僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

約束

2006年05月12日 | SF小説ハートマン
ハートマンは腰に当てていた腕を胸の前で交差させ、×を作ってから両手でハートのマークを作って僕に見せた。

「ひとつだけ約束して欲しい。よく聞いてくれたまえ。これは秘密の任務だ。これから起こることは、君が絶対に信頼できる仲間にだけしか言ってはいけない。君はそれができる人間だと思うが、どうだろう。」

「君はそれができる人間だと思う」ってところがすごく気に入った。
「はい。約束します。秘密はきっと守ります。」
「よし、それでいい。では宇宙で待っている。」

そう言って腕を×にした後ハートを作ってから、ハートマンはとってもかっこいい小型宇宙船に乗って行ってしまった。
僕はその小型宇宙船のことも聞きたかったけど、あっという間に出発してしまった。すごく忙しい任務があるに違いない。

コックピットのドアがロックする前に、ハートマンがぼくの方を向いて微笑みながら何かを告げた。
良く聞こえなかったが、
「A force will be with you 」だったという確信があった。 つづく
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ちゃんとしなさい

2006年05月11日 | 何でも掲示板
良く使う言葉です。
特にお母さんは一日に数回以上、毎日毎日使っているでしょう。
でも「ちゃんと」って何なのでしょうか。

毎日毎日言い聞かせている割りには「ちゃんと」しないのは何故なの?
例えばお辞儀です。ほとんどと言って良いくらいのお母さんが子どもにやり直しを命じます。
「ほら、ちゃんとしなさいっていつも言ってるでしょう、はいもう一度」といった具合です。

ちゃんと教えてみるとうまくいくことがあります。

まず両足のかかとくっつけて 真っすぐに立ちます。
頭はキリンのようになるべく高いところにする、と背中が伸びます。
手は足の横にぴったり付けます。

挨拶する相手の顔を良く見て元気に言いましょう。
手を滑らせて膝を隠すようにしてから…
できるだけ ゆっくり と頭をあげます。
背中が真っすぐになったら、もう一度相手を見て…

そう、大切なことにっこり!です。
すてきなご挨拶が「きちんと」できちゃった。
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チュウ?

2006年05月10日 | いろいろな顔たち
おしゃべりばっかりして、ダメじゃん。

お口はチャックって言ったでしょ

もう、クリップで留めちゃうよ
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電車が坂道だ

2006年05月10日 | 何でも掲示板
地下鉄に乗っていた時のことです。
割とすいていて立っている人がちらほら見える位でした。二人の子ども達が私の前の席に座っていましたが、何を思ったか立ち上がり話しを始めました。

子どもは、病気でないのなら電車では座らない方が良いと思っていた私は、子ども達の表情を観察しながらそれとなく会話を聞いています。

「やっぱりほらなるでしょう」
「うん、なったなった、おっとっとっと」
と言いながら楽しんでいるようです。

私も子どものころは電車のつなぎ目が2番目に好きでグラグラと不規則に揺れ動く板の上でサーファーを気取っていたものです。
あっ、もちろん1番好きなのは運転席の後ろです。
左アクセル、右ブレーキ。あのごついハンドルを回す姿がカッコイイ!
ブレーキエアの圧力メーターが2本付いていて、使う度に自動的に標準値に戻すのが面白い!
最近の運転手はずっとブラインドを降ろしている人が多くて特等席の価値がなくなってしまいましたね。(TVゲーム「電車でGO」なんて本物に遠く及ばないぞ)
子どもの夢を奪うな!ブラインドを上げろ!などと叫びたがるのは私くらいのものでしょうけど。

ところで、子ども達が「坂になった」と言っているのは、駅に近づいて電車がブレーキをかけた時だと分かりました。
慣性の法則で、移動している乗り物がマイナスの加速度を生じた時、乗っている人はそのまま動き続けようとする訳です。
難しいことはどうでもよいのですが、つまりおっとっとっと進行方向にのめってしまう現象です。

地下鉄ですから窓の外に景色は見えません。
大人も子どもも、吊り革も、足元に落ちていた空き缶もみんな、坂になった電車に慌てているようでした。

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宇宙の夢

2006年05月10日 | SF小説ハートマン
初めて読んで下さる方へ、
できればカテゴリーから「SF小説ハートマン①」を選んでいただき、第一話から読んでいただくと嬉しいです。

夜、夢を見た。僕はハートマンになっていた。

宇宙で極悪非道の限りを尽くす悪者に対し、科学を駆使して戦うヒーローだ。
ハートマンが僕に語りかけてきた。ハートマンは自分なのに寝ている僕に話すんだ。何か変みたいな気がしたけどそこが夢なんだろう。

「君は選ばれた。これから我々の仲間になって一緒に戦おう。いいね。」
「君は選ばれた。」ってところが気に入ったので、もちろんOKさ。

「これからしばらくは君の体の改造をする。宇宙で共に戦うためだ。少し苦痛があるかも知れないが、我慢してくれ。
私は大切な任務の途中なので行くが、後はトントが教えてくれるだろう。」

「トントってだれ?」
「私の相棒だ。スペーススーツに君たちが言うハートの紋章が付いているからすぐに分かるだろう。」
「じゃあ、あのカメムシがそうなの?」
「かめむし?まあ何でもいいが、会えばすぐに分かる。ひょっとするともうコンタクトは済んでいるのかな。」

なんか、ワクワクしてきた。
きっとあのカメムシのことだ。傷も治すし、なんかすごい奴だと初めから思ってたんだ。
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海はいつ終わる-②

2006年05月09日 | 何でも掲示板
その子が夏、海で遊ぶのは初めてでした。
海を知らなかった訳ではありません。初めて見た訳でもありませんでした。
ただ、砂浜で水着になって自由に遊ぶのは初めての経験でした。

多くの子ども達がそうであるように、水遊びは大好きでしたが、今まではプールで遊びました。
大きな総合プールがブームで、あちこちにオープンしています。
そんな施設でお気に入りは「波のプール」
いつも真っ先に行きたがります。
大人もちゃんと心得ていて、すぐに行ける所に休憩場所を確保します。

遊んでいると放送があります。
「○時より~造波プールを~稼働します~」

放送を聞いてあちこちから人が集まって来ます。大変な数の人です。
波が出始め、芋のようにもまれながら嬌声を上げる人々。
15分ほど波に翻弄されたころ、突然静けさが戻ります。造波が終わったのです。

すぐに確認が始まります。全員プールの外へ強制退去させられ、係のお兄さんたちが潜りながら異常がないか調べるのです。
楽しんだ人々は満足げな表情で休憩場所へと戻って行きます。
「面白かったね、また始まったら来ようね…」

ウォークマンの猿のようになったこの子は、
いつまでも終わらない、本物の「波」というものを今知ったのです。
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石けんの型

2006年05月09日 | 石けん作り
石けんの型です。

日曜大工の店で20ミリ厚の端材を買い、
ボンドで接着して作りました。

牛乳パックより少し多めに作れます。
内側にクッキングシートを折り紙して入れます。
材木が厚いので保温性が良いのと
ふくらまずにカチッとできるので気に入ってます。

ホホバオイルをたっぷりと使った
にっこりプレミアム石けんが
熟成を待っています。

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フェアレディZ

2006年05月09日 | いろいろな顔たち
寝ているときに目が半分開いてるんですって

昭和末期の日産フェアレディZですかぁ。
ハイビームライトを点灯する時は
( __ )ぱっちり開くんですね。

流線型バディでイザっちゅう時にきりっと光る

格好いいぞ!Z

(注)画像はオークションから失礼してお借りしました。

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ハートのカメムシ

2006年05月08日 | SF小説ハートマン
それからも何度か傷が痛んだけど、
その度にハートのカメムシに触ってもらうと気持ちが良くなった。

ママは
「又どっかで変な虫取ってきたの~。ママいやよ、かごから出しちゃあ。」

何時だったか僕が飼ってたカナブンが逃げ出して、洗濯物にくっついてたことがあった。
「ひろしーー!早くなんとかしなさーい。」
って大騒ぎした。
そのことを今でもずーっと言ってる。
(つづく)
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海はいつ終わる-①

2006年05月08日 | 何でも掲示板
4歳になったばかりの女の子です。
外房の砂浜で遊んでいました。

ふと気が付くとその子が海を見つめています。
まるでウォークマンをしたサルのコマーシャルのように、
(昔SONYのそんな広告があったのをご存じでしょうか?)
水平線に向かい次から次へと打ち寄せる波を見つめています。

私がそばに寄ったのも感じない様子で立ち尽くしているのです。
ある種の哲学的世界に行ってしまっている感じです。

私もしばらく付き合ってみることにして、波を見つめていました。
本当に、本当に長い時間そうしていました。
そしてポツンと一言、

「ねぇ、海っていつ終わるの?」
(つづく)
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アニメにしたい

2006年05月08日 | いろいろな顔たち
目が2つあれば顔に見えるのだと思っていましたが
そうでもないってか?

てか、ただの木じゃん!
てか、口があるだけじゃん!

何でも顔に見えちゃうのってさ
病気とちゃう?

・・・・・

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きれいになったよ。

2006年05月07日 | いろいろな顔たち
前回の時は
お顔にご飯粒がいっぱいくっついていて
ちょっと恥ずかちかったので

ちゃんと顔洗って出直したんだ。

すっきり!
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風船が落っこちた

2006年05月07日 | 何でも掲示板
男の子がヘリウムガスで浮かぶ風船をもらい御機嫌でした。
風船って持つ人を幸せにするものですね。ふわふわぷくぷくしているだけなのにね。

しっかりと握りしめた糸の引き具合を何度も確かめながら歩きます。
あぁ悪魔の仕業か、何かの拍子にスイッと指を離れてしまいました。
その瞬間に彼が発した一言。

「あっ、落っこっちゃった!」

彼が今まで生きて来た経験では、うっかり自分の手を離れたものは必ず地球の方へ引っ張られて行きました。
今回は初めて宇宙の方へ離れて行きました。
でも彼にとっては自分のものが手から離れることは
「落ちる」
という現象だったのです。

彼は生まれて初めて、上に落ちる事もあるという事を体験しました。それを
「飛んでっちゃった」
と言うんだ、という事も。

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昆虫図鑑

2006年05月07日 | SF小説ハートマン
そのままうちに帰ってカメムシは飼育箱にそっと入れた。フーセンカズラが好きなんだろうと思って、元気そうな葉っぱも一緒に取ってきて入れておいた。

それから、去年のお誕生日におばあちゃんに頼んで買ってもらった昆虫図鑑を出して見た。幼稚園の絵本のおまけなんかじゃなくて、大きくて厚くて、~科とか英語で書いてある大人用のだ。

「こんな難しいの宇宙は分かるの?こっちの方がいいんじゃないの」
おばあちゃんは子供コーナーの本を持ってきたけど、
「そんなの幼稚園にあるもん。絶対こっちの。」
言い張って買ってもらった、絵もきれいで字もいっぱい書いてある本だ。

お誕生会に呼ばれて美佳ちゃん家に行った時
「宇宙君は虫好きだったな。ほら、こんなのどうかな?」
と伯父さんに見せてもらって、すっごく気に入ってた図鑑だ。
美佳ちゃん家の伯父さんは趣味で虫を研究してる、虫博士なんだ。デジカメで写真をいっぱい撮ってホームページで紹介してるくらいだ。

図鑑には時々分かんない漢字があるけど、その時はお父さんに読んでもらう。
時間はそんなにかからないですぐに見つけた。
「エサキモンツキノカメムシ」だって。王蟲じゃないんだ。
ふーん。卵を守る習性があるって書いてある。

でもフーセンカズラが好きとか、傷を治すとかって書いてないよ。  つづく
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手作りの石けん

2006年05月07日 | 石けん作り
語りがとても好きで密かにファンだったブログサイトに
石けんの話題がありました。
http://blog.goo.ne.jp/miutomo5/e/67cd6b72a9ec82586819f57ac932c9de

私も石けん作りにはまってしまった一人です。
型出しする時のドキドキ感
熟成期間のもどかしさ
解禁まで3ヶ月と自分で決めて眺めています。

友達や仕事仲間に配りまくって
無理やり使ってもらったりしています。
100円ショップの石けんとは違う、と
分かってくれる人がいると嬉しい。

コメント (5)
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