映画の総括、後編。
前編は異様に長い文章になってしまったので、今宵は可能なかぎり簡潔にいこう。
マイベスト20発表の次は、映画界の10大ニュースを展開。
映画館に行く時間のないひとも、これだけはおさえておこう。
(1)オオシマ、鬼籍に入る…トップ画像
1月15日死去、享年80歳。
覚悟はしていたが、やっぱりショックだった。
なぜかっていうと、これが最後だという意識で遺作を撮ってほしかったから。
(2)宮崎駿の引退
そういう意味では、『風立ちぬ』を最後と決めた宮崎爺は理想的なキャリアの築きかたである。
まぁ、そういう風に生きられるひとのほうが少ないであろうけれども。
(3)ベン・アフレックの復活
監督作『アルゴ』がオスカー作品賞に輝き、再浮上。
親友マット・デイモンは俳優としても好調がつづき、このふたりはすごいね。
(4)「映画と喫煙」問題
日本では『風立ちぬ』の喫煙シーンにどっかの団体が噛みつき、
米国ではウォルト・ディズニーの伝記映画(公開日は未定)で喫煙シーンがカットされることに。
遠い目をしてしまうよ・・・。
(5)『午前十時の映画祭』の好評がつづく
名画を午前十時にかける好企画、、、にも関わらず、上映作品を50本そろえられない。
理由はただひとつ、フィルムのデジタル化に金が「かかり過ぎる」から。
最初からデジタルで撮られた映画ではなく、フィルムをデジタルに変換するわけだからねぇ・・・。
(6)ミニシアター踏ん張る
新しく建てられることは少ないけれども、減少傾向にストップがかかった。
こういうところで上映される映画を待っているひと、意外と多いのだ。
(7)劇場で、映画以外のものが上映される機会が増える
それを通称でODS(=Other Digital Stuff)という。
コンサートやスポーツのパブリック・ビューイングだけでなく、歌舞伎だって流す。
これはこれで「あり。」なんじゃないか。
(8)ドルビーアトモス、上陸
新音響システム。
天井にもスピーカーがついていて、迫力の、、、というより、繊細な音まで再現してくれて「かなり」素晴らしい。
(9)クラウドファンディングによる映画制作が増える
ネット上で資金を募り、ユーザーがそれを提供すること。
一般人でも出資者になれることを可能にした点で、これは画期的。
(10)邦高洋低がつづく
洋低邦高とも書くが、日本映画が好調を持続している―のではなく、じつは米国映画が不調な「だけ」だったりする。
いうまでもないけれど、理想は双方が好調であること、、、なのだが。
※浮き沈みの多い人生は、ここから始まった…それにしても、ふたり若いっ!!
※12年11月~13年10月に劇場公開された「生きている」良質映画たち
(順不同)
『地獄でなぜ悪い』
『R100』
『パッション』
『陽だまりの彼女』
『コールド・ウォー』
『マッキー』
『危険なプロット』
『サイド・エフェクト』
『マン・オブ・スティール』
『許されざる者』
『アップサイド・ダウン』
『わたしはロランス』
『エリジウム』
『甘い鞭』
『凶悪』
『そして父になる』
『ビザンチウム』
『トゥ・ザ・ワンダー』
『ワールド・ウォーZ』
『パシフィック・リム』
『タイピスト!』
『エンド・オブ・ウォッチ』
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
『上京ものがたり』
『スタンリーのお弁当箱』
『10人の泥棒たち』
『風立ちぬ』
『SHORTPEACE』
『サウンド・オブ・ノイズ』
『ペーパーボーイ 真夏の引力』
『イノセント・ガーデン』
『はじまりのみち』
『箱入り息子の恋』
『嘆きのピエタ』
『スプリング・ブレイカーズ』
『フィギュアなあなた』
『俺はまだ本気出してないだけ』
『華麗なるギャツビー』
『インポッシブル』
『さよなら渓谷』
『アンコール!!』
『コンプライアンス』
『探偵はBARにいる2』
『フッテージ』
『クロユリ団地』
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』
『体脂肪計タニタの社員食堂』
『グランド・マスター』
『中学生円山』
『オブリビオン』
『君と歩く世界』
『舟を編む』
『桜、ふたたびの加奈子』
『天使の分け前』
『リンカーン』
『カルテット!人生のオペラハウス』
『コズモポリス』
『ハッシュパピー バスタブ島の少女』
『戦争と一人の女』
『セックスの向こう側 AV男優という生き方』
『野蛮なやつら/SAVAGES』
『愛、アムール』
『千年の愉楽』
『クラウド アトラス』
『恋する輪廻』
『ザ・マスター』
『暗闇から手をのばせ』
『東ベルリンから来た女』
『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』
『ムーンライズ・キングダム』
『フラッシュバックメモリーズ 3D』
『脳男』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
『奪命金』
『同じ星の下、それぞれの夜』
『遺体~明日への十日間~』
『横道世之介』
『世界にひとつのプレイブック』
『ジャンゴ』
『カラカラ』
『テッド』
『鈴木先生』
『96時間/リベンジ』
『レ・ミゼラブル』
『ももいろそらを』
『東京家族』
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
『みなさん、さようなら』
『アウトロー』
『サイド・バイ・サイド』
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『雪と自転車』
前編は異様に長い文章になってしまったので、今宵は可能なかぎり簡潔にいこう。
マイベスト20発表の次は、映画界の10大ニュースを展開。
映画館に行く時間のないひとも、これだけはおさえておこう。
(1)オオシマ、鬼籍に入る…トップ画像
1月15日死去、享年80歳。
覚悟はしていたが、やっぱりショックだった。
なぜかっていうと、これが最後だという意識で遺作を撮ってほしかったから。
(2)宮崎駿の引退
そういう意味では、『風立ちぬ』を最後と決めた宮崎爺は理想的なキャリアの築きかたである。
まぁ、そういう風に生きられるひとのほうが少ないであろうけれども。
(3)ベン・アフレックの復活
監督作『アルゴ』がオスカー作品賞に輝き、再浮上。
親友マット・デイモンは俳優としても好調がつづき、このふたりはすごいね。
(4)「映画と喫煙」問題
日本では『風立ちぬ』の喫煙シーンにどっかの団体が噛みつき、
米国ではウォルト・ディズニーの伝記映画(公開日は未定)で喫煙シーンがカットされることに。
遠い目をしてしまうよ・・・。
(5)『午前十時の映画祭』の好評がつづく
名画を午前十時にかける好企画、、、にも関わらず、上映作品を50本そろえられない。
理由はただひとつ、フィルムのデジタル化に金が「かかり過ぎる」から。
最初からデジタルで撮られた映画ではなく、フィルムをデジタルに変換するわけだからねぇ・・・。
(6)ミニシアター踏ん張る
新しく建てられることは少ないけれども、減少傾向にストップがかかった。
こういうところで上映される映画を待っているひと、意外と多いのだ。
(7)劇場で、映画以外のものが上映される機会が増える
それを通称でODS(=Other Digital Stuff)という。
コンサートやスポーツのパブリック・ビューイングだけでなく、歌舞伎だって流す。
これはこれで「あり。」なんじゃないか。
(8)ドルビーアトモス、上陸
新音響システム。
天井にもスピーカーがついていて、迫力の、、、というより、繊細な音まで再現してくれて「かなり」素晴らしい。
(9)クラウドファンディングによる映画制作が増える
ネット上で資金を募り、ユーザーがそれを提供すること。
一般人でも出資者になれることを可能にした点で、これは画期的。
(10)邦高洋低がつづく
洋低邦高とも書くが、日本映画が好調を持続している―のではなく、じつは米国映画が不調な「だけ」だったりする。
いうまでもないけれど、理想は双方が好調であること、、、なのだが。
※浮き沈みの多い人生は、ここから始まった…それにしても、ふたり若いっ!!
※12年11月~13年10月に劇場公開された「生きている」良質映画たち
(順不同)
『地獄でなぜ悪い』
『R100』
『パッション』
『陽だまりの彼女』
『コールド・ウォー』
『マッキー』
『危険なプロット』
『サイド・エフェクト』
『マン・オブ・スティール』
『許されざる者』
『アップサイド・ダウン』
『わたしはロランス』
『エリジウム』
『甘い鞭』
『凶悪』
『そして父になる』
『ビザンチウム』
『トゥ・ザ・ワンダー』
『ワールド・ウォーZ』
『パシフィック・リム』
『タイピスト!』
『エンド・オブ・ウォッチ』
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
『上京ものがたり』
『スタンリーのお弁当箱』
『10人の泥棒たち』
『風立ちぬ』
『SHORTPEACE』
『サウンド・オブ・ノイズ』
『ペーパーボーイ 真夏の引力』
『イノセント・ガーデン』
『はじまりのみち』
『箱入り息子の恋』
『嘆きのピエタ』
『スプリング・ブレイカーズ』
『フィギュアなあなた』
『俺はまだ本気出してないだけ』
『華麗なるギャツビー』
『インポッシブル』
『さよなら渓谷』
『アンコール!!』
『コンプライアンス』
『探偵はBARにいる2』
『フッテージ』
『クロユリ団地』
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』
『体脂肪計タニタの社員食堂』
『グランド・マスター』
『中学生円山』
『オブリビオン』
『君と歩く世界』
『舟を編む』
『桜、ふたたびの加奈子』
『天使の分け前』
『リンカーン』
『カルテット!人生のオペラハウス』
『コズモポリス』
『ハッシュパピー バスタブ島の少女』
『戦争と一人の女』
『セックスの向こう側 AV男優という生き方』
『野蛮なやつら/SAVAGES』
『愛、アムール』
『千年の愉楽』
『クラウド アトラス』
『恋する輪廻』
『ザ・マスター』
『暗闇から手をのばせ』
『東ベルリンから来た女』
『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』
『ムーンライズ・キングダム』
『フラッシュバックメモリーズ 3D』
『脳男』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
『奪命金』
『同じ星の下、それぞれの夜』
『遺体~明日への十日間~』
『横道世之介』
『世界にひとつのプレイブック』
『ジャンゴ』
『カラカラ』
『テッド』
『鈴木先生』
『96時間/リベンジ』
『レ・ミゼラブル』
『ももいろそらを』
『東京家族』
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
『みなさん、さようなら』
『アウトロー』
『サイド・バイ・サイド』
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『雪と自転車』