5:00。ペンションを出発する。残念ながら、まだ小雨が降っていた。

車で登山口の猿倉まで移動する。駐車場に空きがあるか心配だったが、ラッキーなことに猿倉荘前の一番登山口に近い駐車場に1台分空きがあり、ギリギリで車を滑りこませる。雨具を着たり、登山届を出したりしていろいろ手間取り、出発は6時になってしまった。

30分ほど歩くと、登山道に水が流れ込んでいた。水の中に入るしかないと思ったら、すぐ脇に木橋が付けられていたので、木橋を渡って通り抜ける。


雨のせいで、水量が多かったようだ。

7:00。白馬尻に到着する。お馴染みの「おつかれさん!ようこそ大雪渓へ」の文字が懐かしい。

白馬尻小屋前から大雪渓が始っているのが見える。

雨は止んできていたが、雪渓の影響で気温が低く、雨具の下にもう一枚着込んで寒さをしのぐ。

キヌガサソウ。名前の由来は傘状に広がる葉を、昔貴婦人が用いた衣笠にたとえたものとされている。いつも、白馬尻小屋から少し歩いたところに咲いていたのを思い出した。

白馬尻から15分ほど歩くと、いよいよ雪渓が始まる。みんな、靴底にアイゼンを付けるため一仕事だ。

白い霧の中、大雪渓を登りはじめる。雪の上には、多数の落石があり、いつ何時落石が転がってくるか判らない。落石は、雪の上では音がほとんど聞こえないので、終始周囲に目を凝らしていかなければならない。

大雪渓を歩きだして1時間ほどすると、霧が晴れ、視界が広がると共に、青空も見えてきた。


10:00。大雪渓を登り終える。この白馬大雪渓は、全長3.5km、標高差600mあり、日本一のスケールを誇るといわれている。

晴れてきて気温も上がり暑くなっていた。Iさんが持ってきてくれた冷凍のモモが美味しく、一休みする。


大雪渓を登り終えたところは、葱平(ねぶかっぴら)と呼ばれ、高山植物の宝庫だ。
チシマギキョウ。

ハクサンフウロ。

クルマユリ。

シロウマタンポポ。

クルマユリが群生している。

ミヤマナデシコ。

シロウマタンポポとミヤマナデシコ。

キオンと杓子岳の岩峰・天狗菱。

葱平からきつい岩場を登っていく。

11:05。小雪渓で再びアイゼンを装着する。トラバースするだけなので、アイゼンなしで行けそうだったが、足を滑らすとどこまでも滑って行ってしまいそうなので、安全のために全員アイゼンを着用してもらう。


雪道に慣れていない人は、特に慎重に渡らなければならない。

大雪渓、小雪渓を渡り終え、もう一頑張りすると山小屋が見えてくるはずだ。
「2015白馬三山縦走:1日目白馬岳」に続く。

車で登山口の猿倉まで移動する。駐車場に空きがあるか心配だったが、ラッキーなことに猿倉荘前の一番登山口に近い駐車場に1台分空きがあり、ギリギリで車を滑りこませる。雨具を着たり、登山届を出したりしていろいろ手間取り、出発は6時になってしまった。

30分ほど歩くと、登山道に水が流れ込んでいた。水の中に入るしかないと思ったら、すぐ脇に木橋が付けられていたので、木橋を渡って通り抜ける。


雨のせいで、水量が多かったようだ。

7:00。白馬尻に到着する。お馴染みの「おつかれさん!ようこそ大雪渓へ」の文字が懐かしい。

白馬尻小屋前から大雪渓が始っているのが見える。

雨は止んできていたが、雪渓の影響で気温が低く、雨具の下にもう一枚着込んで寒さをしのぐ。

キヌガサソウ。名前の由来は傘状に広がる葉を、昔貴婦人が用いた衣笠にたとえたものとされている。いつも、白馬尻小屋から少し歩いたところに咲いていたのを思い出した。

白馬尻から15分ほど歩くと、いよいよ雪渓が始まる。みんな、靴底にアイゼンを付けるため一仕事だ。

白い霧の中、大雪渓を登りはじめる。雪の上には、多数の落石があり、いつ何時落石が転がってくるか判らない。落石は、雪の上では音がほとんど聞こえないので、終始周囲に目を凝らしていかなければならない。

大雪渓を歩きだして1時間ほどすると、霧が晴れ、視界が広がると共に、青空も見えてきた。


10:00。大雪渓を登り終える。この白馬大雪渓は、全長3.5km、標高差600mあり、日本一のスケールを誇るといわれている。

晴れてきて気温も上がり暑くなっていた。Iさんが持ってきてくれた冷凍のモモが美味しく、一休みする。


大雪渓を登り終えたところは、葱平(ねぶかっぴら)と呼ばれ、高山植物の宝庫だ。
チシマギキョウ。

ハクサンフウロ。

クルマユリ。

シロウマタンポポ。

クルマユリが群生している。

ミヤマナデシコ。

シロウマタンポポとミヤマナデシコ。

キオンと杓子岳の岩峰・天狗菱。

葱平からきつい岩場を登っていく。

11:05。小雪渓で再びアイゼンを装着する。トラバースするだけなので、アイゼンなしで行けそうだったが、足を滑らすとどこまでも滑って行ってしまいそうなので、安全のために全員アイゼンを着用してもらう。


雪道に慣れていない人は、特に慎重に渡らなければならない。

大雪渓、小雪渓を渡り終え、もう一頑張りすると山小屋が見えてくるはずだ。
「2015白馬三山縦走:1日目白馬岳」に続く。