とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016鷹ノ巣山

2016-10-31 21:19:52 | 山登り
昨日は、奥多摩にある鷹ノ巣山1736.6mに登ってきた。雲取山から東に延びる石尾根の中間くらいにある山だ。雲取山への縦走路に有り、雲取山から縦走して来ている人か、これから雲取山に向かう人が多いらしいが、ガイドブックに“新緑と紅葉、清流が楽しめるぜいたくなコース”と書かれていたので、登ってみたくなったのだ。

土曜日の夜、家を出て東名、圏央道を経て奥多摩の水根まで向かう。水根バス停横の無料駐車場に車を止め、仮眠する。天気予報では、曇りのち晴れとなっていたが、深夜から小雨模様で、しとしとと雨が降り続いていた。翌朝、6時半ころ起床すると雨は止み、なんとか行けそうだった。


7:50。駐車場を出て、すぐ近くの水根バス停に向かう。


7:58発西東京バスの路線バスに乗り、峰谷まで向かう。バスには、奥多摩駅から乗車した神奈川のTさんが乗っており、メンバーは全部で5人となった。

8:21。終点の峰谷バス停に到着する。降車したのは、全て登山者ばかりだ。もう雨は降らないと思っていたが、バスから降りると小雨となっており、カッパを着て出発する。


9:42。林道や登山道を歩きながら進み、いよいよ本格的な登山道の入口に着く。この近くまでは、マイカーで来ることもできるようだ。入口には、数台の車が止まっていた。また、いたるところにツキノワグマの目撃情報があり、この山域でも注意が必要だと思い知らされた。早速、クマ鈴を鳴らしながら登り始める。


9:58。浅間神社の鳥居が出てきた。この奥には、社がいくつかあったが、もう誰も守っている様子はなく寂れていた。麓の住宅も廃屋だらけで、限界集落の果のような場所になっていて、山村の過疎化問題が心に傷んだ。


白い霧の中、幻想的な雰囲気の登山道を進んでいく。


11:30。鷹ノ巣山避難小屋手前の水場に到着する。冷たくて美味しい湧水が流れている。


黄葉の楓が見事だ。


11:38。鷹ノ巣山避難小屋に到着する。


山頂までは、まだ時間がかかるので、避難小屋前の休憩所で昼食にする。今回の山料理は、寒い時期になってきたので暖かいものがいいだろうと鍋料理にした。




昼食のメニューは、N山さんお勧めの韓国料理「サムゲタン」だ。鶏肉と高麗人参、鹿茸、ファンギ(キバナオウギ)などの漢方ともち米、くるみ、松の実、ニンニクなどを入れて煮込んだ料理である。高カロリーのメニューであり、山で食べると大いにエネルギーを確保することができる。野菜が終わったあと、うどんを煮込み、最後はおにぎりを入れて雑炊にするとお腹がいっぱいになった。


12:55。昼食を終えると、やっと太陽の日差しが届くようになってきた。日差しを体に受けると、気分も上々だ。これから、鷹ノ巣山への最後の登りに向かう。


落ち葉が積もった気持ちいい尾根道が続いている。


赤く色づいた楓が素晴らしい。






開けた視界と紅葉に一同感激しながら進んでいく。


尾根道の周りは、雲海に覆われている。


尾根道の後方を振り返ると、石尾根の高丸山や七ッ石山などが見える。


残念ながら、石尾根から続く雲取山は、雲の中だ。


13:25。鷹ノ巣山1736.6mの山頂に到着だ。


山頂からは、雲海に浮かぶ富士山がクッキリ見えた。




こちらは、ススキ越しにみえる富士山。


山頂で眺望を楽しんだあと、水根に向けて下山を開始する。山頂から下ってしばらくすると水根沢の分岐が有り、急な坂を下っていく。やがて、水音がしてくると沢を何度も渡るようになってくる。




15:00。最後の木橋を渡る。駐車場のある水根バス停までは、もう一頑張りだ。


15:50。無事、水根バス停横の駐車場に到着する。その後、奥多摩駅近くの“もえぎの湯”に寄って帰宅。歩き始めは小雨模様で寒かったが、風が思ったより弱く、山頂では素晴らしい景色と紅葉に恵まれ楽しい登山ができた。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図

皇帝ダリアが咲き出した

2016-10-29 19:19:43 | 
昨年11月、瀬戸内海の豊島に行ったとき、多くの民家の庭先で背丈が大きいピンクの花に目を惹かれた。11月にこんな目立つ花を咲かす花はなんだろうと名前を聞くと、“皇帝ダリア”という答えが返ってきた。どうしても自分の畑で咲かせてみたいと思い、今年の春先、苗を入手し畑の一角に植えておいたところ、ぐんぐん背丈を伸ばし、ついに花が咲き始めた。




皇帝ダリアは、メキシコから中米に27種が分布しており、茎が木質化する3種がツリーダリアと呼ばれているという。皇帝ダリアそのなかでも特に茎が太くなり草丈が高くなる品種であり、成長すると大きく育つことから、皇帝ダリアと名づけられたそうだ。




花はピンク色で20cmぐらいの大輪が茎の頂上に咲く。茎は木質化して3~5mほどにもなるらしい。夏場に何回か茎を切ったので、5mになることはないと思うが、かなり大きく3m近くにはなりそうだ。茎の先には、たくさんの蕾がついているので、今後どんどん咲き出しそうである。ここしばらく、皇帝ダリアの花の咲き具合が楽しみだ。

2016南木曽岳

2016-10-23 17:27:38 | 山登り
昨日は、御嶽山、木曽駒ヶ岳とともに、木曽の三岳に数えられている南木曽岳に行ってきた。また、日本三百名山の一つでもあり、自分としては15年くらい前に登って以来2回目の登山だ。

今回は、山友のKさんの誘いで行くことになった。総勢7名で、中津川ICから国道19号を経て、南木曽山麓蘭(あららぎ)キャンプ場の先にある登山者用の駐車場に向かう。


8:40。駐車場に到着する。まだ、車は数台しかなく、十分余裕がある状態だった。


身支度を整え、登山口に向かう。


少し歩くと、林道の通行止めのゲートが有り、トイレや避難小屋があった。ゲートの手前にも駐車場があり、もっと上まで車で来ても良かったくらいだ。9:00。登山者名簿に記入をして、ゲートの先の林道を進んでいく。

9:15。林道の終点に着く。ちょうど治山工事が行われており、登山道がわからなくなっていたので作業員に教えてもらい、左側の奥の方に進むと登山道が見つかった。本当は、ゲートのすぐ先に、新しい登山道が出来ていたのだが、案内板を見過ごしてしまい林道の終点まで行ってしまっていたのだ(下山時に、本来の登山道の入口に気づく)。


沢の中を縫うように作られた登山道を進んでいく。


9:40。金時が生まれたと伝えられる「金時ノ洞窟」前を通過する。残念ながら、洞窟は立ち入り禁止となっており、中をうかがうことはできない。


「金時ノ洞窟」を過ぎると傾斜がきつくなり、木の階段をいくつも登っていくようになる。


大きな岩を乗り越えていくところもある。


所々で、紅葉が始まっていた。


やたらに長いはしご状の木の階段だ。このあたりは、両手両足を使って登っていくしかない。


巨岩の右側が手すりのある木段、左側がワイヤーの張られた岩場だ。迷わず木段に進む。


いい具合に木々の葉が色づいている。




こちらは、出来たばかりの手すり付きの木段である。いたるところで、登山道が修復され管理が行き届いている山だ。


岩に巻き付いて成長している逞しい木々たち。


標高が上がるに従って、木々の葉の色付きが良くなってきた。


11:18。かぶと岩前を通過する。


11:38。あっけなく南木曽岳山頂1679mに到着する。山頂は木々で覆われて展望がないので集合写真を撮って先に進む。


11:52。赤い屋根の南木曽岳避難小屋が見えてきた。




南木曽岳避難小屋の隣にはトイレもある。


南木曽岳避難小屋の少し北には「女岩」と呼ばれる巨石があり、広場にはベンチもあって休憩するにはちょうどいい場所だ。ここで、しばらく昼食休憩する。


12:30。展望所で記念写真をとって出発する。


展望所からは、このように中央アルプスの展望が楽しめるのだが、我々が行った頃にはガスが立ち込め景色は全く見えなくなっていた。


展望所から下山道に進んでいく。南木曽岳は、林道の先の登山道の途中に分岐があり、左側が登り専用、右側が下り専用の時計回りの周回ルートになっているのだ。


下りながら、展望所付近を見てみる。笹原の中に花崗岩の巨石が乱立している。まさにこれが、南木曽岳の特徴だ。


下りルートも厳しい傾斜が続く。あまりにも傾斜がきついので後ろ向きで下っていく。


上りルートと同様に手すり付きの木段が何箇所もある。


周回ルートの分岐を過ぎ、その後は新しい登山道を最後まで歩いた。15:05。無事、駐車場に到着する。休憩を入れて、約6時間の登山だった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図

2016三島・沼津いいとこマラニック

2016-10-17 22:01:17 | マラソン
昨日は、久しぶりに三島まで足を伸ばした。ヒロボーさんの「三島・沼津いいとこマラニック」に参加するためだ。コースのメインは、何度も行ったことのある沼津アルプスの縦走だが、三島市内の源兵衛川や、狩野川沿線のコースは行ったことがなかったので、初めてマラニックで参加することにしたのだ。

集合時間が、8時~となっていたので8時前につくよう新幹線に乗って三島まで行き、スタート地点となる白滝公園まで歩いていく。案内書をよく見たら、スタートは9時となっていて、誰も来ていなかった。どうも早く来すぎてしまったようだ。近くの楽寿園も開園しておらず、仕方なく白滝公園内でメンバーを待つ。

スタートの20分前から、やっとメンバーが集まり始めた。9:00。13名のメンバーとともに、白滝公園をスタートする。


数分後、源兵衛川の流れの中にある遊歩道を進んでいく。




富士山の伏流水が湧き出る楽寿園内小浜池を水源とする源兵衛川は、「水の都・三島」らしさを感じられるスポットであり、初夏の夜にはホタルが舞うという。川の中には、飛び石などが配置され、住宅地の中にありながら湧水を全身で感じながら「せせらぎ散歩」を楽しむことが出来る美しい流れだ。


中郷温水池の周りをぐるっと回る。中郷温水池は、楽寿園小浜池の湧き水を水源とする源兵衛川の終点にかんがい用水を貯留するための池である。小浜池の湧水が稲作用水としては低温なため、一定期間貯留して、太陽熱で温めるように整備されたため池だ。真正面には富士山が見え、穏やかな日には逆さ富士が見られることもあるらしい。


9:45。柿田川公園に到着する。


柿田川の全長は約1.2kmと日本で最も短い一級河川である。富士山の雪解け水が湧水となって水源となる日本でも稀有な川である。また、長良川・四万十川とともに日本三大清流に数えられている。




第2展望の下にわき間があり、水の色が真っ青で神秘的だ。よく見ると、底で魚がうじゃうじゃと泳ぎ回っている。




10:25。手前のコンビニで昼食を調達後、香貫大橋を通過する。


香貫大橋を渡りきり、すぐに香貫山登山口から香貫山に登っていく。いよいよ沼津アルプス縦走の始まりだ。10:55。香貫山展望台に到着。沼津市内や駿河湾が一望できる。


愛鷹連峰の先には、大きく裾野を広げた富士山が見えるはずだが、雲に隠れて、いつの間にか見えなくなっていた。


晴れていれば、このモニュメントのような富士山が見えるはずだ。


香貫山を下山すると、一旦舗装道路に出る。道を横断して、いのしし注意の看板を見ながら登山道に入っていく。


11:30。横山163mに到着。


12:00。徳倉山256mに到着し、昼食休憩する。


12:20。徳倉山で山頂写真を撮って、出発する。


12:50。志下山214mに到着。


13:05。一ノ谷の合戦に敗れ源氏に軟禁されていた平重衡が、隠れ住んだ洞窟とされる中将岩に到着する。


ロープに頼りながら急坂を進んでいく。


13:15。小鷲頭山330mに到着する。


13:25。沼津アルプスの最高峰鷲頭山392mに到着する。


14:10。大平山356mに到着する。沼津アルプス最後の山だ。


大平山の先は奥沼津アルプスとなるが、今回はここまでで、多比口峠まで引き返す。あとは、ぐんぐん下って多比まで下山だ。


14:25。多比で路線バスに乗って御用邸まで5キロほどワープする。15:00。御用邸記念公園前で記念写真。


海岸沿いを走る。


15:20。“我入道の渡し”乗り場に到着する。渡し舟に乗って対岸に渡るつもりだったが、予定時間になっても船がやってきそうもないので、そのまま狩野川の堤防を進んでいく。


堤防下でタヌキを発見。珍しいので、みんな写真を撮っている。




15:40。沼津中央公園にある沼津ランニング&スキルズステーションにゴール。入会金300円を払って会員になり、シャワーを浴びて汗を流すとすっきりした。GPSでの計測を行っていなかったので、はっきりした距離は分からないが、全走行距離は、25キロ前後だろうか。初参加だったが、源兵衛側の清流、柿田川湧水群、富士山、駿河湾の展望、沼津アルプス縦走、御用邸など見所満載のコースを1日中楽しむことができた。