報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

警備業界、ちょっと紹介

2013-04-26 21:55:44 | 日記
 この業界も8年目に入って、36(サブロク)勤務に慣れてきている自分が怖い。36とは24時間勤務の後、明けずにこのまま日勤に突入することである。警備業界では割かし多い。
 私の現場では午前9時から次の日の午前9時までが24時間勤務で、待機・休憩時間が合わせて3時間、仮眠時間が5時間ある。そして、36になるとそれから18時ないし20時まで勤務する。
 さらっと書いたが、確かに一般人から見ればドン退きする拘束時間だろう。しかし業界人から見れば、それでも楽な勤務なのである。弊社は基本的に24時間勤務をダブルで行う48(ヨンパチ)は基本的には行わない。当たり前だろ!と突っ込まれるかもしれないが、大手の会社では普通に存在すると聞いた。但し、どこまで本当かは分からない。
 ここ最近は労基の目も厳しくなってきているので、明らかに違法な勤務体系は減りつつある。しかし、それでもまだ存在するのが事実なのである。とはいうものの、私も業界人間のつもりだ。ここで明かすつもりは全くない。
 弊社の自慢を上げると、サービス残業は同業他社に比べて少ないのではないだろうか。私も色々な現場を回ってきたが、些細な理由で残業した時も、しっかりと残業代が支払われていた。中小企業では現任教育の時間をサビ残にしている所があるし、資格取得費が全額支給されない所もあるようだ。くわばらくわばら……。
 仕事が警備業という時点で負け組人生扱いされることもしばしばだが、私が勤務している巨大企業が入居しているビルの社員さん達を見ると、確かに立派な人達が多い反面、落ちると哀れに見えるのである。何かの拍子に、閑職に追いやられて落ち込んでいる人もおられる。しかし、だ。それでも私らより多額の給料が支払われているのだから、何もそんなに落ち込まなくても……と思うのは、私が大企業に勤めたことが無いからだろうか。警備員ほど気楽な稼業は無いもんだ。

 元警察官からの転職者が多い業界だが、階級が警部までは転職だが、警視以上は天下りと呼ばれる。理由は【お察しください】。元自衛官や元消防官もいるが、こちらは幹部クラス経験者は少ないもようだ。
 元JR社員なんかもいて、彼らに昔の話を聞くと、とうとうと語ってくれる。それを聞くのは面白いが、国労や動労の話に持って行くと、途端に口を噤むのはもっと面白い。一応、新幹線はアジテーションや闘争の対象から外されていたとのこと。その代わり、通勤電車や中距離電車を攻撃対象していた……というのはウィキペディアでも詳しく書かれている。あれに書かれていることは、彼らの話を聞けば本当だというのが分かる。

 そうそう。拘束時間の長さだが、明らかに信仰者向きではない。私が所属していたお寺の信徒に同業者がいたのだが、私より大手の企業に転職した途端、ほとんどお寺に来れなくなった。どうやら、休暇がすこぶる取得しにくい所だったらしい。その辺はまだ、弊社は恵まれている方だろう。何しろ残業代代わりに、カラ申請しているくらいだ。私は別に、不正はしていないよ。私はね。
 もっと濃い裏事情を知りたければ、2ちゃんねる辺りでも見てくれ。ねらー隊員のみんな、眠気覚ましに午前3時に書き込むの、やめような?明らかに、仕事サボってんのバレるから。(←でもそれを閲覧しているヤツ)
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アマゾンに 売ってないかな 玉の輿

2013-04-26 00:21:15 | 日記
 婚活川柳なる本が売り出されているらしい。軽く立ち読みしていると、出るわ出るわの悲喜こもごもの内容だ。
 私的にはもはや三次元の女性には何の期待もしてないので、どちらかというと、
『ヤフオクで 売ってないかな メイドロボ』
 ってところである。
『待ってるぜ 生きてる間に モノホンの ボーカロイドと 介護ロボット』
 短歌でスマソ。
 時事ネタ的には、gooよりYAHOOの方が面白い記事を多く載せているんだけどな。ヤフコメも面白いよw

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「えっ!?七海をですか!?」
「はい!私の出向元、大日本電機から、是非とも量産化をしたいと。詳しい話を是非と、そういう話が来ました。メイドロボットの需要を鑑みるに、いつやるの?今でしょ!と、いうことになったんですよ」
 敷島の言葉に、平賀はただただ目を丸くしているだけであった。
「おおっ!さすがじゃ!でかしたぞ、平賀君!」
 平賀の師匠、南里も歓喜した。
「しかし、敷島君。いかに量産化とはいえ、産業ロボットとはワケが違う。製作費だけで、いくら掛かると思っているんじゃ?キャデラックが何台も買えてしまう額では、世間から注目を浴びることができても、それだけで終わってしまうぞ。七海のようなメイドロボットだけではなく、初音ミク達の量産化が難しいのは、費用の問題も大きいのじゃからな?」
「分かってますよ。それを踏まえた上で、話をしたいと言ってきてるんです。これは、大きな一歩ですよ」
「う、うむ……」
「平賀先生、七海の量産化に成功すれば、当然先生の懐にロイヤリティがわんさか入ってきます」
「うむ。素晴らしい話じゃ。ほぼオーバーテクノロジーであるこの研究は、何かと金が掛かるからな。大きなスポンサーがついてくれて、やっと資金まで出してくれるようになったのじゃ」
 しかし、平賀は何故か俯き加減だった。
「……少し、考えさせてもらっていいですか?」
「えっ!?」
「何をそんなに迷う必要がある?こんなチャンス、2度と無いぞ?」
「そうですよ、先生」
「……ちょっと失礼します」
 平賀は研究室を出て行った。
「どうしたんでしょう?」
「元々、七海は完全に平賀君が自己満足で作ったようなものじゃからな。私のエミリーと同じく、量産化は考えていなかったのじゃろ。まさか、初音ミク達を差し置いて、七海に話が来るとは思わなかったぞ」
「それはまあ……」
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