伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

2025年1月1日 本年もどうぞよろしくお願いいたします

2025-01-01 14:33:29 | 生活困窮問題
新しい年が明けました。
風は冷たいながら、穏やかな日差しのお正月を迎えました。
今年はどんな年になるのか?
昨年よりは良い年になってほしいと願っています。

ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのパレスチナ・ガザ攻撃、紛争の早期中止を、和平への道を希求してやみません。

国内では地震、その後の水害と未曽有の被害に見舞われた能登半島。
被災地の復旧が急務です。

年末の反貧困ささえあい千葉年末相談会では、落ち着いた感じの相談者の皆さんとともに過ごせましたが、
役所の9連休に、住むところがない人がSOSを出しようがないよな、と心配していました。
案の定、大晦日、大野さんの携帯に江戸川区葛西警察から電話があり。

以下はその顛末を大野博美のFBより引用します。*******

聞くと、昨日江戸川区の路上で行き倒れの男性を保護。
男性は足が悪いのに大荷物を抱えており、ネットカフェや漫画喫茶に数日間泊まっていたが、
所持金も底をつき、体もボロボロでもう限界。
昨夜は警察のソファベッドで一泊。
警察署は泊まれるところを探して、アチコチ電話したが区役所も福祉施設も既に正月休み。
東京の瀬戸さん(反貧困ネットワーク)のところは、今日は満杯で、明日1月1日からなら何とかなりそうとのこと。
ついては、大晦日の晩だけでも何とかしてもらえないだろうか、という必死の警官の声に、思わず、「何とかします!」
すぐ、船橋のシェルターの管理をしている阪上さんに電話すると、ありがたいことに、1室空いていると言う。
またすぐ警察に連絡すると、なんと、東船橋のシェルターまで男性を車で送ってきてくれた。
若い二人の警察官は、とても親切で感じが良く、葛西署の評価は爆あがり!
私もシェルターに車を飛ばし合流。
数日間飲まず食わずの男性とテイクアウトの丼物を二人で食べたが、これまでのいきさつを聞いて、絶句した。

ホームレスの人は、それぞれが、背負いきれないほどの苦難を引きずって生きておられるが、この男性も同じだ。
亡くなったお母さんの話の途中で、男性の箸が止まり、下を向いてしまった。
「何日も食べていなかったので、急に温かいものを食べて、ちょっと胃が・・・」とつぶやく男性。
そっと、ティッシュを差し出した。
明日、瀬戸さんのところに行っても、多分ネットカフェ生活になり、脚の悪い男性は耐えられないだろう、ということで、
船橋のシェルターをなんとか6日まで借りられるよう、阪上さんが手配してくれた。ホッ
今夜の食事はまきさんが届けてくれる。
明日から6日まで、まきさんと私で、毎日午後に顔を出し、男性の様子を見守ることにした。
まだ50代の男性のこれまでの人生は、想像を絶するものだった。
こういう人を救える仕組みが、今の日本には残念ながら、無い。

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福祉サービスがあるのに、相談する方法があるのに、彼には全く届いていなかった。
孤立した人にとって、この社会は絶望でしかなかった。
社会のシステムを変えていかなければならない、何からやっていこうか、と課題を与えられた年初です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


新しく仲間入りした胡蝶蘭「小雪」



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