fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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後の月(のちのつき)

2014年10月06日 | 日記

 本日は、陰暦9月13日。十三夜です。後の月ともいいます。陰暦八月十五日は、十五夜ですが、ほぼ一カ月後、満月にちょっと満たない月を愛でるのが、この日。樋口一葉にも『十三夜』という小説がありましたが、あれは横暴な夫に愛想をつかし実家に帰ろうとしたものの、やはりもどるというあまり好きな話ではなかった。今の時代にはそぐわない話。

 でも、知り合いで、いろいろなしきたりにうるさい家の方(という言い方も変ですが、ご自分でそう言っていた)が、十五夜で家族でお月見をしたら、同じメンバーで十三夜も見ないといけない、そうじゃないと片見の月となって縁起が悪いと言ってらっしゃいました。ともあれ、私この十三夜、後の月というのが好きです。スポットライトがあたる主役よりちょっと脇役が好き的な感覚かもしれません。

 でも、台風だー。 

 そしてそして、どうも今年は後の十三夜というのがあるとか! これは、陰暦だと今年は閏年で、9月が2回あることに所以するようです。4年に一度(?)の閏年はその年は13ヶ月あるわけだけど、その年によって順に1月が2回、次は2月が2回ということになっているのか? 陰暦の捉えかたなのですが、よく理解できません。天文の現象は好きだけど、数字が入ってくると、頭が拒否反応を起こします。

 今年、11月5日がその日。前回、後の十三夜があったのは1843(天保十四)年で、今世紀中は二度とないということです。といわれると、これって、すごいことじゃない?

  かりんの実