とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023青島太平洋マラソンツアー:1日目

2023-12-13 22:01:12 | 観光
今年最後のフルマラソンは、宮崎県の青島太平洋マラソンにエントリーした。青島太平洋マラソンは、九州では人気の大会として有名で、エントリー開始になった日にすぐに申込み、参加を楽しみにしていた。

まずは、大会前日に宮崎入りして、コース沿いの観光地をめぐり雰囲気を味わう事にした。最初に向かったのは、宮崎神宮だ。灯籠が参道の両脇に立ち並び、厳かな雰囲気が漂っている。


二の鳥居前まできた。


二の鳥居の先にも灯籠が立ち並び、神門へと続いている。


神門の手前にある建物は、宮崎神宮徴古館だ。宮崎神宮の宝物や書籍等の展示のために建設された木造2階建の建物で、海鼠(なまこ)壁という外壁に特徴がある。


神門の前まで来た。


拝所でマラソンの完走を祈る。


宮崎神宮は、日本の初代天皇・神武天皇を祭神とし、神武天皇の孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと:阿蘇神社のご祭神)がその縁にちなんで創祀したと伝わる。神武天皇の両親である、父・鵜鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)母・玉依姫命(タマヨリヒメ)も一緒に祀られていることから、家内安全や夫婦和合、安産・子宝のご利益、また神武天皇が東征されたことにちなんで、必勝祈願や合格祈願に訪れる参拝者も多いという。


宮崎神宮を出ると、マラソンコースを車で走り、後半の山場となる青島に向かう。

青島駅前に車を駐め、青島神社への参道を歩いて行く。


宮崎の定番観光スポットである青島神社。この先に見える島が青島神社のある青島だ。


島にかかる弥生橋を渡って青島神社に向かう。


青島は、全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定されている。島では200種類以上の植物が確認され、そのうち熱帯性及び亜熱帯性の植物が27種あり、北半球最北のヤシ科植物の群生地とも知られているそうだ。


そして、島の回りは「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩の景色が広がり隆起海床と奇形波蝕痕として、国の天然記念物に指定されている。


「鬼の洗濯板」をバックに記念撮影。


鳥居をくぐると青島神社の境内だ。


鳥居を過ぎると石造りの狛犬が現れる。


神門を抜けると本殿だ。


こちらが本殿。ここは有名な神話「海幸彦・山幸彦」の舞台であり、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあることから、縁結びにご利益があると言われている。


ハート形の絵馬やオブジェ、恋みくじなど、境内には恋愛成就にあやかれそうなアイテムが多数ある。絵馬で出来たトンネル「祈りの古道」。絵馬に書かれたいろんな願いを読むのが楽しい。


「祈りの古道」の先には、ビロウ樹に囲まれた森があり、元宮に続いている。


元宮の奥には、寄り添うようにそびえる木「夫婦ビロウ」があり、磐境に土器の皿を願い事を呟きながら投げ入れ、入ると願いが叶い、割れると開運厄除になるという「天の平瓮投げ(あめのひらかなげ)」をやり、多くの人が幸福を願っている。


その後、島の周りを歩き一周する。


島の周りは、「鬼の洗濯板」ばかりだ。


青島を一周して、青島ビーチパークに行くと、28歳で夭折した画家、青木繁の『わだつみのいろこの宮』のモニュメントが建っていた。山幸彦と豊玉姫の出逢いが描かれた作品だ。


そして、青島ビーチパークはマラソンの37キロ地点となる。ここから5キロ走るとゴールとなる訳だ。


「2023青島太平洋マラソンツアー:2日目マラソン本番」に続く。