とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

みちのく潮風トレイル

2015-04-30 18:57:52 | 山登り
昨日は、BSプレミアムで「にっぽんトレッキングBest20!・春」という番組があり、楽しく見ることが出来た。番組では、日本のトレッキングコースをランキング形式で紹介しており、第1位が尾瀬、第2位が屋久島、第3位が上高地~涸沢だった。ベスト3は、どれも甲乙つけがたく、どれが1位になってもおかしくない。これらは、全部行ったことがあるが、機会があれば何度でも行きたいと思っているコースだ。

これ以外では、奥日光戦場ヶ原、白神山地、京都一周トレイル、奥多摩・御岳山周辺、鎌倉アルプス、霧ヶ峰・美ヶ原、九重連山なども紹介されていた。トレッキングとは、山歩きのことだが、必ずしも山頂を目指すわけではない。山頂にはこだわらず、山の中を歩くことが目的であるが、結果的に行動の過程で山頂を通過することもある。これから初夏にかけて、手付かずの原生林を歩いたり、鳥のさえずりや小動物の観察、高山植物の鑑賞、滝や渓谷等の絶景を味わう等いろんな楽しみがトレッキングにはある。これからの行きたい場所を考えるうえで参考になった番組だった。

さて、番組の中で、ランキングには入ってないが、これから注目を浴びそうなコースとして「みちのく潮風トレイル」を紹介していた。このコースは、環境省が東日本大震災の被災地支援を目的に進めている事業で、ルートは八戸市から福島県相馬市までの全長約700キロである。このうち昨年11月に八戸市蕪島―久慈市小袖間が先行開通し、100キロほどは既に歩けるようだ。ほとんど太平洋岸の海岸線沿いに歩くコースで、景勝地などの優れた自然や景観地だけでなく、人々の暮らしや文化を感じられるような風情ある集落の家並み、史跡、寺社仏閣など興味をそそられるポイントが目白押しだという。全区間開通したら、是非とも歩いてみたい。今後行きたい場所のリストに入れておくつもりだ。


詳細はこちらから。
http://www.tohoku-trail.go.jp/

スイカを今年も植える

2015-04-29 21:50:45 | 
お遍路から帰って以来、畑がほったらかしになっていたので、今日は一日畑仕事だ。
午前中は、スギナが一杯生えてきた場所を中心に耕耘機で一通り耕す。
耕耘機が入れない場所には、刈払機で雑草を刈る。
これだけで半日が過ぎてしまった。

午後からは、ホームセンターに寄って防草シートとスイカの苗を買ってくる。
まだ何も植えていない部分に防草シートを張り、5ヶ所にスイカの苗を植える。
去年は、大玉とか黄スイカも植えたが、今年は普通の小玉だけとした。
やはり、小玉のほうが収穫のタイミングがわかりやすいし、食べる量も適量だ。


今年も美味しいスイカに成って欲しいものだ。



書店ガール1&2/碧野圭著

2015-04-28 22:14:16 | 読書
書店ガール (PHP文芸文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所


書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所


《内容紹介》
「この店は私たちが守り抜く!」。27歳の新婚書店員と、40歳の女性店長が閉店の危機に立ち向かう。元気が湧いてくる傑作お仕事小説。

「書店ガール1」の内容(「BOOK」データベースより)
吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が…。書店を舞台とした人間ドラマを軽妙に描くお仕事エンタテインメント。本好き、書店好き必読。

「書店ガール2」の内容(「BOOK」データベースより)
吉祥寺に出店する大手書店チェーンに転職を果たした理子と亜紀。しかし、大型書店の店長という、いままでと違う職責に理子は戸惑っていた。一方、文芸書担当として活躍する亜紀にも問題が。妊娠をきっかけに起こった夫との確執、書籍の回収騒動―。そんな忙しい日々の中、本と本屋の力を信じる二人が考え出した新たな挑戦とは?書店を舞台とした痛快お仕事エンタテインメント第二弾。

最近テレビドラマ化もされ、本屋さんに行くとたくさん平積みにされていて気になっていた作品である。ドラマのほうは全く見ていないが、原作本は、1&2を昨日今日の二日間で一気に読み終わった。内容は、書店に勤務する二人の女性が奮闘する様子を描いた作品だ。新婚でお嬢様育ちの亜紀とその上司である理子が、互いに対立しながらも、大好きな本を売りたいという思いは同じで、いろんな問題に立ち向かっていく様子が良く描かれていた。

本屋さんには良く行くのであるが、この作品を読んで、書店員たちがどんな事を考えて本を並べたり、棚の位置を決めたり、POPを書いているのかというのを初めて知った。また、大型書店と小規模書店との確執や、電子書籍と紙ベースの違いなども取り上げられ、作者の本屋に対する愛情を感じさせられた。また、本屋大賞の内幕話的な内容もあり、本好きにとって興味深い作品でもあった。

キャラクター的には、女性版半沢直樹の理子もいいが、お嬢様キャラで登場した亜紀の正々堂々とした性格がいい。言いたいことは何でも言ってしまうが、対立する理子と書店を守るという同じ目的には、協力して立ち向かっていくという様子が気持ちいい。やる時にはしっかりやり遂げるという根性あるキャラで気にいった。

この作品を読むと、本屋さんも冬の時代でいろいろ苦労しているというのが良く分かる。テレビや映画もいいが、文字で理解するというのが一番イマジネーションを膨らませる気がする。やはり、これからも本屋さんは無くなって欲しくないし、多くの人に本を読む楽しみも忘れてほしくないなと感じた。今後、3、4と続いていくようだが、続けて読んでみたい。

般若心経の意味を知りたくなった

2015-04-27 22:27:12 | 呟き
お遍路では、毎日何度も般若心経を唱えていたが、ただ経本に書いてある通りに読んでいたに過ぎない。
完全に暗記したわけではないが、ところどころのフレーズは、ふと口から出てくるようになった。
仏教に傾倒したという訳ではないが、何故このお経を毎回唱えるのか気になってきた。
お遍路の巡拝の時は、暗記で唱えるのではなく、経本を読みながら唱えるのが正しい作法とされている。
読んでいくうちに、般若心経に書かれている一つ一つの漢字の意味が頭に浮かんでくるようになるからだと聞いている。
しかし、何度も読んだとはいえ、まだまだ何の意味かも分からず唱えているだけで、悟りを得るなんてほど遠い。
せっかく興味を持ったのだから、般若心経の意味をもっと知りたくなった。
そんな訳で、いろんな解説本を読んで勉強してみる事にした。
解説本も山ほどあって、どれがいいか判らないが、いくつか図書館の蔵書からピックアップしてみた。
それだけで全て判ったなどとは言う気もないが、自分なりの解釈を見つけてみたいと思う。

一日休養に…

2015-04-26 21:27:30 | 呟き
長い旅が終わり、今日は、ほとんど家の中で過ごす。
まずは、荷物の片付けと整理だ。洗濯物も出しておかねばならない。
そして、溜まっていた郵便物の整理も時間がかかった。
保険、年金、退職金関係の提出しなければならない書類の記入など、
面倒くさいけどやっておかなければならない事が一杯あった。
また、請求書やらダイレクトメールの確認や処理も済んだ。

これらが終わってからは、撮りだめたビデオを見たり、借りてあった本も読んだりした。
借りてる本は、まだ残り3冊あり、三日以内に読み終えなければならない。
しかし、どれも面白そうだから、読み始めればなんとか読み終えることはできそうだ。

一通り雑用が片付いたら、ゴールデンウィークにかけての準備も始めておかなければならない。
5月のゴールデンウィークは、例年出かけているジャーニーマラニックの北海道続編である。
これに備えて、明日からはランニングを再開させることにしよう。








2015四国八十八ヶ所巡り:大坂峠~1番霊山寺~自宅へ

2015-04-25 23:07:21 | お遍路
6:56。民宿「潮風」を出発する。


瀬戸内海が見えてきた。昨日は、一日内陸部を歩いていたので、何だか久しぶりに海を見たような気がした。


7:33。讃岐和三盆の老舗、三谷製糖の前を通過する。和三盆(わさんぼん)とは、この辺りで伝統的に生産されている砂糖の一種である。淡い黄色をしており、細やかな粒子と口溶けの良さが特徴。三盆の名は、「盆の上で砂糖を“三度研ぐ”という日本で工夫された独自の精糖工程から来たもので、高級砂糖を意味するそうだ。




讃岐相生駅の先から、遍路道に入っていく。大坂峠へと向かうこの道は、道幅が広く歩きやすい。その昔、国道や県道が整備される前は、峠越えの道として馬や牛が車を引いて通れるよう改修されたのだという。当時は多くの人が往来した道だったようだ。しかし、今は道の広さだけが残っているだけで、行きかう人はまったくない。


木々の間から、海が良く見えた。


県境の手前には、お地蔵さんがあった。


8:27。県境(香川と徳島)に到着する。


県境からしばらく行った所で分岐があり、どちらに行っていいいか分からず、とりあえず大坂峠展望台まで登ってみる。展望台からの景色は、素晴らしかった。




ひとまず休憩して、スマホや地図などで現在地を確認する。結論として、先にあった分岐に戻り、板野町方面への道に下る。しばらくすると、車道に出たので、次は車道を歩けばいいと勘違いして、鳴門市の標識がある方向に下ってしまう。


しかし、気になってもう一度地図をよく見てみると、更に遍路道を下り、次の車道に出たら、そちらに入るようになっていたので、元に引き返す。ここで、少し時間をロスしてしまった。


そして、次の分岐にでたら、「四国の道」と示された方向に何の迷いもなく進んでしまった。ところが、ここでも間違えてしまっていたのだ。次の分岐では「四国の道」には行かないほうが良かったのだ。自分の計画としては、「卯辰越」というルートで行きたかったのだが、結果的には、3番札所金泉寺に向かうルートに下りてしまっていた。「卯辰越」は山越できついが距離が短く直接1番札所霊山寺まで行ける。ところが、3番札所金泉寺経由では、距離が長くなってしまう。しかし、今更戻るのもつらいので、距離が長いルートで進むことにした。ただ、距離が長くても平坦な道なので、ときおり走りを入れながら1番を目指した。帰りの電車やバスの時間に間に合うか気になっていたからだ。

3番札所辺りから、順打ちで歩いてくるお遍路さんに数多く出会う。これからお遍路を始める人たちが初々しく見えた。

11:39。初めて、お遍路の為に立ち寄ったお遍路用品の店が見えた時は嬉しかった。


11:40。すぐ隣が1番札所霊山寺だ。


12:00。最後の巡拝を終え、霊山寺の山門を出る。ここで、やっと四国八十八ヶ所巡礼の旅が終わったという実感が込み上げてきた。通算歩行距離約1200キロを、大きなトラブルもなく無事歩き通せたという満足感が込み上げてきた。


ついでに、隣のお遍路用品の店にも寄っていく。ここで、用品を全部揃えてもらったので、お礼の気持ちもあって立ち寄ったのだ。グッズを買い求めたあと、自分の杖が、どれだけ減ったのか気になって新品と比較させてもらう。比較してみると3センチくらいしか減ってなかった。人によっては、8センチとか10センチ減ったとか聞いていたので、意外と短かったようだ。上り下りがきつい時だけ杖を使っていたので、全体的にはあまり使っていなかったのかもしれない。




因みに、結願とか満願という言葉があるが、その違いは何だろうと調べてみたら、結願は、88番大窪寺を最終として打つことをいい、満願は、1番霊山寺へ、「お礼参り」して打つことをいうそうだ。

満願後、霊山寺でもらった御朱印と墨書がこちらだ。墨書には「願行成圓」と書かれでいる。意味は,「あなたが前世より願っていた仏の修行が円満に成就した。」ということだという。そして、菩提樹の実でつくったという念珠もいただいた。


これで、長いようであっという間に四国八十八ヶ所巡礼の旅が終わってしまった。しばらくは、旅の整理や留守中に溜まった雑用を片付けなければならない。

お遍路のブログもいろんな人が見てくれていたようで、何度もコメントをくれた方を始め、閲覧し続けてくれた人たちにも感謝です。ありがとうございました。

今日の歩行距離:18.3キロ(通算1184.5キロ)
今後の予定:5月中旬に高野山へ


2015四国八十八ヶ所巡り:88番大窪寺~東かがわ市引田へ

2015-04-24 15:42:59 | お遍路
5:54。民宿の部屋の窓からは、眩しい太陽が上がってきていた。今日もいい天気になりそうだ。


6:37。民宿「八十窪」を出発する。


今日は、ひたすら次の宿まで歩く道のりになる。朝の空気は涼しく気持ちいいが、そのうち暑くなりそうである。


7:41。五明トンネルを通過する。


境目(徳島と香川の県境)には、大きなイチョウの木があった。


9:28。三宝寺前を通過する。


9:46。星越峠を通過する。


10:28。水主神社を通過する。水主と書いて、「みぬし」と読むが、地元では「みずし」と呼ぶ。源義経が進軍中に立ち寄って戦勝を祈り、延歴九年には天台宗の最澄が参詣し、また、弘法大師は閼伽井(あかい)水を掘り水主神社に奉献したという。


11:20。興田寺に到着する。


その後、三本松駅付近から国道11号をひたすら歩く。途中で、喫茶店のランチも食べる。

14:30。民宿「潮風」に到着する。


今日は、昨日と同じくらいの距離を歩いているのだが、札所巡りがなかったので結構早く着いてしまった。昨日はかなり疲れたので、今日は宿でのんびりだ。そして、いよいよ明日が最終日となる。歩いている途中、何人かにお接待を受け、食べきれないほど飴を貰ってしまった。

今日の歩行距離:27.2キロ(通算1166.2キロ)
明日の予定:1番札所~自宅へ


2015四国八十八ヶ所巡り:85番~88番

2015-04-23 19:18:49 | お遍路
6:40。「讃岐屋高柳館」を出発する。


ケーブル駅近くに、よもぎ餅屋があり、なんとここでも寅さんシリーズ「寅次郎の縁談」のロケが行われたらしい。


7:02。85番札所八栗寺に到着する。まだ誰もおらず、ここでも一番の巡拝となった。


この絵のように、八栗寺は五剣山と呼ばれる鋭角の山々の麓にある。


8:27。さぬき市に入る。


志度の町に入っていくと、平賀源内旧邸と遺品館があった。開館時間が10時という事で、外から見るにとどまる。




旧邸の庭には、「ああ非常の人、非常の事を好み、行いこれ非常、何ぞ非常の死なる」と記された像が建っている。


志度寺のすぐ前には、平賀源内の墓があった。


8:51。86番札所志度寺に到着する。


志度寺にも、立派な五重塔が…。


10:45。87番札所長尾寺に到着する。


長尾寺を出ようとした時、電話がかかってきた。相手は、神戸のイノさんだ。「今何処にいる?」という電話で、エェ!という驚きで後ろを振り向くと、なんと本人が歩いてきた。88番札所の大窪寺から歩いてきたという。わざわざ結願を見届けようとお迎えに来てくれたようだ。ホントに何度も何度も応援にきてくれて嬉しい人だ。

その後、イノさんと一緒に88番札所大窪寺を目指して歩く。地図を見ながら進むが、なかなか目印になる場所につかない。いい加減についていいだろうと思う頃、地図にあった来栖神社に到着する。


14:23。舗装道路が終わり、やっと山道に入る。女体山山頂まで1137mとある。山の1キロはなかなかあるものだ。


女体山山頂間近で急に岩場となった。


イノさんもビックリだ。


最後の最後で、こんな岩場の道になるとは思ってもみなかった。結願までの道は最後まで厳しい。


15:03。女体山776mの山頂に到着だ。


山頂からの景色を見ながら一休みだ。


昨日登った台形の屋島、そして今朝歩いてきた八栗寺のある五剣山も見える。あんなところから良くも歩いてきたと我ながら感心する。


女体山からは、下って行くだけだ。下のほうに駐車場が見えた。大窪寺はもう近くだ。


88番札所大窪寺に到着し、本堂と太子堂にお参りする。




これでついに結願だ。


16:16。大窪寺の山門を出る。納経所がめちゃ込みで大分待たされた。最後の女体山越がかなり応えたせいか、納経所で待っている間、足がふらついていた。


88番結願所の石柱前でイノさんと別れる(イノさん、一日お疲れさまでした)。


16:20。そして、今夜の宿民宿「八十窪」に到着する。ここの夕食は、お赤飯が出てきた。結願をしたお遍路さんへのお祝いとして出してくれるようだ。嬉しい心づかいである。

さて、これでお遍路が終わったわけではない。1番まで戻って本当の終わりだ。あと二日がんばろう。

今日の歩行距離:27.0キロ(通算1139.0キロ)
明日の予定:1番札所手前11キロくらいまで


2015四国八十八ヶ所巡り:83番~84番

2015-04-22 18:13:41 | お遍路
6:28。「百百家旅館」を出発する。朝食は、前の日に用意してあったらしく、インスタントみそ汁、のり、卵、納豆等手間がかからない食べ物ばかりで、セルフサービスだった。


6:30。JR鬼無駅前を通過する。


しばらく歩くと、昔からの道標の横から遍路道に入る。この先で、お坊さんに出会い、なんとペットボトル1本をお接待だとして頂いてしまった。お坊さんからお接待とは恐縮である。


7:09。香東川まで来ると、対岸に渡る橋が壊れていて通行止めとなっていた。


仕方なく、河川敷沿いのサイクリングロードを直進する。


8:11。83番札所一宮寺に到着する。


その後、高松市内の中心部に入っていく。9:47。琴平電鉄三条駅前を通過する。ちょうど、上り下りの電車が停車したところだった。


喫茶店でランチを食べた後、屋島に向かって歩き出す。屋島は高松市の東北に位置する卓状の独立峰で、その名称は屋根のような形状に由来し、高松市のシンボルになっているそうだ。山上からは多島海が眺められる展望景観を有し、日本で最初の国立公園に指定された場所だという。


麓から、急坂を上っていくと「加持水」がある。ここは、昔,弘法大師が屋島山へ登ろうと中腹まで来られてひとやすみしたのだが、水を飲もうにも付近に水場もなかった。そこで、弘法大師が加持祈祷をされると岩の間から清水が湧き出したと言われている。


近くの石碑に文字が刻まれており、弘法大師の筆跡だと言われている。


13:01。84番札所屋島寺に到着する。


屋島寺に蓑山大明神として祀られている屋島の太三郎狸。佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸と並んで日本三名狸に数えられているそうだ。スタジオジブリのアニメーション映画『平成狸合戦ぽんぽこ』に登場している有名な狸らしい。


屋島の「獅子の霊巌」から臨む景色。高松市街地を始め男木島や女木島など、瀬戸内海の抜群の眺望を満喫できる展望スポットで、小さい皿状の土器を投げて開運や厄除けを祈願する「かわらけ投げ」が、楽しめる。




屋島の山頂をぐるりと回ると、水族館があった。ちょっと寄ってもいいかなと思ったが、入場料が1200円と結構高かったので、そのまま通過する。


これは、「談古嶺」からの展望。源平の古戦場「檀ノ浦」や小豆島、五剣山などが一望できる。明治30年に村雲尼(そんうんに)が屋島を登山した際、源氏の武士や平家公達を偲んで命名したそうだ。今日は、本当にいい天気で景色も最高に良かった。それにしても、壇ノ浦がこの辺りだったとは、初めて知った。




源平合戦の時、那須与一が美女の手招く扇を矢で撃ち落としたとされる場所がこの辺りだという。「談古嶺」から望遠で撮影。


「血の池」に寄ってみる。血のように赤い池かと思ったが、源平合戦の折、義経はじめ源氏軍が血刀を洗ったところ池はまっ赤に染まったことから、そう言われたらしい。今は、ごく普通の池だ。




15:20。今夜の宿「讃岐屋高柳館」に到着する。そして、明日は一気に88番まで行ってしまう予定だが、これで終わりではない。最後に1番札所にお礼参りに戻って終わりなので、あと3日はかかる。

今日の歩行距離:25.3キロ(通算1112.0キロ)
明日の予定:88番札所まで


2015四国八十八ヶ所巡り:79番~82番

2015-04-21 19:06:14 | お遍路
6:30。ビジネスホテル「うたづ」を出発する。食事が全くなく素泊まりだったので、夕食は近くの居酒屋、朝食はコンビニおにぎりで済ます。


JR予讃線沿いに遍路道が続き、踏切で信号待ちだ。


7:53。79番札所高照院天皇寺に到着する。


すぐ隣には「白峰宮」という神社があり、崇徳天皇が祀られている。最初に入ったのが、白峰宮だったので、天皇寺がどこにあるか探してしまった。


その後、しばらく国道11号を歩く。おにぎり型の山が三つも連なって、なかなかいい感じだ。


9:34。80番札所国分寺に到着する。


弁財天が祀られている。七福神唯一の女神だ。


こちらが、国分寺の太子堂。


国分寺には、ミニ八十八ヶ所巡りがあり、一度に全部回ってしまえる。


ここで結願だ。


81番札所白峰寺へ行く途中の山道から見えた景色。


下乗石。その昔、どんな位の高い身分の者であっても、この石から門までは馬から下りて参拝することになっていたという。


12:12。81番札所白峰寺に到着する。


白峰寺からは、十九丁石まで打ち戻る。この分岐が、国分寺から来た分岐だった。


14時。「みち草」という食堂に寄る。お昼用の食料を買いそびれ、腹ペコで歩いていたので、この店を見つけた時は、九死に一生を得たような気分だった。うどんとおでんを食べホッとした。


14:30。82番札所根香寺に到着する。


根香寺の本堂。


根香寺から香西寺に向かう山道からは、瀬戸内海の島々が見えていた。


15:59。四国別格霊場19番の香西寺に到着する。


16:55。今夜の宿「百百屋旅館」に到着する。今日は5ヶ所も札所に寄ったので大分時間がかかってしまった


今日の歩行距離:30.0キロ(通算1095.7キロ)
明日の予定:84番札所まで