リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

20年前の台風を思い出した

2018年09月30日 | 日々の風の吹くまま
9月29日(土曜日)。曇りのち雨もよう。今日の朝の掃除は床の掃き掃除とモップかけだけ。
フローリングのあちこちにローガンが残して行った手あとと足あととよだれの跡。持って来た
プレイマットはすぐにおもちゃが外に転がり出るし、ローガンがバラバラにしてしまうしで、古
いブランケットを敷いて範囲を広げてみたら、今度はブランケットごとおもちゃを引き寄せる
ことを覚えるしまつ。赤ちゃんはちょっと目を放した隙に「初めての」何かをやらかしたりする
から、ついワクワクしてしまって、ほんっとに見ていて見飽きるってことがないね。

ニュースを見たら、超猛烈な台風が日本列島に接近中だって。ひゃっ、えらいこっちゃと思っ
たけど、私たちが日本に接近するのは日本時間の10月3日午後で、台風は1日のうちに北
の方へ抜けるようなので、飛行機が飛べないってことはまずなさそう。それでも、気流の状
態はたぶん悪いだろうから、飛行経路をどう取るかによっては大揺れするかもしれないな。
もうずいぶん昔だけど、台風一過の羽田から千歳行きに乗ったらずぅ~っと大揺れで、機体
はギシギシ、ガタガタ。照明を落としたまま、客室乗務員も着席してベルトを締めたままで、
そのうちにあっちこっちでオエェ~っ。さすがのワタシも千歳に降り立ったら足元がふらつい
たけど、あれはほんとにとんでもないフライトだったな。

10月は二百十日をとっくに過ぎていると思うけど、日本に行って台風に遭遇したのはいつ
も10月だったような気がする。近づく台風に追われるように長崎を出て、岡山で追いつか
れたのは、私たちが人生最大の危機に陥った時で、まさにその後2年吹き荒れた大嵐を予
言していたような出来事だったけど、あれはちょうど20年前。そうか、もう20年も経ったの
か。ということは、あの時私たち夫婦の間に台風のごとく「上陸」して吹き荒れて行った和風
女子たちも今ではアラフィフってことか。押せ押せだったおばちゃんはもう還暦を過ぎたは
ず。みんなその後どうなったのかな。国際結婚して海外在住という夢を叶えられたんだろう
か。首尾よく夢が叶ったものの年を重ねるにつれて望郷の念に苛まれて悶々なんてことは
ないだろうな。 (小町横丁にはたくさんいるからねえ。)

私たちはあの猛烈台風に吹き飛ばされず、怒涛のような感情の洪水にも流されず、20年
経った今でも一緒。台風一過の東京の秋を大いに楽しんで来ようっと。

旅行保険も医療費として税控除できるんだって

2018年09月29日 | 日々の風の吹くまま
9月28日(金曜日)。晴れ。起き抜けから肩や首がかなり凝っていて、治りかけていた肩の
筋肉もまたちょっとしくしく痛い。お客がいた3日間、たっぷり甥孫のローガンを抱っこさせて
もらったせいだろうな。いや、9ヵ月の赤ちゃんは見かけの印象よりもずっと重いからびっくり。
楽々と抱いている(ように見えた)ローラが10キロを超えたと言うのでまたびっくり。子育て
は相当な腕力がないと務まらないかもしれないね。子供の頃から小柄で華奢だったローラ
もママになれば強くなるってことだな。お母さんてほんとにえらいね。

さて今日から本格的に旅の支度。まずは過去に翻訳会議に参加するたびにもらったロゴ入
りショルダーバッグのコレクション?をまとめて地下2階のロッカーに持って行って、大きい
スーツケースと入れ替え。部屋に戻ってスーツケースを開けたら、大きなスポーツバッグが
出て来た。エコノミーで飛んでいた頃に(空港で出て来るのを待つのが嫌で)手荷物を預け
たがらなかったカレシがキャリーオンとして愛用していたけど、重くてかさばるので、手荷物
を預ける今回は日本で買って来た軽い素材のスポーツバッグに切り替えて、古いバッグは
即ロッカーに戻して、荷造りの準備は完了。

午後は、旅行保険をかけるために、ドクターからもらった「旅行可」の証明を持参して道路向
かいのBCAA(自動車協会)のオフィスへ。どういうわけか昔からドクターの手書きは金釘
流が多くて、スラニナ先生もまさになぐり書き風の金釘流。保険代理士さんが苦労していた
ので、達筆は読めなくても悪筆なら読めてしまうワタシが解読してあげた。で、24日の旅行
で、心臓バイパス手術という既往症を持つカレシの保険料は18万2千円で、いたって健康
なワタシは2万3千円。いつも年下のワタシの方が保険料が低かったけど、せいぜい倍くら
いの違いだったのに、いきなりこの大差。これでも「アメリカは除く」と言う但書き付きで低く
なっていると言うからびっくり。

でも、2人分をまとめて払ったら、旅行用健康保険の保険料は「医療費」として税控除できる
からと、レシートのコピーを2枚余分にくれたからまたびっくり。へえ、知らなかったなあ。公
的な医療保険が効かないものを民間の保険で補うのはよくあることだけど、旅行保険も同
列の扱いになるということらしい。クルーズに行くのにまた同じくらいの額の保険料を払うこ
とになるので、これはうれしいねえ。

かわいい旅人が帰って、今度は私たちが旅人

2018年09月28日 | 日々の風の吹くまま
9月26日(水曜日)。晴れ。ちょっと霞がかかっているけど、空気は断然すっきり。普通の時
間に起きて、ゲストルームのドアが閉まっているので、先に朝ご飯。ちょうど終わる頃にジュ
ディとローガンを抱っこしたローラが出て来たので、朝ご飯の設定をして、ママがゆっくりご
飯を食べられるように、大伯母ちゃんは子守。今にも這い出しそうなんだけど、片足が体と
床の間に挟まってしまって今いち前に進めない。ほんっとにもうちょっとなんだけどねえ・・・。

ランチの後でカレシが一足先に遺言書検認申請の書類を持って弁護士事務所に出かけて、
ワタシは雑用を片付けながらカレシの電話待ち。ローラに鍵を預けてあるので、「クィーンズ
公園のあたりをちょっと観光して、近くでご飯を食べて来るわ」ということで、モールに入った
ところに格好のファミレスをおススメ。3時前にオリンピックヴィレッジ駅で待っているという
連絡があって、「フリータイム」のお客さんを残して、いざ『Mustard』のオープニングナイトへ。

☆☆何とも不思議で何か奥の深いコメディだった☆☆

   
   午前7時半

9月27日(木曜日)。朝霧のち晴れ。ちょっと夏らしい陽気。今日は泊り客が帰る日で、川向
こうに住むジュディの妹から借りて来た折りたたみベビーベッドを返してから空港に向かう
ので早めに出発ということで、8時前に起床。カレシと先に朝ご飯を済ませたところで、みん
な起きて来てまず朝ご飯。ローガンがワタシの特製の「砂糖無添加」アップルソースを気に
入ってパクパク食べてくれたのはうれしいね。(特に甘い種類のりんごを使うので砂糖は不
要。)ほんっとに機嫌がよくて、かわいいねえ。食べちゃいたいくらいにかわいいよ、キミ(パ
パによると)未来のトロント・メープルリーフスのゴールキーパー。うん、がんばれよぉ。

朝ご飯の後は荷造り。大人2人と赤ちゃん1人の荷物は、大人の衣類の他におむつやおも
ちゃをびっちり詰めた大小のスーツケース2個、パンパンに膨らんだキャリーオンバッグ2個、
ごっつい折りたたみベビーカー、チャイルドシート(ベースはレンタル)、そしてベビーベッドを
収納した大きなバッグ。うっはぁ。レンタカーがあるとは言え、よくこんなに持って歩けるもん
だな。最近の航空会社は手荷物の制限が厳しいし、預けるとけっこうな料金を取るけど、ベ
ビーカーやチャイルドシートは無料で預かってくれるんだそうな。用意が整ったところで、ベ
ビーカーにローガンを乗せて駐車場まで。火曜日は体ぐぃ~っと反らせてベビーカーに乗る
のを拒否したので、ワタシがローガンを横から抱っこして「たたんで」、Vの字の底になった
お尻からベビーカーにストン。一瞬あれ?と言う顔をしてから気がついて、泣いて抗議した
けど遅いよぉ~だ。今の時点ではまだ悪知恵ではオトナに勝てないんだよ、キミ。

山のような荷物を4人がかりで地下1階のビジター用駐車場まで運んで、ローガンをベビー
カーから車の後部席のチャイルドシートに移して、荷物を積み込んで、じゃあ、またねぇ。来
年は親子3人でポルトガルに旅行するんだそうで、すごっ!土曜日はローガンの従兄弟の
エヴァンの6歳の誕生日で、すぐに列車でモントリオールにお祝いに行くんだそうだけど、す
ごいエネルギーだわい。うん、私たちもほんとに楽しかったよ。また来てね!さて、ワタシは
「にわかB&B」を閉めて、洗濯をしてからひと休み・・・と。

もうちょっとでハイハイできそうなんだけど

2018年09月26日 | 日々の風の吹くまま
9月24日(月曜日)。晴れ。青空に白い雲がぷかぷか。気持がいいなあ。朝からスペアの
寝室をしっかり掃除して、お客用のベッドを整えて、バスルームのタオルを取り替えて、とに
わかB&Bのおかみさんは大忙し。午後にジムとドナが到着して、まずカレシと遺言書検認
の申請の相談。ほどなくしてお泊りのお客さんが到着。赤ちゃんのお泊りは初めてなので、
さてどうなることやら。
   
   お初にお目にかかります。ぼく、ローガン。よろしくね。

9月25日(火曜日)。晴れ。先に起きた私たちが朝ご飯を済ませた頃にお客さまが起きて来
て朝ご飯。9ヵ月になったばかりのローガンはめっちゃご機嫌な赤ちゃんで、大伯母ちゃん
のにわか子守もルンルンの気分。
   
   それじゃあ出かけようぜ、ベイビー

昼前に川べりのプロムナードまでみんなで散歩。下り坂はごとごと揺れるベビーカーの中で
すやすや。川は海が引き潮で水位が下がって岸に波が打ち寄せている。プロムナードの端
の子供公園で同じくらいの年頃の赤ちゃんと元気なお兄ちゃんに出会って、お互いに「何、
こいつ」。引き返して、途中のパブのテラスでランチをして、帰りは急な坂道。ママのローラ
はベビーカーを押してえっさえっさ。みんながんばって帰り着いたら、ローガンはお昼寝。ワ
タシは晩ご飯の買い物と下準備。
   
ローガンはもうすぐハイハイをし始めそうな気配で。でも、これがなかなかの難事業で・・・。
   
   もうちょっとだったけど・・・
   
   
   
   むずかしいんだよねえ・・・

うんうん、もうちょっとのところ。がんばって。

健康的な食生活は1日3食の総合計画で

2018年09月24日 | 日々の風の吹くまま
9月22日(土曜日)。雨、曇り、晴れ間。秋分の日。公式に今日から秋で、大雨注意報発令
中。でも、ほんとかな。南から西の空がだんだん明るくなって来ているけど。きのうは首都の
オタワと川を隔てたケベック側のガティノーに2つの竜巻がタッチダウンして大きな被害が出
たと言うニュースでもちきり。「議事堂をぶっ倒せばよかったのに」と口の悪いカレシ。竜巻と
いうのは広い平原で起きるもんだと思っていたけど、オタワは人口ほぼ百万人でビルが立
ち並ぶ大都市。もっとも、タッチダウンしたのは中心部から外れた郊外の方だったろうと思う
けど、オタワは大停電。ま、電気がなくたって国政はできるんじゃない?

埃払いと掃き掃除とモップかけの掃除をして、ごみの処理をして、洗濯をして、あっという間
に土曜日の午前中はおしまい。午後はSIMカードレンタルやらポケットWi-Fiのリサーチ。
結局、ホテルは東京でも釧路でも無料のWi-Fiに接続できるし、街中でラップトップを使うこ
ともないから、ポケットWi-Fiは不要。成田で調達するのは日本国内でスマホを使うための
SIMカードのみということになって、いろいろ調べていたらデータ通信用のが主流みたいで、
音声通信のできるものがあまりないという印象。そっか、今どきは「電話する」人って少ない
のかもしれないな。

☆☆(中断してそのまま)☆☆

9月23日(日曜日)。曇りのち晴れ間。最低気温はもうひと桁。かなりの雨が続いていたけ
ど、注意報は解除になって、明日からはしばらく晴れの日が続いて、気温も上がって、いわ
ゆるIndian summerになる予報。インディアンサマーは晩春や初秋に起きる夏っぽい天気
のことで、日本の「小春日和」。この小春日和、「春」と言うから晩冬というか初春あたりの現
象で、秋の場合は「残暑」と言うんだと思っていたら、何と秋の天候なんだって。何だかいま
いちピンと来ないな。インディアンサマーの方が、晩春なら「夏の先取り」、初秋なら「夏のぶ
り返し」ってことで感覚的にもぴったりするけど。(北米発祥のIndian summerの語源につ
いては諸説紛々。)

今朝はカレシのリクエストで久しぶりにベーコンと卵で朝ご飯。いつも特に脂の少ないベー
コンを選りすぐって買って来るので、たまになら問題なし。卵はコレステロールの塊だから不
健康食品みたいに言われて来たけど、最近はほどほどになら食べても(ほとんどの人の)コ
レステロールには影響がないというニュースがあった。まあ、1週間か2週間に1個か2個を
食べる程度なら、元々から問題はなかったんじゃないかと思うけどな。それくらいの消費量
だったら、値段の高いオーガニックのオメガ3卵を買えるしね。

というわけで、朝はコレステロールと塩分たっぷりの朝ご飯だったので、ランチはツナサンド
イッチ。缶詰のまぐろに玉ねぎとピクルスのスライス1枚を刻んだのをアボカドオイルのマヨ
ネーズで混ぜて、トーストしたパンに載せて、刻んだレタスを大盛りにして、もう1枚のパンを
ぎゅっ。アボカドオイルは今オレイン酸やオメガ系脂肪酸が豊富と言うことで大人気。我が
家は昔から買って来て食べごろになったアボカドを半分ずつキッチンで立ったままスプーン
ですくって食べているけど、おしゃれな若い人たちはアボカドのスライスをパンに載せてトー
ストした朝ご飯が人気らしい。

で、晩ご飯はベジタリアン。玉ねぎと緑、赤、オレンジ、黄色の4個の巨大なピーマンを細く
切って、たっぷりのにんにくとオリーブ油で炒めて白ワインと塩コショウで味付けしたのを、
大鍋で茹でたリングィーニと混ぜ合わせて、刻んだイタリアンパセリを散らすだけの超簡単
料理で、あっさりしておいしいのが自慢。これでコレステロールと塩分の1日の摂取量をうま
く配分できたかな。健康的な食生活は1日3食の枠の中で考えるのが効果的だと思うから。

出たり入ったりの1日

2018年09月22日 | 日々の風の吹くまま
9月21日(金曜日)。曇ったり雨が降ったり。きのうの夜はかなりの降りだったけど、今日も
大雨注意報発令中だって。秋分の日を前にして、秋の嵐の第1号ってところかな。この先は
「雨期」だもんね。さてさて、いろいろな準備に後1週間の待ったなし。

カレシがママの遺言書の検認について銀行がなかなか決断しないのにしびれを切らして、
「さっさと検認裁判所に持って行った方が早い」。銀行が遺言書が古すぎるとか何とかごね
ているのはなぜかママの単独名義のままだった口座に(銀行が独断で)入れた定期のお金
だけが対象で、額としては遺産全体の10分の1なのに、本店の法務部に検認を放棄して
いいかどうかとお伺いを立てたもので、遺産の処分がもう2ヵ月もストップしたまま。まあ、相
続人は誰も急いでいないんだけど、遺言執行人のカレシは処理が進まないことがストレス
になって、ジムと相談してさっさと独自に検認の手続きをしてしまうことにしたらしい。

それで今日はまず公証人役場に行って遺言書の公証コピーを作ってもらって、ついでにす
ぐ近くの受取り代行のオフィスに寄ってきのう着いた通販品を引き取って来て、勢いで夏物
と冬物のTシャツやドレスの入れ替え。勢いあまって、クローゼットの隅にたまっていた不用
の衣類や台所道具などをまとめて、1丁先のスリフトショップに持って行って「寄付」。日本で
言うなら「リサイクルショップ」の一種かな。ひとつ違うのは、ここは精神疾患を持つ人たちを
支援する慈善団体がやっていて、持ち込まれる物は寄付として引き取って買取りはしない。
引越しの準備をしていたときには、山のような衣類や本、食器などをトラックに積んで、ジム
のガールフレンドのドナが勤めるスリフトショップに何度も行ったっけ。

クローゼットがすっきりしたところでランチをして、今日の晩ご飯は鴨の足のコンフィなので、
2時頃に(とにかく効率の悪い)オーブンをオンにして、解凍しておいた鴨の脂によけいな皮
と脂を切り取って塩をすり込んだ足を2本、ガーゼに包んだタイム、にんにく、粒こしょうを沈
めて、やっとこさ設定温度になったオーブンに入れて準備完了。これで今日の買い物は付
け合せの野菜ぐらい。奥の薬局できのう処方箋を置いて来たカレシの薬を引取って来たけ
ど、5種類を180日分となると全部で1000錠できかない量だから、数えて詰める作業はさ
ぞかしタイヘンだったろうなあ・・・。

泊り客が来るし、旅の準備もあるし・・・

2018年09月21日 | 日々の風の吹くまま
9月20日(木曜日)。曇り時々雨。9時過ぎに転んで怪我をで「病休」していたシーラが来て、
久しぶりにバスルームの徹底掃除。しばらく来れないのを知っていて、わりかしまじめに自
分で掃除をしていたので、「思ったほど汚れていないわね」とほめてもらった。ま、見えるとこ
ろでカレシが手をつけないところだけちょこっと掃除していただけなんだけどね。月曜日から
トロントから来ている義妹のジュディと娘のローラとその息子のローガンが3泊の予定で我
が家に来るので、きれいになってちょうど良かった。

川向こうで介護ホームに入っていて、最近体調が良くないらしいジュディのお母さん(95歳)
にひ孫のローガンを見せるのが主目的で、滞在中の週末は1回だけだから、今回はこっち
側の家族の集まりはなし。ローガンはママにとってもまだ見ぬ6人目のひ孫だったから、もう
あと2ヵ月長く生きていてくれたら会えたのに残念。クリスマス直前に生まれて、今9ヵ月。先
天的な内反足があって、わかってすぐに手術をして、矯正用の靴を履かせているんだとか。
でも、内反足はそんなに珍しくないことだし、生まれてすぐに適切な処置を受けることで後に
スポーツ選手になったケースはけっこうあるんだし、特に心配はないけど、両親としては初
めての子供だからショックだったろうと思うね。

お客が泊まっている間、地下のビジター用駐車場を利用するので、ローラにレンタカーを借
りたら車種と色とナンバーを知らせてくれるように言っておいたので、今日は朝から忘れず
にスマホをオンにしておいたら、朝のうちにテキストメールが来た。あは、便利でいいね。水
曜日の夜にArts Clubのシーズン第2弾がオープンするので、4時ぐらいに早飯をしてでか
けて、帰って来るのは10時過ぎになるんだけどどうすると聞いたら、「遠慮なく遊んで来て。
近くのレストランで食べるから心配しないで」との返事。まあ、泊りのお客さんと言っても家
族だし、翌日はトロントに帰るのに荷物をまとめたりもあるだろうし、ファミレスがすぐ近くに
あるから、おやつを置いてでかけよう。

私たちのバケーションその1に出かけるまで後10日。SIMカードの手当てやポケットWi-fi
の予約を忘れないようにしないとね。10月1日に空港のホテルに泊まるので、その日の午
後に留守番してくれるシーラに来てもらって鍵を渡すから、こっちの準備も怠らないようにし
ないとね。ああ、少しはせかせかしないと・・・。

陽だまりで針仕事もいいもんだ

2018年09月20日 | 日々の風の吹くまま
9月19日(水曜日)。晴れのち曇り。濃い朝霧が川に沿って流れていて、上は青空。最低気
温がかなり下がった一方で川の水温はまだ高めだから、川の上に朝霧がかかるんだろうな。
移り変わる季節の風物詩ってところかな。土曜日が秋分の日で、立秋と言う節目がない西
洋の暦ではこの日が公式に秋の始まりということになっている。外はすでに木々が黄色や
赤に色づいているのに何だかずれている感じがしないでもないけど、12月の冬至までは秋。

朝ご飯の後で、リビングの隅の陽だまりでカレシのセーターの修理。ソファと同じ生地で作っ
てもらったロッキングチェアとオットマンと呼ばれるスツールのセットがワタシの「指定席」。カ
レシのお気に入りのカシミアのセーターは左の袖にちょっと目立つ穴が開いていて、袖の付
け根もあちこち解けてパッカリ。グレーっぽい霜降りのとってもいいヘザーブルーで、ウォル
マートでよく似た色の糸が買えたのはラッキー。穴の周りの編み目のループを拾いながら
穴をかがって、最後は内側から編み目を補強して出来上がり。ケーブル模様なのでほとん
ど目立たないのがもっけの幸い。でも、日差しの中で袖の中をのぞいたら、あちゃ、他にも
小さな穴がぽつぽつ。結局はかがった穴の数4つ、袖の付け根のほつれ4ヵ所の大修理。

ウールのズボンにぽつぽつ開いている小さな穴の修理はもうちょっと複雑。裾が汚れてい
るのでドライクリーニングに出してからと思ったけど、どれだけうまく塞げるかわからないの
で、ダメもとで「ウール」の設定ができるドラム式洗濯機で洗ってみたら、折り目はなくなった
けど、型崩れしなかったのでしめしめ。クリーニング屋は玄関を出て角を曲がった徒歩1分
の近さなんだけど、持って行って取りに行くのがめんどうだから、家で洗えるんだったらそれ
に越したことはないよね。カレシが東京にはもって行かないで、クルーズに持って行くと言い
出したので修理は先延ばしにして、ワタシの布製ショルダーバッグ(セーターとほぼ同じ色)
の肩紐をちょうどいい長さのところでバックルの前後を縫い付けて固定して、陽だまりでの
手仕事はおしまい。

ふむ、完全にリタイアしたら、こうやって思い立ったら吉日的にちょこちょことした「家事仕事」
をやれるようになるわけか。大工仕事の方が得意なんだけど、針仕事が嫌いなわけじゃな
いし、何かとってものどかな日常風景って感じで、うん、何だか楽しみ・・・。

防火設備はOK、患者の回復ぶりもOK

2018年09月19日 | 日々の風の吹くまま
9月18日(火曜日)。晴れ。早朝は視界が真っ白で、道路向かいのマンションが見えないく
らいのすごい霧。カレシがドクターに行くしたくを始めた頃には晴れたけど、もうそういう季節
になったんだなあ。カレシが入院していた去年の12月初めは濃霧の日が続いて、おまけに
日の出が8時ごろだったから、ひとりで朝ご飯を食べながら霧の海の上に昇って来る朝日を
しょんぼり見ていたっけ。あれからもうすぐ(あるいはまだ)10ヵ月か。

カレシを送り出してしばらくした頃、頭の上の火災警報器がいきなりピーピー、ガーガー。今
日は年1回の防火設備の点検の初日で、前からエレベーターなどに「室内に入るので、誰
かが在宅するか管理人に鍵を預けるように」とのお達しが貼ってあった。予定では最上階
から始まるので我が家は今日の午前10時前。これは防火法に基づく点検なので、不在で
鍵も預けていなかったユニットは後日改めて点検することになって、その際に余分にかかる
費用はオーナー持ち。警報機がときどきポケッ、ポケッと言う中で、9時半頃にドアにノック
があって、委託会社の検査員が「おはようっ」。室内の検査は煙探知器にスプレーして反応
することを確認するだけなので、1分ほどでおしまい。

入れ替わりに、カレシが旅行保険に必要なドクターの証明書と薬の処方箋をもらって帰って
来た。証明書には「完全に回復」、「旅行可」と書いてあって、この一筆があればとりあえず
保険を拒否されることはないから安心。東京から帰って数日で薬がなくなるので、念のため
に出かける前にもらっておくつもりだった処方箋は何と6ヵ月分。つまり、半年先まで来なく
てもいいからねってことだけど、「血圧も血中酸素も数字が良すぎるんだよ」とカレシ。うん、
血圧なんかワタシよりもずっといいもんね。よかったぁ。

今ではウォーキング(行きは下り、帰りは上り)でも「坂を歩いている感じがしない」というくら
いだから、血圧も心臓の機能も健康体と言える状態に維持できているってことだね。ほぼ毎
日の坂道ウォークも、最初のうちは40分以上かかっていたのが今では30分だもん。ほん
とに、ステントを2本入れて、一時は心停止して、バイパス3本の手術をしてから10ヵ月でこ
こまで回復を果たしたカレシはえらい。退院後の要注意期を過ぎた2月から先の体力回復
ぶりは目を見張るような勢いだったもん。心臓医にとっては最高の「模範患者」だよねえ。

だらだらしたり、野次馬したり・・・

2018年09月18日 | 日々の風の吹くまま
9月17日(月曜日)。曇りのち晴れ。朝起きるとしっかりヒーターが入っていて、秋深しの感。
でも、秋の次に来る冬は穏やかで、訪れはちょっと遅れ気味になるんだそうで、雪と寒波の
冬が2年続いたからうれしい話。

午前中は、カレシのカシミアのセーターの袖とウールのズボンにぽつぽつと開いた穴を繕う
のに必要なものを買いにウォルマートへ。セーターと似た色の糸とズボンと似た色のつぎ当
てのパッチを見つけて、ついでにすぐ近くのアート用品のセクションにあったパステルのセッ
トも買って来た。着るものに穴を開けないで欲しいもんだけど、手入れをせずに年がら年中
クローゼットに吊るしたまんまだから、いつの間にか虫食いになったり、どこかで引っ掛けた
穴がだんだん大きくなったり。ついでだから、路上のマーケットで見つけたお気に入りの布
製のショルダーバッグの肩紐のバックルを袈裟がけにしてちょうどいい長さになるように固
定してやろうかな。手芸は得意とは言えないワタシだけど、このぐらいの針仕事なら何とか
なるのよね。

大鍋で作っては冷凍しておいたスープで冷凍庫がいっぱいなので、今日のランチはアイリッ
シュシチュー。フリーザーバッグごと電子レンジで半解凍してから、鍋に空けて、かき回しな
がら火を通してでき上がり。仕事で忙しいときのためのランチの「備蓄」だけど、仕事がなく
たって、温かなスープはこれからの季節のランチにぴったり。でも、少し冷凍庫を整理しない
と、新しいスープを作っても保存する場所がない。Save-On-Foodsの肉は一番小さいパッ
クを選んでも2人暮らしには多すぎるもので、余った分を冷凍しておくから貯蔵フリーザーも
いっぱい。少し計画的に晩ご飯のメニューを考えて、うまく消費しないと溢れてしまうなあ。

午後、オフィスに座っていてふと顔を上げて外を見たら、わっ、東の方で炎と黒い煙。川向こ
うのサレーでの火事だな。川沿いにポートマン橋までずうっと産業地区になっていて、先々
月だったかはしけに積まれた廃車が燃えてひと騒ぎしたけど、今度はもう少し上流。そのう
ちにラジオで「プロパンタンクのリサイクル会社で爆発と火事が発生」。視界270度を見渡
せるもので、遠くの火事がよくわかるし、夜は救急車や消防車の赤いライト、パトカーの赤と
青のライトがサレー側の幹線道路や遠くはポートマン橋を点滅しながら走って行くのが見え
て、高層マンション暮らしは野次馬心もそそられるね。
   
火事現場にズームイン・・・

二人がお金のことで揉めないわけ

2018年09月17日 | 日々の風の吹くまま
9月16日(日曜日)。雨、曇り、晴れ間。何となく目が覚めたら、まだ7時前で、外はかなりの
雨降り。横を見たらカレシが「きのうの予約のことが気になって眠れなかった」。やれやれ、
何かが心配になったら頭から離れなくなっちゃうんだよね。ワタシも目が冴えてしまったので、
例の予約サイトは一応は正規のOTAビジネスであること、OTAのレビューサイトには数百
件のコメントがあって、ほとんどが「2度と使わない」という類だったこと、後で「予約を確認し
てください」というメールが来たのは予約できていなかった裏付けと考えていいこと、クレジッ
トカードの明細は毎日チェックしていることを懇切丁寧に説明。

最近は、クレジットカードを使うと利用額がまず「保留」の欄に表示されて、確定するまでの
2、3日は残高に反映されないので、怪しいものがあればその「空白期間」にカード会社に
報告すればいいし、通販の注文受付の確認にもなるし、反映される前にキャンセルすれば
返金処理を省けるから、賢く利用する上ではよくできていると言ったら、「へえ、そんな風に
なってるのかぁ」。あぁ~あ、結婚以来ずっと家計管理にタッチして来なかった人ではあるけ
ど、そこまで我関せずでいいのかなあ。まあ、管理責任者のワタシが毎日クレジットカード
の利用状況や3つの口座のお金の出入りをちゃぁ~んとチェックしてるからいいけど。

元から家庭運営そのものを丸投げしている感じで、おんぶに抱っこでほんとにいいのかと
思ってしまうけど、43年の間に夫婦不和の最大の原因と言われるお金の問題でけんかを
したことは一度もなかったな。ずっと共働きを通して、新婚の頃は世帯収入が平均以下で、
その後はカレシの稼ぎの方が多かった時期とワタシの方が多かった時期があったけど、ワ
タシは夫婦の共同口座に入ったお金には「名前が書かれていない」と言う主義だし、会計士
のカレシが家に帰っても金勘定は嫌だ(めんどうだ)と丸投げした状態だったから、もめよう
がなかったってことかな。あんがいお金に関しては相性がぴったりなのかもしれないな。

でもさあ、口座の残高が今どれだけあって、年金が毎月どれだけ入って来て、出費が毎月
どれだけあるかぐらいは把握しておいた方がいいと思うけどねえ。もしもワタシが(2人の)
お金をぜぇ~んぶ持ってどろんしちゃったらどうするのよ。そんなこと絶対あり得ないと思っ
てるのかもしれないけど、わかんないよぉ。

いい教訓になるできごと

2018年09月16日 | 日々の風の吹くまま
9月15日(土曜日)。雨のち曇りときどき晴れ間。フランネルのシーツに替えたおかげで良く
眠った気分。寝る前にひと騒ぎして疲れたせいもあるかな。ベッドに入った頃にどしゃ降りに
なって、寝室の外でしつこくヘンな音がするのでちょっとドアを開けて耳を澄ましたら、あは、
カレシがルーフデッキの大きな植木鉢に入れていた3本の空のプラスチックボトルが雨に打
たれてポコポコポコ。うるさいから屋根のあるバルコニーに移すことにして、カレシが裸足で
デッキに飛び出して、鉢ごと取り込んで反対側のバルコニーに運んだのは良かったけど、
底の穴から水がボタボタ。寝室から廊下、ダイニング、キッチンと点々と続く水たまりを2人
がかりで雑巾とモップで拭き取って、やっとお休みぃ。

おかげで土曜日の朝恒例の床掃除はけっこう楽だったけど、それでもまじめにモップでごし
ごし。ラミネートのフローリングは要は木繊維を固めて作ったものなので、マンションなんか
の安い材質の場合は水をこぼしたらすぐに拭き取る習慣をつけないと、継ぎ目から水が浸
み込んで膨れて来るから厄介。まあ、前にデッキから水漏れしてできた膨らみはそのままだ
し、来年になって室内を改装するときにフローリングも上質のものに替えるつもりだから、今
さら神経質になることもないけどね。

東京行きがあと2週間ほどに迫ったので、カレシが出発前夜に泊まる空港のホテルを予約
しようとして、「予約確認のボタンをクリックしても何も起きない」。どれどれと画面をのぞい
たら、「この格安料金はあと30秒」となっているからヘンなの。何度かやっているうちに「時
間切れ」になったので、横にあった番号に電話したら、ホテルじゃなくて、怪しげな英語の返
事は「予約はなし」。大むくれのカレシに代わってワタシがホテルのサイトにアクセスしたら
「オレが見たのと違う」。とにかく予約したら、カレシの「格安料金」の3分の2の料金で、すぐ
に確認メールが来た。どうやらカレシがアクセスしたのはReservations(・)comという予約
サイトで、URLの頭にホテルの名前をくっつけて直接アクセスしたと勘違いさせるから性質
が悪い。

幸いシステムの不具合で予約できなかったようなのでほっとしたけど、カレシはプンプン。最
近はやたらと予約サイトがあるから、きちんとURLを確認しないとぼったくりや詐欺まがい
に遭ってしまうから気をつけなくちゃ。ネットの世界は魑魅魍魎。この経験を教訓にしておい
てね。

こっちは穏やかなのに丘の向こうは豪雨

2018年09月15日 | 日々の風の吹くまま
9月14日(金曜日)。曇りときどき晴れ。朝方にヒーターが入るようになったし、ゆうべベッド
に入ったときにパーケールのシーツが冷たく感じられたので、フランネルのシーツに切り替
え。毛布はまだ秋用ので十分だけど、少しずつ冬じたくをしている感じがするな。日の出は
6時45分頃、日の入りは7時25分で、夏至の頃と比べて3時間半も日が短くなった。カレン
ダーを見たら来週はもう秋分の日なんだもんね。

午後に郊外のメープルリッジで雷を伴う猛烈な雹やどしゃ降りがあって、あちこちで道路や
駐車場が冠水してタイヘンな騒ぎ。局地的な豪雨と言うやつかな。ニューウェストでは青空
が出ていたから、ちっとも気づかなかったな。地形が複雑なメトロバンクーバーにはいくつも
の微気候が存在していて、今日のようにある地域では晴れているのに丘の向こうは雨と言
うことも珍しくないし、気温も5度くらいの差があったりする。だいぶ昔だけど、バンクーバー
でクィーンエリザベス公園で雪が降っていて、少し南の41番アベニューを渡った先は普通
の雨だったということもあったな。

シーツ類とついでに乾燥機に溜まっていたものの洗濯が済んだら、後はのんびり。みんな
にメールを書こうと思いながらも、ついクロスワードパズルに熱中。アーカイブが1993年の
11月まで遡るので、一番やさしい月曜日のパズルを順番にやって、今1995年4月。最短
記録は8分29秒で最長は17分ちょっと。よく隠れたテーマがあって、それがわかれば後は
けっこうやり易いけど、ひねりの効いたのもあるから要注意。でも、残り23年分の月曜パズ
ルだけでも1000本以上あるし、全部やったら火曜日のパズル、次に水曜日のパズルと進
めても、週末に近い日ほど難しくなるので、追いつくのはいつになることやら。まあ、教科書
では教えないニュアンスやボキャブラリの勉強にもなっていいけどね。

晩ご飯の買い物に行くのに、カレシに重いものがあって肩が心配だから一緒に来てと言っ
たら、あっさり「いいよ」。いつも買う朝ご飯用のオレンジジュースは2.6リットルだし、晩ご
飯に必要な小さいジャガイモの袋入りは1キロ。後は鶏もものパックとピーマンだけで、トー
トバッグを担いだカレシが「重いなあ」。それ、5キロもないよ。ワタシなんかさらにいろんなも
のを買うから、いつも7、8キロ担いで歩いてるんだけど。ますます背が低くなって来た気が
するくらい・・・。

自閉症の世界を垣間見たような

2018年09月14日 | 日々の風の吹くまま
9月13日(木曜日)。曇りときどき晴れ間。傷めた右肩は朝一番にサロンパスをペタッ。ロー
テーターカフは4つの筋肉と腱が上腕骨とつながって、腕を動かすときの肩のバランスを取
るんだそうで、図を見たら、うわ複雑。一番痛いのは右腕を体の左下から斜め右上に動か
すときで、痛むのは肩のやや後ろ。カレシが「それじゃあテニスはできないなあ」。あのぉ、
ワタシ、左利きなんだけどぉ・・・。

きのうのオープニングナイトのレセプション会場だったバンクーバーテニスクラブは由緒ある
屋敷町ショーネシー地区が近くて、百年以上の歴史を持つ金持の社交場で、加入するのに
2百万円以上かかって、月々ン万円の会費がかかる会員制クラブ。駐車場を見たら、うん、
ベンツがずらりという感じ。今シーズンからADC(芸術監督サークル)の会員のカテゴリー
を6つから4つに減らして、特別イベントの招待枠を上3つのカテゴリーのメンバーに絞るこ
とにしたそうで、ADCのメンバーシップ+各種ファンドレイジングで毎年70万円以上は寄付
しているワタシは2番目の「Transformational」というカテゴリー。まあ、上級チアリーダーの
つもりなんだけど。

シーズン第1弾『The Curious Incident of the Dog in the Night-time』(『夜中に犬に起こっ
た奇妙な事件』)はすごく感動的。自閉症を持つ15歳のクリストファーが近所の飼い犬が殺
されているのを見つけたのが発端で、犯人探しから始まって、死んだと教えられていた母親
がロンドンにいることを知って母親探しに家出し、最後は自分の未来探しというのが縦糸で、
特異な子供を持った親の葛藤や周囲の困惑が横糸。幻想的なミニマリズムのセットを背景
に、ストーリーは「場」の切れ目がないままどんどん進行。クリストファーの抑揚のない語り
口にぐいぐい引き込まれて、ああ、これが自閉症児の世界なんだということがわかった気が
した。(クリストファー役の演技コーチとして自閉症を持つ俳優が制作チームに加わってい
た。)

駅や雑踏の騒音やボディタッチに悲鳴を上げながらも何とかひとりでロンドンまで行って来
て、数学のAレベルに合格したら次は物理、そして将来は科学者というクリストファー。自
閉症の脳は配線が整理されずに複雑なままだそうだから、その内なる世界では常にとてつ
もなく多彩な思考が交錯していて、そこにはいわゆる健常児が成長する過程で失ってしまう
思考経路も残っているに違いないと思う。いわば異端児なだけなのに社会からのけ者にす
るなんてもったいない・・・。

もしかして七十肩もあり?

2018年09月13日 | 日々の風の吹くまま
9月12日(水曜日)。曇ったり晴れたり。空いっぱいにふわふわの白い雲とむきむきの黒い
雲が入り混じって、文字通りの空模様が刻々と変わるもので、つい目を離すのが惜しい気
分になってしまう。北の方からはもう雪の便りが届いて、ウィスラーでも雪がちらついたそう
だし、我が家も朝方ヒーターが入っていた。秋、何だか急ぎ足だな。オフィスで活躍したダイ
ソンのタワーを片付けて、夏の半袖Tシャツを冬の七部袖と入れ替えて、と何か急かされる
気分になって来た。

きのう傷めた右肩にサロンパスを貼って歩き回っていたら、カレシが「鼻がすっきりする」。
あはは、サロンパスの匂いは悪くないね。Arts Clubのイベントに行くのに駅に向かって歩
いていて、雨上がりの歩道の小さい金属の蓋を踏んでツルッ。膝を擦りむいた程度で済ん
だけど、ロイヤルアベニューを渡ってすぐの勾配9パーセントの急な下り坂だから、カレシと
手をつないでいなかったら坂下の駅までごろごろ転げ落ちてしまったかもしれない。カレシ
がぐっと手を握っておかげで大きな怪我は免れたわけだけど、2ヵ月くらい前に傷めてやっ
と治りかけていた右肩を腕ごと後ろに引っ張られる形になって、イテテ。

もう20年以上前になるけど、ローテーターカフ(回旋筋腱板)を傷めて2年くらい右腕が肘
から先しか動かなかったことがある。Frozen shoulderと言う通りがっちがちに凍り付いて、
耳たぶをつまむこともできなかった。一時は手術の話も出たけど、リスクの方が大きいと言
うことで、最後的には根気良く理学療法に通って正常の可動範囲の95%まで「解かして」も
らった。あれからまったく問題がなかったんだけど、スーパーのカウンターからずしっと重い
トートバッグを持ち上げようとして、イテテ。凍りつかないように動かして、やっとほとんど痛
みがなくなったところだったのに元の木阿弥。やっぱり年なのかな。でも、サロンパスはほん
とに良く効くね。普通にSalonpasとしてドラッグストアに並ぶようになって助かったぁ。

あ、今夜はArts Clubのシーズン第1作のオープニングナイト。ちょっと早めに出て、余裕で
行こう。車だから足元は大丈夫・・・。