ヤクシマシャクナゲとハイノキが並んで咲いている。
岩場をよじ登る。
今まで白っぽいヤクシマシャクナゲが多かったが、標高が上がるにつれ赤からピンクの花びらが多くなってきた。シャクナゲは、赤いほうが見ごたえがある。
登山道の周りは、全てシャクナゲで埋まるようになってきた。
ロープを掴んで岩場を登る。
シャクナゲと一緒に記念撮影。
前方には、奇岩がゴロゴロ飛び出している屋久島の山独特の景観が見えだしてきた。
沢のある場所で、昼食休憩をする。その後、しばらく進むと携帯トイレブースがある場所まで来た。屋久島では、水の汚染を防ぐため、やたらな場所で用足しすることも厳禁だ。携帯トイレを持参するのが義務となっているが、携帯トイレブースがなかなかなかったので、ここでブースがあってホッとした。
携帯トイレブースの近くには、まるで人の顔のように見える奇岩がある。
こちらも人のように見えるが、顔の部分が人為的に乗せたかのように見える。不思議な景観だ。
ガイドさんによると、真ん中の奇妙な形の雲は、桜島の噴煙だという。
13:32。栗生岳1867mに到着する。屋久島三岳(宮之浦岳、永田岳、栗生岳)の一つに数えられ、九州で第3位の標高となる。
栗生岳は、栗生集落の岳参りの対象であり、山頂部の岩の隙間には一品宝珠大権現(いっぽんほうじゅだいごんげん)の祠が祀られている。
13:57。宮之浦岳1936mに無事到着する。九州最高峰の山であるとともに、日本百名山の最南端の山でもある。
こちらは、屋久島三岳の一つ、永田岳だ。
宮之浦岳山頂で、景色を十分楽しんだ後、下山に向けて北上する。眼下に見える山の斜面の白やピンクの部分は、全てヤクシマシャクナゲである。宮之浦岳より北側は、驚くほどのシャクナゲの群落に圧倒される。ガイドさんもこれほど咲いているとは思っていなかったらしく、50年に1回くらいの開花じゃないかと言っていた。
永田岳を見ながら下って行く。
登山道脇のヤクシマシャクナゲが素晴らしくて感動する。ところどころで足が止り、何度もカメラを構える。花の香りも楽しんでみた。
さらに進んでいくと、奇岩だらけの山頂には、一際目立つサングラス岩が見えてきた。サングラスをかけた人のような岩の横には、登山者の姿も見える。
サングラス岩の真下まで来た。下から見上げると、目と口の間が割れて二つの岩に分かれていたことがわかる。その後、我々もサングラス岩の横に立って展望を楽しんだ。
森林限界から下に下ると、背の高い木々の下を歩くことになる。これらの木は全てヤクシマシャクナゲで、上の方には花が咲いているのだ。
木々の間にヤクシカが草を食べていた。我々が近づいても逃げる様子もなく、人間にも慣れているかのようだ。
16:22。坊主岩の横を通過する。この数分後には、湧き上がってきた雲で、全く見えなくなってしまった。天気が悪化する予兆だ。
17:10。この日のゴールである新高塚小屋に到着する。既に小屋の中は満員で、我々はテントで泊まることになった。小屋前のテラスにカラフルなテント村が出現する。この日の宿泊者は、小屋とテントで100名近くもいたらしい。
テントも夕食も全てガイドさんが用意してくれるらくちん登山だったので、我々はただ食事が出来上がるのを待っているだけであった。
メインディッシュは、猟師でもあるOさんが捕ったシカ肉料理だ。屋久島の芋焼酎「三岳」も飲んで気持ち良くなってきたところでテントに入った。
テントで横になってから小1時間もするとテントを打つ雨の音が聞こえだしてきた。いよいよ、翌日は雨中の下山になるのだなあと覚悟を決めて眠りについた。
参考.淀川登山口~新高塚小屋までのコースタイム
「2018屋久島ツアー:3日目宮之浦岳縦走登山・新高塚小屋~縄文杉~荒川登山口」に続く。
岩場をよじ登る。
今まで白っぽいヤクシマシャクナゲが多かったが、標高が上がるにつれ赤からピンクの花びらが多くなってきた。シャクナゲは、赤いほうが見ごたえがある。
登山道の周りは、全てシャクナゲで埋まるようになってきた。
ロープを掴んで岩場を登る。
シャクナゲと一緒に記念撮影。
前方には、奇岩がゴロゴロ飛び出している屋久島の山独特の景観が見えだしてきた。
沢のある場所で、昼食休憩をする。その後、しばらく進むと携帯トイレブースがある場所まで来た。屋久島では、水の汚染を防ぐため、やたらな場所で用足しすることも厳禁だ。携帯トイレを持参するのが義務となっているが、携帯トイレブースがなかなかなかったので、ここでブースがあってホッとした。
携帯トイレブースの近くには、まるで人の顔のように見える奇岩がある。
こちらも人のように見えるが、顔の部分が人為的に乗せたかのように見える。不思議な景観だ。
ガイドさんによると、真ん中の奇妙な形の雲は、桜島の噴煙だという。
13:32。栗生岳1867mに到着する。屋久島三岳(宮之浦岳、永田岳、栗生岳)の一つに数えられ、九州で第3位の標高となる。
栗生岳は、栗生集落の岳参りの対象であり、山頂部の岩の隙間には一品宝珠大権現(いっぽんほうじゅだいごんげん)の祠が祀られている。
13:57。宮之浦岳1936mに無事到着する。九州最高峰の山であるとともに、日本百名山の最南端の山でもある。
こちらは、屋久島三岳の一つ、永田岳だ。
宮之浦岳山頂で、景色を十分楽しんだ後、下山に向けて北上する。眼下に見える山の斜面の白やピンクの部分は、全てヤクシマシャクナゲである。宮之浦岳より北側は、驚くほどのシャクナゲの群落に圧倒される。ガイドさんもこれほど咲いているとは思っていなかったらしく、50年に1回くらいの開花じゃないかと言っていた。
永田岳を見ながら下って行く。
登山道脇のヤクシマシャクナゲが素晴らしくて感動する。ところどころで足が止り、何度もカメラを構える。花の香りも楽しんでみた。
さらに進んでいくと、奇岩だらけの山頂には、一際目立つサングラス岩が見えてきた。サングラスをかけた人のような岩の横には、登山者の姿も見える。
サングラス岩の真下まで来た。下から見上げると、目と口の間が割れて二つの岩に分かれていたことがわかる。その後、我々もサングラス岩の横に立って展望を楽しんだ。
森林限界から下に下ると、背の高い木々の下を歩くことになる。これらの木は全てヤクシマシャクナゲで、上の方には花が咲いているのだ。
木々の間にヤクシカが草を食べていた。我々が近づいても逃げる様子もなく、人間にも慣れているかのようだ。
16:22。坊主岩の横を通過する。この数分後には、湧き上がってきた雲で、全く見えなくなってしまった。天気が悪化する予兆だ。
17:10。この日のゴールである新高塚小屋に到着する。既に小屋の中は満員で、我々はテントで泊まることになった。小屋前のテラスにカラフルなテント村が出現する。この日の宿泊者は、小屋とテントで100名近くもいたらしい。
テントも夕食も全てガイドさんが用意してくれるらくちん登山だったので、我々はただ食事が出来上がるのを待っているだけであった。
メインディッシュは、猟師でもあるOさんが捕ったシカ肉料理だ。屋久島の芋焼酎「三岳」も飲んで気持ち良くなってきたところでテントに入った。
テントで横になってから小1時間もするとテントを打つ雨の音が聞こえだしてきた。いよいよ、翌日は雨中の下山になるのだなあと覚悟を決めて眠りについた。
参考.淀川登山口~新高塚小屋までのコースタイム
「2018屋久島ツアー:3日目宮之浦岳縦走登山・新高塚小屋~縄文杉~荒川登山口」に続く。