リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

壁に止まったハエ、4日目

2018年05月25日 | 日々の風の吹くまま
5月24日(木曜日)。曇りのち晴れ。今日もランチ代わりのバナナを1本持って9時過ぎに
「出勤」。これで4日目。今日で3日連続で、朝の10時半から午後1時半のランチタイムまで
リハーサルスタジオの隅に座りっ放し。初日は音楽監督が中心になって音合わせ、2日目
は演出のビルが主役2人と台本の読み合わせをしながらキャラクター像を作る作業、3日
目はアンサンブルのダンスの振り付け、今日4日目は歌と演奏を通しておさらい。

壁に止まったハエのワタシは、毎日目を皿のようにして、耳をかっぽじって舞台劇(ミュージ
カル)の制作過程を勉強。役者がせりふを覚えて、舞台での動きを覚えて、歌を覚えて、踊
りのステップを覚えれば幕を上げられるってわけじゃなくて、ほんとに驚くほどの細かなこと
をジグソーパズルみたいに嵌め合わせて行く根気のいる作業。それを1日8時間、週6日の
稽古を経て、3週間半後に総仕上げのドレスリハーサル、翌日プレビューの上演開始、そし
てさらに細かな調整をしながら1週間後に正式にオープニング。いや、ものすごい集中力が
なければできないな。それと強靭な体力も。それをみんな楽しそうにやっているからすごい。
ほんとに好きで入った道じゃないと続けてられないなあ。

リハーサルの1日は最初2週間は午前10時から午後6時、上演するグランヴィルアイランド
劇場に移動したら正午から午後8時。Actors’ Equity Association(エクィティ)という舞台俳
優の労働組合があって、加入していないとプロの劇団では仕事ができないし、労使協定で
労働条件が決められている普通の労働者と同じように、出演契約に労働時間や休憩や昼
食、休日などの規定が織り込まれる。基本的に特定の劇団に所属しないフリーランスなの
で、「エクィティカード」と呼ばれる組合員証があれば、カナダのどこでも労使協定を結んで
いる劇団のオーディションを受けて仕事をすることができるし、アメリカのエクィティとは相互
協定があるからアメリカでも仕事ができる。芸能人というよりは演劇を専門とするプロフェッ
ショナルと言った方が良さそう。

そういうことだから、部外者のワタシは稽古場では隅っこで「壁のハエ」に徹しているんだけ
ど、みんな稽古の合間に話しかけてくれて、4日目でけっこう打ち解けた雰囲気になって来
たのはうれしいね。さて、明日はいよいよビルの演出手法が見られる。がんばってたくさん
吸収して、舞台演劇の真髄を勉強して来よっ。

人生って究極の生涯現役だね

2018年05月24日 | 日々の風の吹くまま
5月23日(水曜日)。晴れ。早起きの日。カレシは友だちのアルバートとイアンに会うために
慌しく9時に出発。この2人はカレシが州税の監査官だった頃の同僚で、もう35年を越える
長い付き合い。人付き合いがあまり濃くないカレシなので自分からはめったに連絡しないけ
ど、ときどきメールで交流しているようで、全員が年金生活の今はときたま「会おうじゃないか」
という話になり、カレシはめんどうくさいなあとぶつぶつ言いながら出かける。出かけて落ち
合ってしまえば、積もる話に花を咲かせて楽しんで来るから、どうやら「出かけること」自体
がめんどうくさいらしい。その証拠に、出かけるのはいつもぎりぎりの時間・・・。

人間は年を取るほどに社会とのつながりを保つことが重要だと言われるのは、社会に参加
することで体を動かし、頭を使うことになって、体力と知力の衰えを防ぐことができるからで、
つまり、引きこもってしまったら身体も精神も急速に劣化すると言うこと。「もう年だから」はも
のぐさの言い訳にはならないってことだよね。日本語には「隠居」という言葉があるけど、隠
れて住むなんて語感が悪すぎるし、文字通りの「引きこもり」みたい。「楽隠居」なんてのも、
字面だけなら人も羨むいい身分に見えるけど、ほんとは体にいいわけがないと思うな。じゃ
あ、現役を引退したんだからと「引居」と言い換えてみても、やっぱり「引きこもり住まい」に
なっちゃうか。

要するに、人生は生まれてからずっと延々と続くもので、ほんとの「引退」と言うのは寿命が
尽きるときなんじゃないかな。まあ、人間は社会的動物なんだとすれば、年を取っても社会
とつながっていることは究極の「生涯現役」と言えそう。社会参加しなくちゃなんて大仰に考
えることはないと思うな。身近にいる家族や長く付き合って来た友だちとの交流を大事にし
て、絶やさないようにすることから始めればいいと思う。外に出て人に混じるのがめんどくさ
いなんて言ってたら老け込むばかりで、そうなったら、ねえ、私たちの「見かけの年の差」が
広がるばかりだと思うんだけど・・・。

ミュージカルのリハーサル風景

2018年05月22日 | 日々の風の吹くまま
5月21日(月曜日)。曇り。三連休の最終日のビクトリアデイ。目が覚めたらもう8時で、目
覚ましが鳴り出す直前。念のためにセットしておいて良かったぁ。今日は『Once』のリハー
サルの初日で、10時半から台本の読み合わせがあるので、寝過ごすわけには行かないの
だ。朝ご飯を食べて、9時半近くに(ひとりで)ジムに行くカレシと一緒に出て、一階で下りる
カレシにじゃあね。半袖のTシャツ1枚で出て来たので風がちょっと冷たいけど、何のその。

もらったアクセスコードで楽屋口からアーティスト用のラウンジに入ったら、まだオリエンテー
ションが続いているらしく、だぁれもいないので指示通りにラウンジで待機。長年の支援者
が残した遺産で設けたのでラウンジにはその人の名前が付いている。床にだだっと流した
ブルーの半透明の塗料が海のような感じでいい雰囲気。ここでみんなリハーサルの間に休
憩したり、ランチを食べたりするんだな。ふむ、隅っこのテーブルにやりかけのジグソーパズ
ル。冷蔵庫には「22日トータルクリーニング」という張り紙。そう、オフィスの休憩室にある共
有の冷蔵庫って、持って来た食べ物を入れたまま忘れてしまう人がけっこう多くて、ときどき
そうやって強制的に空っぽにして掃除をしないとならないんだよね。

舞台監督のカリンが「読み合わせが始まるよぉ」と言って来たので、彼女の後ろにくっついて
スタジオ入り。ぐるっと並べたテーブルの彼女の隣にワタシの席が用意してあって、ビルが
「自己紹介やり直し」と言って、隣にいた父親役の俳優から(ワタシへの)自己紹介が一巡し
て、ワタシも座る前に「壁に止まった世界一幸せなハエです。よろしく~」と自己紹介。カリン
が台本のコピーを入れたバインダー用意してくれていたので、テーブルに開いて「いっぱし
の関係者」(のつもり)。

読み合わせの後は、まず全員で発声練習。音楽監督が弾くピアノに合わせてみんな声を出
しながらてんでに歩き回ったり、ストレッチ体操をしたり、ヨガのポーズをとったりしてウォー
ムアップ。次に全員が席に着いて楽器の音合わせ。普通のミュージカルと違って、映画を舞
台化したこのミュージカルでは実にいろんな楽器が使われていて、それをキャストが演奏し
ながら歌い踊るところが異色。ブロードウェイでトニー賞を8つもかっさらったわけがわかる
な。ランチタイムの1時間にお暇して、実質的なテーマ曲のFalling Slowlyを口ずさみなが
ら帰って来た。

ママの101歳の誕生日

2018年05月21日 | 日々の風の吹くまま
5月20日(日曜日)。曇り。三連休の中日。朝からどよぉ~んとして、気温がちょっと低めな
気がするけど、午後には晴れ間が出ると言うから文句なし。きのうはあまりよく眠れなかっ
たのに早朝からカレシの携帯のお呼びで起こされて、夜には何だかどよぉ~んとしてしまっ
たけど、ゆうべはぐっすり眠れて、今朝は元気一杯。午後はでかけるので、午前中はのん
びりしたり、早めに明日の朝ご飯のジュースやケフィルを買いに行ったり。

夜は外食なので、ランチは軽くベジタリアン。今日はカレシママの101歳の誕生日で、メー
プルリッジのジムの家に行って、そこから一緒にママのご機嫌うかがい。シャワーを浴びて
さっぱりしたら、買っておいたカードにサインして、ママが好きなミルクチョコレートの詰め合
わせを持って、いざ出発。今は一番近いジムの家まで、バンクーバーの旧居からは高速で
1時間以上かかったのが、今は30分そこそこで行けてしまうから楽になったもんだ。連休な
ので普通の週末より交通量が多かったけど、道順にもすっかり慣れてすんなりとジムの家
に到着。そこからジムとガールフレンドのドナと4人でママのいるホームへ。

完全介護の部屋に移ってから元気になったママ、片足で床を蹴って車椅子を操って廊下を
散歩中。声がかなり細くなったけど、顔はふっくらして血色もいいのでひと安心。視力は落ち
ているそうだけど、耳は聞こえているし、応答が少々遅くなった以外は頭もいたってシャープ。
アメリカ系の大手介護ビジネスが持っているホームで、介護棟にはしゃれたダイニングルー
ム、手芸などができる工作室、リカンベントバイクとビリヤード台があるエクササイズルーム、
大型テレビを置いたサロン、図書コーナーなどがあって、美容師が出張して来るヘアサロン
まである。完全介護だと月に40万円くらいかかるらしい。

夕食の時間になったので、私たちは予約のあるレストランに移動して、マリルーとロバートと
合流。郊外の町にしてはしゃれたレストランで、ローカル食材を中心にしたウェストコースト
風のメニューも注文した料理も(値段も)バンクーバーのダウンタウンのトップクラスのレスト
ランと比べて遜色のないレベル。メニューの隅に小さく書いてあったシェフの名前を見たら
「エイイチオーノ」。おお、日本人なんだ。うん、また食べに来たいね。だったらもっと頻繁に
ママに会いに来なくちゃね。

「ひょっとしたら」はあり得るのか

2018年05月20日 | 日々の風の吹くまま
5月19日(土曜日)。その2。午後は曇ったり、晴れたり、通り雨が降ったり。早朝の携帯騒
音騒ぎもさることながら、起きて冷蔵庫を開けた朝ご飯当番のカレシが「牛乳がないぞ」。慌
てて身支度をして、お札を1枚握って牛乳を買いに向かいのスーパーへ。きのう午後の買
い物で買い忘れたので、夕食後に買いに行こうと思っていたら、Arts Clubの舞台監督のカ
リンからリハーサルのスケジュールが送られて来たもので、興奮しちゃって牛乳のことなん
かすぱっとど忘れ。

だって、リハーサル初日の月曜日のスケジュールの他に公演期間全体のスケジュールや
場の構成表、さらにはコンシェルジュを通さずに直接リハーサルスタジオに行けるように楽
屋口のアクセスコードまで送ってくれて、もう「関係者」に準じた扱い。カリンにリハーサルの
邪魔にならない程度にできるだけたくさん見学させて欲しいと言ったら、「いつでも来ていい
のよ。あなたにとっていい勉強になるから」。何か、ファンドレイジングのオークションで「1日
演出助手の特典を夢中になって競り落とした物好きなお客」以上の待遇で、特訓してやろう
というオーラが伝わって来るもので、こりゃがんばって絶対にモノにならなくちゃいかんとい
うプレッシャーがひしひし。

もしかしたら、Onceを演出するビルか新芸術監督のアシュリーか、あるいは他の誰かがこ
いつはひょっとしたらモノになりそうかもしれないぞと思ってくれて、ちょっと勉強させてどこ
まで本気か試してみようということになったのかな。何だかでき過ぎた話のような感じだけど、
モノになるならないはまったく別の次元の話としても、部外者がうろうろしていたら邪魔だろ
うに、ミュージカル制作の上演までの全過程を現場でつぶさに見学させてもらえるんだから、
ほんっとに一生に一度の機会。脚本の個人指導を買って出てくれたキャシーを初めとする
Arts Clubのみんなの厚意に感謝して、目と耳をがしっと開いて、貪欲に勉強させてもらお
うっと。

さて、月曜日から来月20日のオープニングナイトまで、リハーサル通いで忙しくなりそうだ
から、大きな仕事が入って来ないことを祈って、まずはよく寝ておかなくちゃ。

親切心も場合によってはよけいなお世話

2018年05月20日 | 日々の風の吹くまま
5月19日(土曜日)。曇り。今日はカレシの携帯がオフィスでピーピー鳴り出して7時前に起
こされてしまった。「切り忘れたかな」と起き出したカレシが戻って来て「電池切れだった」と
言ったので、3日前に充電してからあまり使っていないのに、こんなに早く切れるなんてお
かしいなあと考えているうちに、ピーン。きのう1日中出どころがわからなかった「雑音」と関
係ありそうな感じ。ほんの2秒くらいのブーンと言う耳元で蚊が飛んでいるような音で、最初
はダクト掃除の関係かと思って気に留めなかったけど、オフィスのカレシの側のどこかから
聞こえているのは確かで、どうやら2分刻みで鳴るらしい。夜になってもまだブーン。寝る頃
にもまだブーン。午前4時過ぎに目が覚めたときにもまだかすかに聞こえていた。

そこで、早すぎる電池切れと朝には「ブーン」が止まっていたことを考え合わせて、まず充電
してから設定をチェックしたら、あはっ、メールの着信を2分間隔のバイブレーションで知ら
せる設定になっている。2人とも携帯メールは使わないから設定をいじったことはない。それ
がきのう英語教室の新しい生徒からメールが来たもので、カレシがデスクの隅に置いてい
た携帯が2分おきに「ブーン」とやっていたわけか。それを1日中、ひと晩中ブーン、ブーンと
やっていたから電池が切れちゃったんだな。ばっかじゃなかろうか。

ま、さっそく通知は1回だけにセットして、鳴らないようにしてバイブレーションも解除したけ
ど、ほんっとに人騒がせもいいところ。売る方は考えなくても親切心のつもりで着信通知を
デフォルト設定したんだろうけど、カレシは「よけいなお世話だっ」とプンプン。たしかに最近
のIT系機器は「よけいなお世話」的なデフォルト設定が多過ぎる感じだけど、ユーザーの利
便性を考えてというよりは、ユーザーによけいなことを考えさせずに想定通りに使わせるよ
うに仕組んでいるように見える。まあ、個人情報収集の機能を最大限に利用するには、何
でもカスタマイズしたがるようなユーザーは困ったチャン的存在なんだろうな。

音源の電池切れというなるべくしてなったような現象で原因がわかって解決したから、管理
人や管理会社に「騒音問題」を持ち込んで赤っ恥をかかずに済んだけど、便利、便利って、
ほんとはいったい誰にとって便利なんだろう。消費者やユーザーのための便利じゃなくなっ
ていることは確かな気がするんだけど・・・。

三連休の前の金曜日

2018年05月19日 | 日々の風の吹くまま
5月18日(金曜日)。曇りのち晴れ。もう金曜日。この週末は伝統的に園芸センターが混み
出すビクトリアデイの三連休。初夏の陽気に誘われて道路も国境も混雑するけど、ガソリン
代がリットル161円なんて話もあって、遠出は考えてしまいそうだな。それに内陸は100年
に1度の大洪水で軍隊まで出動して土嚢積み。フレーザー川の河口近くも目に見えて水位
が上がって、ニューウェストでも河畔のボードウォーク(板敷きの遊歩道)を閉鎖すると発表。
連休明けあたりが山らしいけど、どうなるかなあ。

おとといからマンション外壁の乾燥機の排気口の清掃中で、我が家のはきのう掃除が済ん
だけど、上からロープで降りて来た人が上の階のをやっているときに、雑巾みたいに固まっ
た綿ごみがどさっと落ちて来てびっくり。たった1年でそんなに溜まるものか聞いてみたら、
「1年分じゃあなさそうだね」。そっか、去年やった別の会社が手抜きしたんだな。「お宅のは
かなりきれいだった」と言うので、洗濯のたびに乾燥機のフィルターを外して綿ごみを取り除
いていると言ったら、「本来そうすべきなんだよね」。なるほど、1年前に引っ越して行った上
の一家は料理の油をシンクに捨てていただけじゃなくて、乾燥機も使いっ放しだったんだな。
ナニーがずぼらだったのか、無知だったのか知らないけど。

のどかな午後。同じフロアの仲良しのエリザベスが来て、「中も掃除してもらった方がいい
かしらね」。部屋の中からのダクトの掃除は自費で清掃会社に頼むことになっているけど、
フィルターをまめに掃除していたら必要ないと思うんだけど。「じゃ、私もいつもやっているか
ら大丈夫ね。ところで、あのオレンジ色、すごく気に入ったわ」。え?どれ?「リビングの壁の
色」。ああ、あれはカレシが選んだの。「オレンジ色に塗りたいところがあるんだけど、気に
入る色合いが見つからないでいたの。色見本か残ったペンキがあったら欲しいんだけど」。

はて、見本はペンキ屋に渡したし、残ったペンキは置き場所がないから処分しちゃったしな
あ。結局はDIYの店を回って色見本を集めて来て、うちの壁の色とくらべて見て選べばい
いということになったけど、ずっと前からオレンジ色の部屋が欲しかったと言うカレシが自分
で選んだ濃いオレンジ色に塗ったリビングの壁は来る人の受けがすこぶるいい。カレシは
鼻高々だけど、ほんとにいい色合いで、ワタシも気に入っているのよ。

壁にとまった世界一幸せなハエ

2018年05月18日 | 日々の風の吹くまま
5月17日(木曜日)。曇りのち晴れ。きのうはまるでArts Club Dayみたいで忙しかったぁ。
まずは11時半からミュージカル『Once』の制作会議で、夜は『マンマミーア』のオープニン
グ。カレシのランチ(ツナサンドイッチ)を作っておいて、1時間前に出発。ニューウェスト駅で
ちょうど入って来た電車の先頭車両に乗ったら、あれ、発車しない。ホームの端を見ていた
交通警官が乗って来て、何やらひそひそ無線連絡。そのうちそろっと発車して、次の22番
ストリート駅までのろのろ運転。その間警官は前方の線路を睨んでいた。線路に人が下り
たという通報でもあったのかな。

線路には誰もいなかったし、遅れはほんの数分で、余裕をみての1時間だから会議には間
に合ったけど、車内でのアナウンスはなかったな。それでも、誰もそわそわせずにじっと発
車を待っていたのは、みんなスマホや音楽に夢中で、文字通り「心ここにあらず」だったから
だろうな。今風の電車風景ってところか。BMOセンターのコンシェルジュがエレベーターの
キーを解除してくれて、2階の会議室へ。集まったのは演出家(ビル)、舞台監督、音楽監督、
振付け師、衣装やセット、照明、サウンドのデザイナー、照明や音響、道具といった設備の
担当者、さらにそれぞれのアシスタントや見習い、そして速記者(もちろんデジタル)!

いやはや、ひとつの芝居を舞台に乗せるのって、ほんっとに複雑で細かなジグソーパズル
みたいな作業で、プログラムに名前が出ない裏方の人たちの息の合ったチームワークが不
可欠だということがよぉくわかった。ワタシは部外者なので黙って耳をそばだてて聞いてい
たけど、みんな「壁のハエ」にやさしくて感激。実はオークションに出したのは「演出するビル
に1日張り付いて、その後夕食を共にする」という趣向だったのが、(劇団内ではかなり知れ
渡っている)劇作家志望のワタシが想定外の高額で競り落としたもので、急遽「舞台演劇の
特訓コース」に変えてくれたという話。ワタシ、世界で一番幸せな「壁に止まったハエ」だなあ。

会議が終わったのが午後1時。おやつのナッツを食べながら帰って来て、早めに買い物に
行って、早めの晩ご飯。早めに出て、レセプションの会場へ直行。朝の会議前に会ったばか
りのイベント担当のミスティが「あなた、もうフルタイムみたいなものよ」。うん、世界にハエが
何兆匹、何十兆匹いるのか知らないけど、ワタシよりハッピーなハエはいないよっ。

健康維持の必須要件は運動!

2018年05月16日 | 日々の風の吹くまま
5月15日(火曜日)。晴れ。何か空が霞んで見える。大気汚染の健康への影響度を示す指
数がきのうは「中」(4~7)の「4」になっていたけど、今日は「低」(1~3)の「3」。どうやら北
の方の山地で起きた小規模な山火事のせいらしい。まだ燃えているらしいけど、洪水シー
ズンのピークにもう森林火災のシーズンなんて、いやだねえ。去年のように来る日も来る日
も内陸から流れて来る煙に覆われるなんてことがないといいけどね。

今日は小さい仕事がひとつ入っているけど、まずは新しい運動靴を買いにウォルマートへ
ひとっ走り。旧居でのトレッドミル用に履いていたのは捨てて来たから、ジム専用に1足。カ
レシに付き合って運動するようになったから、それなりの運動靴を履いた方がいいよね。巻
き爪の親指を締め付けないようにサイズ6号の「ワイド」を探したけど、そもそも6号があまり
ない。あっても普通幅だとワタシの足には狭すぎてきつい。素足にサンダルなので持参した
短いソックスを履いて、商品棚にあった「6W」を片っ端から試し履きしてみたけど、デザイン
や履き心地が今いち。それでもやっと履き心地がまあまあの真っ白な「6W」が見つかって、
ばんざぁ~い。

ランチの後は超特急で仕事をやっつけて、ささっと納品。内容はちょっとめんどうでも、こう
いう小さい仕事は短時間で済むから楽でいいな。晩ご飯はカレシがゆで卵とベーコンとほう
れん草のサラダを作ると言うので、魚だなあ。カレシが卵を茹でている間に刻んだベーコン
をカリカリになるまで炒めて油を出し切って、どうぞ。先日の新聞記事に「栄養が豊富な卵
は心臓病歴がある人でも週に2、3個食べてもよい」という記事があって、卵大好きなカレシ
が大喜び。卵はたしかにコレステロールが多いけど、血中コレステロール値とは必ずしも結
びつかないらしい。ま、サラダには1個だから食べるのは半個だし、前回の検査では正常域
だったし、しっかり運動しているから、いいよね。

今日は午後にウォーキングに行けなかったので、夕食後の涼しい時間にいつものルートを
ひと回り。日没が9時近くなので夕食後でも明るくていい。帰り道にご近所さんのエリザベス
とばったり。カレシに触発されてウォーキングを始めたそうで、「すぐに上り坂を意識しなくな
るよ」と先輩風を吹かせるカレシ。でも、それはほんと。この頃はいつの間にか坂を上り切っ
ているという感じだから、がんばって。

この暑いのに忙しかったね

2018年05月15日 | 日々の風の吹くまま
5月14日(月曜日)。晴れ。きのうよりも暑そう。カレシはクリニックが開く午前9時を狙って
金曜日にし忘れたビタミンB12の注射。2週間に1度で、これが5回目かな。注射だけだか
ら、予約がなくても、家庭医のスラニナ先生がいなくても、その日のウォークイン(飛び込み)
患者担当の先生がしてくれる。ウォークインクリニックは研修を終えた若い医者が診療経験
を積む場所になっているらしいけど、最近はそこに家庭医が「開業」するようになった。クリ
ニックでスタッフをシェアすれば自前のオフィスよりもコストが低いし、不在の時に当番医に
代行を頼めるし、というところかな。

戻って来たカレシが「ジムが空いている」と言うので、即行で1階へ。まずカレシがリカンベン
ト、ワタシがバイク。並んで15分ほどペダルを漕いだ後は、カレシはトレッドミル、ワタシはリ
カンベント。抵抗レベルを「13」に設定したら、これがけっこう重たい。金曜日に若い女性が
バイクのレベルを「21」に設定して、ゆっくり体を揺らしながらがっしがっしと漕いでいたけど、
「13」だって十分にがっしがっしのレベルで、ジムは涼しいのに汗びっしょり。終わりに近い
頃にときどき一緒になる年配の夫婦が来て、だんなさんはトレッドミル、奥さんはエリプティ
カル。(ワタシはエリプティカルは何となく乗り物酔いの気分になるので苦手・・・。)

午後は、カレシのスカイプレッスンの後でパスポート更新申請にロイヤルアベニューにある
Service Canadaのオフィスへ。連邦政府の行政サービスの窓口機関で、社会保険番号や
パスポートの申請から年金の受給申請、雇用保険の給付、その諸々の申請や手続きが全
部ここでできるようになっている。要するに「総合窓口」というやつかな。受付で書類を確認
して、いつも混んでいるバンクーバーと違って閑散としたオフィスで、椅子に座って待つこと
数分。呼ばれて一緒に個室に入って、エージェントと呼ばれる係官が前のパスポートや申
請書、写真をチェックして、別々のビニール袋に入れて「受理」。支払いは2人分まとめてク
レジットカード。所要時間は20分ほど。

汗だくになって坂道を上りながら、「今日は2度も運動したからステーキがいいな」とカレシ。
そこで、ワタシはスーパーに寄り道して手ごろな大きさのヒレステーキを2枚。胡椒と燻製塩
だけの味付けでグリルでアスパラガスと一緒に焼いて、潰しポテトを添えて、今日は2人とも
ご苦労さん。

10月10日東京行きの飛行機が混んでいるのはなぜ

2018年05月14日 | 日々の風の吹くまま
5月13日(日曜日)。晴れっ。暑いっ。最高気温は26度って、真夏の気温だと思うんだけど。
内陸地方の雪解け洪水は100年に1度の大氾濫のレベルに達したそうで、窓から見えるフ
レーザー川の水位もかなり上がっている。内陸で洪水が引き始めても、その大量の水がこ
れからどんどん河口に向かって川を下って来るわけで、どうなることやら。

今日は「母の日」だけど、来週の日曜日にメープルリッジの家族と一緒に、カナダで「ワタシ
のお母さん」でいてくれたカレシママのところへ101歳の誕生日にお祝いに行くことになって
いるので、我が家は普通の日曜日。子供がいないんだし、ワタシは誰の「お母さん」でもな
いってだけの話。元から後悔や羨望に苛まれることがない性質なので、子供ができなかっ
たことを悔やんでもいないし、子供に祝ってもらえるお母さんを羨ましく思ったこともないな。
まあ、そのあたりが極楽とんぼたる所以かな。後悔なんかしたって何を今さらだし、人さまを
羨んだって自分が惨めになるだけだろうし。

今日は朝からパスポート更新の書類の作成。カレシがチケットを買うのにパスポート番号が
いると言うので急いだのに、なくても買えるとわかって「じゃ、急ぐことないか」。またぁ、もう。
ま、急がないなら、ダウンタウンまで出なくてもロイヤルアベニューの連邦政府の窓口オフィ
スで申請すればいいから、所要日数は倍でも楽でいいね。エアカナダのサイトで10月の日
本行きチケットの手配をしていたカレシ、「何で10日だけ混んでるのかな」。ほんと、ビジネ
スクラスの真ん中あたりがほとんど埋まってる。「何でだろうね」。あっ、中国の国慶節と関
係あるんじゃないかな。だったら賑やかだよ、きっと。少し早い日にしてみたら?「はあ、また
初めっからやり直しかよぉ」とこぼしながら振り出しに戻ったカレシ、「2日はがら空きだよ」。
じゃあ、2日出発ってことで。

ワタシ名義のクレジットカードの限度枠がカレシ名義の家族カードの倍なので、こっちで支
払うことにして、なぜかすんなり通らなくて「チケット、買えないじゃないか」とイライラ。でも、
試しにとワタシがやってみたら確認番号が出て来たので、「何でキミがやると通るんだよっ」。
さあ、ワタシ、別に変わったことはしなかったけど、どうしてだろうねえ。とにかく、10月2日
出発、10月25日帰国で飛行機のチケットを確保できたようで、ああ、やれやれ。

おかげさまで満43年

2018年05月13日 | 日々の風の吹くまま
5月12日(土曜日)。晴れ。暑くなって来た感じで、窓を開けると夏みたい。今日はワタシが
カナダに降り立って満43年。あの日、両親に見送られて、妹と一緒に千歳空港を飛び立っ
て羽田へ。羽田では妹に見送られて、カナダ太平洋航空のオレンジ色のDC10でカナダへ
飛び立ったワタシは27歳。成田空港はまだ建設中で、CPのバンクーバー行きは週3便し
かなかった時代だった。スーツケースを3つ持ってバンクーバー国際空港に降り立ったのも
月曜日。

1日だけ休みを取ったカレシが迎えに来ていて、その瞬間からワタシの新しい人生が始まっ
た・・・と言えばドラマチックだけど、あの日はどんな天気だったのかな。カレシに聞いてみた
ら「晴れてたと思うよ」。ウェストエンドの高層アパート15階のカレシの部屋(日本で言うワン
ルーム)に荷物を置いて、最初の一緒のおでかけが2人の食器を買いに行くこと。その日の
ご飯、何だったのかな。今になっては2人とも「はて」。とにかく、「2人の人生」が43年前の
今日始まったわけで、ある計算サイトによると、あれから15,706日。

     

今も大事に持っているこの写真は、あの日千歳空港で搭乗口に向かって歩いて行くワタシ
の後姿を見送っていた父の後姿。幼い頃にねだってはおんぶしてもらった父の背中の温か
い感触を70歳になった今でも覚えているような気がするのは、お父さん子の甘ったれだっ
たからかな。この写真を見るたびに、「あの日のお父さんは何を思っていたの?」と父の背
中に聞いてみたい気がして来る。国際電話は(交換手経由で)高く、郵便は片道1週間かか
り、ネットもメールもスカイプもなくて、次に会えるのは何年先になるかわからないという「今
は昔」の時代、今は亡き父は1人で異国の人の腕に飛び込んで行く無鉄砲な娘をどんな気
持で見送っていたのか・・・。

          

赤ん坊の頃はこんな顔をしていたワタシ。生まれつき縮れ毛だったそうで、父がいくら蒸しタ
オルを当てて伸ばしても、乾くとすぐに「庄内柿のへた」みたいになるので困ったと、母がよ
く言っていたけど、よく見ると縮れているかな。縄文人風とでも言うのかな。未来がどんなも
のかなんぞ知る由もなくて、ひたすら無心だった生後7、8ヵ月のワタシ。カナダでの43年
はのびのび生きて来れた総じて幸せな人生だったな。あと7年したら50年、つまり半世紀。
それまでに長いこと温めて来た「ワタシの夢」を実現させたいなあ。

早めにパスポートを更新しておかなくちゃ

2018年05月12日 | 日々の風の吹くまま
5月11日(金曜日)。晴れ。ラジオのDJ氏が「週末は驚異的に夏らしくなる」。うん、朝から
そんな感じ。オフィスのクローゼットの奥からダイソンの扇風機を出してセット。何しろ金魚
蜂だから日が差し込むと熱帯になるのに、1枚だけ開閉できる窓の傍に座っているカレシは
「外がうるさい」と開けたがらない。たしかに窓を開けると下の6番ストリートから車やバイク
の音が入って来るけど、「アップタウン町6丁目商店街」みたいなもんだから、静かな方じゃ
ないのかな。

9時半、パスポートの写真を撮ってもらいに、Jウォークで向かいの郵便局に駆け込み。郵
便局と言ってもカナダポストとの契約でやっている郵便局。カレシを先に撮ってもらおうとし
たら、「白い衣服はダメです」。前から「ノースマイル」なのは知っていたけど、白の衣服はダ
メってのは初耳。カレシが着替えに戻っている間にワタシの写真をパチリ。今どきはデジタ
ルカメラだから、見せてくれた写真にう~ん。「じゃあもう1枚」ということで、もう一度撮って、
あ、今度はオッケー。少し待っていたらカレシが水色のシャツに着替えて戻って来て、「オレ
は写真の写りが悪くてね」と言いながらパチリ。う~ん、何だか頑固じじいって印象だなあ。

写真ができたら、後は簡易更新の申請用紙をダウンロードして所定事項を記入すれば準備
完了。パスポートの簡易申請は、有効期限の1年以内か期限切れから1年以内なら、2年
以上知り合いの特定の職業の保証人に写真と申請書にサインしてもらわなくても、照会先
2人の同意を得て住所氏名と電話番号を記入すればいいので簡単。去年の11月1日が期
限だったので、6月末に大阪での会議に行くつもりで年末までに更新しておこうと思ってい
たのが、カレシの心臓手術と入院で今まで棚上げ状態。ま、パスポートは5年有効と10年
有効では4千円しか違わないので、めんどうだから今度は10年有効のを申請しようね。

前回の申請書が残っていたので、参考にと印刷したら、おや、髪の色や婚姻状況の欄がな
くなっている。前回は「現在の髪の色」だったけど、いくらでも染め替えられるし、婚姻状況に
いたっては未婚、既婚(夫婦別姓あり)、離婚、事実婚、同性婚、別居と多様化した上に有
効期間中に変わることが多いから、個人の識別には役立たなくなったってことか。そのうち
に性別の欄もなくなるか、「M(男)、F(女)、X(?)」になったりしてね。

雪解け水が川を下って来ると

2018年05月11日 | 日々の風の吹くまま
5月10日(木曜日)。曇りのち晴れ。雨が降るかと思って遮光パネルをかけずに寝たら、み
ごとにブラインドの隙間から朝日がピカァ~。何かいきなり夏になるような予報だから、そろ
そろダイソンのタワーを出さなくちゃ。内陸部では雪解けが急速に進んであちこちの河川が
増水。地域によっては1948年の大洪水以来の増水量になるという予想もある。当時、カレ
シは郊外のずっと奥のチリワックの祖父母の農場に行っていて、ローズデール地区のマー
ブルヒルという高台にあった農場は被害がなかったけど、広大な地域が冠水して道路や鉄
道が不通になったために帰れなくなったとか。(そのときカレシは4歳10ヵ月、太平洋の反
対側の未来の嫁さんは生後1ヵ月だった。)

まあ、70年の間に洪水対策も進歩しただろうから、当時のような大災害にはならないと思う
けど、フレーザー川はBC州内だけを流れる川では一番長くて、カナダでは10番目に長い
から流域の面積(22万平方キロ)も相当なもの。全長1375キロの川に流れ込む支流の数
も、全長ほぼ500キロのトンプソン川を筆頭に長短40本以上はあって、河口から海(ジョー
ジア海峡)に注ぐ水量も毎分平均で約3500立方メートル。こんなのがどこかで堤防を破っ
て氾濫したらタイヘン。河口からかなり上流にあるニューウェストミンスター市は低地は少な
いけど、川中島のルル島東端のクィーンズボロ地区は低地だから危ないかもしれないな。

ルル島の隣の川中島アナシス島には自動車ターミナルがあって、新車の季節には自動車
専用船がひっきりなしに接岸する。アジアからの輸入車はほとんど全部がここに到着する
んだそうで、ハコフグみたいな図体の船のお尻か後方の船側に荷役口があって、双眼鏡を
覗くと到着した車が次々とランプを下りて来て駐車場に移動して行くのが見える。ときどき逆
方向にランプを上がって行く白いミニバスは車を下ろした運転手を乗せているんだろうな。
船に戻ってまた車を下ろして来るわけで、人手のかかる作業だけど、新車を傷つけないた
めにはこれが一番なんだろうな。駐車場を埋めた車はみんな同じに見えるけど、いったい
何百台、何千台あるやら。川の水位が上がりすぎたらタイヘン。
   

対岸の埠頭を見るとちょっと水位が高くなっているようだけど、まだ去年ほどではないかな。
雪解けの洪水の季節が過ぎたら、次は森林火災の季節・・・は、今年はなしにしてよね。

世の中は思い通りにすんなりと行ってくれない

2018年05月10日 | 日々の風の吹くまま
5月9日(水曜日)その2。午後は青空いっぱい。黒っぽい雲と真っ白な雲が入り乱れて
刻々と形を変えながら流れて行くので、ほんとに見飽きることがない。特に天気が不安定な
ときの空は白、黒、灰色のまだら模様で、二度と同じ形はできないと思うから、自然の創造
力ってすごいね。

今日のカレシは検査ラボで午後1時10分に心電図を取る予約があるので、1時過ぎてのん
びりとおでかけ。検査ラボはマンションの駐車場出入り口のすぐ外にある医療のビルの5階
で、オンラインで時間を予約しておくと待たなくていいのでとっても便利。30分も経たないう
ちに笑いながら帰って来て、「ビルのエレベーターが故障していて、5階まで階段を歩いて
上がったんだよ。心電図を取るのにさ」。あちゃあ。「階段を上がって来たと言ったら、じゃあ
ちょっと休めってんで、10分くらい待ってから取ってもらった」。あらら、それじゃ次にドクター
に行ったときにそう言わなくちゃね。「問題ないようだったよ。それにしても、心電図を取り行
くのに、エレベーターが故障で5階まで階段を上がるなんて、笑い話だよな」。ほんとに・・・。

今日の「予定」が終わったので、一番近い酒屋までドライブとも言えないドライブ。トラックを
売ってからは車が1台だけなので、ちゃんと運動させていないとバッテリが上がってしまう。
ドアを閉めるときに、つけたままのラジオからピーコ、ピーコ、ピーコ。あ、予告のあった全国
緊急警報システムのテスト。ケベックとオンタリオではモバイルでの受信に不具合があった
そうだけど、BCではどうなるかな。駅に近い小さなモールにある酒屋でブードルズのジンと
ベルモットを持ってレジに行ったら、「ははあ、今夜はマティニですな」とレジの人。そう、我
が家のまティニはブードルズが一番。

ニュースを見たら、今日の緊急警報システムのテストは、BC州でも大半の人がモバイル端
末で受信できなかったらしい。観光客も含めて特定地域にいる人たちに津波やテロなどの
警報を出すシステムだそうだけど、6月から本番に移行するのに今さらコーディングエラー
と言われてもねえ。まあ、何でも思い通りにすんなりと行ってくれないのが世の中の常では
るけどね。雲行きが怪しくなって来たので空を見上げたら、北の方に自然の警報システム
が・・・。