[5月13日20時00分 天候:晴 東京都八王子市東町 鳥貴族京王八王子店→同市旭町 セブンイレブン八王子旭町店]
夕食は京王八王子駅近くの鳥貴族で取った。
ここならレイチェルの大好きな焼き鳥が安く食べれるし、リサもリサで肉を食えることになるので、体内のGウィルスも鎮めることができる、と……。
他のリサ・トレヴァーなどが有していたGウィルスは、人間の血肉『しか』受け付けなかったのに対し、ここにいるリサのは人間の血肉が『優先』であって、別に他の獣肉で代替できるという所が違う。
その違いを上層部は解析したいらしいが、いかんせん前者のサンプルが殆ど無い為に難しいらしい。
愛原「じゃあ、そろそろ戻ろか」
リサ「先生も食欲が戻ったようで何よりだよ」
愛原「昼間は色々あって、殆ど食えなかったからな……」
因みにリサとレイチェルは、制服から私服に着替えている。
レイチェルがそれでもジャンパーを羽織っているのは、その下に武器を隠しているからだろう。
リサはというと、肩が出るTシャツを着ている。
スポプラの肩紐は剥き出し。
下はデニムのショートパンツに穿き替えている。
愛原「そろそろ行こうか」
リサ「ゴチっす~!」
私はレジの方に行き、そこで支払いをした。
愛原「カードでお願いします」
店員「かしこまりました」
愛原「あと、領収証ください」
店員「はい、領収証ですね」
今は手書きじゃなく、レジから自動で印刷される。
こういう飲食代も、デイライトで持ってくれるとは……。
店をあとにし、ホテルに戻る。
リサ「ねーねー!セブン寄っていい?」
愛原「いいよ」
おやつか何かを買うのだろう。
多分、ホテルの最寄りのコンビニと言ったら、ここか駅のNewDaysのどちらかだろう。
私も飲み物とかを買って行くことにした。
水とか、風呂上がりのビールとかは必要だろう。
それをここで買って行くことにした。
部屋に冷蔵庫はあるから、それに入れて冷やしておいて……と。
[同日20時15分 天候:晴 同市旭町 京王プラザホテル八王子]
ホテルに戻ると私のスマホに着信があった。
画面を見ると、善場係長からだった。
愛原「はい、もしもし。愛原です」
善場「愛原所長、お疲れ様です。……危険な状況の中、御夕食をお楽しみ頂いたようですね?」
愛原「え……えっと……何か、問題が……?」
善場「今、所長は少し危険な状況に置かれています。たまたま今回は何も無かったようですが、明日はホテルから出ないでくださいね。できれば、部屋からも出ない方が好ましいのですが」
愛原「も、申し訳ありません!護衛もいるから大丈夫かなと思ったのですが……」
私はチラッと2人の女子高生を見た。
善場「御無事だったようなので、今回は良しとしましょう。それに、食事などで部屋からは出ないといけないようですしね」
愛原「ホテルのレストランは高いですよ」
善場「構いませんよ。立替払いが厳しいようでしたら、カード払いでも結構ですから」
愛原「す、すいません……」
実は先ほどセブンイレブンに寄ったのは、セブン銀行のATMでお金を下ろすという理由もあったのだ。
善場「私も帰京しました。明日、明後日以降の予定について打ち合わせをさせて頂きたいのですが、宜しいでしょうか?」
愛原「日曜日なのに大変ですね……」
善場「今は重大な時ですから」
善場係長の、見た目に反してタフな体力は、Gウィルスによるものだろうか。
善場「明日の10時にお伺いします。それで宜しいでしょうか?」
愛原「分かりました。どちらの部屋でお話ししましょうか?」
善場「リサ達の部屋の方が広いので、そちらにしましょう」
愛原「分かりました。リサ達にも伝えておきます」
善場「部屋を訪問させて頂く前に、必ず御連絡差し上げます。くれぐれも、不審者には気をつけてください」
愛原「了解しました」
私は電話を切った。
リサ「今の電話は?」
愛原「善場係長からだよ。何か、本当はホテルに着いたら、外出しちゃいけなかったらしい。何か、かなり危険な状態らしくて……」
リサ「その割には、電車で移動させてたけどね」
レイチェル「そうですね……」
レイチェルは少し考え込んだ。
レイチェル「実は、この町の方が危険だということでは?」
愛原「え?」
レイチェル「東京駅周辺は安全で、実はこの町の方が危険だということでは?」
リサ「治安が悪い?」
愛原「八王子の治安問題は聞いた事が無いな……。いや、待て……」
高橋のヤツ、甲州街道を爆走していたことがあったと言っていたな……。
高橋の仲間がいるということか?
愛原「とにかく、キミ達も注意して欲しい。明日、善場係長がこっちに来るってさ」
リサ「善場さんが?日曜日なのに?」
愛原「今、忙しいんだろうな。で、キミ達の部屋で話をすることになったから、あまり部屋を散らかさないように」
レイチェル「分かりました」
リサ「えー……わたしはきれいに使うよ?」
愛原「早速ベッドに飛び込んで、メチャクチャにしてないだろうな?」
リサ「ギクッ!」
愛原「俺の部屋より、そっちの部屋の方が広いだろ?」
レイチェル「ソファとテーブルがありますね」
愛原「そういうことか。じゃあ、そういうことだよ。お茶のルームサービスとかも頼んだ方がいいか」
レイチェル「それなんですけど、このホテル、ルームサービスは無いみたいです」
愛原「えっ、そうなの!?」
シティホテルでも無い所があるのか……。
リサ「部屋にインスタントのお茶とかはあったよ?」
愛原「うーん……それか。さっき、コンビニに寄った時、買っておけば良かったなぁ……」
リサ「今から買って来る?」
愛原「いや、善場係長からは外出禁止を言われたし……。しょうがない。自販機で何か買っておくか」
リサ「自販機があるの?」
愛原「3階にコインランドリーの他、自販機コーナーがあるって話だ」
リサ「この辺はビジネスホテルみたいだね」
愛原「いや、案外それがシティホテルの設備なんじゃないか?沖縄のシェラトンとかにもあっただろ?」
リサ「そういえば……」
愛原「ビジネスホテルの方が、シティホテルに近づいたのかもしれない」
リサ「なるほど……」
善場係長は、『お構いなく』と言いそうだが、こちらも礼儀を見せないとな。
夕食は京王八王子駅近くの鳥貴族で取った。
ここならレイチェルの大好きな焼き鳥が安く食べれるし、リサもリサで肉を食えることになるので、体内のGウィルスも鎮めることができる、と……。
他のリサ・トレヴァーなどが有していたGウィルスは、人間の血肉『しか』受け付けなかったのに対し、ここにいるリサのは人間の血肉が『優先』であって、別に他の獣肉で代替できるという所が違う。
その違いを上層部は解析したいらしいが、いかんせん前者のサンプルが殆ど無い為に難しいらしい。
愛原「じゃあ、そろそろ戻ろか」
リサ「先生も食欲が戻ったようで何よりだよ」
愛原「昼間は色々あって、殆ど食えなかったからな……」
因みにリサとレイチェルは、制服から私服に着替えている。
レイチェルがそれでもジャンパーを羽織っているのは、その下に武器を隠しているからだろう。
リサはというと、肩が出るTシャツを着ている。
スポプラの肩紐は剥き出し。
下はデニムのショートパンツに穿き替えている。
愛原「そろそろ行こうか」
リサ「ゴチっす~!」
私はレジの方に行き、そこで支払いをした。
愛原「カードでお願いします」
店員「かしこまりました」
愛原「あと、領収証ください」
店員「はい、領収証ですね」
今は手書きじゃなく、レジから自動で印刷される。
こういう飲食代も、デイライトで持ってくれるとは……。
店をあとにし、ホテルに戻る。
リサ「ねーねー!セブン寄っていい?」
愛原「いいよ」
おやつか何かを買うのだろう。
多分、ホテルの最寄りのコンビニと言ったら、ここか駅のNewDaysのどちらかだろう。
私も飲み物とかを買って行くことにした。
水とか、風呂上がりのビールとかは必要だろう。
それをここで買って行くことにした。
部屋に冷蔵庫はあるから、それに入れて冷やしておいて……と。
[同日20時15分 天候:晴 同市旭町 京王プラザホテル八王子]
ホテルに戻ると私のスマホに着信があった。
画面を見ると、善場係長からだった。
愛原「はい、もしもし。愛原です」
善場「愛原所長、お疲れ様です。……危険な状況の中、御夕食をお楽しみ頂いたようですね?」
愛原「え……えっと……何か、問題が……?」
善場「今、所長は少し危険な状況に置かれています。たまたま今回は何も無かったようですが、明日はホテルから出ないでくださいね。できれば、部屋からも出ない方が好ましいのですが」
愛原「も、申し訳ありません!護衛もいるから大丈夫かなと思ったのですが……」
私はチラッと2人の女子高生を見た。
善場「御無事だったようなので、今回は良しとしましょう。それに、食事などで部屋からは出ないといけないようですしね」
愛原「ホテルのレストランは高いですよ」
善場「構いませんよ。立替払いが厳しいようでしたら、カード払いでも結構ですから」
愛原「す、すいません……」
実は先ほどセブンイレブンに寄ったのは、セブン銀行のATMでお金を下ろすという理由もあったのだ。
善場「私も帰京しました。明日、明後日以降の予定について打ち合わせをさせて頂きたいのですが、宜しいでしょうか?」
愛原「日曜日なのに大変ですね……」
善場「今は重大な時ですから」
善場係長の、見た目に反してタフな体力は、Gウィルスによるものだろうか。
善場「明日の10時にお伺いします。それで宜しいでしょうか?」
愛原「分かりました。どちらの部屋でお話ししましょうか?」
善場「リサ達の部屋の方が広いので、そちらにしましょう」
愛原「分かりました。リサ達にも伝えておきます」
善場「部屋を訪問させて頂く前に、必ず御連絡差し上げます。くれぐれも、不審者には気をつけてください」
愛原「了解しました」
私は電話を切った。
リサ「今の電話は?」
愛原「善場係長からだよ。何か、本当はホテルに着いたら、外出しちゃいけなかったらしい。何か、かなり危険な状態らしくて……」
リサ「その割には、電車で移動させてたけどね」
レイチェル「そうですね……」
レイチェルは少し考え込んだ。
レイチェル「実は、この町の方が危険だということでは?」
愛原「え?」
レイチェル「東京駅周辺は安全で、実はこの町の方が危険だということでは?」
リサ「治安が悪い?」
愛原「八王子の治安問題は聞いた事が無いな……。いや、待て……」
高橋のヤツ、甲州街道を爆走していたことがあったと言っていたな……。
高橋の仲間がいるということか?
愛原「とにかく、キミ達も注意して欲しい。明日、善場係長がこっちに来るってさ」
リサ「善場さんが?日曜日なのに?」
愛原「今、忙しいんだろうな。で、キミ達の部屋で話をすることになったから、あまり部屋を散らかさないように」
レイチェル「分かりました」
リサ「えー……わたしはきれいに使うよ?」
愛原「早速ベッドに飛び込んで、メチャクチャにしてないだろうな?」
リサ「ギクッ!」
愛原「俺の部屋より、そっちの部屋の方が広いだろ?」
レイチェル「ソファとテーブルがありますね」
愛原「そういうことか。じゃあ、そういうことだよ。お茶のルームサービスとかも頼んだ方がいいか」
レイチェル「それなんですけど、このホテル、ルームサービスは無いみたいです」
愛原「えっ、そうなの!?」
シティホテルでも無い所があるのか……。
リサ「部屋にインスタントのお茶とかはあったよ?」
愛原「うーん……それか。さっき、コンビニに寄った時、買っておけば良かったなぁ……」
リサ「今から買って来る?」
愛原「いや、善場係長からは外出禁止を言われたし……。しょうがない。自販機で何か買っておくか」
リサ「自販機があるの?」
愛原「3階にコインランドリーの他、自販機コーナーがあるって話だ」
リサ「この辺はビジネスホテルみたいだね」
愛原「いや、案外それがシティホテルの設備なんじゃないか?沖縄のシェラトンとかにもあっただろ?」
リサ「そういえば……」
愛原「ビジネスホテルの方が、シティホテルに近づいたのかもしれない」
リサ「なるほど……」
善場係長は、『お構いなく』と言いそうだが、こちらも礼儀を見せないとな。
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