リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

することが特にない日もある

2021年04月30日 | 日々の風の吹くまま
4月29日(木曜日)。☁☁。よく眠れ過ぎて、目が覚めたらもう8時。いつもはだいたい7時半前後に起きるけど、ま、たまにはちょっとだけ寝坊するのもいいよね。今日は銀行のサイトで月曜日が期限の電気料金の支払いを済ませて、ワタシの「老後資金」がどうなっているかチェックしたら、後は何もすることがない。このところ対米ドルでカナダドルがかなり急に上がっていて、そういうときはだいたいいつも投資している虎の子の価値が下がるからおもしろい。まあ、去年春のコロナによる暴落から盛り返して、年末に1年分の個人年金を払い出した後でも、虎の子は元本割れになっていないから大したもんだ。

電気料金の支払い先は、州の電力公社BC Hydroではなくてじゃなくてニューウェストミンスター市。何しろBC州最古の市で、州内の電力供給網が確立されるずっと前から、独自に石炭をガス化して発電して街灯の電源にしていたので、電気は未だに市の管轄。BC Hydroから仕入れて市民に供給する形になっているから、その分料金はちょっと高め。請求書は2ヵ月おきに来て、消費量を請求期間の日数で割ると1日平均の消費量がわかるし、2年間の請求期間ごとの消費量を示す棒グラフを見ると「前年同期」との比較ができる。ちなみに今回59日分の1日あたりの平均消費量は79.86kWhで、前年同期より増えているけど、リフォームの工事で日中でもキッチンとバスルームの照明が1日中点いていることが多かったし、バルコニーで電動工具を使っていて、さらに作業のために頻繁にドアを開け放っていたせいで暖房ががんがん入っていたからだろうと思う。

今日は午前中にウォーキング。6番ストリートを降りて行って、7番ストリートを上って帰って来るルートで、あまり暖かくはないけど、帰りはさすがに汗がにじんで来る。マスクの中もちょっと暑くなるので、ワクチン(1回目)をして2週間経ってからは、他に歩いている人がいないときはマスクを外して新鮮な空気を吸って、前方に人影を見たらさっとマスクをつけるようになった。それにしても、マスクをする習慣のなかったところで、義務化されているのは自宅以外の屋内だけにもかかわらず、9割くらいの人たちが道路でもマスクをして歩いているから大したもんだな。ワクチン接種は、ファイザーとモデルナのは一般市民を対象に年齢順に予約を受け付けていて、現在接種しているのは50代後半。最優先グループに接種するのを中止したアストラゼネカのは、無駄にしないために、血栓のリスクが小さい年代に一般向けとは別に薬局で接種できるようにして、その後は対象を40歳以上に広げたら、希望者が殺到。そこでダントツに感染者が多い川向こうのサレーで特別に30歳以上に広げて、スポーツ公園に特設会場を作ったら、どこで聞きつけたのか何千人もが列を作ったという話。

フレーザー保健局以外の地域に住んでいて対象外の人たちが潜り込んでいたり、徹夜で並んだ人たちもいたそうで、4時間も待って受けられなかった人たちが怒り出す場面もあったとか。メディアが若い世代を狙う凶悪な変異株が広がっていると喧伝するもので、震え上がったミレニアル世代が「割り込み」のチャンスに飛びついたということなのかな。この分だとワクチンが行き渡るのはあんがい早いかもしれないな。いいことじゃないの。


久しぶりにミニチュア工作に没頭した

2021年04月29日 | ミニチュア工房にて
4月28日(水曜日)。☁☁☂。週の真ん中のいわゆる「こぶの日」。まだ半分なのに、ああ、またもう週末かぁという気分になるのは、何となく時間の感覚がおかしくなっているせいなのかな。今日はボッシュから据え付けたときから故障したままのオーブンの修理のテクニシャンが来る日。時間は「午前8時から午後5時の間」と、何とも大雑把だけど、その日の順序はテクニシャンが決めるんだろうし、どこの修理にどのくらい時間がかかるかは予想できないから、まあ、しょうがないか。と思っていたら、9時過ぎにボッシュから電話で「テクニシャンが病気で今日は行けません。修理は来週火曜日になります」。コロナとかじゃないだろうな。大型家電の修理の仕事は毎日いろんな家を回るだろうから、感染の危険もそれだけ大きいと思う。うん、おだいじに。

ということで、いつ来るかわからないテクニシャンを待つ必要がなくなって、何か1日にぽっかり穴が開いたような気分。それならばと、今日はミニチュア工房に陣取って、今年のプロジェクト第1号(通算17個目)の制作に没頭。最後のが去年の12月に作ったクリスマス飾りの「くるみ割り人形スィート」だったから、実に4ヵ月ぶりの作品。先週工房を再開してから、オリジナルのキットの壁2面と床を使って、壁は位置を入れ替えて、ゲッソにグレーの絵の具を少し混ぜて外壁らしく。床はウッドデッキに変換して、アディロンダックチェア2脚とみなし児のパーツを貯めてある箱から見つけた丸テーブルという設え。









フェンスと隅においた緑色のテーブル、テーブルの上のランタンはオリジナルキットのものを使い、ドアの窓が透明で、外から見ている設定では飾り棚という壁に密着してしまうので、野菜入れだった網袋をカーテンにして目隠し。アディロンダックチェアは派手過ぎる青だった方に何度も絵の具を塗り重ねて白い方にマッチ。やっているうちに、真っ白な棚に飾るにはやたらと白が多過ぎる感じがして来て、丸テーブルを塗り替え、ドアの上がのっぺりしているので、オリジナルでは床だった紙を転用して庇を追加。









次は窓の向こうの白い「壁」が気になって来て、ググッて見つけた田舎のコッテージのダイニングルームの画像を後ろに1センチほど離して入れてみたら、漠然と窓の向こうに「室内」があると言う雰囲気になったので、よし。クッションを作って、イメージが膨らむままに、本を作って、ドアの横にライトを付けて、しまいにはくつろぐためのドリンクが欲しくなって、ひと工夫。思いつくたびに、使い残しの切れ端を仕分けしてある「宝の箱」をかき回しては使えるものがないかなあ。だんだんに海辺のコッテージらしくなって来た感じ。次は植木鉢と、あとはどんな小物を作ろうかなあ。


春になるといろいろとあって

2021年04月28日 | 日々の風の吹くまま
4月27日(火曜日)。☁☁。カレンダーを見て、はぁ、もう4月かぁとため息をついたのはついこないだのような気がするけど、うはっ、その4月がもう片手で数えるだけの日しか残っていないじゃないの。それでも、日常生活のリズムは普通に戻ったので、ぼちぼちとギアを入れ替えて、しばらくはひたすらのんびりと行こうかな。

今日はルーフデッキに9個あるアンカーの点検。窓や排気口の清掃のときに、上から降りて来て、このアンカーにロープを結んで下の階に下りて行くので、年1回の点検で合格していないと清掃業者が来てくれない。で、屋上以外にアンカーがあるのはルーフデッキがある23階の我が家とお隣の2戸だけで、我が家50平米だけど、隣は角部屋の端から端までぐるっと100平米近いので、アンカーの数は我が家の倍はあるだろうな。デッキに出るには部屋の中を通らなければならないので、いつも管理会社から当日は誰か(都合が悪ければ家族か知人)が待機しているように、アンカーの周辺に置いてあるものを移動しておくように、とのお達しが来る。今日は11時にノックがあって、レンチのような道具を持ったおにいちゃんが「靴、脱ぎますか」と言うから、そのままでどうぞ。点検と言っても、緩んでいないことを確認するだけなので、5分もかからずに「終わりました」。はい、ごくろうさまぁ。

マンションの「年中行事」がひとつ終わったところで、カレシの園芸ルームで壁のキャビネットの下に前の作業台で使っていたLEDライト4個のバーと(ずっと昔に東急ハンズで買って来た)5個のフックがスライドするバーを取り付ける作業。下につけるとはいえ、新しいキャビネットにねじ穴を開けるのが何か忍びなくて、5キロまでオッケーのコマンドタブでくっつけてみた。もしも剥がれて落ちてしまったら、そのときはねじで取り付けるしかないけど、ライトバーは軽いし、フックにかける園芸道具も小さいもので重くないから、落っこちる心配はあまりなさそう。カレシはアンカー点検のために動かしたプランターを元に戻すのがめんどうだと、そのままで野菜の種まき。
   

野菜くずを入れて堆肥を作っていた大きな鉢で芽を出した「謎の植物」は、何と今スーパーフードとしてもてはやされているケールと判明。堆肥の中で育ったもので、どでかい葉っぱを茂らせたかと思うと、にょきにょきと花芽を出して、黄色い花がびっしり。カレシは「正体がわかったから、放っておいて種が熟したら収穫すれば、来年のサラダになるよ」。うん、採った種を冷蔵庫に入れっぱなしにして忘れてしまわなければの話だけどね。我が家の「庭」も春がいっぱい。


日曜日に生まれた子は運がいいの?

2021年04月27日 | 日々の風の吹くまま
4月26日(月曜日)。☁☀☀。朝はぐずぐずした感じの天気だったけど、昼前から青空が見えて来た。でも、まだちょっと肌寒い。日中は15度くらい行っていると思うけど、平均的な気温の推移に比べてちょっと低めの半面、朝方の最低気温の方は平均以上。昼と夜の温度差が縮まっているという印象だけど、これも気候変動の現れなのかな。

朝から何となくだらけたような気分だけど、誕生日という節目。ワタシはこの年になっても誕生日がうれしい。ケーキの上のろうそくの数が増えるにつれて、「誕生日なんてめでたくもないよ。もういいよ」という人が増えるようだけど、もしかしたら積み重ねた年の数を「老い」の象徴として捉えて、先細りの未来を不安に思うからじゃないかと思う。難産の末に産声を上げずに生まれて、そのまま死んだかもしれないワタシにとっては、誕生日は生きていることの証。自分に向かって、また1年生きて来たよ、また新しい1年が始まるんだよと語りかけて、言うなれば自分で自分というひとりの人間の存在を確認するようなものかな。

ワタシが生まれたのは日曜日で、マザーグースの童謡では「日曜日生まれはかわいくて明るくて気立てのいい子」ということになっているんだけど、はて、どうなんだろう。せっかく可愛く明るく気立てのいい人間に生まれても、それに胡坐をかいて他力本願の生き方をしていたら、宝の持ち腐れになってしまうような気がするな。とある占いサイトによると、ワタシには生まれながらの愛嬌があって、誰とでも話ができてしまうんだそうで、愛嬌の方はどうか知らないけど、まったく知らない人とでもけっこうあっさり打ち解けて話をするところがあるのは確かかな。まあ、よくしゃべる方だから、人間を見るとしゃべりたくなるのかもしれない。海を越えて来て、母語とはまったく違う言語の環境に根を下ろすことができたのも、持って生まれた「おしゃべりの才」のおかげだと思う。ま、年を取ったら「素直で純粋な可愛らしいばあちゃん」になれるんだそうだから、この先もしもボケちゃってもみんなに優しくしてもらえるかもしれないね。

占いってのは、当たるも八卦当たらぬも八卦で、世界にごまんとある占いが同じことを言うわけがないから、どれもa grain of salt(話半分)で楽しんで読んでいるうちが花。でも、性格や才能についてはけっこう一致しているものが多いからおもしろい。でも、占いが何と言おうとワタシの人生はワタシが生きるもの。ふと窓の外を見たら大きな満月が昇って来たところ。今年2度目のスーパームーンで、4月のは春に咲き乱れる花を反映して「ピンクムーン」と呼ばれるんだそうな。見ていたら、何だか牙が生えて来そうな・・・なぁ~んて。




73歳の誕生日なんだけど

2021年04月26日 | 日々の風の吹くまま
4月25日(日曜日)。☂☁☁。とうとう73歳の誕生日。鏡を見て、へえ、これが73歳の顔なのかぁ。たしかに目の下に小じわが増えたけど、これは「マスクじわ」じゃないのかな(と希望的観測)。人間は何たって中身がどうなっているのかが大事なnだとすると、はて、あんまり変わってないような気もするけど、これがワタシってもんだから、ま、いいんじゃないのかな。

でも、コロナのパンデミックの巣ごもりでどこへも行けない誕生日はこれで2回目。去年の今頃は、誕生日が同じの(義)弟のデイヴィッドと(義)妹のジュディと一緒に地中海をクルーズして、シチリアのタオルミナでエトナ山の噴煙を眺めながら祝っているはずだった。古代ギリシャ人が作った円形劇場に立って、『王女メディア』の舞台を想像してみたかったな。いや、壮大な舞台でメディアを演じている自分という空想に浸ってみたかった。あのクルーズは19年ぶりにマルタにも行けたんだなあ。不思議の国マルタと花の都パリで過ごしたあの旅は、「一緒の老後の人生」を構築するための出発点だった。あれからもう20年。そして、遠い海を行く船旅を夢に見ながら、どこへも行けないままで1年・・・。

時間と言うのは人間が作り出したもののはずなのに、人間の力ではどうにもならない不思議な生き物。生きて来た年は数えられても、あとどれだけ残っているのかは年の数では見通すことができなくて、「時間」という何とも漠然とした枠の中でもやもやとした空想や妄想をつなぎ合わせて想像するしかない、ほんとにつかみどころのない怪物だな。おかげで、73歳になったのに、実際にどういうことをどういう風に考えて、どういう風に行動するのが「73歳の人間」なのか見当も付かない。まあ、暗中模索的な人生も楽しいときは楽しいんだけど・・・。

今年はTojo’sのご馳走をテイクアウトして祝うつもりだったのが、二転三転するコロナ対策の規制に機先を殺がれてしまったので、シェフの誕生日にはシェフが自分勝手に好きなものを料理して楽しんでいいよねってことで、Hマートで調達してきた食材や冷凍しておいたマツタケ、野菜類をごちゃごちゃとカウンターに並べて、思いつくままに小皿料理あれこれ。寿司ケーキは良くできたと思うけど、巻き寿司は具が偏ってしまったので、それなりにくっつけて盛り付けたら、ちょっとさまになった感じ。冷やしておいた日本酒を添えて、ハッピーバースデイトゥミー!



会計事務所から所得税の確定申告の書類が来た

2021年04月25日 | 日々の風の吹くまま
4月24日(土曜日)。☂☁☂。しょぼしょぼ雨。朝ご飯の後すぐにシャワーを浴びて、気分がさっぱりしたところで、洗濯機を回しながら、掃除。コロナ対策のロックダウンや在宅勤務でシャワーを浴びる頻度が減ったというイギリスの調査があるそうだけど、我が家は逆。だって、お払い箱にしたマンション仕様のシャワーヘッドはきれいになった気分になれなかったけど、グローエの新しいシャワーはボリュームがたっぷりで、気持が良くて、いかにもリフレッシュしたぁ~という気分になるんだもの。

所得税の確定申告は、去年は政府が申告期限を2ヵ月延ばしてくれたけど、今年は平常通りの4月30日。てことはあと1週間に迫っているわけで、会計事務所に書留郵便で送ったけど、まだ申告書が出来上がって来ない。もし追加納税があれば30日までに払わなければ利子を取られるんだけど、大丈夫なのかな。郵便はちゃんと届いたのかな。と、ちょっと心配していたら、オーラが通じたのかどうか知らないけど、午後1番にワタシとカレシのそれぞれの申告書を添付したメールが来た。ファイルを開けるにはパスワードが必要で、いつも社会保険番号がそれ。ちょっと斜めに構えて、まずカレシのを開けてみたら、わっ、26万円の還付。次にワタシのを開けてみたら、わっ、追加納税も還付もなし。

ワタシもリタイアしてめんどうな事業所得がなくなったんだから、アプリを使えば自分で簡単にできるじゃないとカレシは言うけど、ワタシはプロに任せる主義。配偶者間で年金所得を分け合って世帯単位の納税額を減らせる制度があって、会計事務所にはそのためのリソースがあるから、いくつかのシナリオをシミュレーションして、世帯の納税額が最小になる数字を弾き出してくれる。おととしはリタイア初年度で、ワタシは事業所得がなくなって2つの公的年金だけの「低所得」だったのが、2020年は個人年金引き出しの初年度で、引き出し率を規定の75%に下げる特別措置で金額を抑えられたけど、個人年金が事業所得の穴を埋めた形で大幅な所得増。それで、がっぽりと追加で取られると思っていたんだけど、年金所得や税額控除になる寄付や医療費を分け合った結果、世帯として26万円の還付になったのは、やっぱり餅は餅屋。

それにしても、2人の総所得を合わせると、何かずいぶん多いなあと言う気がするけど、まあ、結婚して以来子供がいないままずっと共働きでやって来たことが反映されているのは確か。年を取ってから税金の心配をするなんて思ってもみなかったな。でも、いわば二人三脚でここまで来たんだってことで、悠々自適のリタイア暮らしは2人のご褒美だと思ってもいいよね。


コロナ対策も政治的な思惑が絡むと・・・

2021年04月24日 | 日々の風の吹くまま
4月23日(金曜日)。☁☁☂。何となく肌寒くて、春が再開したという感じ。今夜から雨になって、週末はずっと雨との予報。バンクーバーまで行ってご馳走をテイクアウトしないことにして良かったな。雨の中を往復1時間はちょっとめんどうだもの。水曜日の夜にHマートに行って食材を買って来たし、マット君が(子供の誕生日で明日はマーケットに行かないからと)今日の午後にこごみや椎茸を届けてくれたので、よし、シェフの誕生日はシェフが遊び心で好きなようにご馳走作りだっ。

今変異種が猛威を振るっているインドからの飛行機に(陰性だったはずなのに)コロナにかかった人が乗って来ているということで、インドからの便を拒否を求める声が上がって、最初は「それはやらない」と言っていたトルドー君が一転してインドとパキスタンからの飛行機の入国を30日間禁止することに決定。別の国を経由して来る乗客には経由地でいったん入国して、検査を受けてからカナダ行きの便に搭乗するようにして、「迂回」の道を塞いだもようで、インドとパキスタンから来る人は国籍、人種に関係なく禁止の対象。ボニー先生も、「帰って来れなくなったりして難儀する人が出てくることはわかっています、今はこれが最善の措置なのです」とお墨付き。うん、防疫上だけじゃなくて、政治的にも最善の策だろうな。

連邦議会の任期はまだ後2年あるけど、少数政権のトルドー君としては、早期解散で過半数を獲得して政権の安定を図りたいところで、各州で州内での人の動きを制限したり、実質的なロックダウンと言える施策を実施して、州民に不自由を強いているときに、爆発的な感染が起きている国からの人の流入を止めなかったためにカナダ国内での爆発的な拡散を抑えられなければ、国民に総すかんを食うこと請け合い。そうしたら、いくら野党の党首が今いちぱっとしなくても、次の総選挙はかなり危なっかしいと思う。それに、いくら多重文化主義の多民族国家だと胸を張っても、とにかく異なるものに反感や偏見を抱いて、いつ終わるとも知れない不自由な生活への不満のはけ口を探している人間はいつでもどこにでも普通にいるからね。

コロナ対策にしても、政治的な思惑が絡んで来るから、ことは思うように進まなくて、必死の対策もなかなか効果が上がらないでいるんじゃないかと思う。日本で出された3度目の緊急事態宣言だって、片目は迫っている東京オリンピックを睨んでいるから及び腰だし、検討だの調整だのに何日も何週間もかけた挙句に「要請」ばっかりで、それに何日間と期間を設けた時点で緊迫感がなくなっているような感じがする。人類よ、どこへ行くのか、なんて言うと大仰だけど、ほんと、どこへ行くんだろうなあ。


やっぱり年だなあと感じてしまうとき

2021年04月23日 | 日々の風の吹くまま
4月22日(木曜日)。☀☀。天気の変わり目のようで、青空のそこら中に雲が広がって、バルコニーに出るとちょっと涼しい感じ。そろそろひと雨降って欲しい気分だな。雨が降り出したらバルコニーの掃除をしようと、まずはごちゃごちゃと置いてある雑多なモノの整理。園芸ルームのすぐ外にでんと鎮座している台は電動丸鋸を取り付けてテーブルソーにできるもので、カレシが園芸の作業台にするつもりで引越し以来ずっとバルコニーにおいたら、いつの間にかガラクタが山積み。もう要らないと言うので、たたんでいずれは処分か地下の収納ロッカー行き。

園芸ルームのリフォームでお払い箱になった作業台は、引っ越して来てすぐにワタシが旧居から持って来た合板の棚板を組み合わせて作ったもので、カレシの発案で園芸ルームのすぐ外にこれまたお払い箱になったプラスチックの収納棚と並べて「外の作業台」。えっさえっさと動かして、これでどう?と聞いたら、「コンセントを使えるようにできないかな」。あ、バルコニーの端の壁にある屋外用コンセントね。作業台を壁際に置くと下の棚がじゃまでカバーを開けられない。それじゃあと、ねじ回しを持って来て、ねじを外して、棚の位置を下げて、またねじで固定して、オッケー。屈み込んでの作業でひざは痛くなるし、ねじ回しをぐりぐりやっていると左手の親指の関節しくしく痛くなるし、おまけに背中の筋肉が突っ張ったのか、ちょっと体をねじるとイテテ・・・。

ひと汗かいた後はミニチュア工房で「ビーチハウス」の窓とドアの組み立て。親指の動きがかなり悪くなっていて、指先を人差し指とくっつけたときに角度が微妙で、つまんだパーツが指先からひょいっと飛び出したり、掴んだものがほろっと落ちたり。うは、年だなあ、もう。それでも、床板は、長さに合わせて切った薄い木の板を張って、それぞれの板の真ん中にねじ回しの先で筋をつけて、varathaneを塗って、ウッドデッキに変身。乾かしている間に、窓とドアに絵の具で色をつけて、ガラス代わりの透明シートを貼って、試しにきのう化粧漆喰風に塗っておいた壁の所定の位置にはめ込んで、よし、合格。


午後買い物に行っている間にボッシュから「来週水曜日にオーブンのディスプレイの取替えに行く」という電話。おお、やっと来たか。先月の修理に来たときは部品の取り寄せに2週間くらいと言っていたのに、ほぼ4週間かかった勘定だけど、こんなご時勢だからしょうがないな。まあ、オーブンはキッチンの家電の中では一番使うことが少ないものだから、別に不便を感じなかったけど、1台で38万円と一番高いアイテムだったんだから、やっぱりきちんと直してもらわないとね。それでも、問い合わせをしようと思っていた矢先の連絡で、懸案事項がまたひとつ解決。やれやれ。ワクチン接種から2週間で、しあさってはワタシの誕生日。2年連続の巣ごもりバースデイか、あぁ~あ、年だなあ・・・。



今度はインドが変異種の輸出元になるのかな

2021年04月22日 | 日々の風の吹くまま
4月21日(水曜日)。☀☀。空がちょっとかすんで、薄雲が広がって来た。どうやら「お試しの夏」はおしまいかな。まだ4月なんだから、そろそろ4月に戻らないと調子が狂ってしまう。でも、今日は久しぶりにミニチュア工房でバスルーム2に飾る「ビーチハウス」の制作に着手。シーンは戸外のデッキだから、背後の壁2面はグレーの絵の具をちょっとだけ混ぜたゲッソを塗って、ブラシの先で軽くぐるぐるとやって、化粧しっくい風のテクスチャ。ウッドデッキにするのに、宝物のミニチュア用「材木」から必要なだけのフローリングを作って(えらい手間がかかったけど)糊付け。左手の親指の関節が(箸を使えないくらい)痛むんだけど、好きなこととなると痛いの、痛いの、飛んで行け。

月曜日までのはずだったコロナ規制が来月のビクトリアデイの三連休が終わるまで延長になった上に、通勤通学やビジネス以外は住居のある保健局の管内から出ないようにというお達し(日本的に言うと自粛要請)が出て、金曜日からクリスマスシーズンの飲酒運転取り締まりのような「検問」をやると来た。つまり、私たちは隣のバーナビーまではいけても、その隣のバンクーバーは別の保健局の管内だからダメってことか。ワタシの誕生日の日曜日には、バンクーバーのTojo’sに手巻き寿司のDIYセットを注文してテイクアウトするつもりだったのに、がぁ~っかり。抜き打ちの検問だから引っかからない確率の方が高いけど、何だか一気にシャボン玉が弾けちゃった。今日になって(保健局が2つある)メトロバンクーバーはひとつの管区と看做すという発表があったけど、遅いよ,、もうっ。

だいたいねえ、行楽に遠出するような車ならハイウェイで止めて検問できるだろうけど、道路が縦横に交差する都会の中では無理、無理。それに、電車やバスで保健局の管轄地域をまたぐ人たちはどうするんだろうな。市の境界で電車を止めて「どちらから?何をしに行くの?」なんてやるのかなあ。まるで昔のスパイ映画のシーンみたい。要するに、感染数がうなぎ上りで、怖い変異種が広がっているのに、ビーチや公園で人出が増えたもので、慌てたってことかな。ホーガン首相としたことが、ちょっと勇み足。

先週から1日1000人を超えていた新規感染者数がきのうと今日は800人台と下降線。だって、復活祭の連休から2週間経ってるんだもの。でも、心配なのは、4月6日から16日の10日の間に、インドからカナダの空港に到着した飛行機便にコロナで体調を崩した(=症状が出ている?)乗客が少なくとも1人、便によっては複数が乗っていたというニュース。インド発の変異種はイギリスやブラジル発のよりもたちが悪くて、ワクチンが効かないと言う話だから、こりゃ大変。それにしても、カナダ行きの飛行機は、搭乗前72時間以内の検査が陰性じゃないと飛行機に乗せてもらえないはずなんだけど、乗ったときは陰性だったのがカナダに到着したときには具合が悪かったってことだから、いろいろと勘ぐってしまって、へたをするとヘイト攻撃の矛先がインド人に向かうなんてことになりかねない。コロナによる不自由にうんざりして、ストレスになって、イライラして、やけっぱちになっている人がかなりいるみたいだから。


日常生活のリズムが戻って来た感じがする

2021年04月21日 | 日々の風の吹くまま
4月19日(月曜日)。☀☀☀。何となくそろそろ春に戻りたくなるような陽気。でも、起きてみたら、コロナアームになっていた腕は赤みも痒みもすっかり消えて元通りになっていたので、ああ、良かった。ワタシは蚊に食われると赤く腫れたり水泡ができたりする傾向があるので、まあ、似たような反応なのかな。人間の生理ってほんんとに複雑。でも、ある意味で、よくあるような反応が起きたと言うことは、ワタシの免疫システムがワクチンを「異物」として認識して対応したと言うことかもしれないな。つまり、ワクチンは効いていると言うことになるのかな。まあ、、どんなに軽度でもぜんぜん反応がなくて、痛くも痒くもない場合の方が、ワクチンが効いているかどうかわからないってことかな。

1月下旬から3ヵ月続いたキッチンとバスルームの大々的なリフォームプロジェクトは、いくらかの些細な「後始末仕事」を残して一応の「完工」ということで、やっと日常のリズムに戻れるようになったはずなんだけど、なぁ~んかだらだら、そわそわ、うろうろ、ぶらぶら。かき乱された日常に馴染むのはけっこう早いのに、慣れているはずの元の日常に戻るのは、いつもなぜかすんなりと行ったことがないから不思議。まあ、リタイアした身には「だらだら」も「せかせか」もはっきり区別が付かないようなところがあるから、そこにコロナによる長い巣ごもり生活が重なったら「オン」と「オフ」がもやもやするのも無理はないかな。

☆☆だらだらしているうちに日が暮れて・・・☆☆

4月20日(火曜日)。☀☀☀。目が覚めたら、今日もまたいい天気。でも、気温はちょっとばかり下降線かな。窓やパティオドアを開けておくと、やさしく吹き抜ける風が何とも快適。きのうは結局だらだらしがちなままで、書き終わらないうちにシステムを落としてしまったけど、朝ご飯を食べて、コーヒーを飲み終わって、さぁて今日は何をしよっかなぁと周りを見回すのは、「いつものリズム」が戻って来ている証拠で、いいことだよ、うん。

まず、きのうウォルマートで見つけて来たドアの引き手をハンド掃除機を保管するフックに衣替え。付ける場所パントリーキャビネットと窓壁の間のワタシの体の幅くらいの隙間。ドアの引き手だから、付いてくるねじが短いので、壁にアンカーを仕込まないと掃除機をかけたときに抜けてしまいかねない。そこで、ねじやアンカーをまとめてある段ボール箱から手ごろな大きさのアンカーを出して来て、位置決めをしたら錐でごりごりと穴を開けてねじ回してぐりぐり。次に、反対側のアンカーの位置を決めるのに、ワルデマー式に水準器を当てて、ぴたり水平になったところでねじ穴から錐でブスッ。そこにアンカーを差し込んだら、引き手を取り付けて、もう一度水準器で確認してできあがり。小さなスペースを有効活用するのがワルデマー流で、壁の上の方にはブラシとちりとり、手前には掃除機と、隙間を利用しての掃除用具の収納場所。ドアがなくてもまったくの死角で、キッチンからも見えないのがいいところ・・・。

   

   

次はバスルーム2の隅に飾る「海辺のコッテージ」のイメージ作り。初めはスポーツバーのキットを転用するつもりだったけど、妙な違和感がある「ダイニングルーム」の小さいキットに鞍替え。これなら、きのう思いついてウォルマートに行って買って来たコーナー棚にうまく収まる大きさ。キットそのものはお気に入りの蘇州のメーカーのもので、床と壁2枚だけで屋根もライトもない簡単なデザインなんだけど、説明書の表紙を見ていると、何かヘンだなあという気分になる。たしかに、テーブルがあるし、おいしそうなケーキが置いてあるし、隅にはキッチンキャビネットらしきものがあるんだけど、なぜかどうしても「ダイニングルーム」という感じがしない。なぜか。それはフェンスの存在。白い柵にはゲートがあるから、パティオを想定したのかもしれないけど、キャビネットがあるおかげで、室内と戸外が混在する形になっている。まあ、そういうのがメイドインチャイナのおもしろいところなんだけど・・・。



最終的に一番時間がかかったのは、カレシのまな板をカウンターに立てておくための枠。カレシはサラダ作りに使う大きめで薄手のまな板を無造作にナイフブロックと調味料などの丸いトレイの間に差し込む形で立てていたけど、丸いトレイは回転するので押さえにならないし、回すたびに微妙に動くから、いつの間にか隙間が広がって、まな板がトレイに倒れかかる。そこでひと工夫のつもりで思いついたのが、パントリーで不要になった薄い棚板で枠を作ること。ミニチュア工房の材料と道具を動員して組み立てたスタンドにvarathaneを塗って仕上げ。このウレタン塗料は蓋に30年前に倒産したデパートの値札が付いている骨董品。臭いから完全に乾くまでは使用はお預けだけど、ナイフブロックの横にベルクロでくっつけて固定するかな。



ワクチン接種1週間後の副反応は「コロナアーム」

2021年04月19日 | 日々の風の吹くまま
4月18日(日曜日)。☀☀☀。夏だ、もう。5月にやたらと暑い日が続くことはあるけど、4月はやっぱりちょっと異常。こうなると、コロナもへったくれもなく人出が増えるんじゃないかなあ。先週の週末にはバンクーバーのビーチに何十人もが集まって、大音響の音楽に合わせて(マスクなし、ディスタンシングなしで)踊って騒いでいたと言うニュース。コロナの変異種に感染した若い世代が重症化して、病院と集中治療室がパンクしそうだってのに、ほんっとにコロナバカにつける薬はないってこと。先週から連日1000人を超える感染者が出ているけど、日数からすると復活祭の連休にボニー先生のお達しを無視して遊びに出かけた人たちが多いんじゃないかな。

ワタシは連休の後すぐに(モデルナの)ワクチンを接種して、今日で10日。初めの2日くらいちょっと腕が痛かった以外は問題はなかったんだけど、金曜日から注射の跡が何となくかゆくなって来て、何となく熱を持っている感じだったので、けさ鏡を見たら、うは、赤くなっているっ。腫れているというほどではないけど、赤っぽくなっているところはワタシの手のひらくらいの大きさ。まあ、ほぼ無意識に袖の上からごく軽く引っかく程度に痒いだけなので、どうってことはなさそう。接種のときに渡された接種後の注意書を見たら、副反応のリストの中に「直後および/または7日後から痛み、発赤、痒みまたは腫れ」というのがあって、なるほど7日後だなあ。

調べてみたら、モデルナのワクチンに関連してけっこう報告されているようで、俗に「COVID-arm」と呼ばれているらしい。(日本語なら「コロナアーム」かな。)他のワクチンでも起こる反応で、2回目の接種に問題なしで、1回目でこんな反応があったと言えば「では、反対側の腕にしましょう」ということになるらしい。まあ、俗称がついているということは珍しい現象じゃないってことだろうけど、メディアに出て来ないのは、医者の表現によると「うっとうしいけどまったく無害」だからかな。1週間以内に解消すると書いてあった通り、午後には痒みがほとんどなくなったし、赤みも薄くなって熱っぽさも消えたから、一件落着。それにしても、7日も経ってから反応するってのはちょっと不可思議。

まったく心配はないということで安心して、今日はときどき腕をぽりぽりやりながら、ミニチュア工房を再開する準備作業。先々週から「バルコニー」のキットを広げて、自分流のデザインを考えていたんだけど、リフォーム前のバスルーム2にあった海をテーマにした飾りに目が行って、エントランスエリアから見える壁にまた「海」をテーマにした装飾をしようかと思っていて、いいアイデアがピカッ。思いつきで買った1/24スケールのアディロンダックチェアがあるので、うん、ちょうどサイズがぴったりの「スポーツバー」のキットを転用して、「海辺のコッテージ」のシーンを作ってみようか。でも、どこか遠くに行きたくなってしまうかなあ。(そんな歌があったな、昔・・・。)


ちょっとのどかな土曜日の午前と午後

2021年04月18日 | 日々の風の吹くまま
4月17日(土曜日)。☀☀☀。今日も初夏(というか、夏かな、もう)。窓を開けて、パティオドアを開けての掃除は、風が通って、気分は最高。掃除が済んだら、工事中は資材や工具の置き場になっていたレクルームの「原状復帰」。リフォーム関係でまだ残っているのはバスルーム2のタオルかけだけで、シャワーブースの端に偶然「発見した」空間にはめ込むキャビネットができ上がって来るのを待っているところ。あと1週間か10日くらいかな。

カレシがレッスンをしている間に久々にシーラから電話。去年は一時頻脈がひどくて掃除代行サービスにドクターストップがかかっていたけど、今は薬でコントロールできているそうでひと安心。でも、コロナのおかげでドクターに「基礎疾患があるから感染したら危険」と言われて掃除サービスは再開できず、みんな旅行に行かなくなったせいで留守番サービスも「休業」で、収入が公的年金だけになったために車を手放したそうな。住んでいる地区は坂の多いニューウェストでも特に急な坂道があるのでどうしているかと思ったら、車が必要な買い物や外出は同じアパートに住む若い女性が誘ってくれるし、必要なら息子から借りているとか。去年から政府の支援給付をもらえと言ってるのに、困窮に近い状況でまだ「政府の世話にはなりたくないわ」。やれやれ、頑固な人だなあ。

午後2時半過ぎにワルデマーが玄関先に到着。道具箱と業務用の掃除機をひとりで一度に運べないので、手間を省くために、トラックから降ろした掃除機はワタシがごろごろと押して玄関へ。押して歩きながら、自動運転の掃除機があればいいねえ、「自動運転の道具箱の方がいいな」、丸くてずんぐりした掃除機が自動運転になったら『スターウォーズ』のR2D2みたいに見えるかなあ、と軽口の応酬。今日の仕事はシャワーの温度の調節。やけど防止のために高温の限度を設定できるようになっていて、カレシを呼んで、ハンドシャワーのお湯を手にかけながら「どう?上げる?下げる?」と言うと、カレシは「もうちょっと熱い方がいいかな」とか「ちょっと熱いかな」。上限の適温が決まったところで、その温度で調節用ハンドルをコントロールの中央にセットして固定。これでシャワーの温度は下げることはできるけど上げられない。

ワルデマーが帰って行って、ほどなくしてマットから「もうすぐ着くよ」とメール。またマスクをフォブをつかんでロビーへ。今週は珍しい山菜があるので、実際に見てから食べてみるかどうか決めた方がいいということで、玄関の外に止めたバンの後ろを開けて、どれどれ。Devil’s club(アメリカハリブキ)の芽とシュート(苗条)はかすかにシソのような香りがして、ちょっとエキゾチック。Coltsfoot(フキタンポポ)の花は「ちょっとウドのような味」とマット。False Solomon’s seal(ユキザサ?)は前にも食べたけど、アスパラガスのような味。初めてのハリブキとフキタンポポは少しずつ袋に入れてもらって、定番の山菜や乾燥きのこミックスと合わせて6千円。両腕にビニール袋をいっぱい抱えて帰って来て、銀行に登録してある送金アプリe-Transferで支払い。ちょうど晩ご飯のしたくの時間で、メニューは刺身なので、さっそくお浸しトリオを追加。ざっと茹でたアメリカハリブキはゆずポン酢で、少しか採れなかったという貴重なこごみはフィリピンのカラマンシで、Solomon’s sealはすだちポン酢でそれぞれ和えてみたら、なかなか乙な味。特にハリブキはデリケートな味わいがすばらしかった。山菜の季節はいいねっ。





シャワーブースが完成してほっとした

2021年04月17日 | 日々の風の吹くまま
4月16日(金曜日)。☀☀☀。うはぁ、暑いよ、もう。まだ1週間はこんな陽気が続くらしい。朝ご飯の後で何となくうろうろしていたら、「正午から1時の間にシャワーブースのガラスを取り付けに行くよ」とメール。おお、作り直しのガラス、予定通りに出来上がったんだ。ああ、よかったぁ。カレシにそう言ったら、「やっとだなあ」と満面の笑み。まあ、一応「カレシのバスルーム」ということになっているから、「急がなくたっていいじゃないか」なぁんて言いながら、内心ではやっぱりずっと心待ちにしてたんだろうな。

ワルデマーから「ヤノシュとマリアが玄関前にいるから入れてあげて。僕は帰りに寄るから」と電話が来たのは1時に近い方。急いでフォブとマスクをつかんで出て、エレベーターを呼んだけど、おっそぉ~い。月の半ばだから引越しがあって、1台をブロックされているんだな。ロビーに下りたら、案の定1号機は「予約済」。でも、持って来たのはガラス2枚と道具箱で、それほど重くはないから、ま、いっか。前回来たときにガラスシートを固定する金具とドア側のヒンジを壁に取り付けたので、作業は小1時間で終了。

     

ヤノシュとマリアが帰った後、カレシは何となくそわそわして、何度もバスルーム2に行っては新しいシャワーブースを見ているからおかしくなる。ワルデマーがシリコーンで防水処理をして、ひと晩寝かせてからシャワーの温度調節をしたら、使えるようになるから、あともうちょっとね。そのうちにルーフデッキに出て行って、種まきの準備。ハーブポットではローズマリーが可憐な花を咲かせていて、初めて見たと言ったら、「多年生だから毎年咲くよ」。バルコニーから移したイチゴの鉢では、まだ緑色の赤ちゃんイチゴ。カレシは野菜くずを放り込んでおいて堆肥にした鉢から土を取って、隣の鉢の上でふるいにかけて、ラディッシュの種をぱらぱら。いい運動になったけど腰が痛くなったので今日はウォーキングは省略だって。



3時半過ぎにワルデマーが来て、シャワーブースの防水処理。後は明日ということで、フラワリングカラントの花を入れて色と香りを付けた特製ウォッカ(ポーランドのベルヴェデール)の味見をしてもらって、私たちはマティニを傾けながら、駐車場が時間切れぎりぎりまでおしゃべりした後、時計を見て「じゃあ、明日の午後に仕上げに来るからね」。シャワーブースが完成したことでほっとして、晩ご飯の後でのんびりしていたら、あら、川向こうのサレーで黒い煙がもくもく。世の中はのんびりしてないんだなあ・・・。



町に園芸センターがないのでやむなく?遠出

2021年04月16日 | 日々の風の吹くまま
4月15日(木曜日)。☀☀☀。晴天。寝る前に冬の間グリースの毛布の上に重ねていた純毛の毛布を外しておいて正解。暑過ぎるもの。今頃の平均的な温度は14度くらいだけど、予想最高気温は21度。土曜日なんか23度まで行くそうで、もう夏。もっとも、再来週あたりは平均以下になると言う予報だから、夏の予告編みたいなもんかな。でも、マスクをして外に出ると内側に溜まる息が熱くて、あまりいい気分ではないし、日差しが強いので、顔が露出している上半分とマスクで覆った下半分とでツートーンカラーになってしまいそうな気がする。夏になってもマスクしたままなんてことにならないといいけどね。(BC州では道路での着用は義務じゃないから、していない人もけっこういるけど・・・。)

郊外のメープルリッジに住む妹のマリルーから、園芸センターのTriple Treeでセラミックの植木鉢の半額セールをやっているとメール。カレシが前からもっと鉢が欲しい、園芸用の土が足りない、と言い続けていた(けれども行動を起こさないでいた)し、たまには車も飛ばさないとバッテリに良くないので、いいチャンス。この天気だと午後には込みそうだということで、午前中に行くことにした。今第3波でブラジル系の変異種が急増しているところで、コロナ対策の総指揮官のボニー先生から自分が住んでいるコミュニティに留まって、必要のない遠出は自粛しなさいというお達しが出ているのは重々承知だけど、面積が15平方キロしかない小さな町のニューウェストミンスターには園芸センターがないので、これは「必要な」遠出。

郊外と言ったって高速を飛ばせばせいぜい30分だから、遠出の定義に当てはまらないんじゃないかなあと、わりと勝手な理屈をつけて、久しぶりのドライブ。Triple Treeは大きな園芸センターで、着いてみたら、まだ週末じゃないのに駐車場は満杯に近い盛況ぶり。入口と出口を分けてあって、入口ではマスクの着用を確認して、中が込み合わないように客の整理をする係が「グッドモーニング」。やたらと広い店なので、それほど込んでいる感じはなくてひと安心。肝心の植木鉢は形や大きさの違うものがどっさり並んでいて、全部半額。もっとも、陶製の鉢は元から値段が張るので、半額になって大きいものは1万円以上。カレシは「そんなのいらない」と言うことで、買い物はプラスチックの大きな鉢を3つ、50リットル入りの園芸土を3袋。マイクで呼び出されたお兄ちゃんが重たい土の袋をカートに積んで車のところまで運んでくれて、いとも軽々と後部座席を倒したトランクに入れてくれた。

これでカレシも新しい園芸ルームを活用して、野菜作りに精を出せるというものだけど、三日坊主にならなければの話。野菜ごみを放り込んでいた鉢で勝手に育ったケールとアルギュラ(ルッコラ)は、野放図に伸びた挙句に花を咲かせていて、カレシは「種を取るからいいよ」。はあ、来年のサラダ・・・。


ケールの花

アルギュラの花


私たちはのんきな日常に戻ったけど

2021年04月15日 | 日々の風の吹くまま
4月14日(水曜日)。☀☀☀。今日もいい天気。朝日が寝ている2人の顔を直撃しないための遮光パネルをかけておいて良かった。何しろこれから秋までは日の出の位置がどんどん北へ進むので、ブラインドを下ろしてあってもまぶしい朝日がもろに寝室に差し込んでくるから、おちおち寝ていられない。おまけにブラインドは遮光の役には立たないのに、マンションの外観の統一性を維持するためとかで、外してはいけないとマンションの規約に書いてあって、ブラインドの内側に遮光カーテンを付ける手もあるけど、端から端まで天井から床までガラス張りの寝室では幅が3メートル近くなるし、管理組合の許可が必要だしで、めんどくさいや。

キッチンとバスルームのリフォームも99%というところで、やっと変哲のない「私たちの日常」が戻って来た感じ。残っている1%はバスルーム2の新しいシャワーガラス。先週出来上がっていたのを、月曜日に運び込んで取り付けにかかったんだけど、ワルデマーが固定パネルの上の方に10センチくらいの引っかき傷を見つけてNG。強化ガラスの板を注文の形と寸法に合わせてカットする台にたとえ1粒でも小さい砂粒があれば、動かしたときにガラスに傷がついてしまう。ごくごく小さな引っかき傷なら、できた場所によっては見逃すのもありだけど、ブースの中のライトを点けるとはっきり見えるところにあるので、欠陥品として返品して、新たにカットさせるということになった。

ま、バスルーム2はシャワーを使えないだけだし、バスルーム1は100%完成で新しいシャワーを使えるから、私たちは困らないけど、多忙できりきり舞いしている人たちの時間が無駄になってしまったな。カットを請け負った方は労働時間だけじゃなくて厚さ10ミリのガラス板もムダになって、けっこうな損。おまけにワルデマーが「最優先」を要求したもので、順番を待っていた注文の完成時期と納品予定が将棋倒しで遅れるわけで、取り付けをする人たちの予定も狂ってしまう。これ、忙しくなり過ぎるとつい注意散漫になりがちで、思わぬ事故が起こりやすくなるということの証拠だな。それにしても、会心の作だと自賛していたワルデマーは、最後の最後のゴール寸前での躓きに落胆していたけど、新規注文なら2週間はかかるところを3日でやらせるんだからいいじゃないの。

と言うわけで、不便のない私たちはのんきにだらぁ~んとしたリタイア暮らし。カレシは新しい園芸コーナーが大いに気に入って、壁につけてあげたちっちゃ棚にスマホを置いて、レッスンをしながら植え替えや水遣りというマルチタスキング。バルコニーを占拠していた工具箱や資材がなくなったので、このチャンスに大きな鉢やプランターをルーフデッキに移動して、バルコニーをきれいに掃除して・・・と、ガーデニングプランが目白押し。あら、プランターを移動するのにワタシの手も借りたいのね。はいはい。