中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

創業期の資金調達はどうしますか??

2017年08月07日 04時49分44秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」198ページ「第2-1-53図 高成長型企業の、成長段階ごとの資金調達における課題」をみましたが、今日は199ページ「第2-1-54図 高成長型企業が成長段階ごとに利用した資金調達方法」をみます。

下図から高成長型の企業が成長段階ごとに利用した資金調達方法について見ると、創業期は、「経営者本人の自己資金」の割合が最も高く、次いで「民間金融機関からの借入れ」、「家族・親族、友人・知人等からの借入れ」の順になっていることが分かりま。

また、成長初期は「民間金融機関からの借入れ」、「経営者本人の自己資金」、「政府系金融機関からの借入れ」、安定・拡大期は「民間金融機関からの借入れ」、「政府系金融機関からの借入れ」、「経営者本人の自己資金」の順になっています。

白書は、このことからも、創業期は経営者の自己資金や家族・親族といった自身の身の回りから資金調達をしているものの、成長段階が進むにつれて、民間金融機関や政府系金融機関といった外部から資金調達を行う割合が増加していることが分かる、とあります。

私が創業融資を受ける際に、今後の現金の流れを見るために「資金運用表」の作成を求められました。仕事柄、こういう表を作成することは得意だったので、自信満々に作成し提出しましたが、金融機関からは大きく朱を入れられました。

不満に思いながらも、指示に従い修正し、融資を受け、数か月経ってみると、現金の流れがその資金運用表に近いことに気づかされました。「餅は餅屋」ということですね!

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