先週末の土曜日は、久しぶりに暖かくなり天気もよくなるとのことで、神奈川の湯河原にある幕山に登りに行った。まずは、湯河原駅で下車し、路線バスで鍛冶屋まで行く。
湯河原の周辺は、鎌倉幕府開運街道と呼ばれている道がある。鎌倉幕府を開いた源頼朝が、挙兵し関東の源氏をまとめて平家を打ち破るが、その過程で頼朝や実平の強運や湯河原パワーの相乗効果で命を救われたと云われている。鍛冶屋のバス停近くには、湯河原トリプルパワースポットの一つである五所神社の楠木があり、クスノキパワーにより、健康長寿で、ボケ防止、勝負事や新規事業に勝てると言われているそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/b1/fa716993dc89765834c996847f6c3598.jpg)
鍛冶屋バス停からは、歩いて幕山公園に向かう。幕山公園にある湯河原梅林には、約4,000本の紅梅・白梅が植えられており、2月上旬~3月上旬は「梅の宴」が開催され、”梅のじゅうたん”のごとく咲きほこり、園内は梅の香りに包まれる。もう満開の梅が見られるかと思っていたが、今年は寒い日が続いていたせいか、まだ7分咲きくらいだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f4/8bc78ff475d5cf2ff5b4206c9fb1d588.jpg)
9時過ぎ、幕山登山口から幕山山頂に向けて登り出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/cc/24d5696670509e5603cdca107b40a926.jpg)
登山道は、梅林の中を縫うように進んでいく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/01/498a468ed08e868fdd02187722635f84.jpg)
上に進むにつれ、蕾のままになっている梅が多く見られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/57/fb970ad0f39ed27948723b656f76b097.jpg)
それでも、場所によっては見事な梅の花が見られる木もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ce/c68ae98353abea8741548f46033ad021.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/10/1bc7b607fc1803532705465a3362495d.jpg)
梅見をしながら山登りする人たちも多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/03/7ffe8321b23252ac93a62857e45d09ce.jpg)
白、紅、紅白混ざった花が1本の木に咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8f/e9e57f66081ee8acc439595ddb73bdb6.jpg)
梅林の最高点を超えると、本格的な登山道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/dd/ec19f963c9e058542c2a300d22230041.jpg)
登山口から30分ほどで東屋に到着する。急登で喉が渇いたので、途中の無人販売で買ったミカンを食べたりして休憩する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1b/c572853ce9d9be42c2e02b28cb18f161.jpg)
見晴らしがいい場所からは、真鶴半島がくっきり見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/2f/376aed9be69cf110d25eee88a63b71b7.jpg)
10:10。幕山山頂626mに到着する。すでに山頂には多くの登山者が休んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/33/ee7b60b99b9d01162621635b799381de.jpg)
我々は、さらに幕山をぐるっと周回するコースに進んでいく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/94/0a858cb7751b5b5ea980441d6353d953.jpg)
日陰の登山道は、霜が解けて泥濘んでいる場所が多く、滑りやすかったが、大石平という平らな場所まで下りてきた。こんな所にもクマ注意の看板が有り、クマが出るとは思いも寄らなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/3e/9febd59498f33b052b86f35ff311afdc.jpg)
山の神を通り過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/6d/63f3c0a35dd4dee62363bd86ecfcc31e.jpg)
一ノ瀬という場所から林道をしばらく歩くと、「しとどの窟」への分岐に出る。距離は1100mとなっていたので、行ってみようと言うことになり、急な登山道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/83/290b3b008cac18880d4598e6addb3659.jpg)
30分ほど、急坂を息をあえぎながら上っていくと「しとどの窟」への分岐に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/fd/1f627e1cabb2c188e4182a05959bb75d.jpg)
近くには、石仏やお地蔵さんが置いてあり、もうすぐだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/a7/7757402873b9cfd746f595a00deb4103.jpg)
「しとどの窟」に到着する。石仏が多数置かれ、人間が潜伏するにはなかなか広く雨宿りもできていい場所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/4c/467dfae77b1cbd9aa96a9572ae5a686f.jpg)
「しとどの窟」とは、源頼朝隠潜地として有名な場所だ。平治の乱に敗れ、伊豆に流されていた源頼朝は、治承4年(1180年)8月17日、北条時政や地元の豪族・土肥実平らの助けを得て、平家打倒の兵を挙げる。しかし、石橋山合戦で自軍の十倍の兵力を有する大庭景親軍に大敗し、主従わずか7名で山中に逃れ、この近辺を領地とする土肥実平・遠平父子の案内で洞窟や大木の洞に隠れ、敵の追手をかわした(世にいう七騎落)。この時、潜伏したと言われる岩窟が「しとどの窟」なのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/66/e89bb5021e75fa98b52cf14d349f0fd7.jpg)
洞窟に隠れていた頼朝主従は平家方の梶原景時に発見されるが、景時はわざと見逃し、頼朝を助けたという逸話が残っている。九死に一生を得た頼朝は、この後、実平が手配した小船で安房国(現在の千葉県南部)に渡って再起を図ったのである。この場面は、先日放送された大河ドラマのシーンにもあり、まさにタイムリーな場所に来ることができてよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/e2/f2f708e27b118417d14d75c965997766.jpg)
「しとどの窟」の前で記念撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/b4/df621a66dd5a1f3a74c2d96a62babfa1.jpg)
元来た道を戻り幕山公園に向かう。下山途中には、真正面に幕山が大きく見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/f3/629b817e6408bb9c861bc7eea025ce1d.jpg)
幕山公園まで戻ってくると、俄然人手が増えていた。天気に誘われて大勢の観光客も梅見に出てきたようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/35/c5d99de32a5e7f28ac0df6b0a6077174.jpg)
朝よりも、梅の花の開花がかなり進んできたように見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/db/501fc2c6a380e18c756d3015f28aa7ac.jpg)
幕山の岩壁は、ロッククライミングの練習場でも有り、何人かのクライマーの姿も見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/90/3c9347ea8ce89987e946fc2cc6a4c28b.jpg)
幕山と湯河原梅林の全景。朝よりもずっと見応えのある景色になっていた。また、大きな岩は幕岩といい、湯河原トリプルパワースポットの一つでもある。苦難があっても恋愛が成就する。石にかじりついてもという献身の心が相手に伝わるというパワーがつくそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a7/b3abbe4034febd08631a0055d0b0a222.jpg)
その後は、「梅の宴」会場内の売店で食事などして、湯河原駅に戻り、湯河原温泉で汗を流してから帰路についた。本当は、1週間前を予定していたのだが、寒くて天気を悪いことを予想して延期したのが幸いした。ぽかぽか陽気の中、いい登山日和の一日だった。
参考1.今回の高低図&コースタイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/0c/7b4924efec115d41c3db632708375462.jpg)
参考2.今回のコースマップ
湯河原の周辺は、鎌倉幕府開運街道と呼ばれている道がある。鎌倉幕府を開いた源頼朝が、挙兵し関東の源氏をまとめて平家を打ち破るが、その過程で頼朝や実平の強運や湯河原パワーの相乗効果で命を救われたと云われている。鍛冶屋のバス停近くには、湯河原トリプルパワースポットの一つである五所神社の楠木があり、クスノキパワーにより、健康長寿で、ボケ防止、勝負事や新規事業に勝てると言われているそうだ。
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鍛冶屋バス停からは、歩いて幕山公園に向かう。幕山公園にある湯河原梅林には、約4,000本の紅梅・白梅が植えられており、2月上旬~3月上旬は「梅の宴」が開催され、”梅のじゅうたん”のごとく咲きほこり、園内は梅の香りに包まれる。もう満開の梅が見られるかと思っていたが、今年は寒い日が続いていたせいか、まだ7分咲きくらいだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f4/8bc78ff475d5cf2ff5b4206c9fb1d588.jpg)
9時過ぎ、幕山登山口から幕山山頂に向けて登り出す。
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登山道は、梅林の中を縫うように進んでいく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/01/498a468ed08e868fdd02187722635f84.jpg)
上に進むにつれ、蕾のままになっている梅が多く見られる。
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それでも、場所によっては見事な梅の花が見られる木もある。
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梅見をしながら山登りする人たちも多い。
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白、紅、紅白混ざった花が1本の木に咲いている。
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梅林の最高点を超えると、本格的な登山道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/dd/ec19f963c9e058542c2a300d22230041.jpg)
登山口から30分ほどで東屋に到着する。急登で喉が渇いたので、途中の無人販売で買ったミカンを食べたりして休憩する。
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見晴らしがいい場所からは、真鶴半島がくっきり見える。
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10:10。幕山山頂626mに到着する。すでに山頂には多くの登山者が休んでいた。
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我々は、さらに幕山をぐるっと周回するコースに進んでいく。
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日陰の登山道は、霜が解けて泥濘んでいる場所が多く、滑りやすかったが、大石平という平らな場所まで下りてきた。こんな所にもクマ注意の看板が有り、クマが出るとは思いも寄らなかった。
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山の神を通り過ぎる。
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一ノ瀬という場所から林道をしばらく歩くと、「しとどの窟」への分岐に出る。距離は1100mとなっていたので、行ってみようと言うことになり、急な登山道を進む。
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30分ほど、急坂を息をあえぎながら上っていくと「しとどの窟」への分岐に出た。
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近くには、石仏やお地蔵さんが置いてあり、もうすぐだ。
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「しとどの窟」に到着する。石仏が多数置かれ、人間が潜伏するにはなかなか広く雨宿りもできていい場所だ。
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「しとどの窟」とは、源頼朝隠潜地として有名な場所だ。平治の乱に敗れ、伊豆に流されていた源頼朝は、治承4年(1180年)8月17日、北条時政や地元の豪族・土肥実平らの助けを得て、平家打倒の兵を挙げる。しかし、石橋山合戦で自軍の十倍の兵力を有する大庭景親軍に大敗し、主従わずか7名で山中に逃れ、この近辺を領地とする土肥実平・遠平父子の案内で洞窟や大木の洞に隠れ、敵の追手をかわした(世にいう七騎落)。この時、潜伏したと言われる岩窟が「しとどの窟」なのである。
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洞窟に隠れていた頼朝主従は平家方の梶原景時に発見されるが、景時はわざと見逃し、頼朝を助けたという逸話が残っている。九死に一生を得た頼朝は、この後、実平が手配した小船で安房国(現在の千葉県南部)に渡って再起を図ったのである。この場面は、先日放送された大河ドラマのシーンにもあり、まさにタイムリーな場所に来ることができてよかった。
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「しとどの窟」の前で記念撮影。
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元来た道を戻り幕山公園に向かう。下山途中には、真正面に幕山が大きく見えた。
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幕山公園まで戻ってくると、俄然人手が増えていた。天気に誘われて大勢の観光客も梅見に出てきたようだ。
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朝よりも、梅の花の開花がかなり進んできたように見える。
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幕山の岩壁は、ロッククライミングの練習場でも有り、何人かのクライマーの姿も見える。
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幕山と湯河原梅林の全景。朝よりもずっと見応えのある景色になっていた。また、大きな岩は幕岩といい、湯河原トリプルパワースポットの一つでもある。苦難があっても恋愛が成就する。石にかじりついてもという献身の心が相手に伝わるというパワーがつくそうだ。
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その後は、「梅の宴」会場内の売店で食事などして、湯河原駅に戻り、湯河原温泉で汗を流してから帰路についた。本当は、1週間前を予定していたのだが、寒くて天気を悪いことを予想して延期したのが幸いした。ぽかぽか陽気の中、いい登山日和の一日だった。
参考1.今回の高低図&コースタイム
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参考2.今回のコースマップ
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