私から家内にも感染ってしまい、夫婦でリビングと寝室を占拠してます。
息子は元々テレビも見ないのですが、飲み物すら取りに来れないという状況。
熱は下がったものの、お腹が緩く、咳がまだ出る状態です。
息子には自分で飲食をとさせてもらい、薄皮あんぱんとかスポーツドリンクなどを早朝に購入。
ついでに日経新聞を久しぶりに購入してきました。
最近、アメリカのピッツバーグの鉄鋼会社を買収合意して、アメリカに波紋を投げかけている日本製鉄。報道初日、不採算だとして大下りした株価を見て、買い下がって購入しておきました。
新聞では今度はアメリカの国益に関わるとかいう反駁に遭っているのだとか。
それ、勝負のように買収を仕掛けた日本製鉄の勝ちじゃん。株価はしっかりと昇り基調です。まぁいつまでもこのままかは分かりませんが。
まぁ難題は多数あって然るべき。
世界に打って出る気概をしっかりと信念でもって見せている日本製鉄。スカッとしてます。
社説も久々。
インバウンド客と日本国民の2段価格を設定したら?という論理。初め眉顰めますよね?
英語メニューと日本語メニューで値段を変えるとかいう姑息なやり方(日本語読める人が見たら非難轟々でしょう)ではなく、体験やもてなしを盛り込んで、値段に差をつければいいという、正論でした。
地域住民には、(工場見学も歴史の説明も)不要なものでも、観光客にはエンタメになるというもの。
円安なんだし、そういう産業はしっかりと頭を捻って、価値を値付けと共に産み出して欲しいものです。
観光業の皆様、頑張りましょう!皆さんの当たり前は、観光客にはどこまでも異体験なんです。
そうそう、前場。昨日が配当確定日のために翌日の権利落ち銘柄に売り浴びせがありました。
それでもまだ損益は大きくプラス。
棄損したパーセンテージも配当金前後。
放っておきます。
話戻しますけど、気持ちの良いダブルスタンダード(二重価格)。応用範囲が広そうなので発想のし甲斐があります。
この発想、海外では珍しくないものなんだそうです。
そういえば、金沢の兼六園、早朝の時間帯は入園無料でした。散歩や健康志向の方にはとても良い環境でした。観光客で朝ご飯前でもいい人と地元民の方にとても優しい仕組みだったと改めて思い直しました。
※写真は私の高校時代のテレビドラマ 深夜へようこそ のシナリオです。
松田洋治、名取裕子、千葉真一、松本伊代というキャスティングです。懐かしく読んでいます。コンビニの黎明期の頃のドラマです。
ということは 1970年前後…私の学生時代のお生まれでしょうか。
「男と女の関係には絶対ならないで…」の惹句に
久世光彦著「触れもせで~向田邦子との二十年~」を思いました。
改めてこの書を紐解くと
『彼女のアパートに泊まったことだって何度もある』
『二十年の間 彼女の体のどこにも唯の一度も触ったことがない』
『暖かい手だったのか冷たかったのか、
柔らかだったのか骨ばっていたのか、私は知らない』
『熱い肌を幾度合わせても何もわからない人もいる。
指一本触れもせず十年たってしきりと恋しい人もいる』。
如何とも言い難い言葉に 久世光彦氏の純情と不純を想います。
これもダブルスタンダードでしょうか?
向田邦子さんに実は密かな"彼"がいらっしゃったことを思うと
そのダブルスタンダードの深さに触れた!思いがいたします。
山田太一さんがドラマを観て感動したので、向田邦子さんに電話でお伝えしようとしたら、電話口の向こうでワナワナと震えていて、演出、演技全てに不満で放送中止にして欲しいと嘆いていたそうです。
それ以来、山田太一さんも不満をすぐに口にしない様に2度3度とドラマを数回見直して、汲もうとしてくれている演出を見付けたり、なるべく脚本の意図に沿う様に演技している箇所を見付けて不満を押し殺していたと書かれていました。
脚本を読んで、当時の映像を思い浮かべるとかなり忠実に思えるのですが、作家にはそれでも不満がある様です。脚本も監督もやる映画監督というのはそういう領域を無くそうという人物なのかなとか考えてしまいます。
向田邦子さんをよく存じ上げておらず、ダブルスタンダードの意が汲めておりません。ご容赦ください。