群馬県と長野県の県境に位置する四阿山に登ってきた。梅雨の中休みのタイミングで好天に恵まれた登山だった。日本百名山の一つで、今回は15年ぶりの2回目の登山だ。ただ、ここ1~2年の間に何回か計画したが、悪天候や道路の通行止めなどの障害があってやっと登ることが出来た山でもあった。あずまや(四阿)とは、公園などに設けてある横が空いた屋根のある建屋のことで、山容が屋根の形をしていることから名づけられたとされている。
登山口にある菅平牧場の駐車場に前日の夜中に到着して、車中泊する。今回の参加者は、全部で9名となり久しぶりの大人数での登山となった。6:45。登山口を出発する。
コースは、一番オーソドックスな根子岳経由の四阿山周回コースだ。まずは、菅平牧場の柵沿いに進んで行く。
菅平牧場は、なだらかに広がる草原と白樺林に囲まれた牧場で、吹き渡る高原の風を感じながら、ゆっくりと草をはむ牛たちを眺めて登山道を進む。
20分ほどで展望広場に到着する。広大な菅平高原と遠くには北アルプスの展望を楽しむ。
6月中旬から下旬にかけては、登山道脇に色鮮やかなレンゲツツジが咲き誇っている。ちょうどツツジ祭りの時期にピッタリはまっていて、登山とお花見をダブルで楽しむ事ができた。
緑の草原の中にオレンジ色のレンゲツツジが一際映える。
このレンゲツツジ、美しいが、実は毒があるという。レンゲツツジの葉や根には有毒成分が含まれていて、動物たちはそれを知っているために食べない、このためレンゲツツジばかりが生き残って群落が形成されやすいそうだ。
次第にクマザサに覆われた斜面に変わってくる。
8:28。根子岳山頂2207mに到着する。根子岳は四阿火山の直径3kmほどの四阿カルデラの縁にあたる一峰で、花の百名山の1つとして知られている。
根子岳からの下り。雲がなくなり、青空が広がってきた。
四阿カルデラの縁にあたるという事で、火口の名残のような荒々しい岩場も残っている。
眼下には、緑の絨毯が敷き詰められたようなクマザサの原が広がっている。クマザサの原を抜けると四阿山への登りだ。
振り返ると根子岳とクマザサの原が絵になる。久しぶりに気持ち良い山歩きが出来そうだ。
四阿山山頂直下の木段まで登ってきた。急にガスがかかり、辺りは真っ白になってしまった。
10:20。四阿山山頂2354mに到着する。
山頂で早めの昼食とする。まずは、各自持ち寄ったビールで乾杯だ。
1時間ほどゆっくり休憩した後、中四阿に向かって下山を開始する。ガスも晴れ再び好天になってきた。
下山途中で、根子岳の全容が良く見えた。
中四阿のピーク横を通り過ぎる。
下方に見えるピークは小四阿か。
再びレンゲツツジの群落を抜けていく。
いつの間にか、歩きやすく木漏れ日が気持ち良い登山道に変わる。
途中で見かけたベニバナイチヤクソウ。「紅花一薬草」と書くように、傷や虫刺されに効く薬草だ。
クリンソウ。名前は、五重塔などの先端部分(九輪)のように何段にも輪になって咲くことから。
突然沢が現れ、渡渉することになった。飛び石を頼りに慎重に沢を渡る。
13:30。四阿山登山口の看板がある場所まで下りてきた。
真っすぐに伸びた牧場内の道路を歩いていく。
最後は牛たちと記念撮影。
駐車場の手前にある売店で、下山後のご褒美という事でしぼりたて牛乳とソフトクリームを頂く。どちらも冷たくて美味しかった。
参考1.四阿山のコースマップ
参考2.四阿山の高低図とコースタイム
登山口にある菅平牧場の駐車場に前日の夜中に到着して、車中泊する。今回の参加者は、全部で9名となり久しぶりの大人数での登山となった。6:45。登山口を出発する。
コースは、一番オーソドックスな根子岳経由の四阿山周回コースだ。まずは、菅平牧場の柵沿いに進んで行く。
菅平牧場は、なだらかに広がる草原と白樺林に囲まれた牧場で、吹き渡る高原の風を感じながら、ゆっくりと草をはむ牛たちを眺めて登山道を進む。
20分ほどで展望広場に到着する。広大な菅平高原と遠くには北アルプスの展望を楽しむ。
6月中旬から下旬にかけては、登山道脇に色鮮やかなレンゲツツジが咲き誇っている。ちょうどツツジ祭りの時期にピッタリはまっていて、登山とお花見をダブルで楽しむ事ができた。
緑の草原の中にオレンジ色のレンゲツツジが一際映える。
このレンゲツツジ、美しいが、実は毒があるという。レンゲツツジの葉や根には有毒成分が含まれていて、動物たちはそれを知っているために食べない、このためレンゲツツジばかりが生き残って群落が形成されやすいそうだ。
次第にクマザサに覆われた斜面に変わってくる。
8:28。根子岳山頂2207mに到着する。根子岳は四阿火山の直径3kmほどの四阿カルデラの縁にあたる一峰で、花の百名山の1つとして知られている。
根子岳からの下り。雲がなくなり、青空が広がってきた。
四阿カルデラの縁にあたるという事で、火口の名残のような荒々しい岩場も残っている。
眼下には、緑の絨毯が敷き詰められたようなクマザサの原が広がっている。クマザサの原を抜けると四阿山への登りだ。
振り返ると根子岳とクマザサの原が絵になる。久しぶりに気持ち良い山歩きが出来そうだ。
四阿山山頂直下の木段まで登ってきた。急にガスがかかり、辺りは真っ白になってしまった。
10:20。四阿山山頂2354mに到着する。
山頂で早めの昼食とする。まずは、各自持ち寄ったビールで乾杯だ。
1時間ほどゆっくり休憩した後、中四阿に向かって下山を開始する。ガスも晴れ再び好天になってきた。
下山途中で、根子岳の全容が良く見えた。
中四阿のピーク横を通り過ぎる。
下方に見えるピークは小四阿か。
再びレンゲツツジの群落を抜けていく。
いつの間にか、歩きやすく木漏れ日が気持ち良い登山道に変わる。
途中で見かけたベニバナイチヤクソウ。「紅花一薬草」と書くように、傷や虫刺されに効く薬草だ。
クリンソウ。名前は、五重塔などの先端部分(九輪)のように何段にも輪になって咲くことから。
突然沢が現れ、渡渉することになった。飛び石を頼りに慎重に沢を渡る。
13:30。四阿山登山口の看板がある場所まで下りてきた。
真っすぐに伸びた牧場内の道路を歩いていく。
最後は牛たちと記念撮影。
駐車場の手前にある売店で、下山後のご褒美という事でしぼりたて牛乳とソフトクリームを頂く。どちらも冷たくて美味しかった。
参考1.四阿山のコースマップ
参考2.四阿山の高低図とコースタイム