fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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ノルウェーのおみやげ

2012年06月19日 | 日記

 ノルウェーのおみやげでいただいていた缶詰を開けました。

  

 鯖(サバ)のトマト煮でした。おいしかったです。鯖をトマトで煮るという発想がなかったので、今度トライしてみようと思います。鯖は安いし、トマトはこれから岩手でがんがん採れる予定。トマト料理、大好きなんです。

  これはまだ開けてません。鰊(ニシン)かな?

 もう食べてしまったので、画像はないのですが、洋菓子のおみやげもありました。いただいたときは、「ありがとう」とだけで、持って帰っていたのですが、家で食べるときじーっと箱の文字を見つめていると、「T……」「ターキッ…」「ターキッシュディライト!」

 思わず一人で叫んでましたよ。ターキッシュディライトといえば、『ナルニア国物語』の「ライオンと魔女」で、ナルニア国に行った次男のエドマンドが、この「「ターキッシュディライト」食べたさに、兄妹たちをうらぎって、白い魔女のところに連れていってしまうのです。ファンタジー好きには、こたえらえないお菓子です。しかも最初日本に翻訳された当時、ターキッシュディライトをどう訳したらいいのか悩んで(たぶん)、瀬田貞二氏は「プリン」にしたという知る人ぞ知る逸話があります。翻訳の難しさの象徴でもある逸話ですね。ターキッシュディライトは、ヨーロッパではまんじゅうのようにむかしからある一般的なお菓子らしいです。日本のおかしも「まんじゅう」ならまだしも「よもぎ餅」や「菱餅」なんて、翻訳難しそう。「よもぎ餅」だと、日本人だったら、その言葉だけであの落ち着いた緑色とヨモギの香が思い浮かぶ。(ある一定の年齢以上か?)、「菱餅」だったら、雛壇にかざられている状態というわけです。ターキッシュディライトもきっとそういう背景もあるのでしょう。ちょっと調べたらトルコのお菓子だそうで。

 私の知るかぎり、映画化された後の新しい文庫などでは、「ターキッシュディライト」となっていました。

 ゼリーのもっと固くてモチモチとしている風でおいしかったです。味はきっといろいろあるのでしょうが、いただいたのは、ココナッツがまぶしてありました。ココナッツ、大好きなのです。

 ノルウェーのおみやげには、この他アンティークのティカップもあって、これもステキなのですが、写真がまだきれいにアップできず、せっかくのカップがかわいそうと思い、やめておきます。