おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「2014年版ものづくり白書」の 132ページ「単なるものづくりを超えて収益力を高めるためのビジネスモデルの工夫」をみましたが、今日は132ページ「図 131-24 利益率が最も高い事業段階」をみます。
2000年代前半、我が国の製造業企業は、研究、開発・設計・試作、製造・組立、販売、アフターサービスなどの一連のバリューチェーン上において、「製造・組立」が最も付加価値が高く、「開発・設計・試作」などの上流過程や「アフターサービス」などの下流過程は付加価値が低いと認識する、いわゆる「逆スマイルカーブ」の状況が見られました。
そして、2004年に経済産業省が実施した調査によれば、製造業全体において、最も利益率の高い工程として「製造・組立」と答える企業が44.4%と最も多くなっていたのに対して、上流過程である「開発・設計・試作」は8.4%、下流過程である「アフターサービス」は10.5% にとどまっていました。
また、2005年版ものづくり白書では、この状況について「我が国製造業企業は総じて、各部門間の情報共有と調整によって、市場変化に迅速に対応し、最適な部材調達と生産管理を行った結果、在庫管理などが徹底され効率的な生産が行われているため、製造・組立が最も利益率が高くなっていると認識している」と分析されていました。
では、現在はどのようになっているのでしょうか。明日、みていきます。
昨日は「2014年版ものづくり白書」の 132ページ「単なるものづくりを超えて収益力を高めるためのビジネスモデルの工夫」をみましたが、今日は132ページ「図 131-24 利益率が最も高い事業段階」をみます。
2000年代前半、我が国の製造業企業は、研究、開発・設計・試作、製造・組立、販売、アフターサービスなどの一連のバリューチェーン上において、「製造・組立」が最も付加価値が高く、「開発・設計・試作」などの上流過程や「アフターサービス」などの下流過程は付加価値が低いと認識する、いわゆる「逆スマイルカーブ」の状況が見られました。
そして、2004年に経済産業省が実施した調査によれば、製造業全体において、最も利益率の高い工程として「製造・組立」と答える企業が44.4%と最も多くなっていたのに対して、上流過程である「開発・設計・試作」は8.4%、下流過程である「アフターサービス」は10.5% にとどまっていました。
また、2005年版ものづくり白書では、この状況について「我が国製造業企業は総じて、各部門間の情報共有と調整によって、市場変化に迅速に対応し、最適な部材調達と生産管理を行った結果、在庫管理などが徹底され効率的な生産が行われているため、製造・組立が最も利益率が高くなっていると認識している」と分析されていました。
では、現在はどのようになっているのでしょうか。明日、みていきます。