中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

圧倒的な世界ナンバーワン企業の必要性

2012年09月14日 04時40分38秒 | 2012ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「設備投資と研究開発効率」をみましたが、今日は「製造業の国際競争力指数の推移」をみます。

この図は家電・空調、情報通信機器、コンピュータ、電子部品、重電・産業機械、建設・農業機械、自動車、自動車部品、航空・宇宙、造船といった製造業の各分野の売上上位5社を抽出し、公表されている財務諸表を元にした売上高営業利益率と売上高シェアを掛け合わせたものを「国際競争力指数」としたものです。

2001年までは世界はITバブルの崩壊で低迷していましたが、2001年以降にまず北米のグローバル企業の国際競争力が著しく向上し、これら欧米企業からのOEM/ODMの受注を拡大したアジアのグローバル企業の国際競争力が釣り上げられるような形で向上したことが分かります。

他方、我が国企業は欧米・アジアの双方から挟撃されるような形で国際競争力を下落させ、ついに2010年には北米・欧州・アジア・日本の4つの地域の中で、最下位になっています。

その差は僅かであることから今後の復活を望みたいですが、全体の順位は低くてもこの分野の中から圧倒的な世界ナンバーワン企業をいくつか輩出する方向性の方が今の日本には適しているような気がします。

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