リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ミニチュア完成近し/薬局でインフル予防注射

2019年10月31日 | 日々の風の吹くまま
    今日も晴天

10月30日(水曜日)。☀☀。日の出。天気はいいけど、空気は冷たいなあ。まあ、10月もあした1日で終わりだもんね。ということは2019年も残すところあと2ヵ月で、ワタシのリタイア初年度も大詰めでおしまいか。ああ、早っ。何かやたらとばたばたして忙しかった気がするなあ。仕事をやめたら毎日のぉ~んびりできると思っていたけど、仕事をしていた時よりも忙しく感じてしまうのは、今まで仕事一筋に集中していた時間にあれもこれもやろうとするからかもしれないな。やっと少しは要領がつかめて来たけど、どうもワタシにはハードロックのリズムが自然な感じ。

   

10月も終わりというのに、今月のミニチュア(キャンピングカー)はまだ現在進行形。車体の色が気に入らなくて外も内も塗り直したり、苦労してはめ込んだ窓枠とサッシを全部外して新しく作り直したり、カレシのコールドフレーム作りで中断したりと、想定外の作業が多かったからだけど、家具類は全部出来上がったので、後は小物類だけ。ピンクとレースが勝ち過ぎているハンドバッグとスーツケース、キモイ顔のワンコが座るペット用クッションは(ワンコ共々)無視して、窓のフラワーボックスは少々ん?だけど付けることにして、ピクニックテーブルと椅子は別の台を作って取り付けて、車体の外に添えればいいようにして・・・うん、週末には完成しそうかな。

   

今日はやっとインフルエンザの予防注射。BC州では65歳以上その他の要件に適合すると無料で受けられる高用量のワクチンが不足しているんだそうで、月曜日にスーパーの薬局に行ったら品切れで、今日入荷の予定ということだった。そこでカレシに待機させておいて、買い物の時間にスーパーに行って真っ先に薬局へ直行。無料ワクチンがあるかどうか聞いたら「ある」と言うので、即カレシに電話して、すぐに来てぇ。どこの薬局にも予防注射の訓練を受けた薬剤師がいて、看護師よりもていねいだから痛くないし、大きなスーパーには薬局があるから買い物のついでに予防注射をしてもらえるのは便利でいい。ちょうどワタシが終わったところへカレシが現れたので、はい、交代。念のためにしばらく店の中にいることになっているので、晩ご飯の買い物。帰る頃には注射をした辺りが痛くなって来たけど、これは免疫システムが抗体を作り始めた証拠なんだって。

懸案がひとつ片付いたので、今日の晩ご飯はカレシがたまには食べたいと言っていた刺身。魚売り場のケースに筋が入っていない極上のキハダマグロ(アヒ)の塊があったので、なじみのセリナにワタシの人差し指の厚さに切り分けてもらって来て、大きいから半分を分厚い刺身にして、薬味はわさびの他に大根おろし、おろししょうが、刻みねぎ。いやぁ、すごい食べ応え。残り半分は冷凍しておいてポケにしようかな。


旅行虫に食われてまたクルーズの予約

2019年10月30日 | 日々の風の吹くまま
10月29日(火曜日)。☀☀☀。起床と同時に山の向こうから朝日。というと早い感じだけど、けっこう高い山なみがあるから、日の出が8時前でも顔を出す頃には8時を過ぎてしまう。この日曜日から時計が「標準時間」に戻るので、日の出は7時前後になるけど、日没も早くなって5時には夕闇。まあ、たった4ヵ月だし、3月初めに時計を進めるのが最後になる可能性があるんだけど、やっぱり憂鬱な気分。でも、起きてみたら見渡す限りの抜けるような青空で、心も軽々。

トラベルエージェントのジェフから「とりあえず予約を入れたけど、12月予約分の5%割引を前倒しで追加するよう交渉中」とのメール。え、早期割引10%の上にさらに5%割引って欲張りじゃないの。「たいした金額じゃないけど、ビジネスクラスの追加料金と相殺になるからね」。へえ、そうなんだ。このクルーズはすでに決まっている2つのクルーズに続くもので、来年の10月の話。鬼が笑い過ぎて頓死しちゃいそうだけど、クルーズ会社のカレンダーは常に先、先の先。おまけに予約したらすぐに全額前払いで、1年も先のことなのにと二の足を踏むと「キャンセル保険をお勧めします」と来る。このキャンセル保険がまたばっか高くて、客が張り切ってバカ食い、バカ飲みしがちなオールインクルーシブのパッケージの利益の出しどころがちょっぴりわかったかも。

でもまあ、若いときはお金にも時間にも余裕がなくてあまり旅行らしい旅行ができなかったので、70代になってお金の心配がなくなった今、やっとその時が来たという気持があるし、目いっぱい楽しめる体力と気力があるうちが花。特に上げ膳据え膳のパッケージ旅行は、若い頃は行動の自由がなくて嫌だと思ったもんだけど、この年になってみると何とも楽ちん。ということで、カレシが来年の翻訳会議がある福岡に行ってみたいと言い出したのをこれ幸いと、秋に予定していた東京行きを6月に繰り上げて、その後に再来年の予定だったモントリオール→ニューヨークのクルーズを入れることを提案したら、カレシが逆方向のニューヨーク発なら行ってもいいと言ってくれて決まり。

結果として、今年12月のオーストラリア→ニュージーランド、来年4月下旬のローマ→バルセロナ、10月のニューヨーク→モントリオールと、3つのクルーズが数珠つなぎ。おまけに地中海クルーズから帰って来て3週間足らずで今度は日本に行くわけで、travel bug(旅行虫)に食われて足が痒くてしょうがないといったところかな。特にクルーズはキャンセル保険をかけてないから、今からしっかりと体力を増強しておかないとね。


鮮やか過ぎる秋の色

2019年10月29日 | 日々の風の吹くまま
10月28日(月曜日)。☀☀☀。目が覚めたらまぶしい朝日。バルコニーと保温マットを入れたコールドフレームの中の夜間の最低温度は4度差。でも、きのう買って来たタイマーが日没/日の出の設定しかないので、London Drugsが開くのを待って、機械的にオン/オフの時刻を設定できるものを買って、ついでに壊しちゃったエッグスライサーを買おうと思ったけど、なぜか置いていない。ウォルマートに回って工作用の塗料を買ったついでに探してみたけど、ない。モールの中に出てDollaramaという百均みたいな店で探したけど、ない。ありふれた道具なのになあ。でも、ふと新しくできたEveryday Items Japanに入ってみたら、日本の小物を売っているミニミニダイソーみたいな店で、ばっちり日本のエッグスライサーがあるじゃないの。は、求めよ、さらば何とか・・・。

意気揚々と帰って来て、ランチにするビーフバーリースープを大鍋に仕込んで、今度はウォーキング。きのう歩いたクィーンズパーク地区の紅葉を写真の撮ろうと、ワタシはカメラ、カレシはスマホを持って、きのうと同じルートをてくてく。あちこちにポーチにハロウィンの飾りをしている家。伝統的なかぼちゃがほとんどだけど、中にはこんなのも・・・。

   

   

ほんとに今年の紅葉は目を見張るくらいな鮮やかな赤。見事にまっ黄色のイチョウと真っ赤なカエデにはさまれた家があって、いやぁ、贅沢なもんだなあ。あんまり見事だったので、歩道の芝生に落ちていた葉っぱを1枚ずついただき。車道と歩道の間の芝生は落ち葉のカンバスで、つい足を止めて見とれてしまう。木立の上に我が家が見えて来たら、のんびりと秋の色を愛でながらのウォーキングもそろそろ終わり・・・。

   

   

   

   

   
 
   

のんびり歩いたので、帰って来たらちょうど正午。まだそれほど寒くはなかったけど、熱々の出来立てスープはいいもんだね。今夜も最低気温は1度。たっぷり日が当たって熱を貯め込んだバルコニーは夜遅くまであまり冷えないので、タイマーを午前1時から温度が一番低くなる7時までにセットして、保温マットのコードを差し込んで、よし、準備おさおさ怠りなし・・・。


八面六臂というわけじゃないけどくたびれた

2019年10月28日 | 日々の風の吹くまま
10月27日(日曜日)。☀☀☀。ああ、よく寝たなあ。10月ももう最後の週。あぁ~あっ、リタイア初年度がもう終盤なんだもん、嫌になっちゃうよなあ。ま、とりあえずきのうやらなかった床掃除で1日の始まり。何か埃っぽい汚れがいつもより多い感じ。箒で掃いて、掃除機かけて、大汗をかいてモップでごしごし。やっぱりきれいになると気持がいいから、その勢いでクィーンズパーク地区へウォーキング。いろんな種類の大木がたくさんあるから、歩道の芝生は色とりどりの落ち葉がびっしり積もっていて、絵画的な自然美。あちこちで庭の落ち葉を掃き集めている人たちがいて、「グッドモーニング」、大変ですねえ、「ええ、掃いても掃いても落ちて来るもんでねえ」。でも、今年は木の葉の色づきがほんっとに鮮やか。

ミニチュア工房の今日の作業はベッド。組み立てるのは簡単で、枠にヘッドボードを付けて、マットレスに当たる厚めのフェルトを貼ったら、青いシーツでベッドメーキング。足元の方にレースのリボンを貼って、次は羽根布団と枕。縫うのがめんどうで布用の解れ止め接着剤を使おうかと思ったけど、「わた」を入れてふかふかにするので、結局は針と糸を持ち出して来て、手芸では一番苦手とする「裁縫」。親指が思うように動いてくれないので、糸が針穴から抜けて、針がぴょぉ~んと飛んで行って、床に四つんばいになって行方を捜したりの悪戦苦闘。

それでも、仕上がった羽根布団も2つの枕もふかふかで、我ながら上出来だと自画自賛。でも、羽根布団を載せて、枕を糊付けするところで、はたと気づいたのが、上掛シーツがないこと。布団を直にかけて寝るということのようだけど、何かしっくりしない。そこで、シーツの残りでリボンを作って、枕と布団の間に差し込んで上掛シーツの体裁を作って、よし。指先でちょいちょいと突くと、うん、寝心地は満点かな。

   

今夜は最低気温がぐんと下がって朝方に冷え込むらしいので、カレシに手伝わせてコールドフレームの底に苗床用保温マットを敷く作業。狭いところにもぐり込んだせいか、ちょっと腰を痛めて、うっかりするとぎっくりと行きそう。それでも、向かいのLondon Drugsに温度計とタイマーを買いにひとっ走りして、ついでに溜まりに溜まっていた使用済みの電池や電球を持って行ってリサイクル。ここには一番奥のレジの後ろにいろんなリサイクルボックスがあって、パッケージに入って来るスタイロフォームや長さ1.2メートルまでの蛍光灯も受け付けてくれる。ワイヤレスの温度計と屋外用タイマーを買って、ついでに新しい電気ケトルもゲット。今使っている0.5リットルの倍の容量で、ガラスのポットなので水の分量がわかりやすくていい。ああ、何だかくたびれたぁ。


2日続けて食べてしゃべって遊んで

2019年10月27日 | 日々の風の吹くまま
10月25日(金曜日)。☂☁☀。強風警報発令中。強力な寒冷前線が通過するんだって。やぁだ、またどこかで気が倒れて停電しないといいけど。今日はオークションでゲットして楽しみにしていた『Moms the Word』のキャストとのディナーの日なんだから、嵐模様はよして欲しいなあ。でも、だんだん明るくなる空を横目で見ながら、午前中はミニチュア工房で気合を入れて作業。まずはシャンデリアのワイヤをまとめて、天井の内側から隅の壁の内側角を下降して、後部の壁際の床に沿って、反対側の隅の床に空いている穴まで、ずっと糊付け。それから、テーブルとベンチ2個の組立て。テーブルの場違いな青い色が気に入らなかったので、前のキットで残った布でテーブルクロスを作ってかけちゃった。

   

午後2時、カレシの薬を取りにスーパーの薬局にひとっ走り。花のカウンターで大きな花束を買ってレジに持って行ったら、レジのグレンダが「きれいに包んだらどうかしら」と言うので、ディナーパーティに行くのでと言ったら、「カウンターの担当者がいないから、私がやるわ」と、さっと「隣のレジへどうぞ」のサインを置いてレジを閉めて、花のカウンターに一緒に行って、てきぱきと3色の薄紙で包んで、4色の細いリボンを結んで「はい、どうぞ」。うわ、何とも豪華な花束になったこと。ディナーはキャストの1人の自宅で、仲良しのイーディスとデイヴィッドを招待したので、急いで着替えをして3時過ぎに出発。

☆☆ああ、楽しかったぁ~☆☆

10月26日(土曜日)。☀☀。きのうのディナーが楽しすぎたもので、くたびれて、ぐっすりと8時過ぎまで寝てしまった。『Mom’s the Word』は、同じ時期にママになって子育てのてんやわんやを披露し合っていた当初6人(今は5人)の俳優仲間がコメディとして脚本に仕立てたのが第1作で、Arts Clubで初演して大ヒットし、その後ティーンになった子供たちとのすったもんだを描いた第2作、子育て総集編をまとめた第3作、先のシーズンで成人して独立したはずなのに出戻って来た子供たち(と孫)とのドタバタを描いた第4作まで、ヒットを続けているシリーズ作品。ディナーは遠くに住んでいて来れなかったロビンと急用で来れなくなったジルを除いたデボラ、アリソン、バーバラの3人に私たち4人で、場所はデボラのおうちで、イーストサイドの古い住宅地の古いけどすてきな家。

アリソンはワタシが最初に即興演劇の講座を取ったときの先生、デボラとはFB友だちでFLAMEというストーリーテリングのグループに誘ってくれた人、バーバラとは何度もレセプションで会っているお馴染みで、みんなベテラン俳優ながら楽しくて人間味溢れる人たち。おいしい料理を楽しみながら、最近増えて来たジェンダーや民族を問わないキャスティングと、同時に増えている西欧系以外の民族文化をテーマにした作品のキャスティングとの兼ね合いについての論議に花が咲き、文化論、人生論から、爆笑連発の他愛のない昔話やずっこけ話まで、そろそろおをと言うときには何と4時間も過ぎていた。ワタシはみんなに持って行った第1作の本にサインしてもらって大感激。さらには歩道での別れ際にイーディスとデイヴィッドから招待のお礼と大きな花束を渡されて、豪華な花束をもらうなんて生まれて始めてのことで、何だかスターになっちゃった気分。

   

そして一夜開けた今日は久しぶりの女子会ランチ。今回は3人で、ワタシにとっては日本語を話すほぼ唯一の機会。床掃除を明日回しにして、留守番のカレシには自分でランチを作る材料を揃えておいて、勇んで出かけて積もる世間話を楽しくぺちゃくちゃ。ワタシは初めて「炙り寿司」なるものを食べて、何か2日続きで食べておしゃべりして遊んでいる感じ。握り寿司のネタを炙ってソースを添えると言う趣向はクリエイティブでおもしろいと思ったけど、ちょっぴり脂っぽい感じで、甘いソースやマヨネーズの味が勝っていて、魚そのものの味はわからなかったな。まあ、ワタシは普通の寿司でも醤油をつけずにネタの味だけで食べちゃう方なので、それに慣れた舌が「おい、魚の味がしないぞ」と言ってたのかもしれない。でも、盛り付けは普通の握り寿司よりもずっとおしゃれで、食べ遊びの料理としては楽しめたな。(遊びすぎかな?)


なぜキャンピングカーにシャンデリア?

2019年10月25日 | 日々の風の吹くまま
10月24日(木曜日)。☁☀☁。晴れているはずがちょっとどよぉ~ん。今日はミニチュア工房に腰を落ち着けてで、まずは窓のカーテンを作って取り付ける作業。ベッド側の2つの窓は自作のローラーブラインドに変えたり、キッチンのカーテンの布を変えたり、ドアの小窓にもカーテンをつけたりで、相変わらすの自己流モード。狭い空間で苦労しながら窓に取り付けたら、まあまあの感じ。

午後はいよいよ照明器具の仕上げ。ベッド脇のライトはとっくに作ってあるけど、シャンデリアは曲者。アウトドア用のキャンピングカーに「豪華な」シャンデリアが下がっているのが不可解なんだけど、ま、おしゃれなピンクのバッグがあったりするから、中国の玩具メーカーの「女の子の夢」感覚なのかも。シンプルな照明に変えようかなと思ったけど、このシャンデリアが目玉なんだろうと思うから、ま、いっか。送り先のドイツのエスターが「何、これ?」とびっくりするかもしれないけど、東アジアの夢とか美の感覚は西洋の感覚ではときたま???なので(その逆も然りだけど)、そこは互いに「へぇ、そうなんだぁ~」ってことにしておくのが無難だと思うよ。

シャンデリアはライトが3個で、まず3本のアームを真ん中に下がるビーズ飾りの細い針金と一緒に中央にまとめるのに四苦八苦。接着剤だけでは手に負えないので、金色の針金を巻きつけて何とかまとめてから速乾性接着剤をぽとっと落として固定。突き出た針金の長さを整えて、その上にワイヤを通した3個の金色のビーズをまとめて糊付け。一応シャンデリアの体裁になってひと息ついたら、次は金色の細い針金に通したゴマ粒のようなビーズ飾りを笠の上から真ん中の飾りのビーズの間に渡すんだけど、これが難関中の最難関。うっかり反対の端からビーズが抜けてどこかに転がって行ってしまったらタイヘンどころじゃないので、慎重に、慎重に。先を曲げた針金を笠のビーズ飾りの下にひっかけて接着剤をぽとっ。固定したら反対の端も飾りの針金に引っかけて、接着剤をぽとっ。できあがったシャンデリアを内部の天井にしっかり糊付けして、今日の作業はおしまい。

指先がくっついて離れなくならないように濡れタオルで手を拭きながらの糊付け作業だけど、それでも指先に糊が層になって感触が鈍ると小さなパーツの扱いはお手上げ。まあ、綱渡りのような作業で、寄り目になってしまったのか、目の焦点が合わなくてちょっとふらふら。でも山を越した感じだけど、キャンピングカーにきらきらシャンデリアはやっぱりちょっとねえ・・・。

   


薬の量は少なければ少ないほどいい

2019年10月24日 | 日々の風の吹くまま
10月23日(水曜日)。☀☀☁。ほぼ真夜中に寝たけど、10時半ごろに2、3分停電した以外は問題なしで、ほっ。何が原因だったんだろうと市のホームページをのぞいたら、最初の停電はかなり西の12番ストリートで倒木が電線を切断したための(川向こうの郊外クィーンズボロも含めた)かなりの広域停電で、2度目のは5番アベニューの地下高圧電線をネズミがかじったためにショートして4ブロック四方ほどの限定的な停電だって。へえ、あの火事騒ぎはネズミが原因だったのか。もちろん犯人のネズミは瞬時にフライになっただろうけど、人間様はいい迷惑。でも、市の電気部のトラックが3台来て、ほぼ真夜中まで何人もで作業をしていたのは商業区域だからかな。

今日はBMOセンターで芸術監督アシュリーが演出する『サウンドオブミュージック』のリハーサルを見学。クリスマスシーズンの作品をレギュラーのシーズンに取り入れたもので、カレシが端から「興味ないから行かない」。まあ、ワタシも特に楽しみにするタイプの作品じゃないので、リハーサルでちょっと「つまみ食い」して、オープニングナイトはレセプションに顔を出すだけにしている。Arts Clubでの芝居はもう120作品は観ているので、ワタシなりに選り好みをするようになって来ているのかもしれないな。いくら(永遠なる)劇作家志望と言っても、大学で系統的に演劇を学んだわけじゃなくて、「観客席出身」の視点しか持ち合わせていないアウトサイダーなので、選り好みしていいと思うけどね。

遅いランチを終えた頃には午後の時間が吹っ飛んでしまって、カレシはスラニナ先生から薬の処方箋をもらうのにクリニックへ、ワタシは晩ご飯の買い物にスーパーへ。カレシは最近体重が増えて来たとこぼしていたので、ワタシは減っているのにどうしてなのかちょっと心配だったんだけど、先に帰ってサラダを作っていたカレシにどうだったと聞いたら「上々だった」。血圧は3ヶ月前の前回よりも低い109/79で、「18歳の数字だってさ」と思いっきりのどや顔。ああ、良かった。「足が攣ることはないかと聞くから、夜寝ていてよくあると言ったら、スタチンの量を半分にしてくれた。コレステロールは問題ない数字だから、腎臓を守るために減らすんだって」とカレシ。そう言えば、10年以上前にコレステロール値が高くなってスタチンを処方されたどきに、足がひどく痺れて救急センターに行ったことがあったけど、あの時もスタチンの副作用だから中止するように言われたよね。どんな薬でも副作用は付きものだから、用量を減らせるのはいいこと。スラニナ先生が減らしていいと判断してくれたということは、「食事と運動」の2本の柱がきちんと機能している証拠だしね。

リハーサルからの帰りも駅からの急な坂を楽々と歩いてたし、カレシはまさに再生エンジン搭載のランボルギーニ。かっこいいじゃないの。2人ともうれしくなって、とっときのマティニでかんぱぁ~い!


1日に2度も停電するなんて

2019年10月23日 | 日々の風の吹くまま
10月22日(火曜日)。☁☀。地上はまだ霧っぽかったけど、空は白っぽい雲のところどころから薄いブルーが透けて見える。そのうち雲の切れ間から太陽が顔を出して、うん、いい気持。総選挙から一夜明けて、ジャスティン君の自由党は少数政権。西部はこぞって保守党に回帰したけど、巨大票田のオンタリオは自由党の地盤なので、単純小選挙区制の下では人口の少ない西部はどうしても劣勢。自由党嫌いのアルバータ州ではWexitなる西部諸州の分離を唱えるグループに一晩で数万人が同調したとか。カナダは広すぎるんだよね。東部と西部とでは気質も文化も違い過ぎて、いっそのこと別れちゃった方がお互いにハッピーになれるような気がするけど。

午前、午後と「すべて世は事もなし」のように過ぎて、キャンピングカーの自作の窓を天窓以外全部嵌め込んで、ほっとした気分で買い物。風が冷たいけど日差しはうれしいし、晩ご飯のしたくを始める前のマティニがおいしい・・・といい気分でいたら、突如ラジオが沈黙。あれ?あら、停電。午後内廊下の非常灯が1個おきに点いているので、どうやら全館が停電。午後4時半ぎ。オフィスのコンピュータの予備電源がピーピーとうるさいのでオフにして、ついでにプリンタもオフ。ラジオを電池に切り替えて復旧を待ったけど、5時を過ぎても停電のまま。晩ご飯、どうしよう。モールの向こうのスシ屋に行ってみようかと言っていたら5時半にパッと回復。ささっと普通にご飯を作って、普通に食べ終わって、コーヒーを飲んでいたら、いきなり真っ暗。えっ?何で?

バルコニーに出て行ったカレシが「おい、すごいことになってるぞ」と言うので出てみたら、裏の5番アベニューに消防車が来ていて、電柱の根元の辺りから1メートルくらい上がっている炎に泡の消化剤を吹き付けているところ。変圧器が燃えてるのかな。これじゃあ停電はすぐに解消しそうにないなあ。LEDランタンを点けて、2人とも9ボルトの電池に取り付けたミニ懐中電灯を持ってうろうろ。そのうちカレシが「どこまで消えているか見に行こうか」。うん、ついでにウォルマートに行ってラジオに必要な単1電池を買って来よう。ということで、非常用発電機のおかげで1基だけ動いているエレベーターで外に出たら、マンション前の道路は街灯も店の明かりも消えていて、7番ストリートに曲がったら、いつもにぎわっているパブが真っ暗。6番アベニューに出たら図書館も非常灯のみ。でも、反対側のモールは煌々と明かりが点いているので、停電の範囲は6番アベニュー、6番ストリート、5番アベニュー、8番ストリートに囲まれた区域ということか。

ウォルマートで単1電池の8個入りパックを2つ、ついでにアウトドア用品の売り場で大小のLEDランタンもゲット。帰って来て新しいランタンを箱から出して電池を入れて、大きいのはキッチンのカウンターに、小さいのはバスルームにとセットしていたら、いきなりバッと電気が点いたので飛び上がってしまった。午後8時15分。おお、これで食器を食洗機で洗えるぞぉ。


雨の中、選挙に行って、2度小包を取りに行って

2019年10月22日 | 日々の風の吹くまま
10月21日(月曜日)。☂☂☂☂。よく降るなあ、もう。今日は連邦議会総選挙の投票日。ラジオから流れる各政党のコマーシャルもお互いにダメ出しばかりで、それも同じ女性の声に聞こえるから、今いちよくわからないまま。まあ、支持政党が決まっているので、(候補者の名前は知らないけど)どうってことないかな。それでも、国民の義務を果たすべく、朝のうちにウォーキングを兼ねて指定の投票所へ雨の中をてくてく。小学校の体育館に投票ブロック(私たちは88番)ごとのテーブルがあって、ブロックの有権者名簿と投票箱と選管のボランティア2人ずつ。

投票券と身元証明の運転免許証を渡して名簿と付き合わせてもらって、先に並んでいた人が投票用紙に記入して戻って来て、選管の人が付箋を取った後で自分の手で投票箱に入れてからでないと投票用紙をもらえない。で、後ろに並んでいた若い女性が「そんなんだから投票率が上がらないのよ」と大きな声で選管の人に苦情。カレシが先に投票を済ませて、ワタシの番になったので、苛立っているミレニアルねえちゃんにささっとやりますからねぇと言って、折りたたんだ投票用紙を持って囲いのあるテーブルへ。用紙にはその選挙区の候補者の名前と政党名がアルファベット順に印刷してあるので、置いてある鉛筆で支持する政党の候補の横の丸にペッと×印を付けて、さっとテーブルに戻って、付箋を取ってもらった投票用紙を箱にぽんっ。さて、結果はいかに?まあ、この年になると、誰の政権でも毎日の生活に変わりはないけどね。

午後、宅配受取り代行店から「小包が来ています」と言うメール。また雨の中を出て行って引き取ってきたのは上海から来たミニチュアキット3個。そのうち1個「カフェ」は(ワタシに触発された)友だちのロリーンが夫氏のエイドリアンから誕生日のプレゼントにもらったというのと同じキット。早速へんてこ英語の説明書に面食らったようだけど「楽しいわねぇ~」。でも、ちっちゃなパーツがたっくさんあるから、初めてとしてはけっこうな大作になるけど、エイドリアンはラジコン模型飛行機を作るのが趣味なので、道具が揃っているだろうからラッキーだね。ワタシのカフェは当面の棚の上だけど、互いに出来上がったのを比べるのも楽しいな。

キャンピングカーに自作の窓を嵌め込むのに熱中していたら、アマゾンから向かいの郵便局に小包を配達したと言うメール。買い物のついでに引き取ってきたけど、降りっぱなしの雨の中に出て行くのはこれで3回目。こっちは工作に使う熱収縮チューブとヒートガン。ワタシのプチアトリエ、ミニチュア用のキットや道具がやたらとのさばって来て、いっぱしのミニチュア工房になった感じ。


これがほんとのDIY

2019年10月21日 | 日々の風の吹くまま
10月20日(日曜日)。☂☂☂☂。いやぁ~よぉ~く寝たぁと言うくらいにぐっすり眠って、8時半にカレシに突かれて目が覚めた。今日はどうやら徹底して雨、雨、雨の予感。今週は水曜日、金曜日、土曜日と予定ラッシュなんだけど、あさってくらいに晴れて来るらしいから、まっ、いいか。

作らないうちからほぼ全面改装をすることになったミニチュアキャンピングカーのイメージが固まったので、今日は腰を落ち着けて本格的に作業開始。まずはフローリングにウレタン樹脂をスポンジで軽く塗って、乾くのを待つ間にウォーキング。Varathaneという、どこにでも当たり前にある水性ポリウレタン樹脂の塗料なんだけど、未開封の250mL缶のふたのくすんだ値札にWoodward’sとあって、びっくり仰天。だってこのデパート、26年前に倒産して、創業100年の名前が消滅したんだもの。てことは、この塗料、いったいどんだけ古いんだろう。振ってみたらぽちゃぽちゃ言うけど、ドールハウスを作り始めた頃に買ったとすればゆうに30年を超えた「骨董品」。でも、開けてみたらちっとも劣化していなかったので、またまたびっくり。

改装の目玉は新しいドアと窓。オリジナルの色が気に入らないし、窓枠はどれも本体に嵌ってくれないし、ドアは窓を嵌め込もうとしたら壊れてしまったので、ベッドの上の小窓とスカイライトは枠を塗り替えることにして、後はぜぇ~んぶ作り直し。ドールハウス用に買い集めた古いバルサや松の材料を捨てずに持って来て良かったぁ。ちょうどいいサイズの棒材をきのうのうちに銀色に塗っておいたので、ざっと型紙を作って、窓ごとに(微妙に違う)寸法を測りながら、これも後生大事に持っていたミニチュア用のマイターボックスと鋸で枠を切り出して、斜め継ぎで糊付け。次は窓ガラス(透明シート)をはさんで窓枠に嵌め込むサッシ。キッチンの上下窓だけはオリジナルのサッシを使うことにして、残りはバルサ材の板からナイフでほっそぉ~いスティックを何本か切り出して、窓枠の内側寸法に合うようにサッシ材を切り分け。糊が乾いた窓枠を型枠代わりにして、ピンセットを使って糊付けして、白く塗ったら、うん、見栄えがする感じ。

   

糊が乾くのを待ち、絵の具が乾くのを待ちで、けっこう手間がかかるけど、ミニチュア作りは禅の修業のようなもんなんだから、せっかちな流れ作業にしないのがうまく行くコツの中のコツ。我が工房をちょっと整頓して明日に備えようっと。それにしても、組み立てるだけの完全キットから始めたのが、ひとつ作るたびに自己流の部分が増えて来て、もうまさにこれがほんとのDIY・・・。

      


タワマンに住むならせいぜい30階までかな

2019年10月20日 | 日々の風の吹くまま
10月19日(土曜日)。☁☂☁☀☁☂☁☀。あぁ~あ、またもう土曜日。でも、静かな土曜日。8時過ぎ、元気いっぱいに起床。きのうの買い物の帰りに角の酒屋に飛び込んで今はまっているグレンフィディックのファイア&ケインを買って来て、あのなつかしい煙たさを堪能して寝たせいかな。それとも漠然と感じていたストレスが解消したのかな。それとも単に季節の変化なのかな。まあ、何にしても元気よく朝起きられるのはほんとに気分がいいもんだ。
                        
元気の勢いで土曜日の掃除。もう窓を開けないのでそれほど汚れはないけど、モップをかけ始めると額から鼻から汗がたらたら。でも、ふと背中を伸ばして外を眺めると、遠くの(たぶん)ガリバルディ山系が新雪で真っ白。近場の高めの山々が雪を被るのももうすぐってことだな。長い間旧居の半地下のオフィスに篭って仕事に没頭していたので、こうして日々の風景に季節の変化をぐるりと一望できるのはほんっとに幸せとしか言いようがないけど、日本の首都圏では、先の台風19号による川の氾濫で、おしゃれな街の47階建てのタワマンがタイヘンなことになっているとか。電気設備が水に浸かって、停電するは、エレベーターは止まるは、給水ポンプも止まって断水するは。それじゃあとっても住めたもんじゃないね。それにしても、川沿いの低地に建ったタワマンの電気設備をこともあろうに何で地下3階に置いたんだろう。

我が家のあるマンションは26階建てなので一応タワマンの部類。ニューウェストミンスター市で一番高いところ(標高100メートル)に建っているんだけど、電気設備やポンプなどの機械室があるのはその上の27階と28階(市の非常用通信室もある)。3階ある地下は駐車場とロッカールームになっているので、スペースがなかったのかもしれないけど、居住階とは階高が違うので、外から見るといかにも「乗っけた」という感じ。他に非常時にエレベーター1基と非常階段と内廊下の非常灯と(とたぶん給水ポンプ)の電気をまかなうために、地上階の駐車場入口横に非常用発電機を置いた部屋がある。塔屋の機械室じゃないのは燃料の給油を考えてのことらしい。27階まで階段を使って運び上げるわけには行かないもんね。

今、ニューウェストでは川べりで52階建てタワーの建設が進んでいるけど、ワタシとしては地上の人間が人間に見えなくなるほどの高いところには買えるお金があっても住む気にならないし、武蔵小杉のタワマンでの災難を考えると、眺望がどんなにすばらしくても30階より上は住みたくないかな。


虎の子の老後資金の運用は人任せで

2019年10月19日 | 日々の風の吹くまま
10月18日(金曜日)。☁☂☁☁。暗いけど気持は上っ調子。でも、またもう金曜日なんだよねえ。ずっと昔見ていたNHKテレビのお子様番組で男の子が金切り声で「時間よ、止まれっぇ~」て叫んでいたけど、あの魔法、教えて欲しいもんだなあ。だって、たまには俊足の時間を止めてぼやぁ~んとしたいもん。

でもまあ、天気と時間に関してはぶつぶつ言ってもしょうがないので、まずはキャンピングカーの床貼り工事。カットしてパーツの下にならない部分に並べておいた通りに糊付けして、紙やすりで全体をスムーズにして第1工程をクリア。生木のままなので、後でウレタン樹脂をさっと塗ってやろうかな。床が済んだら、次は照明の組立て。キャンピングカーに華やかなシャンデリアがぶら下がっているってのはおもしろい発想。3個の電球に花の形の笠と金色のキャップを付けて、アームを3本作って、ワイヤにビーズを通すまでは楽々だったけど、ぶら下がっているビーズ飾りが曲者。左の親指の動きが悪いので、米粒みたいなビーズを細い金色の針金に通すのにひと苦労。3個ぐらい指先から飛び出してどこかへ行ってしまったけど、余分の数が入っていて助かった。今日の最後の仕事はベッドの上の壁に付ける「オサレな」ライト。でも、シャンデリアを付けてしまうと邪魔になりそうなので、先に窓の取り付けにかかった方がいいかな。

    作りかけ

銀行でのトニーとのアポは1時半。ちょうど雨が止んでいい具合。新たに作ってくれた課税免除の貯蓄口座に預金口座から資金を移動するだけなので、カウンターで処理。制度ができてから一度も口座を持ったことがないので、毎年の預入限度額が繰り越しになっていて、今年までの11年分約630万円をまとめて入金して、来年からは毎年限度額を入れて行く予定。個人年金の基金と合わせると、トニーにポートフォリオを作って運用してもらうワタシの老後資金は5千万円。これがカナダで40年あまり働いて貯めた「nest egg(虎の子の蓄え)」なんだけど、投資のポートフォリオを持つなんて生まれて初めてのことで、夢にも思わなかったから何だかぴんと来ない。ワタシ、もしかして「小金持」とか・・・?

これでリタイア生活への移行が完了したわけで、後はのんびり暮らして行っていいんだと思うけど、何だかまだしばらくは、いや、もしかしたらこれからもずっとバタバタしているんじゃないかな。何たって子年の生まれだから、ちょこまか、うろちょろは死ぬまで治らないような気がするもの。


短くなったり長くなったりの「やらなきゃリスト」

2019年10月18日 | 日々の風の吹くまま
10月17日(木曜日)。☂☁☀☁☂☂。7時半に起きて、ずいぶん暗いなあと思ったらまだ日の出前の時間。もっともまだ荒れ模様なので、日が昇っていてもどよぉ~んと暗いことに変わりはないか。でも、午後には想定外の晴れ間が出たので、それっとウォーキングに出たり、雨が戻って来ないうちにと買い物に行ったら帰り道は本気で雨が降っていたりして、もう・・・。

さて、まずは忘れないうちにカレシのドクターから処方箋をもらうための予約。クリニックが使っているオンライン予約サイトがシステム更新中とかで2、3日不具合続きだったけど、やっと来週水曜日の午後にアポを入れて、確認メールを受け取って、やれやれ。入れ替わりにトラベルエージェントのジェフから12月のクルーズの「航空券とホテルのチケットが来たよ」とメール。でも、あれれ、航空券が苗字が同じ別の人のもの。さっそく間違ってるよぉとメールしたら、「目ざといねえ」とすぐにクルーズ会社に連絡して「正しい」航空券を取り寄せてくれたけど、このところどのクルーズ会社も商売繁盛大忙しでペケが多くなっている感じだな。やれやれとランチのしたくにかかったら、銀行のトニーから「明日来れる?」とメール。あ、課税免除の貯蓄口座(TFSA)に過去11年分の限度額をまとめて入れる話ね。じゃあ、1時半に・・・。

ランチの後で晴れ間が出てきたので、ウォーキングのついでに向かいの郵便局に寄って(小包ロッカーに入らなかったらしい)プリンタのトナーを引き取って来た。先週のまとめ買いで残っているのはRobotimeに注文したミニチュアキットだけど、アメリカに在庫がないので上海からの発送になって、追跡リンクを見たら関税とUPSの手数料を含めて1300円ほどと引き換え渡し。でもオンラインで前払いできるのでさっそく払っておいたら、夜には「現在地」がアンカレジになっていた。上海からあんなに北の方まで飛んで行って、それから南下して来るわけか。UPSの専用機なのかな。初めてカナダに遊びに来たときの帰国便が給油のために立ち寄ったのがアンカレジ。絵葉書を買って、会わないはずが会って遠距離の恋人になってしまったカレシに初めてのラブレターを送ったっけなあ。何となぁ~く甘酸っぱいなつかしさ・・・。

何とも忙しい午前中だったけど、これで「to-do list(やらなくちゃリスト)」がほぼ片付いて、やれやれ。午後はミニチュア工房でキャンピングカー作り。窓のフレームにする細いスティックをナイフでそれぞれのサイズに切り分けていて、ふとフローリングを印刷したシートを貼った床が気に入らなくなって、よし、木のフローリングに替えよう。手持ちの材料で適当にカットして並べたら、おもちゃっぽさが抜けた感じで、家具の色も変えれば正真正銘の「大人のミニチュア」になりそう。あは、ここでも「やらなくちゃ」が増殖中・・・。

    こうじゃなくて

    こんな風に


雨、雨の1日(もしかして台風の成れの果て?)

2019年10月17日 | 日々の風の吹くまま
10月16日(水曜日)。☂☁☂。週明けまでずっと雨、雨、雨の予報。日本で猛威を振るった台風19号が北太平洋のジェット気流や気圧の動きをかき乱したためという話だけど、何だかやたらと風が強いから、ひょっとしたら台風の成れの果てそのものなんじゃないかな。あっ、バルコニーでは鉢が5個も横倒しになって・・・。

今日はいの一番に組み立て始めたミニチュアの「解体」。せっかく苦労して作ってはめ込んだ窓だけど、やっぱり本体と窓枠の色の組み合わせが気に食わないし、窓の透明シートは細いフレームの片側に貼っただけなので、指先でちょっと押すとパカッと外れてしまう。これじゃあプレゼントにできないから、振り出しに戻って全面改装。まずは本体の塗り替え。全体を白、外側の側面の下半分にはつや消しの銀色のシートを貼ることにして、幅広のやわらかい刷毛と絵の具で何度もていねいに塗り重ね。本体はメーカーで組み立ててあるので、内側の壁と天井を塗るのにひと苦労。中の造作をいじるには大きく開いている側から手を入れるしかなくて、しかも外からは見えにくい死角があるから、窓の内側のカーテンや家具のようなパーツを取り付けるときにひと工夫もふた工夫も要りそうな予感・・・。

それでもけっこうきれいに塗れたので、乾かしている間にカレシとHマートに行って買い物。雨は小止み。切らしていたほぼ2キロ入りの発芽玄米1袋、買い置きする「日本産」の中華乾麺5袋、うどん1袋、濃縮めんつゆ1びん、そして運転手を務めてくれたカレシに大好物のししとう1パックを買ったらすごい重量。最近パック入りでそのまま使えるスープストックを何種類も出しているキャンベルが「ポークラーメン」のストックを出したので、我が家のランチメニューにラーメンが復帰。ひと袋に8把入っているけど、野菜などの具をたくさん入れるのでいつも1.5把で2人分。必要なものだけをささっと買ったので、ドアツードアの所要時間はたったの40分。カレシ曰く、「引っ越す前は2時間以上かかってたから、楽になったもんだな」。そうそう、簡単な買い物ならワタシ1人で電車で行けるし、荷物があるときはカレシに車で迎えに来てもらうこともできるしね。でも、最近は買いたいものがあまりないのよねえ・・・。

午後は雨が止んだ隙を狙って早めに買い物に行って来て、ししとうに合いそうなメニューを考えて、クックパッドで見つけた「鶏ももとなすのしょうが炒め」。味付けはおろししょうがと味ぽんと唐辛子のフレークだけ(砂糖は省略)で、カレシが「これはうまい」とべた褒め。外はまた雨、雨、雨だけど、ご飯がおいしいと我が家はいつも快晴・・・。


昔からミニチュア作りは大人の趣味なの

2019年10月16日 | 日々の風の吹くまま
10月15日(火曜日)。☁☂。またパッとしない天気だけど、気分は何となく高揚気味。きのうの感謝祭も何となくスピルチュアルな気分になってたけど、もしかして日曜日の「狩人の月」を眺めていて、狩猟民の遺伝子が騒ぎ出したのかな。元々満月は「完結」であると同時に「出発」なわけで、星占いによると。特にチャレンジ精神が旺盛なおひつじ座にある「狩人の月」は心機一転巻き直しに行動を起こすためのエネルギーに溢れているらしい。あれは20代前半で天文学にはまっていたずっと昔、昇って来た満月に何を思ったか広角レンズを付けた天体望遠鏡を向けて、視野いっぱいの月に向かって吼えたい衝動に駆られたことがあった。まさか狼の遺伝子は持っていないと思うけど、一見して冷たい月の光には太陽とはまったく異なる不思議なエネルギーがあるんだろうな。

今日から本格的にミニチュアの「キャンピングカー」の組立て。車の後ろにつないで引っ張るトレーラーで、ドイツのエスターへのクリスマスプレゼント。北米では一般に「RV」と呼んでいるけど、ヨーロッパでは「キャラバン」と呼ぶらしい。当のエスターは夫氏と自家用「キャラバン」で東ヨーロッパを旅行中で、現在位置はルーマニア。おととい苦労してドアを作ったけど、今日の窓も曲者。窓枠が本体に嵌らなかったり、逆に緩すぎたり、透明シート(窓ガラス)は片側に無造作に貼り付けるだけだったり。まあ、窓は外にプランター、内側にカーテンが付くので粗は目立たないかもしれないけど。

午前中いっぱいかかってドアと天窓以外の窓を本体に取り付けて、カレシに見せに行ったら、顔をしかめて「それ、仕上がりの色?」とひと言。うん、本体が外も中も青みが入った薄緑で、ドアや窓は水色、窓のフレームは白で、いかにも「おもちゃ」っぽい。中に入れるパーツの色も(オルゴール付きのところも)全体的にアジア的な「カワイイ大好き女子」向きって感じ。よし、外側だけでも塗り替えようっと。だって、キットは一揃いのパーツに過ぎないんだから、何も説明書の通りに作らなくても、自己流で工夫していいのがDIYの醍醐味。

それにしても、古くからドールハウスの伝統がある欧米ではミニチュア作りは今でも「大人の趣味」として人気なのに、アマゾンで見つかるのは中国の売り手がマーケットプレースに出したものばかりで、北米では(特に初心者に最適の)完全キットがRobotime以外ほとんど輸入販売されていない理由がわかった気がする。要するに、東アジアでは受ける「カワイイ趣味」はお呼びじゃないってことだろうな。ふむ、いっそのことドアも窓も外して全面改装しちゃおうかなあ。