「こどものとも」年少版『どっさりおやさい』大川久乃文・山本久美子え(福音館書店) 2022年08月26日 | 本の紹介 作者の大川久乃さんは、実際にお子さんといっしょに野菜を育てながら、絵本テキストや幼年童話を書いていらっしゃる方です。 内容はシンプルですが、子どもの視点で野菜を見る目がしっかり定まっていて、あたたかい気持ちになる絵本です。こういうのは、想像するだけでは、できないんです。おそらく文を書くだけではなく、画家さんといっしょに畑に行ったり、経験をお話したりしているはずです。 やさいごうという箱に、どんどん野菜を入れていく展開が楽しいです。 先日は原画展を東京であったようですが、(私はばたばたして行けず)次は京都でもあるみたい。 福音館書展の「こどものとも」は、何年もかけて、この1冊を作ります。 私も待機中のものが一冊。お知らせできるのは、いつになるかな? 画家さんが、本描きに入っているのかどうか? ちょっとそれもわかってません。まあ、忘れた頃にご連絡があるのもまた、嬉しいものです。他の作品の種を蒔いて、育てるということをしなくては。そして、どっさりおやさいのように、どっさりではなくても、また絵本を作りたいです。