今年の前半最後の社会人大学は、俳人であり佛教大学教授で京都教育大学名誉教授でもある坪内稔典さんが講師だった。正岡子規研究の第一人者で、子規の柿好きにならって本人も全国の柿を訪ねるたびを続けているというユニークな先生だ。他にも、アンパンや動物のカバも好きで全国を訪ね歩いているという。特にアンパンが好きだと公言しているおかげで、いろんな人がアンパンを差し入れてくれるそうだ。アンパンは一つ100円くらいだから、あげる方としては安いものだし、もらう方としてもそれほど恐縮することもない。アンパン一つから話の糸口が始まり会話が進むというから、手軽なものを好きと公言するのは人との付き合いにおいてはいいことなのかもしれない。今日の講演では、これが一番為になった。
さて、その後の講演は、ほとんど句会の体を成していた。句会なんて、行ったこともなければ、句を作ろうと思ったことすらない。知ってる句を教えて下さいと参加者一人一人に、先生がマイクを持って回ってきた。後ろの方に座っていたので、ここまでは来るまいと思って高をくくっていたが、意外と大勢の参加者にマイクがむけられてきた。やばい!何かないかなと頭を働かせていたが、全然頭に浮かんでこない。しかし、幸いなことに二列ほど前で先生もあきらめひな壇に戻って行った。
俳句というと難しく考えがちだが、いろんな状況を素直に5-7-5にまとめることが出来ればいいそうだ。家庭の中でも、5-7-5のリズムで会話をすると面白いと言われたが、私の場合では、そんなふうに考えていたら会話が全然進みそうにない気がする。そんなふうに言葉を使いこなせる能力があったらいいのになあと思う。
後半は、全員に俳句を作ってもらいたいという事で短冊を渡された。人生初の句会に参加したようなものだ。例題として「夏の空…」で続く句を考えるようにいわれた。俳句は、情景を表現するものであって、気持ちが入ってないのがいいそうだ。みんな一句以上短冊に書き、先生が回収していった。その後、一人一人の句が読まれ、ちょっとした寸評が加えられたりして時間が過ぎていった。ここでも、自分の句が読まれはしないかとヒヤヒヤしながら聞いていたが、人数が多かったためか読まれることなく終わった。いい出来の句が幾つか紹介され、自分の句はたいしたことないなーと改めて思い知り、読まれなくてホッとしたのであった。
さて、その後の講演は、ほとんど句会の体を成していた。句会なんて、行ったこともなければ、句を作ろうと思ったことすらない。知ってる句を教えて下さいと参加者一人一人に、先生がマイクを持って回ってきた。後ろの方に座っていたので、ここまでは来るまいと思って高をくくっていたが、意外と大勢の参加者にマイクがむけられてきた。やばい!何かないかなと頭を働かせていたが、全然頭に浮かんでこない。しかし、幸いなことに二列ほど前で先生もあきらめひな壇に戻って行った。
俳句というと難しく考えがちだが、いろんな状況を素直に5-7-5にまとめることが出来ればいいそうだ。家庭の中でも、5-7-5のリズムで会話をすると面白いと言われたが、私の場合では、そんなふうに考えていたら会話が全然進みそうにない気がする。そんなふうに言葉を使いこなせる能力があったらいいのになあと思う。
後半は、全員に俳句を作ってもらいたいという事で短冊を渡された。人生初の句会に参加したようなものだ。例題として「夏の空…」で続く句を考えるようにいわれた。俳句は、情景を表現するものであって、気持ちが入ってないのがいいそうだ。みんな一句以上短冊に書き、先生が回収していった。その後、一人一人の句が読まれ、ちょっとした寸評が加えられたりして時間が過ぎていった。ここでも、自分の句が読まれはしないかとヒヤヒヤしながら聞いていたが、人数が多かったためか読まれることなく終わった。いい出来の句が幾つか紹介され、自分の句はたいしたことないなーと改めて思い知り、読まれなくてホッとしたのであった。