中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ルンバから学ぶものづくりとは?

2015年03月26日 04時57分50秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「2014年版ものづくり白書」の 133ページ「設計・開発プロセスの改革を通じた市場ニーズや技術シーズの取り込み」をみましたが、今日は137ページ「新しい技術領域の取り込みによる製品の高度化」をみます。

白書は製品自体を高付加価値化し、バリューチェーンの上流で稼ぐビジネスモデルとして、「設計・開発プロセスの改革を通じた市場ニーズや技術シーズの取り込み」に続き、「新しい技術領域の取り込みによる製品の高度化」、「設計やデザインの工夫による機能の高度化」を挙げています。

まず「新しい技術領域の取り込みによる製品の高度化」については、新しい技術領域を取り込むことで製品を高度化し、新たな市場を創造する取組である。
高度なセンサー技術を駆使して自動車の自動運転を実現する、新たな機能をもった部素材を開発するなど、高い製品技術・機能の魅力でユーザーを開拓する。
新しい技術領域ゆえに研究・開発に大きなコストがかかるため、コスト回収を見通した周到な製品の普及戦略が求められる。

次に、「設計やデザインの工夫による機能の高度化」については、従来からある製品分野であっても、製品の設計やデザインを工夫することで製品の新たな使い方を提案する、あるいは使い勝手、安全性、意匠性などの「機能」を高度化させ、ユーザーへの訴求力を高める取組である。
ユーザーの声を製品設計やデザインに活かすための情報収集体制の構築や仕組み作りが重要であるとともに、自社の設計・デザインのコンセプトをユーザーに確実に伝えるための情報発信も求められる、とあります。

この具体的な事例として掃除ロボットの「ルンバ」が紹介されており、その文中に、ルンバの使い勝手を考慮した「ルンバブル(Roomba+Able)」な住宅が提供された事例がある、とあります。

ルンバブルとは、ルンバが部屋を掃除しやすいように部屋の環境を変えることとあります。このように製品自体の普及だけでなく、他に波及効果を持つものづくりが求められていることが分かりますね!

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