五月の今ごろ、あちこちで「さわやかなお天気」「爽やか」という言葉を目にします。
「爽やか」は、秋の言葉だよ~~~~。そりゃあ、トマトが一年中食べられるように、言葉だって、絶対ではない。
でもやっぱり、今の時期は、「爽やか」とは言わないようにしたいもの。間違いってわけではないです。(去年とか、一昨年とかも言っているかもですが)
薫風。風薫る。会話に入れるのは、難しいですけどね。
それから、「五月晴れ」も本来は、梅雨晴れのことです。五月(さつき)は、旧暦なので今の暦でいうと6月半ばくらい。梅雨の真っ最中なので。
言葉の本来の使い方を知った上で、あえて5月に使うのならいいのですが。
五月雨を集めて早し最上川 芭蕉
の五月雨は、今の時期ではなく、梅雨のざんざん振り。というわけ。
ま、俳句ばあさんが、また言ってるよ的な小言でした。
胡桃の花は、雄花と雌花が一つの木につくようです。これは、雄花。雌花の写真もないとね。(小さくて赤い花です)
北上川沿いには、この胡桃の木がたくさんあります。鬼胡桃。
筍流し、卯の花腐し、若葉冷え、新樹冷、青葉冷、緑雨、茅花流し・・・。
きれいな言葉がたくさんある時期です。