リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

プロへの道は火星よりも遠い

2017年01月31日 | 日々の風の吹くまま
1月30日(月曜日)。曇り。何だかまた冷え込むようなことを言ってるけど、晴れの日が続い
て最低気温がマイナスに下がったところで湿った気団が入って来て、まずはべちゃ雪そして
雨という、まあ普通の「雪」の予報のパターン。バンクーバーではこれが定番だから、雪が
降ってもみんなすぐに雨になって消えると思って、雪かきなんかしないわけ。そもそも前の
冬に買った雪かきシャベルはとっくに行方不明だったりするし、何よりも6週間も雪が消えな
かったのは数年、十数年に一度の異常天候だったんだし・・・。

Arts Clubから来シーズンのラインアップ発表のパーティが2月20日にあるというお知らせ。
うは、今のシーズンがまだ半分残っているのにもう次のシーズンの話。もっとも毎年3月くら
いから秋に始まる新シーズンの通しチケットを売り始めるので、早すぎるわけじゃないか。
でも、先々週のLegacy Circleの茶会のときにシーズンフィナーレ恒例のミュージカル2本
が何かをこっそり教えてもらって、どっちもブロードウェイの大ヒット作なので今からわくわく
しているけど、まだ発表していないから内緒の内緒のインサイダー情報で誰にも言えないし、
開演は2018年の夏だからほんとに気の長い話・・・。

それでも、新シーズン!と聞いただけで、なぜか俄然とやる気が高まって、ますます脚本の
推敲に熱中するワタシ。プロローグを加えたもので、そこからうまく話がつながるようにと、
本体の場面を入れ替えたり何だりしているうちに、この1週間ほどでほぼ半分が書き直し同
然。何しろ書き始めると歯ぎしりするくらいのめり込んでしまうもので、肩はこちこちに凝るし、
目はしょぼしょぼするし。それでも何となくソナタ形式っぽい構成になって、今日やっとのこと
でプロローグに対応するエピローグを書き終わって、ジ・エンド。小さな劇団が小さな劇場で
時代物の衣装を使わなくてもやれそうな感じで、フリンジフェスティバル向きかも・・・。

モーツァルトが病気回復してベートーベンと友だちになったと仮定して、1804年6月のある
午後・・・という突飛な空想話だけど、最初に書いたのは10年以上も前の劇作講座。現代
に設定したプロローグとエピローグで挟むことでテーマがかなりはっきりしたように思うけど、
ひと区切り付いたところで別の書きかけ脚本にかかろうっと。ああ、劇作家への道は火星よ
りもまだまだ遠い・・・。

だけどなんだかなあ・・・

2017年01月30日 | 日々の風の吹くまま
1月29日(日曜日)。目が覚めたら8時半。曇りのち雨。中国正月なので、チャイナタウンで
恒例のパレードがあって、今年はトルドー君が登場するらしい。たまたま「国民との対話」と
かで全国を横断中でちょうどバンクーバーに来たから・・・みたいなことを言ってるけど、また
かよぉ~。何しろいいかっこしいの目立ちたがり屋で、どこかでパレードがあると聞くと飛ん
で行っては先頭ではしゃぐイベント好き。ちゃんと総理大臣やってんの?と毒づいてみたくも
なる。ま、雨の中のパレードだ、じゃぼじゃぼ降ってやれぇ。

トランプ大統領が特定の国の人たちのアメリカ入国を拒否する命令にサインしたもので、カ
ナダに移民(あるいは難民)として住んでいる人たちはパニック状態。気持はわかるし、同
情もするけど、すでにカナダの市民権を持っている(つまり「二重国籍」の)人たちまでがパ
ニックというのは何だかなあ。あれ、「○○人」を拒否すると言うよりは対象国のパスポート
を提示した人の入国を拒否するってことだと解釈したんだけど、違うのかな。つまり、アメリ
カに行くならカナダのパスポートを出せばいいだけのことだと思うんだけど。カナダは入国拒
否の対象になってないし、カナダのパスポートを持っている人は「カナダ人」なんだから。

重国籍を認めているカナダには二重国籍者はごまんといるし、生まれついての四重国籍と
いう人に会ったこともある。移民して来てカナダの市民権を取る日本人もけっこういるけど、
二重国籍を認めていない日本では外国に帰化した瞬間に日本国籍はなくなる(日本国旅券
も失効する)のに、あの手この手で日本のパスポートを更新して、日本に行くときは日本の
ものを使っている人もかなりいるらしい。「日本人だから」と言うけど、だったら日本国籍の永
住者のままでいればあえて母国日本の法律を破る必要もないだろうに。自分の意思で原籍
国ではない国の市民権(国籍)を取得すると言うことは、その国に「帰化」すると言うことだと
思うんだけど。

ワタシの国籍はカナダひとつだけど、それは複数の国に等しく忠誠を誓うなんてできないか
らなんで、ワタシにとっては「死が2人を分かつまで」という結婚の誓いとまったく同じ。まあ、
突き詰めると結婚する動機も意識も浮気の是非も人それぞれだから、国籍観や帰属意識も
人それぞれってことで批判はしないけど、それでもやっぱり「使い分け」には何だかなあ・・・。

フローリング選びとついでの買い物

2017年01月29日 | 日々の風の吹くまま
1月28日(土曜日)。曇り。このままかな、晴れるかな。今日のカレシは「木曜日にシーラが
やってくれたから」と、まじめ掃除はさぼりモード。ま、いいっかぁ、と言いながら、ワタシも何
となく手抜き掃除。床を掃いて、しゃしゃっとモップをかけて、後はごみの処理でおしまい。
全部終わってまだ10時。さて、今日は「中国正月」の元旦。要は旧暦のお正月で、ビジター
用の駐車場もいつもの土曜日より車の数が多い。まあ、新暦の元旦の決意を三日坊主でう
やむやにした人は今日が1年の計の「その2」を立てるチャンス・・・。

午後はトラックのバッテリの運動がてらフローリングのショールームへひとっ走り。お酒の買
出しによく行くMarket Crossingのすぐそばで、数年先には全面的に改装する気にならな
いとは言えないので、在庫一掃セールのラミネートをあれこれ見て、色合いがだいたい似て
いるものを選んでサンプルを1枚もらって来た。ラミネートの材質は中密度繊維板という木
材繊維を成型したものだから、表面の木目も天然ではない。でも、今敷いてあるのはいか
にも「木目を印刷した」という感じなのが、サンプルのはわりと天然っぽい感じで、撫でると
それらしい手触りになっている。やっぱり、新築マンションは激安で大量注文で仕入れてい
るってことだな。

近くまで来たついでにセロリを買いにSave-On-Foodsに寄ったら、必要なものがないはず
のカレシの買い物でバスケットがいっぱい。土曜日の午後とあってレジは長蛇の列。ワタシ
の前の前の人は家族4人が1週間は食べられそうな山のような量で、前のおじさんは目に
見えてイライラ。でも、ワタシも旧居時代はこれくらいの大量買いをしてたんだよねえ。さぞ
かし後ろの人をイライラさせたことだろうな。今は1回でせいぜい2日分くらいの量しか買わ
ないけど、必要なものはいつも間に合っている感じがするから不思議。大きなカートに山ほ
ど買っていた頃はしょっちゅう何か切らして慌てたのに。大量買いして備蓄というのは意外
に非効率的なのかもしれない。

夕食後はこのところけっこうまじめに続けている散歩。少し速く歩くと胸が焼けるように痛く
なるとこぼしていたカレシ、厳寒地用のハイテクマスクを携えて平坦なところを20分くらい歩
いているうちに少しずつ範囲が広がって、今日は1丁伸ばしてゆるい坂道を歩いてみたら、
どうやら問題なしだった。ほらね、やっぱり運動不足で呼吸機能が低下してたってことじゃな
いの?

贅沢すぎる悩みだけどやっぱり悩ましい

2017年01月28日 | 日々の風の吹くまま
1月27日(金曜日)。曇り。空一面の薄い雲がベーカー山のてっぺんぎりぎりまで広がって
いて、その後ろが朝焼け色。灰色と地平線のオレンジ色との境目が一直線。ベーカー山は
国境の南、アメリカの山だから、あっちは晴れているってことかな。南の海峡のあたりは水
色だから、こっちも晴れてくるのかもしれない。こうやって毎日空を行く雲を観察していると、
(いい加減だけど)何となく天気予報ができてしまう。ついでに川を渡る3つの橋を眺めて
(誰も聞いてないけど)交通情報も・・・。

きのうからブログの投稿時刻を日本時間に設定してみた。これまではほぼ一律にその日の
太平洋標準時午後23時過ぎに設定していたけど、その時間には日本はすでに翌日の夕
方で、なぁんかずれてるなあという感じ。長い間お客さんや編集者がいる東京やニューヨー
ク、オーストラリアの両端、ときにはロンドンと、日付変更線やいくつもの時間帯を越えて仕
事をして来たので、リアルタイムの「今」の時刻の違いには慣れっこのはずなんだけど、やっ
ぱり日本時間に遅れること標準時で17時間、夏時間で16時間の時差は大きく感じる。ナノ
秒の今の世の中では、ある瞬間を同時に経験しているのか疑わしくなって来ることさえある。
ま、頭の日付が日記の役を果たすから、「ネット標準時」は関係ないかな。

1月もほぼ終わり。年金が振り込まれてるかなと銀行の口座をチェックしたら、おお、ちょっ
ぴり増えている。公的年金(CPPとOAS)は2人分で合計約2400円アップ。カレシの公務
員組合年金は税引き後で2600円アップするという通知が来ていたから、5つの年金を合
計すると月約5千円、年間にして約6万円の増額。年金にカレシの個人年金基金(RRIF)か
らの払い出しを足して、ワタシの事業所得を足すと・・・う~ん、手放しで喜んでいいのかな
あ。ワタシも再来年からは退職積立金(RRSP)を個人年金基金に転換して規定の率で引
き出さなければならないので、今のペースで仕事を続けていたら所得税がど~んと増えて
しまうし、かといって完全に引退するのもちょっと・・・。

仕事に追われて自分の時間がまったくなかった頃はのんびり遊んで暮らせる老後がまぶし
く見えたもんだけど、老後になった今、20何年もがむしゃらにやって来た翻訳稼業をいった
いどこまで縮小できるかなあ。今年は90%隠居、10%現役が目標だけど、去年はとうとう
15%の目標を達成できなかったし・・・。

床の張替えが年中行事になっては困る

2017年01月27日 | 日々の風の吹くまま
1月26日(水曜日)。曇りがち。きのうは忙しかった。雨が降らなかったのでルーフデッキの
復旧作業には絶好の日ということで、朝の9時半からリンデンとトーマスが来て、防水処置
のために外した水返しを元に戻して、しっかりコーキングして、防水膜、断熱材、タイルの順
に元の位置に戻すのに約2時間。「干草山の針探しみたいなもんだから、他に浸水ポイント
がないとは保証はできないけどねえ」とリーダー格のリンデン。どんなに小さくても、ひびや
穴があれば水は通り抜けられるから、まあ、そうだろうな。

入れ替わりにアミエルがフローリング業者を連れて来て、フローリングの入れ替えの算段。
損傷の範囲がダイニングの限られたエリアだけなので、「オフィスのフローリングを剥がして
転用できれば、オフィスの床全体を新しく張り替えますが、どうでしょう?ご希望に沿ったも
のを持って来ますよ」。おお、そういう手があったのか。さすが専門業者。それなら動かすも
のが多いリビングや園芸ルームには手をつけないで済むから、「日常生活の中断」を最小
限にできていいな。でも、そばにいたカレシは即座に「オフィスはオフリミット!」と拒否したも
ので、結局はワタシの提案であまり使わないスペアの寝室のフローリングを入れ替えること
にした。本棚がいくつもあるけど、私たちは中身を除ければ後は業者任せでいいから楽だし、
前のオーナーがつけた傷もあるのでちょうどいいか。

フローリング業者の人は「ショールームが近いから、ちょっと出かけてみて、気に入ったもの
があったら知らせてください。在庫がなければ取り寄せますから」。でも、スペアの寝室はオ
フィスよりずっと広いので、新調する材料の量が増えるわけで、ラミネートはさほど高価なも
のじゃないとはわかっているけど、コストが上がるだろうなあと思ったら、アミエルが「コスト
はご心配しなく。お好きなものを選んでください」。まあ、保証保険があるせいかどうか知ら
ないけど、何とも鷹揚なもんだこと。

フローリングの張り替えが毎年のイベントになっては困るけど、とにかくまた一歩前進。さて、
今日は久しぶりにシーラとおしゃべりしながら(特にカレシが手抜きするバスルームの)徹底
掃除をして、お茶を飲んで、ワインクーラー代わりの小さい冷蔵庫の霜取りをして・・・あ~あ、
仕事がなくても、毎日ってのはけっこう忙しいもんだ。まあ、それが「生活」というものなんだ
ろうけど。

次はフローリング張替えの相談

2017年01月24日 | 日々の風の吹くまま
1月24日(火曜日)。曇り。ちょっと冷えた感じだけど、日が差してきそうな予感。カレシがい
つものようにあれがない、これが見つからないとひと騒ぎして英語教室に出かけた後、床の
掃除をするかどうかしばし思案。リンデンとトーマスが午後に来るかもしれないし、午前中の
作業の進捗しだいでは明日になるかもしれない。行儀良くドアの外で脱いだ靴を持って入っ
て来て、デッキから中に入るたびに靴を脱いでくれるので、いつもより床が汚れることはな
いけど、気分が何となくだらぁん・・・。

昼前に開発業者BOSAの顧客サービス担当のアミエルが電話して来て状況を聞くので、
想定より大きな修理になったみたいだと言ったら、いつものスイマセン口調で「ご迷惑でしょ
うが、疑わしいところは全部塞いでもらわないとならないので・・・」。で、明日11時ごろに床
の業者を連れて来てフローリング張替えの見積もりをしたいけど、いいか。備蓄がないから
新たに注文するんだけど、同じものはすでに生産中止なので全面的に張り替えなければな
らない。ついては敷居で区切られている3つの寝室には手をつけずに、ダイニング、リビン
グ、キッチンなど区切りのない連続部分のみの張替えにしたいが、どうだろうか。

タイル張りのバスルーム2つと洗濯ルームを除くと約130平方メートルの部屋全体のフロー
リングを張り替えるとなるとちょっとした大仕事。こっちは不具合を修理する保証案件の工
事で不便を被るんだからと、家具の移動などもやってもらう気満々でいるけど、オフィスを含
む3つの寝室を除外すれば、いわゆる「置き敷き工法」なので、慣れた施工者なら1日、2日
の作業だから工事中の「不便」が減るし、仕事やレッスンに影響しないから、願ったり適った
りとその場で了承。アミエルは平身低頭の口調で「できる限りよく似たフローリングを探しま
すから」・・・。

帰って来たカレシに報告したら、「オフィスを動かさなくてもいいの?ああ、良かった!独立
した部屋なんだから床の色が違ったってどうってことないじゃん」。そうね、寝室のドアを閉
めれば(って普段は開けっ放しなんだけど)色の違いなんてわからないし、フローリングじゃ
なくてカーペットだったら部屋ごとに違う色にしたりするもんね。午後、リンデンから電話で
「明日の朝9時に行きます」。オッケー。うは、内の担当と外の担当がみ~んな来ちゃって、
明日は朝から賑やかになりそう。

 
 Boo!

水漏れ修理は謎解きのごとし

2017年01月23日 | 日々の風の吹くまま
1月23日(月曜日)。晴れ。平たい屋根の建物はどれも真っ白な霜。今週は気温が5度以
上で雨の予報がないということで、11月から懸案になっていた水漏れ対策の作業開始。午
前9時過ぎに外壁専門の会社からリンデンとトーマスの2人組が道具や材料の入った大き
なバケツを持ってやって来たので、まずワタシの応急処置で乾いた幅木は雪解けと続く大
雨でも濡れなかったことと先週から新たに小さな膨れが2つ出現したことを報告。

天候の回復を待っている間(2ヵ月!)に前回の視察で撮りまくった写真で点検箇所を検討
したようで、手書きのメモだらけの写真も。オフィスの窓越しに見ていると、長身のトーマス
が水返しやドア枠周りのコーキングを取り除いて、機関銃のような大きなコーキングガンで
新しいのを塗っている間、リンデンは曲がったへらのような道具でデッキ床のコンクリートタ
イルをドア枠に沿って持ち上げ、黒い防水膜をめくり、厚い断熱フォームをナイフで切って外
して、ドア枠下の水濡れの有無をチェック。そのうちスマホで誰やらと相談している模様。
 

ドアを開けてリンデンに「どぉお?」と聞いたら、デッキ床とドア枠の下のコンクリートの敷居
のコーキングが不十分なので、防水塗料を持って来て塗ることにしたと、手順を細かく説明。
おやおや、午前中で終わるはずの仕事が想定外の大修理になったみたい。昨今は車でも
何でもとにかく商品を市場に出して、欠陥が見つからなければ御の字で見つかったらリコー
ルして修理すればいいというような、品質管理の任を消費者に転嫁するような風潮がある
から、マンションも量産品と同じようなものねと言ったら、「結局はスケジュールと金だからね。
今なんか30階建てを1年で完成させろってんだから、手抜きするだろうな。おかげでボクた
ちが仕事にあぶれる心配はなさそうだけどね」。なるほど・・・。

ランチの後で大きなバケツに入った真っ黒な防水塗料を持って来て、大きな刷毛でべたべ
た。その上に白いメッシュ状の膜を広げて、さらにべたべた。最後に巨大なヘアドライヤー
のような乾燥機で乾かして、今日の作業はおしまい。「すっごい粘着質だから触っちゃだめ
だよ」と言って帰って行った。3時間の予定が7時間。後は明日の仕事が午前中に終わった
ら午後にデッキの復旧作業。これで問題解決だといいねと言ったら、「う~ん、パズルを解く
ようなもんだからねえ」。ほんと・・・。

レミマルタンとただの赤ワインの違いって

2017年01月22日 | 日々の風の吹くまま
1月22日(日曜日)。曇りのち雨。眠たぁ~い。寝酒のつもりで赤ワインをグラスに半分ほど
飲んだのが良くなかったのかな。シーツの下に体温を吸収して保持するマットレスカバーが
入っていて、いつもなら横になるとすぐほわっとして来るのに、ゆうべはいつまでも冷えてい
て、手も足も冷たいし、鼻なんか氷みたい。昔20代の初めから30代の終わりにかけてとき
どき突発的に39度くらいの原因不明の熱を出すことがあったけど、あのときの猛烈な寒気
とは違って、単に身体が冷えているという感じで、冬眠する熊みたいに丸まってじっとしてい
るうちに眠ったようだけど、6時ごろに今度は暑くて目が覚めて、眠りに戻れない・・・。

いびきをかいて眠っていたカレシ曰く、「オレがキミの寝酒に付き合うと腹具合が悪くて眠れ
なくなるけど、ゆうべはすごく良く眠ったから、これから寝酒はワインにしようと思ったのにな
あ」。ワタシはつまみなしでお酒を飲むのは好きじゃないので、レミやスコッチと一緒に無塩
ポテチ(これ、うまっ)やライスクラッカーを適当につまむんだけど、たしかにカレシがそれに
付き合うと夜中に頻繁に起きてトイレに行くことが多くなるみたい。

もう40年以上も2人で同じ内容の食事をして来て、食べ過ぎた場合を除けばまったく問題
はなかったけど、人間の身体機能は年齢と共に微妙に変化して行くものらしいから、互いに
年を取ったことの表れと言えるのかもしれないな。午前4時就寝、正午起床の変則生活だっ
た頃は2人ともかなり飲んで寝ていたけど、転居と同時に「普通」の生活時間になったら寝
酒の量がぐんと減って、飲まずに寝てしまうさえあるようになった。ま、寝る前に飲んだり、
食べたりしないことが一番いいんだとはわかっているけど、寝酒タイムは2人のクオリティタ
イムだし、ワタシは腹ぺこだと寝つけないので、アナタは赤ワイン、ワタシは愛しのレミとお
つまみの寝酒タイムってことにしたらいいんじゃないかな。

と、カレシに言ったら、「えっ?キミがたっかぁいレミを飲んでいるのを見ながら、オレはやっ
すいワインを飲んで寝るってこと?何だかなあ」と返して来たのでワタシはおなかを抱えて
ぎゃははと高笑い。あのさぁ、ワタシにはレミを嗜む価値があると思わない?だからこそ嘘
八百を交えてワタシを口説いたんじゃないのぉ?まあ、最後的には我が家の「専属ソムリエ」
たるアナタが決めることだけど・・・。


やっぱり年を取ったってこと?

2017年01月21日 | 日々の風の吹くまま
1月21日(土曜日)。晴れのち曇り。目が覚めてからしばらくうとうとしていたら、船の汽笛が
聞こえて来た。川べりを行く貨物列車が昼夜かまわず鳴らす警笛は甲高くて一本調子だけ
ど、船の汽笛は空間的に広がる感じで、子供の頃に枕元で聞い知人岬灯台の霧笛を思い
出させてくれる。灯台のすぐ近くに住んでいたので大音量だったけど、その中に人の声が聞
こえるような気がして、霧深い夜に灯台で働く人たちの四方山話が霧笛と一緒に漏れて来
るんだと思っていた。5、6歳の子供にしては何だかぶっ飛んだ空想だけど、あの霧笛には
包み込むようなやさしさがあったな。

大統領就任式から一夜明けて、今日はワシントンでWomen’s March。大勢がピンクの帽
子を被り、鉦太鼓を叩いてきゃあきゃあ叫びながら賑やかに行進するさまはまさに「メディア
のイベント」。近頃は大学に「イベントプランニング」とかいう講座があって、それで学位を取
ると各種イベントの企画実施のプロってことになるらしい。要は「職業」だから、大きなイベン
トを企画して人を集めてメディアを賑わさないと、「かくかくしかじかのイベントを企画、実施
して何十万人の参加者を集めた」と履歴書に書いてキャリアアップすることができない。かく
して、抗議行動もお祭りのパレードも区別が付かなくなって来る・・・。

申し合わせたようにピンクのニット帽のような「象徴的」なものを身に付けて、申し合わせた
ようにハッシュタグ(#)付きの抗議文?を掲げて、鳴り物入りのイベントに参加している自
分を自撮りして「デモに行って来たよぉ~」と楽しそうにSNSに載せているのを斜め見して
いると、橋下さんがこき下ろしていたように、自称インテリの口だけのかっこつけにしか見え
なくて、何だかなあと思ってしまうのはワタシも年を食ったということかもしれない。実際に貧
困のどん底にある人たちや人権侵害に喘いでいる人たちは生き抜くことに精一杯で、スマ
ホの画面に華やかに映し出されるイベントに遠くから駆けつけて参加するようなお金も時間
も術もないんだから。

まあ、ワタシはマイノリティで女だから二重の弱者になるわけだけど、「アファーマティブアク
ション」という逆差別は元から嫌い。頭数を揃えて「差別撤廃成功」を印象付けるための特
別扱いって、自称インテリに利用されているようでムカつくじゃないの。能力を評価してよと
思うけど、人間は見かけに囚われずにはいられないもんなのかな。

トランプがやだからすたこらさっさとは

2017年01月20日 | 日々の風の吹くまま
1月20日(金曜日)。だいたい晴れ。ぐっすり眠った。やっぱり、おでかけしてすごく楽しいこ
とがあった日はすごく快適に疲れるせいで良く眠れるんだろうな。朝ごはんが終わった頃に
トランプ大統領の就任式。人出が極端に少なかったそうだけど、いつから大統領就任式が
娯楽イベントになったんだろう。常にもっと多く、大きく、強く、高くなければと言うのはいかに
もアメリカ思考で、トランプはその象徴みたいなものなのに、明らかに反トランプのメディア
が「誰もパーティに来ないじゃん。やぁ~い」とはしゃいでいるのはちょっと滑稽・・・。

トランプが当選してからトロントやバンクーバーの不動産市場サイトをチェックするアメリカ
人が急増したそうで、外国籍の買い手に15%の譲渡税を課してアジア人の買い漁り熱を
冷やしたと思ったら、今度はアメリカ人がなだれ込んで来て、せっかく落ち着きついて来た
市場がまた狂乱するのではメディアが心配している。でも、それはないだろうと思うな。だっ
て外国籍の買い手は現ナマをしこたま抱えたアジア人が主で、買い漁っていたのは何億円
もする豪邸。アメリカが嫌になったと言って逃げて来そうな反トランプのミレニアル族は学生
ローンなどの借金を抱えていて、バンクーバーやトロントで家を買えるようなお金があるとは
思えないもの。

カナダはリベラル政権だし、多様性に寛容だし、医療保険などの制度も充実してるみたいだ
しぃ・・・と魅力を感じるのかもしれないけど、独りよがりな権利意識を膨らませたミレニアル
族はカナダにも溢れていて、外国人や強欲な開発業者が住宅の価格や家賃を高騰させた
せいでバンクーバーやトロントに住みたくても住めないと文句たらたらだし、シリア難民の就
職難が問題になっているから、アメリカの同志たちには同情はしても大挙して逃げて来られ
るのは困ると思っていそうだな。それに、もしもトランプ大統領がNAFTA(北米自由貿易協
定)を潰したら、せっかくカナダに来たのに職がないってことになりかねないし。

モバイル機器でいつでもどこでも世界の最新情報が手に入る時代に育ったミレニアル族が
なぜか視野が狭くて、視点も思考も硬直的なのは皮肉と言うか逆説的と言うか。彼らにとっ
て「世界」は掌の上の長方形の枠の中にしか存在しないのかな。その小さな世界を肌身離
さず持ち歩くのは、ある種の分離不安障害があるからなのか。広い世界に取り巻かれてい
るのに・・・。

これだからパトロンは楽しい

2017年01月19日 | 日々の風の吹くまま
1月19日(木曜日)。小雨。午前8時過ぎに起きて、朝ごはんを食べて、シャワーで洗髪して、
着替えをして、10時に出発。今日はArts Clubの専務理事のピーターが主催する「茶会」。
というと気取った感じだけど、早い話がLegacy Circleのメンバーの接待。このサークルは
舞台演劇の灯を消さないために長期的な財政計画を可能にするのが目的だけど、できて
から日が浅いし、Arts Clubへの遺贈を遺言書に入れた人(カップル)の集まりなので、全部
合わせてまだ30人足らず。顔ぶれは元国会議員や学者、事業家から一般人までで、遺贈
の規模も遺産の一部から全財産までいろいろ。

Arts Clubは劇団だけど、日本で言う「特定非営利活動法人」に認定されていて、公的な助
成金や企業や個人の寄付が年間十数億円に上る運営資金のけっこうな部分を賄っている
から、毎年一定額以上を寄付するArtistic Director’s Circleや遺産を残してくれるLegacy
Circleのメンバーにはレセプションや食事会、プレビューへの招待、チケット購入の便宜と
いった恩典を付けている。いうなれば、企業が大事な取引先を接待するのに似ていて、ビジ
ネス面を取り仕切る専務理事の重要な仕事のひとつ。

茶会に来ていたのは15人ほどで、おしゃれなティーカップに注いだ紅茶とおしゃれなサンド
イッチでしばし和気藹々で談笑していたら、芸術総監督のビルが現れて「稽古場を覗いてみ
たい人、手を上げて」。一階の稽古場のひとつで来週始まる『The Audience』の稽古をやっ
ているというので、みんな「はぁい」。イギリスのエリザベス女王とチャーチル以来の歴代の
首相の毎週の「謁見」を題材にしたもので、ぞろぞろと稽古場に入ったときは就任早々の労
働党のウィルソン首相との初謁見のシーン。へえ、イギリスの首相は女王様と紅茶を飲み、
お茶菓子をつまみながら国政を語るんだ・・・。

現君主と実在の首相の会話を芝居に仕立てるという日本では考えられない発想がすごい
けど、そこは首相と官僚を弄り回すコメディシリーズをヒットさせるイギリス人の面目躍如と
いうところかな。終わって拍手したら、演出家が「おもしろいシーンがあるので見て行ってく
ださい」。それを聞いたビルが「ワンシーンだけだよ。それ以上は料金をもらうからね」と言っ
て、みんな大爆笑。稽古場を使うのは今日が最後で明日から舞台稽古に入るそうで、普通
は関係者以外立入り禁止の稽古場風景を見せてもらえて、思いがけずおいしいご馳走に
与ったような気分。これだからパトロン稼業はやめられないんだよねえ。

記憶は固執しなくなったのか

2017年01月18日 | 日々の風の吹くまま
1月18日(水曜日)。雨のち曇り。午後には束の間ながら青空のかけら。ゆうべ午後11時
の気温はプラス8度で、けさは7度。雨雲が垂れ下がって来るwと窓の外は五里霧中で何も
見えないけど、雨が止むと黒い雲が風にぶっ飛ばされて行き、雲が薄くなるとクィーンズ公
園のあたりから大きなもやの塊がすごい勢いで湧き上がって来てわ~っと流れて行く。川か
ら山の方へ向かって行くのは南東の風ということかな。いつもなら北の山の方から来て川伝
いに南の海の方へ流れるんだけど、はて、これが「マンゴー特急」が「パイナップル特急」と
違うところなのかな。

カレシは定時と振り替えで3つ入っていた今日のスカイプレッスンの予定の2つがキャンセ
ルになったので、自分もやりたいことがあるからと残るひとつもキャンセルして丸1日休み。
仕事が入っていないワタシも洗濯をしつつだらだらしていて、ふと思い立ってコンピュータの
バックアップ。何年か前にオールインワンPCのモニターがおかしくなって修理してもらった
ときに勧められてついでに外付けのバックアップHDを作ってもらってあったのに、めんどう
くさがって1度しか使っていなかった。でも、ほぼ同じ型のVAIOのオールインワンが壊れた
という話を聞いて、ワタシのも去年2回くらいいきなり画面がブルーになったことがあるので、
こりゃバックアップしとかないと、と数ヵ月・・・。

バックアップが完了するのに4時間ほどかかったけど、これでしばらくは安心。最近は仕事
のファイルよりも写真や創作のファイルが多くなったから、ハードディスクがクラッシュでもし
たら泣くに泣けないだろうな。昔は印刷や手書きの形で紙に残していたから、火事や洪水の
ような災害にでも合わない限り一生の努力が一瞬にして消えてしまう心配はあまりなかった
けど、デジタル時代になってからはせっかく保存してあったものが技術の変化でアクセスで
きなくなったりして、どうも人間にとって大切な記憶が泡沫のようなはかない存在になりつつ
あるような気がする。これから10年、20年先には子ども時代を思い出そうにもその記憶を
呼び起こすものがまったく残っていないという人たちが大勢出て来るんじゃないかな。

人類が何万年をかけて累々と築いて来たものが、その発展のために生み出されたものによ
って図らずも失われると言うのは何とも皮肉な話だけど、人類の歴史や時間の流れという
のは所詮そういうもんなのかなあ。

嵐はマンゴー特急に乗って

2017年01月17日 | 日々の風の吹くまま
1月17日(火曜日)。雨!気温はプラス7度。南のシアトルより暖かくて、さらにずっと南の
オレゴン州ポートランドではマイナス3度というヘンな天気図だけど、目が覚めてベッドの中
で雨粒が窓を叩く音を聞くのっていいもんだな。(まあ、季節が違えば、何だ雨かぁとがっか
りするだろうけど。)大風が吹いて、50ミリ以上の雨が降ると言うことで、さっそく大雨強風
警報発令中。山の麓にあって斜面の多いノースバンでは山から流れ落ちて来る雪解け水と
雨水桝が塞がれて行きどころのない雨水による鉄砲水で洪水や土砂崩れが心配。

ガチガチに凍った冬からいきなり大雨ってのは何だかなあと思うけど、「マンゴー特急」とい
う耳慣れない名前が付いている。晩秋のあたりにハワイの方からよく団子になってやって来
る嵐は「パイナップル特急」と呼んでいるけど、「マンゴー特急」は初めて聞いたな。どうやら
フィリピンの方から太平洋を渡って来るのでそう名づけられたらしい。まあ、どっちにしても
やっかいな「嵐」ということに変わりはないんだけど、もしも日本の方から来たら何て呼ぶの
かな。もしかして「スシ特急」とか・・・?

 

朝起きてブラインドを巻き上げたら、寝室の外のデッキに最後までしつこく残っていた雪が
見る影もないくらい小さくなっていた。我が家の一番奥にあるのが寝室で、その外にちょうど
隣とのパーティションが立っているので、雪が降るたびに吹きだまりになって、一番多いとき
には40センチ以上も積もっていた。

 
 12月12日

アメリカの学者が発表した論文によると、気候変動によって最高気温が18度~30度、雨
量が1ミリ以下であまり湿度が高くない「穏やか天気」の1年あたりの日数が、世界平均で
は2035年までに4日、2081年までに10日少なくなり、アフリカやアジア、南米では今世
紀の終わりまでに15日から50日、アメリカの大西洋岸南部でも数週間分減るのに対して、
気候変動の人間への影響度が一番低いと考えられている中緯度のヨーロッパとカナダでは
逆に5日から3週間分も増えるという予想。もっとも、同時に極端な豪雨や旱魃の日も増え、
ロッキー山脈の氷河は消えてなくなり、森林は草原になって、太平洋岸の漁業資源は10%
も減るそうだから、喜ぶのは早い。まあ、今世紀はまだ若いんだから、世紀末までにいろい
ろと人類の英知を働かせることができるだろうとは思うけど・・・。

雨、雨、降れ、降れ、ブルーマンデイ

2017年01月16日 | 日々の風の吹くまま
1月16日(月曜日)。曇り。朝の気温はばっちりプラス。何となくざらめ雪のような模様の雲
が空一面に広がって来て、99%雪が消えて乾いていたデッキにやけにちっちゃなポツポツ。
そのうちそのポツポツが大きくなって、数も増えて、おおっ、雨だっ!何か今ひとつ遠慮がち
で続かないけど、今夜あたり風も出て来て、本格的な雨からちょっとした嵐になるという予
報なので、まあ、白いものがひらひらよりは無限大にいい。市町村は今度は雨水が溢れて
道路が冠水したり、住宅に浸水したりするのを防ぐために、路肩の雨水渠を塞いでいる雪
の塊を取り除く作業に大忙し。

今日はブルーマンデイとか言って、1年で一番「憂鬱な月曜日」なんだそうな。何でもイギリ
スあたりで10年くらい前にその日を特定する計算式が開発されたらしいけど、実のところは
似非科学。でも、1月中旬は冬の盛りで、北半球の北の方では寒くて、夜の時間がやたらと
長いから、SADを患っていない人でも憂鬱な気分になるとは察しが付くけど、一番の要因
はクリスマスホリデイの疲れが出ているところへ盛大に使ったクレジットカードの請求書が
届き始めるからじゃないのかな。いうなれば財布の二日酔いで気が重くなるようなものか。
もしもクリスマスが夏だったら、ブルーマンデイは秋風と共にやって来るのかな。

もっとも昨今は世界のどこへ行っても何だかんだと気の滅入ることばっかりみたいだから、
欝っぽい人や根っこがネガティブな人たちにとってはいつもブルーマンデイみたいなもんだ
ろうけど、あんがい嫌なことは何でもトランプに転嫁してしまえる今は彼らにはいい時代だと
言えるんじゃないかと思うけどな。だって、トランプのような「悪者」がいなかったら、怒りや不
満や不幸感といった「腐ったトマト」を投げつけるところがなくて、自分で大量に抱え込んで
鬱々悶々とするしかないじゃないの。まあ、SNSで腐れトマトをぶちまけるという手もあって、
大勢の人が利用しているらしいけど・・・。

午後、降りたいのか降りたくないのかわからない雨の合間を縫って買い物をして来たら、牛
乳をみごとに買い忘れ。もっとも店は道路を渡ってすぐなので、夕食の後で(なぜか)2人で
ひとっ走り。レジ袋なしで2リットル容器をぶら下げて店から出て来たら、おお、本気で雨が
降っている!いいね、いいねと言いながら濡れて帰って来たけど、うん、雨、雨、降れ、降れ、
ど~んどん降れ。

とにかく動けば運動になるって

2017年01月15日 | 日々の風の吹くまま
1月15日(日曜日)。晴れ。日中の最高気温は4度で、もうあとひと息で普通の冬。メディア
もトップニュースの扱いで、みんないかに「もうたくさ~ん」の気分だったかがわかる。きのう
仕上げたファイル4個をZIPして送信した後は、しばらくリビングの陽だまりで歩きゲーム。
今年に入ってメディアでやたらと「とにかく動く」ことを推奨しているけど、どうやら運動するの
が「1年の計」のトップだったらしい。でも、いきなり激しい運動を始めてすぐに止めると、過
激なダイエットの繰り返しと同じく太りやすくなるそうで、室内を歩き回るだけでもいいから
「とにかく動け」。

小町横丁なんかではよく高層マンションに住んでいると運動不足になって健康に良くないと
いう話が出て来るけど、どうやら出不精になるせいらしい。特にエレベーター待つ時間と乗
っている時間にイライラするようで、高層階と低層階の住人の間に軋轢が起きたりするとか。
他の住人と乗り合わせたくないという心理もあるらしいけど、「何もしていない箱の中の時間」
を持て余すから外出が億劫になるのかもしれないな。ワタシはエレベーターを待つ間に夢
想に耽っていたりするので、来るのが遅くてもちっとも気にならないし、どこへでも「歩いてす
ぐそこ」の便利さがうれしくてすいすいと出かけちゃうけど・・・。

我が家のマンションは2階~26階168戸に15人乗りのエレベーターが2台。賃貸戸数が
多いので出入りが頻繁で1台しか使えないことがしょっちゅうあるけど、すし詰めのエレベー
ターでみんな「何とかならないのか」とぼやいても、誰かが2階や3階で降りたからって文句
は言わないなあ。世間話好きが多いので、低層階の人がうっかり乗り過ごしてしまって、笑
いながら改めて自分の階のボタンを押して降りて行くことはよくあるけど・・・。

カレシも待つのが苦手な方だけど、運動不足はいつも座ったまま根っこを生やして動かな
いせい。リビングの端から寝室の端まで歩くとワタシの足で27、8歩で、往復なら55歩くら
い。10往復すれば軽く500歩を超えるから、「とにかく動く」にはもってこいで、タブレットで
ゲームをしながら歩いているけど、カレシは「めんどうくさい」。それでも最近は「座りすぎ」を
意識して、いろいろ運動不足解消策を考えてやってはみるんだけど、たいていは三日坊主。
こまめに動いて脳に酸素を送ってやらないと、ボケちゃうよぉ・・・。