼント。きのうスーパーへ行ってドンと買い物をして来たので、今日は郵便局でカードとカレンダーを発送した後、角の酒屋でワタシのムッシュ・ヘネシーの他に赤と白のワインを3本仕入れて、郵便局の隣に新しくできた肉屋でミックスオリーブ、骨付きラム(フレンチラック?)、そしてイタリアのクリスマスの定番パネットーネ。みんなマンションの正面玄関の道路向かいに並んでいるから、トカイナカならではの便利至極で、徒歩1分足らず。肉屋は「Full Basket Butchery」と言うしゃれた名前で、若いオーナーは人当りが良くて、ケースに並んでいる品物(ほとんどが郊外の農家から仕入れたもの)は見ただけで質の良さがわかって、最上階に住むゴードンが褒めちぎっていた通り。うん、これから贔屓にしたいね。

コロナのオミクロン株が予想された通りに爆発的に広がっているようで、BC州でも週末3日の新規感染者数は前の週末の2倍以上。これでもロックダウン状態に戻ったケベックやオンタリオに比べるとそんなにひどい状況には見えないけど、全国の過去14日間の1日当たりの新規感染者の増加率がきのうの100%から今日は145%。でも、同じ期間の1日当たりの死者の数はきのうの4%増から今日は13%減になっているから、オミクロンはデルタほど怖くないんじゃないかという「かすかな希望の光」みたいなものが見える感じ。オミクロン株がこの調子でいい気になって派手にわぁ~っと拡散したら、早々に感染させられる人間が足りなくなって、行き詰ってしまうかもなんて妄想は時期尚早かもしれないけど、アフリカ諸国もWHOも先進国に向かって「助けてくれ、何とかしろ、ワクチンをくれ」と騒いでいないところを見ると、必ずしもただの希望的観測とは言えないような気がしないではない。ウィルスだって何だって、自然に出現したものならいずれは息切れすると思うし、もう3年目に入るんだから、そろそろトンネルの出口が見えて来てほしいよなあ。

このところバンクーバー市内の予約なしで行けるPCR検査センターでは、連日検査を受けようと言う人たちが長い列を作っていて、寒風の中で1時間以上並んで待ったというケースもあるそうな。国内旅行なら、ワクチン2回接種の証明があれば飛行機にも列車にも乗れるはずなのにと不思議に思ったら、職場で咳をしたら検査して来いと言われたとか、ちょっと鼻水が出るので念のためとか、家族が集まるのでとか、いろんな理由。なるほど、BC州ではまだ簡易抗原検査のキットを一般に配布していないから、今のところは気になったらPCR検査を受けるしかないってことね。配布を検討しているようだから、そのうちレストランに行くにもワクチンカードと「検査陰性」の両方が必要なんてことになるのかな。


今や日本語を手で書くのは風前のともしび

2021年12月20日 | 日々の風の吹くまま
12月19日(日曜日)。☀☀。日の出のオレンジ色の光が、ドアを開けたままの寝室にまっすぐ差し込んで来て、まぶしさで目が覚めた。午前8時15分。あさってはだんだん日が長くなり始める冬至。それからはどんどん春に向かうってことで、つまりはいつも「未来」があるってこと。朝っぱらからそんなことを言ってたら、こんな世情なのに能天気なやつという烙印を押されそうだけど、ワタシってどうも元々能天気なところがあるみたいで、かといって無鉄砲にのほほんと構えているわけじゃないのよ(と思いたい)。

明るい日差しが元気の素になったのか、今日は何となくやる気が出て来て、午前中はなぜかちんたらちんたらとやっていたクリスマスカードの発送準備に専念。日本の家族や友だちに送るのに、一言メッセージを添えるんだけど、何だか小学生が書いたような感じで、あぁ~あ、手書きの日本語はもう絶滅寸前の風前の灯火かぁとため息。ひらがなはまだいいとしても、漢字はいざ書こうとしても字画を思い出せなくて、うろ覚えのむにゃむにゃのいい加減。まあ、キーボードは英語だから日本語はローマ字でしか入力できないし、半世紀近い英語100%の暮らしで日常の手書きと言えばもっぱら英語だし、こんな時でもないと手で日本語を書くことなんかないから、しょうがないや。脳内では日本語はまだ健在なんだけどなあ(と思いたい)。

でも最近、日本のメディアに鉛筆で字を書けない子供の話が出ていて、タブレットを使うことによって鉛筆を使うスキルが低下してきれいに書けなくなったというようなことを言っていた。タブレット教材と言うのは初耳だけど(最近は初耳の日本語が多くなった)、あれ、確かに鉛筆で紙に書くのとは感覚がぜんぜん違うから、大人だってきれいに書けないよね。その上で漢字を書くとなると、今どきは何だってスマホやPCのキーボードでちょいちょいと「打って」しまえるから、いざペンを持って紙を前にしたら、はてと立ち往生することになるわけ。手書きというのは手首から先の手全体を使う作業なんだけど、まず指先でのタッチで済むキーボードの構成に慣れてしまって、ペンを持った手は思うように動いてくれない。おまけに、デジタル時代は、仮名でもローマ字でも単語の「読み」を打ち込めば漢字の変換候補が出て来るから、そこからそれらしく「見える」のを選べばいいわけで、字画も筆順も知らなくたって困らない、とにかく便利至極のいい時代。

もっとも、英文タイプ歴55年で、日本で高校を出て就職して以来のキャリア全体を通してキーを叩いて来たもので、両手の指先が英語を覚え込んでいるらしく、手で書くときでも、いちいち単語の綴りを考えなくたって、ペンを持った手が自然に書いてくれる。最初は修正機能のない手動のタイプライターの時代だったから、うっかり間違うとカーボン紙を挟んだ何枚もの紙を修正しなければならなくて、ラインがずれないようにそれをやるのに大変な神経集中が必要だったので、必然的に正確な綴りとそのキーの場所への正確な指運びを(手が)体得したらしい。それで、日本語もローマ字入力なので、漢字と仮名で構成される言語でも、例えば「日本語」はワタシの手にとっては「n-i-h-o-n-g-o」であって「にほんご」ではないわけで、まあ、ワタシの場合は、漢字を手で書ける、書けない以前に、「忘却」という問題があるのかもしれない。この先10年後、20年後にはどうなってることやら。


冷え込みそうな夕暮れの空の色

満月の輝く冬の夜は寒い


ニューノーマルは非日常ということなのか

2021年12月19日 | 日々の風の吹くまま
12月18日(土曜日)。🌧☁⛅🌤。起きたらすごい雨で、ルーフデッキに2センチくらい積もっていたべた雪はさらにべっちゃべちゃの大ざらめ。いやはや何とも。でも、いつもの土曜日の掃除をやっているうちに、大雨もだんだんに小雨になって、そのうちストップ。掃除を始めるのがちょっとばかり遅かったから、終わった頃にはもうランチの支度をする時間。洗濯物を乾燥機に移して、さぁて、ランチは何がいいかな。家事って、そんなに気合を入れてなくても、けっこう時間がかかるね。ワタシの「家事」は、もし独身で1人暮らしだったら当然自分でやらなきゃならないことをやってるだけなので、けっこう手抜きしてるつもりなんだけどな。



ランチが終わって、やっとのんびりの時間。もっとも、ここのところのんびりし過ぎたのか、クリスマスカードをまだ送り終わってない。きのうどさっと来たから、何か急がなくちゃと言う気分になるけど、明日は郵便局が閉まっているから、あしたにしよっと。きのうどさっと来たのは、カナダポストがロビーの郵便ルームの照明が暗すぎるという理由でその前2日ほど郵便の配達を拒否していたせい。そう言われるとたしかに最近ちょっと薄暗かったような。薄暗かったら各戸の郵便箱に入れるのに宛名(特に部屋番号)を読み違えて「誤配」してしまうかもしれないから、配達拒否ってことになったんだろうな。きのうの朝に管理会社から「照明器具を取り替えたので、今日から未配達の分も含めて配達が再開する」というお知らせメールが来ていて、ウォーキングに行くときに覗いたら郵便ルームは明るくなっていて、郵便箱にはカタログやらカードやらがぎっしり。

コロナのオミクロン株の急速な拡散で再導入された規制が発効するのは月曜日の午前零時なんだけど、なぜかバンクーバー市内のPCR検査場はどこも長蛇の列ができるようになっていて、待ち時間が1時間以上という話で、予めセルフチェックシートで検査が必要かどうか判断してから来るようにとのお達し。ワクチンカードの提示が義務になるとは聞いたけど、陰性証明で代用できると言う話は聞いてないな。でも、検査数がうなぎ上りに増えたら、陽性者の数もうなぎ上りになることは請け合い。でも、オミクロンは今のところ症状が軽いそうだから、無症状の感染者を検知して隔離するという点では、検査を受ける人が増えるのはいいことかもしれないな。来週から収容数が半減するロジャースアリーナでは、今日に予定されていたアイスホッケーのバンクーバーとトロントの試合が、両チームとも選手やスタッフの間でクラスターが発生して、クリスマスの休み明けまでプレーできなくなったとして延期。オミクロンに感染しているのは、今のところはパーティやスポーツ観戦に集まる若い人達がほとんどだそうだけど、12月はクリスマスパーティの季節だし、BC州では70歳以上はすでに50%近くがワクチンのブースターの接種を済ませていることと合わせると、なるほどね。

カナダでは、多くの州で屋内の公共施設でのマスク着用が義務づけられていて、BC州でもオミクロン株が出現する前からそうなっている。屋外ではしなくてもいいんだけど、道路を歩いている人の90%はマスクをしているから、パンデミックが始まった頃のあの抵抗はどこへやらと言う感じ。おしゃれなマスクも多いけど、今日のGlobal Newsに「オミクロン株にはどのマスクが一番良いか」という記事があって、(正しく着けるのが難しい)N95対(着脱が簡単な)医療用マスクでは意見が分かれるものの、「一重の布マスクは役に立たない」と言う点では一致。去年の夏からワタシが使っていた手作りの布マスクは三重だったんだけどな。でも旅行中は洗えないからと、医療用の不織布マスクを持って行ったら、布マスクのように型崩れして唇にくっつかなくて着け心地が良かったもので、帰って来てから布マスクは即お役ご免。ただ、ASTMレベル3の医療用マスクの値段は見た目が同じ非医療用マスクの2倍。それでも、この先いくつ変異種が出現するかわからないから、自衛手段としては医療用マスクの方が安心感があるので、一概に高い買い物とは言えないような気がする。



あの雪と雨は何だったんだろう

オミクロン株で世の中が何かとざわついているけど

2021年12月18日 | 日々の風の吹くまま
12月17日(金曜日)。☁❄☁☂❆。また9時起床。ちょっと眠り過ぎじゃないのかな。ブラインドの隙間から外を見たら、雪が降った気配はなし。でも、着替えをしてルーフデッキに出てみたら、あら、プランターのトレイに溜まっていた水に氷が張っているじゃないの。朝ご飯の前にカレシと2人で、サラダの摘み菜にしていたレタスやルッコラの2つのプランターを園芸ルームに収容したけど、凍ってるんだか、何だか、葉っぱはしんなり。天気予報を見たら、どうやらクリスマスから大晦日にかけてかなり冷え込みそうな感じだけど、ま、12月は冬だもんね。

未だに世界全体が荒れ模様の冷え込み状態に見えるけど、そんなの人類が社会と言うものを形成してからこの型、規模や形は違っても連綿と続いていることなんで、その過程で人間が頭でっかちになったことが問題をややこしくしているんじゃないかと思うことがある。とにかく今はコロナの新しい変異株の拡散でどこもかしこも大騒ぎ。イギリスやフランスでは1日の新規感染者が数万人と言うから、何ともおっそろしい。人口が約半分のカナダでは先週の1日平均が5千人(で大騒ぎ)だから、違いが大き過ぎるなあ。もっと不思議なのは、各国の政府や学者がおたおたしている割には、メディアがアフリカの「惨状」を報道していないことで、インドでデルタ株が広がっていたときはガンジス川の岸が屍が累々みたいなぞっとするような「惨状」を連日報じていたのを思い出して、さらにカナダ政府がアフリカ数ヵ国からの便の着陸禁止を割と短期間で解除したことと合わせて、何かもやもやした気分なんだけどなあ。

そんな中でBC州政府は、1000人以上収容できる大型施設でのイベントは収容能力を最大50%に制限、プライベートな集まりは、12歳以上はワクチン完全接種を条件に、居住家族プラス最大10人または1家族まで、レストランやホテルなどでの年越しパーティはキャンセル(着席しての食事はOK)、イベントはその規模に関係なくワクチンカード提示が必須といった規制を、当面1月末までの措置として発表。パーティなどで20代、30代の若い人たちがオミクロン株に感染しているそうなので、その世代が集まるスポーツやロックコンサート、商業的なパーティなどを集中的にシャットダウンすることにしたらしい。この2、3日ずっと規制が強化されると、報じられていて、また半分がら空きの劇場に戻るのかと何とも切ない気分でいたんだけど、Arts Clubの活動には影響がないとわかって、思わずふぅ~っと大きな息。ああ、よかったっ。

たしかにオミクロン株がすごい感染力を持っているのはわかるけど、要入院の患者や死亡者の数が感染者の増加率と(今のところ)歩調を合わせていないのも事実だと思う。オミクロン株は一気に30以上もの変異をやってのけたそうで、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」式の感染効率化を図ったってことかもしれないけど、変異と言うのはかなりエネルギーが要るという話だから、必死になって盛大に変異して相当なエネルギーを消費してしまったんじゃないのかなあとも思う。ある細胞工学の専門家が、2年も探し回っているのに自然界にCOVIDウィルスを持つ野生動物が見つかっていないとして、「操作されたウィルスである可能性」もあると言ったという話で、嘘か真かは横に置いといて、「細胞工学」という科学分野が存在する以上は、まったくあり得ないことだとは言えないように思う。要は専門家でも科学者でも知らないことの方が多いってことで、市井の人間は情報の洪水に流されることなく、ひたすらマスク着用、手洗い励行、密回避、そしてワクチン接種で身を守ることに努めるのが最善策だろうな。最終的には自分の命は精いっぱい自分で守らなくちゃってことだね。


今年唯一の2人のクリスマス・ショッピング

2021年12月17日 | 日々の風の吹くまま
12月16日(木曜日)。🌧☁🌥🌤。今日はちょっぴり早起き(と言っても8時過ぎだけど)。起きた時は雨で、昼hが近づくころには晴れ間。でも、明日の夜から土曜日にかけて、またぞろ降雪注意報が出ているじゃないの。氷結高度(と言うのかな)は200mから300m。我が家は海抜170mくらいだから微妙だけど、標高370mのバーナビーマウンテンは危なそうだなあ。頂上にサイモンフレーザー大学のメインキャンパスがあって、昔からちょっと多めに雪が降るたびにバスが上がれなくなって、臨時休校になることが多かった。それでも、今ではキャンパスに隣接する地区にマンションがにょきにょき。眺望はすばらしいだろうとは思うけど。

ランチが終わったところで、Gourmet Warehouseへ。カレシが幼い頃に住んでいた地区に近いので、両側に古い住宅がまだたくさん残っている道を走りながら、カレシはちょっとノスタルジック。ちょっと先にある駐車場に止めて、店のドアを開けたら、レジかごを拭いていたおばさんが「No Frillの駐車場に止めましたか」と聞くので、イエスと答えたら、「あそこに止めると罰金を取られますから、裏の道路に回って「GW専用」と書いてあるところに止めてください」。どうやってNo Frillの客じゃないってわかるのか聞いたら、「車を降りた人が右と左のどっちに行くか監視しているんですよ」。へえ、3、4年前は止めても問題なかったけどなあ。しょうがないから車に戻って、教えられた通り路地の「GW専用」のスポットに止めて、ぐるっと表通りに出て店に入ったけど、まあ、Gourmet Warehouse に来る人はたぶん激安スーパーのNo Frillでは買い物しないだろうから、もしかしてNo Frillとけんかでもしたのかな。

Gourmet Warehouseはずっと昔よくテレビで料理の実演をやったり、ローカルの雑誌にレシピを載せていたカレン・マクシェリーという人がやっている店で、他では見かけない食品がたくさんあって、調理用品もなかなかいいものがあるので、ごちゃっとした店内を見て回るだけでも楽しい。カレシがビターが並んでいる棚を眺めている間に、ワタシはお目当てのJade Pearl米(青竹の汁に浸した米)と、ついでにそばにあったパエリャに使うBomba米と、ギリシャ料理のスヴラキのマリネ調味料を買って、たまたま覗いた冷凍ケースにあった鴨のフォアグラの(一番小さい)塊を衝動買い。クリスマスのディナーには日本から来ている若いカップルを呼んであるので、今年のご馳走はちょっとレベルアップしようというところで、メインは鴨の足のコンフィだから、フォアグラは前菜かな。カレシがピックアップした3種類のビターもバスケットに入れて行列のできているレジへ。平日の午後なのに、中年のカップルがけっこういたのにはびっくりしたけど、もしかしたら在宅勤務で時間の融通が利く人たちなのかな。コロナで危ないからどこにも行かないで、おうちグルメを楽しもうという計画なのかもしれない。



今年の「2人のクリスマス・ショッピング」を終えて、意気揚々と高速をぶっ飛ばして、出口を見逃すこともなく、無時に帰館。途中でカレシがイタリア食品の輸入卸売りをやっているBosa Foodsに寄り道しようかと言い出したけど、クリスマスの時期はいつも併設の小売り部門の店が猛烈に混むので断念。ずいぶんしばらく行っていないから、年が明けたら行ってみようかな。その頃には我が家のフリーザーとパントリーも少しは空きスペースができているんじゃないかと思うけど。ま、午後があっという間に過ぎて、4時には豪華な夕焼け空。今日のハッピーアワーはフレッシュなビターを落としたマティニで乾杯。



空模様とにらめっこの買い物事情

2021年12月16日 | 日々の風の吹くまま
12月15日(水曜日)。🌤⛅☁。いつもより夜ふかしをしたわけじゃないのに、起床は9時。夜の間にべた雪が降った形跡はなくて、青空に山並みの新雪が映えているのがとってもきれい。ゴリラ顔も穏やかなひつじ顔になったけど、「鼻」の下の方にできた黒いへこみ?のせいで、うっひゃぁ~というびっくり顔。あはは。





午後一番に銀行のトニーから「RRIFからの年金払出しとTFSAへの今年分の振り込みの手続きを今日付けでするから」という電話。個人年金はワタシもカレシもその年の分を12月に一括して払出すことにしてあるので、2人分をまとめて共同名義の投資口座に入れて、その口座からそれぞれのTFSA(非課税貯蓄口座)に今年分の限度額いっぱいを移してもらうと言う手筈になっていて、それを確認して来たわけ。要するに、トニーに預けてある5つの口座の間で資金をあっちこっちと動かすだけなんだけど、特にRRIFについては法律で規定の割合を(一括、月決めなどで年末までに)払い出す決まりになっているから、きちんと確認しとかないとね。TFSAはその年に入れなかった分は繰り越せるのでいいんだけど、入れたら投資益や利子がどれだけ貯まっても税金がかからないので、入れとくに越したことはない。年明け早々に来年分も共同口座から移してもらうことにして、これで今年の虎の子のお世話はおしまい。

だいぶ前からカレシがカクテル用のビターを買いにバンクーバーにあるGourmet Warehouseに行くと言っていたんだけど、いつもの調子でクリスマスの前に行こうと言うばかりでさっぱり腰を上げないので、天気予報を見ながら、今週中、それも水曜日(今日)か木曜日がチャンスだよと言っておいたら、今日になって「あした行こう」。あのぉ、あしたは買い物に行くって言ったじゃないのと言ったら、「午前中なら買い物と被らないじゃないか」。まあ、そうれもそうなんだけどなあと空模様を見ていて、よっしゃ、買い物は今日中に行っておこう。でも、それだと次の買い物は土曜日かな。天気予報を見ると土曜日は荒れ模様の感じだから日曜日かな。でも、日曜日はまだ雨の予報だから、お日様マークのある月曜日にするか。でも、それだと4日も開いてしまうから、牛乳やオレンジジュースは大丈夫かな。でもまあ、天気予報を当てにしないで、その日の空模様次第ということにしとこ。

結局のところ、牛乳とオレンジジュース(2.6リットルボトル)とワタシがランチによく飲むにんじん100%ジュースを買い足した他は、カレシ用のクッキーやクリスマスのご馳走に添えるシャルキュトリのパックやスモークサーモンを買って、後は貯まっていたポイントで買えるもの(超厚切りのベーコンやキッチンペーパー3本入りパック、なくなりかけていたホースラディッシュ)という、何だか変則的な買い物。ショッピングカートは重かったけど、6万5千点も貯まっていたポイントを欲しいものを買って1万点減らしたのは、ワタシとしては上出来。これがカートを引っ張って徒歩3分のワタシの買い物事情。