底抜けに明るい菊子ちゃん、肉の神様、肉子ちゃん(愛称)と、彼女の娘、キクりんこと喜久子ちゃんの視点で描かれる、ある港町の風景だ。
ミスジという牛肉の希少部位と同性の見須子姓の母娘(おやこ)。
ホルモンなら、やなぎやの料理の美味しさが記憶に新しいが、この物語に出てくる焼肉屋のワイガヤ感、コンクリ打ちっ放し感、街の食堂感、焼き肉のタレ感…。の妄想が止まらない。
また女性作家で、小学生の不思議な感性を持つキクりんの視点、女の子の中の仲間意識・仲間外し・距離感・その仲間意識と女子特有の鬱陶しい感・男の子との距離感とその小学校時期の鬱陶しい感は新鮮だった。
女性作家を読まないとかはないのであるが、司馬に回帰することが多い私の場合は、確かにあまりなかったことなのかもしれない。
作家は今回の直木賞サラバの作者、西加奈子。
その作家を調べていたら、こっちの作品名にスッポリ嵌ってしまった。
内容は極力横に置いておきたいのだが、あらすじとしては
いつも馬鹿な男に騙されても、明るく漢字を分解しては今を生き抜く肉子ちゃん。騙された男を追いかけて、やってきてしまった(日本海方面の)港町で、そこにある「うをがし」という焼肉屋で働き始める肉子ちゃんとキクりんの日常風景。
もちろん、不思議な感性を刺激してくれるペンギンや三つ子のお爺ちゃん、どうしても不思議な面相をしてしまう同級生の男の子や、
ニシンで御殿を立てたぶりっ子風仲良し、運動できる系の男勝りの女の子リーダーや「うをがし」の主人や常連さん、商店街のカッコいい鍵屋の姉さんやおかしなことを口走る人々、神社、、、、、。
それこそ少女視点にしては大人びているのだが、目が離せないというよりも、心に残る風景だった。
肉子ちゃんの女神っぷりに感じ入る印象かな。次は円卓に行く。こっちは映画化されたのか、、、、本当に知らない。
ミスジという牛肉の希少部位と同性の見須子姓の母娘(おやこ)。
ホルモンなら、やなぎやの料理の美味しさが記憶に新しいが、この物語に出てくる焼肉屋のワイガヤ感、コンクリ打ちっ放し感、街の食堂感、焼き肉のタレ感…。の妄想が止まらない。
また女性作家で、小学生の不思議な感性を持つキクりんの視点、女の子の中の仲間意識・仲間外し・距離感・その仲間意識と女子特有の鬱陶しい感・男の子との距離感とその小学校時期の鬱陶しい感は新鮮だった。
女性作家を読まないとかはないのであるが、司馬に回帰することが多い私の場合は、確かにあまりなかったことなのかもしれない。
作家は今回の直木賞サラバの作者、西加奈子。
その作家を調べていたら、こっちの作品名にスッポリ嵌ってしまった。
内容は極力横に置いておきたいのだが、あらすじとしては
いつも馬鹿な男に騙されても、明るく漢字を分解しては今を生き抜く肉子ちゃん。騙された男を追いかけて、やってきてしまった(日本海方面の)港町で、そこにある「うをがし」という焼肉屋で働き始める肉子ちゃんとキクりんの日常風景。
もちろん、不思議な感性を刺激してくれるペンギンや三つ子のお爺ちゃん、どうしても不思議な面相をしてしまう同級生の男の子や、
ニシンで御殿を立てたぶりっ子風仲良し、運動できる系の男勝りの女の子リーダーや「うをがし」の主人や常連さん、商店街のカッコいい鍵屋の姉さんやおかしなことを口走る人々、神社、、、、、。
それこそ少女視点にしては大人びているのだが、目が離せないというよりも、心に残る風景だった。
肉子ちゃんの女神っぷりに感じ入る印象かな。次は円卓に行く。こっちは映画化されたのか、、、、本当に知らない。
