おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「2014年版ものづくり白書」の 132ページ「図 131-25 日本企業(製造業)が有する業務工程」をみましたが、今日は133ページ「図 131-26 バリューチェーンと付加価値向上の視点」をみます。
下図について白書は、デジタル化やモジュール化に伴うものづくりへの参入の容易化や新興国企業の台頭を背景として、バリューチェーンの中流部分である「加工・組立」における付加価値が相対的に低下する「スマイルカーブ」の状況が携帯電話をはじめとするエレクトロニクス産業を中心に発生している。
我が国ものづくり産業において、各企業の「稼ぐ力」を高めていくためには、我が国ものづくり産業の強みであった「高品質の製品を安価に提供する」という加工・組立の優位性に力点を置くビジネスモデルだけにとらわれることなく、バリューチェーンの上流および下流部分での付加価値獲得を意識した事業展開が必要となっている、とあります。
今年度1,700億円の赤字を計上するソニーが、次年度は4,000億円の黒字にするという報道がありましたが、このV字回復の鍵を握るのも、スマイルカーブの起点である「企画設計」にあるということですね。
昨日は「2014年版ものづくり白書」の 132ページ「図 131-25 日本企業(製造業)が有する業務工程」をみましたが、今日は133ページ「図 131-26 バリューチェーンと付加価値向上の視点」をみます。
下図について白書は、デジタル化やモジュール化に伴うものづくりへの参入の容易化や新興国企業の台頭を背景として、バリューチェーンの中流部分である「加工・組立」における付加価値が相対的に低下する「スマイルカーブ」の状況が携帯電話をはじめとするエレクトロニクス産業を中心に発生している。
我が国ものづくり産業において、各企業の「稼ぐ力」を高めていくためには、我が国ものづくり産業の強みであった「高品質の製品を安価に提供する」という加工・組立の優位性に力点を置くビジネスモデルだけにとらわれることなく、バリューチェーンの上流および下流部分での付加価値獲得を意識した事業展開が必要となっている、とあります。
今年度1,700億円の赤字を計上するソニーが、次年度は4,000億円の黒字にするという報道がありましたが、このV字回復の鍵を握るのも、スマイルカーブの起点である「企画設計」にあるということですね。