中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

貴社が今直面している課題は何ですか??

2017年08月04日 04時45分01秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」184ページ「第2-1-50図 成長段階別に見た、仕事に対する満足感」をみましたが、今日は186ページ「第2-1-51図 成長タイプ別に見た、各成長段階で直面している課題」をみます。

下図から高成長型、安定成長型、持続成長型の企業が各成長段階において直面している課題について見ると、創業期においては、「資金調達」の割合が最も高く、次いで「家族の理解・協力」の割合が高くなっていることが分かります。

白書は、創業期は「資金調達」を課題としている企業の割合が最も高く、さらに、起業に当たりまだ家族の理解が十分得られていないといった、創業期特有の課題を抱えている企業も同様に多いことが見て分かる。

次に、成長初期においては、「資金調達」の割合が創業期に引続き依然として高いものの、「質の高い人材の確保」、「量的な労働力の確保」といった人材確保に関する課題の割合も高く、さらに、「販路開拓・マーケティング」、「自社の宣伝・PR」といった、販路開拓に関する課題についても、比較的割合が高くなっていることが分かります。

最後に、安定・拡大期においては、「質の高い人材の確保」の割合が最も高く、次いで「企業の成長に応じた組織体制の見直し」、「量的な労働力の確保」の順になっていることからも、安定・拡大期は人材確保や組織体制の整備における課題が最も強いことが分かります。

これらを踏まえ白書は、創業期は資金調達、成長初期は資金調達と人材確保、安定・拡大期は人材確保と組織体制の整備というように、成長段階ごとに回答割合が高い課題が変化していることが分かる。

また、販路開拓の課題については、最も割合が高い課題ではないものの、各成長段階共通の課題となっていることが分かる。

なお、企業の成長タイプ別に課題の特徴を見てみると、各成長段階で企業が直面している課題の傾向に関しては、大きな違いがないことが分かる、とあります。

この結果は現場で経営者と話す内容と同じなので共感できます。気になるのが、成長に向けて「人材」を課題にすることです。

今、少子高齢化の我が国では、どこに行っても人手不足です。残念ながらこれは断念し、他の代替案を検討した方が良いような気がしますね!

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