fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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竹の秋・恋猫

2013年04月20日 | 俳句

          

 恋猫っていう感じではないかな? 竹は地中に今栄養がいっている時期で、葉はこのように枯れたような色。他の木々でいうと秋の姿のようなので、「竹の秋」というのが春の季語になります。秋になると逆に葉は青々してくるので、「竹の春」。

 それにしても「のどか」な景色です。「のどか」「恋猫」も春。

 (俳句をやっている方にとっては、とうにご存じのことですが、このブログは俳句関係以外の方も来てくださっているので、季語の紹介もこうしてときどきしています。)

  おそろしや石垣崩す恋の猫   正岡子規 

  恋猫のひときは肴臭きやつ   田代草猫 (『童子珠玉集5』より)