中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ものづくり人材育成と各省の連携

2015年03月28日 07時10分37秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 138ページ「図131-28 知財と標準化の戦略パターン」をみましたが、今日は156ページ「図 132–1 各省が一体となりものづくりに携わる人材を育成」をみます。

下図は、「ものづくり」が必要とする人材を育成するため、各省が一体となっていることを示した図です。

この背景として白書は、国際競争が激化する中で、我が国企業が国内拠点を高度化し、稼ぐ力を強化するためには、高品質の製品製造、カイゼンを通じたコストの低減といった従来の方法を超えての幅広い形での人材育成、市場ニーズを踏まえた製品を開発し、機械と人との最適な棲み分けなどによりものづくり機能を大胆に高度化するとともに、稼げるビジネスモデルづくりに取り組むことが必要となる。

また、グローバルでの環境変化に迅速に対応するための、外部経営資源の活用、グローバルでの円滑な展開が鍵、としています。

そして、これらを実現するために必要な人材像として、
(1)市場ニーズを踏まえた製品を開発し、ものづくり機能の大胆な高度化を可能とするイノベーション人材(研究開発人材、生産技術分野のエンジニア)、(2)機械との棲み分けを前提に最適領域で活躍する技能工、(3)企業価値向上につなげていくマネジメント人材(高度人材)といった3類型の人材が求められている、とあります。

この図にあるとおり、社会人向け、そして「イノベーション人材」、「技能工」、「高度人材」に取り組んでいるのが専ら厚労省であるのは”労”の文字がそうさせているのでしょうか。

いずれにしても学校で育てた人材と企業が求める人材のマッチングや産学官連携の取り組み等は、この省連携が鍵を握るということになりますね!

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