伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

アベノマスク466億円? 検品8億円??

2020-05-18 22:16:37 | 政治
県の疾病対策課発表によると、5月18日のコロナ感染者は2人ですが、
感染ルートが判明しています。
入院108人でひところの280人から見ると、医療機関も少し落ち着いてきたようです。
軽症者、無症状者用のホテルも22人でガラガラのようです。
今後さらに落ち着いて、非常事態宣言の解除が待たれます。
早く学校が始まりますように。


お花も買って応援!!こんな豪華にユリがお買い得でした。

アベノマスクの怪が明るみに 
マスク予算が466億円!!さらに検品8億円!!


船橋市保健所で妊婦用マスクの検品をしていた情報をいただいたのが5月4日。
髪の毛が入っていないか、汚れがないか、目を皿のようにして検査表に書き入れていたとのことでした。
そこでネットと近隣自治体議員に聞き取りをお願いしました。
判明したのは、県保健所では検品はしていないこと。
野田市のように届いていない自治体もありましたが、市町村に直接妊婦用マスクが届き、担当部署で検品作業をして、すでに問題のマスクは返品されていました。
ワースト例は八千代市。4月16日720枚が届き、不良品は535枚。
74%の不良品率って商品じゃないようです。
髪の毛やほこりの混入、汚れの付着、変色、糸のほつれなどなどひどいものだったということです。

なぜ妊婦用マスクを自治体が検品したのか?
 
これは、厚労省の事務連絡で検品を指示したからです。
4月16日に厚労省へ不良品の報告があったという事務連絡を皮切りに、
17日不良品は別途保管を指示し、18日には各市町村で検品を徹底するようにと、さらに指示しています。
21日には汚れたマスクを検証するため、その実物を返送するようにと事務連絡を出しています。
問題発生から2週間、忙しい現場に検品作業を押し付け、すべてが終わった5月1日に、国が検品するからすべて返品するように。しかし、検品の終わったものは配ってもよろしい、と出しています。

妊婦用マスクの1割が不良品 

宮川伸さんが5月11日厚労委員会でこのアベノマスク問題を取り上げました。
始めの答弁では、現場に検品を指示したことはおくびにも出さず、返品を指示したことのみ。
宮川さんの追及で、妊婦用に47万枚を送付して、不良品は約47000枚、検品をすべて市町村でやらせたと副大臣が認めました。

思った通り、5月1日の事務連絡は、自治体に検品を指示したことを隠すための厚労省のアリバイ作りだったのです。

ちなみに、妊婦用マスクの郵送費は半額自治体もちです。

宮川伸さん経済産業委員会質疑録画
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=50156&media_type=


検品費用に8億円?800万円?

14日の福島瑞穂さんの質問に「返品されたマスクの検品に550人投入して、8億円かかる」と答弁。
しかし、16日、妊婦分は800万円。自宅用、介護施設用を入れたすべての検品の契約額が8億円と訂正。

本来なら納入業者が検品をしたうえで納入すべきものです。
アベノマスクなら不良品が1割も占める納品を許し、検品も購入者側(国)がすることになるのでしょうか。
納税者への裏切り行為です。

巷では店頭にマスクは戻ってきつつあります。
特に玉城デニー沖縄県知事のステキなかりゆしマスクに、手作りマスクのおしゃれ度が再認識されています。
アベノマスクは果たして、必要なのでしょうか。

マスク代466億円の説明責任もうやむやのままです。
無責任な税金の使い方に異議あり!!
コロナ禍で市民生活は疲弊しています。
中小企業、個人、フリーランス、低所得世帯への支援が急務です。
きめ細かな第2弾、第3弾の経済政策を打ち出し、
税金をもっと国民の生活に直結する、有効な使い方にかじを切るべきです。


萩の友人からマスクを頂きました。とても軽くて、使いやすいんです。
私はハギノマスク

伊藤とし子のメールマガジン 2020年5月18日