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「今月のハイライト」のコーナーに、「童子」二十五周年の記事があり、そこに主宰エッセイと句
明々と夏の月あげ津波あと
昼寝子の眠り落つれば手をひらき 辻 桃子
とともに、「童子」二十五句があり、私の
ぐつたりとドーベルマンが竹床几 あぶみ
を取り上げていただきました。他には、
ふるさとの片蔭もなき浜ゆけり 安部 元気
小町忌や業平橋はにぎやかに 薗部 庚申
かはほりの彫りを欄間にお中元 石井 みや などなど。
俳句の総合誌というのは、いろいろありますが、この「俳句四季」は、たっぷりと俳句が載っています。正確な数字ではありませんが、私が俳句を始めた頃、現代詩人口6万人、短歌人口60万人、俳句人口600万人と聞いたことがあります。先日神奈川句会に出たときは、一度に5人の方が初めての句会ということでいらっしゃってましたが、「おもしろい。ゲームだね」とのめり込みそうな勢いでした。そう、江戸時代、テレビなどなかったころ、この俳句で夜を徹して遊んだものなのだと思います。句会はそういう楽しみがあり、足腰が弱ってきてもできるというメリットがあります。