とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2024第1回中国地方遠征登山:3日目雪彦山

2024-09-21 07:10:49 | 山登り
3日目は、姫路ゆめさき川温泉「夢乃井」から雪彦山(せっぴこさん)の登山口に向かう。


30分ほどで登山口に到着する。雪彦山は、姫路市の北約27km、夢前(ゆめさき)川の最深部に鋭い三角形の岩峰がそそり立つ。雪彦山は新潟県の弥彦山(やひこやま)、福岡県の英彦山(ひこさん)とともに、修験道の山として開かれ、今でも行者たちの信仰登山の対象となっている。


登山口からいきなりの急登が始まる。この日は、猛暑日となるとの事で朝から非常に暑く、額や首、腕、背中などから汗が噴き出てくる。


やがて頭上に大きな不動岩がありこれを巻いて上る。


不動岩から上もしばらく岩尾根が続く。




いつもだったらスリルがあって面白い岩場なのだが、暑くて汗が止まらず、厳しい登りが続く。




登り切ると展望台に着く。ここから雪彦山の大天井岳やクライマーが登る絶壁が見える。雪彦山を一番近くで一番美しく見られるベストスポットだ。


展望台の直ぐ上が行者堂跡で比較的緩やかな尾根が続き登って行く。時々岩場もあるがそれほど厳しくはない。やがて左に巻くようになり谷筋へ下ると、出雲岩と呼ばれている巨大岩が現われる。


出雲岩を左に巻いて登る。岩場が続き、登り切ると覗岩とセリ岩につく。セリ岩は巨大な饅頭のような形で、幅3、40センチの大きな割れ目がある岩だ。


セリ岩の隙間は、太った人は通り抜けることができない。我々のメンバーは全員無事通り抜けることができた。


セリ岩を無事通過すると、山頂までの急な岩場がある。そこのクサリ場をクリヤーすると大天井岳山頂に到着する。大天井岳は、通称で雪彦山と呼ばれている。夢前町の解説板によれば、雪彦山は洞ヶ岳、鉾立山、三辻山の総称で、その洞ヶ岳は、大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳の四つに分かれている。つまり、大天井岳に登れば雪彦山制覇と言ってもいいのだ。


大天井岳からは、不行岳、地蔵岳にも行けるのだが、こちらはかなり上級者向けの山となり危険度も増すので、三角点、鉾立山を周回するコースに向かう。この先は、険しい岩場はないが、今までの疲れが出てきてちょっとしたアップダウンが応える。


30分ほどで三角点のある標高915m地点に到着する。ここも通称で“雪彦山”と呼ばれており、我々はここまで来たところで、雪彦山に登ったことにした。


9人のメンバーのうち、三彦山(雪彦山、弥彦山、英彦山)を制覇したのは、3人だけだ。


さらに20分ほど歩くと、鉾立山950mに到着する。さすがにみんな疲れているようだ。


ジャンクションピークを過ぎると、長い下りが始まる。


しばらく杉林の急坂を下り、石ころの沢を下る。沢を渡渉しながら下ると途中にナメ滝が見える。


虹ヶ滝を見て渡渉し、左岸の尾根に出て更に下っていく。


砂防ダムを過ぎ、林道を下ると出発地点の登山口に着き、全員無事下山する。その後、姫路駅前の銭湯で汗を流し、帰路についた。中国地方遠征登山は、これで三座全て予定通り制覇することができて大満足だった。

参考1.雪彦山の高低図&コースタイム


参考2.雪彦山のコースマップ

2024第1回中国地方遠征登山:2日目那岐山

2024-09-20 07:23:05 | 山登り
2日目は、岡山県奈義町と鳥取県智頭町との境に位置する那岐山に登る。那岐山は古くは那岐の仙(なぎのせん)と呼ばれ、神話のイザナギ、イザナミがこの峰に君臨した伝説に由来するとも、近隣の後山との高さ比べに負けて泣いたことから「ナキノセン」になったとも言われている。

岡山県津山市のホテルから車で30分ほどで、第3駐車場に到着する。


駐車場から少し歩くと、蛇渕の滝入り口だ。


蛇渕の滝には寄らず、もう少し先に進むとB,Cコース登山口の入り口だ。


B,Cコース登山口でスタート前の集合写真。


ここの山もクマ注意の大きな立て看板があり、気を引き締める。


1時間ほど登ると大神岩と呼ばれる場所に到着する。標高1000mのこの場所には、大神(狼)岩には「大日如来」「不動明王」の文字が刻まれている。


縦走路にでる。


さらに登る途中に「須佐之男命」と刻まれた文字岩がある。


10:30。那岐山山頂1255mに到着する。


山頂周辺は、ガスで真っ白で、展望は残念ながら全く無い。


下山は、縦走路を進み、A,Bコースの分岐まで歩く。


Bコースを下山し、途中で沢を渡り黒滝によって行く。


黒滝は、高さ約10mから黒い岩壁を直下で落下する美しい滝だ。


黒滝から元の登山道に戻り、4時間ちょっとで下山する。この日は、雨の予報だったが、雨には降られず、曇り空のままで下山できて良かった。駐車場から、那岐山山の駅まで移動する。山の駅で昼食を済ませ、兵庫県の姫路市まで長い距離を移動する。

参考1.那岐山の高低図&コースタイム


参考2.那岐山のコースマップ


「2024第1回中国地方遠征登山:3日目雪彦山」に続く。

2024第1回中国地方遠征登山:1日目扇ノ山

2024-09-19 18:15:11 | 山登り
中国地方の山と言えば、伯耆大山や氷ノ山くらいしか行ったことがなかったのだが、調べてみるといろいろあるので、いくつか登ってみようと計画をしてみた。今回は、まず鳥取まで行き、兵庫県と鳥取県にまたがる扇ノ山(おうぎのせん)を目指した。

扇ノ山は、標高1,309.9m。関西百名山や日本三百名山に選ばれている。山頂が扇を広げているような形をしていることからこの名前がつけられた。中国・近畿地方の代表的な火山の一つで、西日本では山スキーの人気地の一つだという。

登山口は、水とのふれあい公園のある河合谷登山口だ。車を駐車し少し歩くと登山口に出る。登山口にある扇ノ山の案内板を見る。


コースマップを見てから登山開始だ。


最初は、以外と険しい階段で始まる。


階段を上りきると、すぐに緩やかで平坦な道となる。


多少の登りはあるものの、ブナの自然林の中をのんびり歩いて行く。




1時間ほどで、展望台のある場所に着く。


展望台からは、鳥取市内や日本海が見える。


さらに20分ほどで、山頂にある避難小屋に到着する。


避難小屋の屋根のすぐ下には、大きなスズメバチの巣ができていた。かなり高い場所なので、スズメバチに襲われる心配は無いが、要注意だ。


とりあえず、山頂広場で休憩。


山頂広場前の山頂標柱で山頂記念写真を撮る。


下山は、元来た道を戻る。登りの時は気付かなかったが、大ヅッコの標柱を発見。


下山途中で見つけたスギの巨木。


複雑に枝が伸び、人が入れるほどの空洞もある。


15:30。全員無事に下山。ほぼ3時間の行程だった。


その後、鳥取県を縦断して岡山県のホテルに向かう。

参考1.扇ノ山の高低図&コースタイム


参考2.扇ノ山のコースマップ


「2024第1回中国地方遠征登山:2日目那岐山」に続く。