とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023広島ツアー:2日目広島市内観光

2023-10-26 23:24:37 | 観光
広島市内に戻り宿泊したのは、広島カープの本拠地であるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島のすぐ近くのホテルだ。さすが広島カープのお膝元であるだけに、ローソンの色が赤というのは驚いた。


翌朝、ホテルから歩いて広島城に向かう。


広島城公園の中に入ると、大本営跡という石碑が立っていた。広島大本営は、1894年(明治27年)に勃発した日清戦争の戦争指揮のために広島城内に設置された大本営だが、1945年の原子爆弾投下で全て吹っ飛んでしまい、今は基礎石だけが残っているのみだ。


広島城の入り口に着いた。安土桃山時代から江戸時代の城で、毛利輝元が太田川河口のデルタ地帯に築いた平城である。1945年(昭和20年)まで天守を始めとする城郭建築が現存していたが、アメリカ軍の原子爆弾投下によって倒壊し、現在見られる城内の天守以下城郭建築はすべて1958年以降に再建されたものだ。また名古屋城、岡山城と共に日本三大平城に数えられる、日本100名城の一つにも選定されている。天守閣に入り、1階から5階までいろんな歴史資料を見学して広島城を後にした.


入るときは、裏御門から入ったが、出るときは表御門から出る。


広島城から歩いてすぐにあるのが、おりづるタワーだ。世界遺産「原爆ドーム」の東隣に位置した施設で、被爆前、被爆後、現在の街並みの変遷を通じて、平和への願いや重みを感じる場所だ。入場料を払って、屋上に向かうと、ウッドデッキの展望スペースが広がっている。


ウッドデッキの展望スペースは、平和記念公園・原爆ドームと宮島の弥山(みせん)まで、広島の2つの世界遺産を同時に望むことができる。




12階のおりづる広場には、アバターと呼ばれるディスプレイがあり、白く輝く仮想空間に浮遊する無数のおりがみが、人間の「色 / color」に反応し、合わせ鏡のような不思議な世界を映し出す。


世界中から集まる平和への想いや祈り、それらが積み重なって完成する「おりづるの壁」に参加してみようという事で、おりづるを作ってみる。


おりづるタワー専用の折紙で折ったおりづるを、おりづるタワーのシンボルである「おりづるの壁」に投入するのだが、投入場所は透明なガラスの床になっていて、結構立つのが怖い。


おりづるを小さな投入口から投げ入れる。


ひらひらとおりづるが舞っていくのが見える。


12階から下に降りるには、エレベーターで降りることもできるのだが、スパイラルスロープを散歩気分で歩いて上り下りができる。そして、中央部には、くるくると回りながら滑り下れるすべり台「くるくるくーる」があり、アクティブに楽しみながら下っていける。




おりづるタワーのすぐ目に前にあるのが、原爆ドームだ。現在では、被爆当時の惨状を残す姿がノーモア・ヒロシマの象徴として、時代を越えて核兵器の廃絶と恒久平和の大切さを世界へ訴えるシンボルでもあり、一度は見ておきたかった場所である。


この建物は、大正4年(1915年)に広島県内の物産品の展示・販売をする施設として建てられ、広島県美術展覧会や博覧会も催されていた。本来の名称は「広島県産業奨励館」だが、今は原爆ドームという通称で世界に通用する場所になってしまった。


平成8年(1996年)12月、ユネスコ第20回世界遺産委員会メリダ会議で、核兵器の惨禍を伝える建築物として世界文化遺産に登録されている。


原爆ドームの先にあるのが、平和記念公園。爆心地周辺を恒久平和の象徴の地として整備するため、昭和25年(1950年)から平和記念公園及び施設の建設が進められ、昭和30年(1955年)に完成した公園だ。


最後に寄ったのが、広島平和記念資料館。悲惨な原子爆弾の被害の様子を知る為には、この資料館に立ち寄らなければならない。跡形もなくなった街の惨状や被害者のリアルな写真、亡くなった人たちの形見の品々等、涙なくして見ていられないものばかりだった。


一通り見て資料館を後にしたが、入り口には、引きも切らずに見学者の列がつながっていた。


一日中歩き回っていたので、さすがに帰りはタクシーで広島駅に戻り、帰路についた。初めての地、広島では二つの世界遺産を見て回ることができ、有意義な旅となった。

2023広島ツアー:1日目宮島

2023-10-25 20:49:28 | 観光
日本の各地を旅行していたはずだが、広島だけはまだ行ったことがなく、先週末初めて広島に出かけてきた。前日、神戸の娘の家に泊まり、翌日早朝の新幹線で広島に向かい、一番の目玉である宮島に向かった。

広島駅からJRに乗って宮島口で下車。ほとんどの人が宮島口で下車するので、残った車両内はガラガラだった。外人も結構多い。


宮島口に行ったら、あなごめしを買って食べるのがおすすめだという事で、駅前の「あなごめしうえの」であらかじめ予約しておいたあなごめし弁当を受け取る。開店と同時に弁当を受け取る人の行列ができていたが、それほど待つこともなく受け取ることができた。


弁当を持って、宮島行のフェリーに乗る。フェリーはJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社が運航しているが、大鳥居の近くを通るJR西日本宮島フェリーに乗った。


フェリーから眺めた厳島神社の大鳥居。


宮島の桟橋に到着。


宮島は、鹿が多いスポットとして奈良の東大寺と並んで有名だ。評判通り、フェリーの泊まる桟橋や厳島神社境内等、島の至る所で鹿を見ることができる。


記念写真を撮る人の横に並び、まるで観光大使のような鹿もいる。


我々が着いたころは、潮が引いていた時刻で、砂浜を歩き回ることができる。




厳島神社の社殿前の浜も歩き回れる。


社殿を通り過ぎてしまい、厳島神社の中には入らず、弥山に登るためロープウェイ乗り場の方に向かう。30分ほどで紅葉谷のロープウェイ乗り場に着き、2本のロープウェイを乗り継いで獅子岩駅に着くと、往復1時間ほどのトレッキングだ。

獅子岩駅から20分ほど歩くと弥山本堂のある広場に着く。その中にある霊火堂には、大同元年(806年)、大聖院を開いた弘法大師(空海)が修行の際に焚かれてから、今日まで途絶えることなく燃え続ける霊火があり、この火で沸かした霊水は万病に効くと云われているそうだ。釜の中のお湯を飲ませてもらう。


弥山山頂付近に来ると、奇岩がたくさん出てくる。「不動岩」は、ふたつの柱石が巨大な盤石を支えている岩で、まるで人間が造ったかのような形をしている。石段を上がって盤石の下に入ると、不動明王の石像が安置されている。


「くぐり岩」は、登山道がその下を通る自然のトンネルになっている。


山頂付近からは、瀬戸内海の島々が良く見える。




弥山山頂535mは、巨岩に囲まれ、足元も平らな巨岩で覆われており、不思議な感じの山だ。


山頂の先には、売店やトイレがある立派な展望台もある。


山頂であなごめし弁当を食べて休憩した後、別の道から霊火堂に戻る。


紅葉はまだだが、もみじの葉が太陽の光で輝いている。


ロープウェイで紅葉谷に戻り、五重塔を見学していく。


そして最後に世界文化遺産である厳島神社に参拝していく。


いつの間にか潮が満ちて、神社の周りは海の中に沈んでいた。午前中は、この前を歩いて渡れたのが嘘のようだ。


ちょうど、神殿の中で結婚式が行われていたようだ。新郎新婦が観光客の拍手に出迎えられ外に出てきた。


多くの観光客に見守られる中、記念写真の撮影だ。


大鳥居も海の中だ。


境内の西回廊の出口付近には、国内で唯一海に浮かぶ能舞台がある。


厳島神社を一回りしてから、付近のお土産屋やグルメスポットなどを見て回り、フェリーで宮島口に戻り、JRで広島市内に戻った。ほぼ朝から夕方近くまで宮島のメインスポットをあらかた回り楽しむことができてよかった。

「2023広島ツアー:2日目広島市内観光」に続く。

2023八海山:2日目千本檜小屋~ロープウェイ乗り場

2023-10-18 18:18:19 | 山登り
2日目は、天気予報通り明け方から雨になっていた。前日に危険な八ッ峰は登ってしまったので、あとは下山するだけだ。朝食を済ませ、7時前に千本檜小屋を出発する。

薬師岳直下の鎖場が雨で濡れて滑りやすく怖かったが、あとは順調に下山していく。

雨に濡れた紅葉の山も、この程度なら景色を楽しむ余裕がある。


下界の方には雲海が広がっている。


大きな岩を通り過ぎれば、あとは難しい場所はない。


女人堂で一休み。


4合目半出合付近では、モリアオガエルが生息する漕池がある。


八海山逍拝所に到着。ここのすぐ下が、ロープウェイ乗り場だ。


ロープウェイ乗り場のテラスで、八海山Tシャツを着て登頂成功の記念撮影。






ロープウェイで駐車場に着くと、五十沢(いかざわ)温泉で汗を流し、その後魚沼の里を観光して帰路についた。

参考1.八海山の高低図&コースタイム


参考2.八海山のコースマップ

2023八海山:1日目千本檜小屋~入道岳~八ッ峰~千本檜小屋

2023-10-17 19:05:06 | 山登り
千本檜小屋から、これから向かう八っの岩峰群と最高峰の入道岳を合わせて八海山という。古くから霊山として崇められてきており、越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山に数えられ、日本200名山のひとつでもある名山だ。

我々はまず、八ッ峰には向かわず、迂回コースから入道岳を目指す。迂回コースというが、結構キツイう回路で鎖場や梯子が何か所も出てくる。


う回路からは、南魚沼の街並みや、遠く日本海や佐渡も見える。


断崖の岩場をトラバースしていく。


山肌の紅葉が見事だが、見とれている余裕はない。


垂直の岩場が出てくる。


上に出ると、八ッ峰の岩峰群が目の前に飛び出してくる。


入道岳からの帰りは、この岩峰群の上を歩いていくことになるのだ・


大日岳の登り口の前に出る。八ッ峰岩稜コースのスタート地点になるが、まずは通りすぎて入道岳方面に向かう。


この先に見えるのが入道岳で、ちょっと離れていて距離がある。


20分ほどで入道岳1778mに到着する。八海山の最高峰だから、まずここには登っておかなければならない。


元来た道を引き返し、八ッ峰岩稜コースのスタート地点となる大日岳に戻る。スタート地点には、キケン注意のプレートが張り付けられており、これから登る人の心構えが記されている。


大日岳は、ほぼ垂直な鎖場となり、初めての人にとっては、最初からビビってしまいそうな恐ろしい岩場だ。


最初に、経験者である私が登り始める。下とか見ずにひたすら進行方向だけを見ながら鎖をもって登ればあっという間に頂上だ。


2番手も続けて登ってくる。


下の方では、後続のメンバーがこちらを眺めているのが見える。


大日岳の頂上で腰を下ろし、メンバーが無事登ってくるのを待つ。


初めてのメンバーは、かなり怖かったようだが、ひとまず最難関の岩場をクリアして一安心のようだ。


大日岳、剣ヶ峰をクリアして摩利支岳に到着。


次の岩場を登ってくるメンバー。


やせ尾根を進む場所も出てくる。


一旦鎖場を下ると、次の釈迦岳、白河岳、七曜岳、不動岳、地蔵岳のピークが連なっているのが見える。


その後もいくつもの岩峰を越えていく。


千本檜小屋も見えてきた。地蔵岳をクリアすれば、ゴールは近い。


17時ちょっと前に千本檜小屋に全員無事到着。夕食のカレーライスを前にみんなホッとしたことだろう。


当初の予定では、八ッ峰岩稜コースと入道岳は、翌日の朝一で登るつもりだったが、翌日の天気が悪いことが分かっていたので、前倒しにして一気に登ることができてよかった。何よりも一日中風もなく好天だったことが幸いだ。おかげで、素晴らしい紅葉の中で八海山を登ることができ、初めてのメンバーにも楽しんでもらえたことだろう。

参考1.八海山の高低図&コースタイム


参考2.八海山のコースマップ


「2023八海山:2日目千本檜小屋~ロープウェイ乗り場」に続く。

2023八海山:1日目ロープウェイ乗り場~千本檜小屋

2023-10-16 18:56:13 | 山登り
快晴の八海山ロープウェイ乗り場に、栃木、東京、静岡からの7人と新潟からの3人が集合して10人で八海山に登ることになった。私は、3回目の八海山となるが、ほかのメンバーはほとんど初の八海山だ。この日は1日中快晴で、風もなく、登山には最高の天気になっていた。駐車場もほぼ満車状態。目の前にはギザギザの岩峰が立ち並ぶ八海山の姿がくっきりだ。


ロープウェイ乗り場で登山届を提出し、10分ほどロープウェイに乗って外に出ると、八海山大神の鳥居前でスタート前の集合写真を撮る。


登山道を数分登ると、八海山頂上逍拝所に出る。八海山大神、役行者、木花咲耶姫命が祀られている。


ここで頂上を眺め、登山の安全を祈る。


その後、紅葉が始まった山の中を徐々に進んでいく。


最初は、黄色が多かったが赤も見られるようになってきた。


1時間ほどで6合目となる女人堂に到着する。かつて女人は、ここまでしか登ってくることを許されなかったという。現在は、そんな掟はなく、トイレのある避難小屋として誰でも使用できる場所だ。これから、険しい鎖場が出てくるので、少し腹ごしらえをする。


女人堂の前にも、八海山大神が祀られている。


女人堂から、さらに上に登っていくと草紅葉が黄金色に輝いている斜面が出てくる。まさに目が眩むほど美しい風景だ。


そして、道もひときわ険しい道に代わってくる。


黄金色のトンネルの中も進む。


薬師岳手前にある長い鎖場が出てきた。


八海山の最初の手荒い洗礼が始まる。


長い鎖場を登りきると、薬師岳に到着する。薬師岳は標高1653mの山で、八海山の八合目にあたるピークである。


薬師岳から、9合目となる千本檜小屋が間近に見える。


一旦下って、登り返すと千本檜小屋はもうすぐだ。八ッ峰の一つである地蔵岳のピークに大勢の登山者が立っているのが見える。


千本檜小屋に到着する。ここで一旦重い荷物を置いて、ヘルメットをかぶりサブザックで、八海山の核心部である八ッ峰縦走コースを目指す。


「2023八海山:1日目千本檜小屋~入道岳~八ッ峰~千本檜小屋」に続く。

2023八甲田山登山

2023-10-05 22:28:38 | 山登り
弘前・白神アップルマラソンを走ってから、酸ヶ湯温泉まで移動して宿泊。翌日は、八甲田山に登る予定だ。

夜中に雨が降り、当日の天気は微妙だったが、酸ヶ湯温泉を出るころには青空も見え、思ったより天気がいいじゃないかと予定通り登ることにした。ただ、山の天気予報では山頂の天気は強風で風速15~17m/sとなっている。登山指数も1日中Cとなっていたのが気がかりだった。


八甲田山神社登山口前で、とりあえず集合写真を撮る。


傾いた鳥居をくぐり、これから登山開始だ。


歩き始めてすぐ、樹林が全く育っていない場所に出る。この辺りは火山性ガスが発生して樹木が枯れてしまったのかもしれない。




その後、再び樹林帯の中を進むが、途中でついに雨が降り始め、雨具を着ることにした。

途中で、下山してくる登山者に会う。話を聞くと、山頂周辺は強風でとても長居はできない状況だったという。その後も、下山してくる登山者に会い、雨と強風で、途中で撤退したということだった。やはり、予報通りなのかなと思いつつも、今自分たちがいる地点では、それほど深刻な状況ではなかったので、先に進む。

森林限界を過ぎると、森がなくなり視界が開け、傾斜が徐々にきつくなってきた。地獄湯ノ沢と呼ばれる場所で、火山性有毒ガスに注意するようにとの看板が立っている。


時々硫黄臭がするなか、岩がゴロゴロと転がっている荒涼とした沢を登っていく。


次第に雨が強くなってきて、沢の水の水量が幾分増えてきたようだ。さらに数十m登っていくと、急に風が強くなり,みぞれ交じりの雨に変わってきた。体に当たる雨粒が痛いくらいだ。まだ、仙人岱の湿原にも着いていなかったが、下山してきた登山者の気持ちが、この状況で改めて分かった。メンバーも10人もいて、女性も多く、このまま登っても危険だと感じ、撤退することを決断する。

撤退と決めたら、一気に沢を下る。岩がゴロゴロしている沢は天気が崩れると危険なので早く抜け出したい。


樹林帯の中に入れば、風が遮られるので一安心だ。あとは、無事に登山口まで戻ってきた。


下山後は、酸ヶ湯温泉でひと風呂浴びてすっきりだ。いつの間にか雨もやんでいて、先ほどの天気が嘘のよう。やはり山の天気は、わからない。なめてかかると、とんでもないしっぺ返しが来そうだから、危険と感じたら引き返すのが正解だ。


結局、山頂制覇はできなかったので、予定した時間に余裕ができ、青森市内で観光をしていくことにした。青森駅近くの「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に寄って行く。ここは、1年中ねぶたを見ることができる施設だ。


大迫力の巨大なねぶたの展示や、ねぶたの歴史、ねぶた制作の技術やお囃子など、さまざまなテーマで気軽にねぶたに触れることができる。


ねぶた祭りは見たことがなかったが、実際にねぶたをみて、その大きさと迫力に感動する。




「ねぶたの家 ワ・ラッセ」の隣には、青森県産りんごのシードル工房と市場を兼ね備えた施設「A-FACTORY」がある。「A-FACTORY」でりんご絡みのお土産を買い、青森ベイブリッジを散策してから新青森駅に向かい、新幹線で帰路についた。


参考1.八甲田山の高低図&コースタイム


参考2.八甲田山のコースマップ

2023弘前・白神アップルマラソン

2023-10-04 22:52:59 | マラソン
全国のマラソン大会制覇を目指し、10月は青森県の弘前・白神アップルマラソンに参加してきた。弘前市内をスタートして、津軽の母なる岩木川や百名山の岩木山、そして世界遺産白神山地を望む自然豊かなコースとなっている。また、生産量日本一を誇る弘前市だけあって、リンゴ園の中をリンゴの香りに包まれて走ることができるのが特徴だ。

まずは、大会前日に弘前市内入りして、弘前城などを見学した後、駅前のホテルに泊まる。

今回は、メンバーが10人となり、シャトルバスで弘前城公園前の会場に入る。


午前9時。青空の元、スタートする。結構気温も高く暑くなっていた。


スターターは、青森県出身の福士加代子さんだ。


工事用の高所作業車からヘルメット姿のカメラマンが、スタートの様子を撮影している。


しばらくは、岩木山を正面に眺めながら走っていく。ただ、岩木山の上空には雲が立ち込めてきており、嫌な予感が。


沿道には、手を出せばすぐに届きそうな場所に、リンゴがたわわに実っている。


地元の人たちの太鼓や笛の応援がうれしい。しかし、空には黒雲が広がってきていた。


どこのエイドにも、リンゴは必ず出ており、アップルマラソンにふさわしい。


岩木川沿いを走る。


この後、雨が降り出し、天気はめまぐるしく変化する。一時的に大粒の雨にもなり、合羽を着てない人はびしょ濡れになっていた。私は、合羽持参だったので、酷くは濡れなかったが、脱いだり着たりが面倒だった。

ハーフをこえると、西目屋村から折り返し、元来た道を戻る。30キロを過ぎるとやはり走るのがきつくなり、歩いたり走ったりの連続となる。

41キロの関門があり、そこまでは何としても入らねばと思い、重くなりそうな足取りを、だましだましで先に進める。関門を無事通過した時は、まるでゴールしたかのように気分になる。

41キロからは、きつい上りだが、歩いても間に合う距離なのでゆっくり歩き、ゴール間近になって走ってゴールする。半年ぶりの大会参加で、練習もろくにできていなかったが、なんとか完走できてホッとした。


その後、駅前まで歩いて帰り、レンタカーを借りて酸ヶ湯温泉に向かう。翌日は、八甲田山登山の予定だ。