空気が冷えてまいりましたね。
おはようございます。
基本素足の私も、最近はようやく靴下を履くようになりました。
昨日は、新しい降ろしたての靴下で出勤。
ほんの些細な事ではありますが、
新しいモノを身に付ける、
ただそれだけで、心地よい緊張感が得られるのです。
「ねぇ、カカト、破れてるよ。」
この一言で、緊張感は別物に変わる。
靴下にツッカケという、さりげなく破天荒な装いが災いとなり、
破れたカカト部分が、露わになる。丸見えだ。
(なんでだ?新品だぞ、おい!)
戸惑う時間など、許されぬ私は、破れたカカト部分をずらす。
(とにかく、足の裏で大人しくしていろ!)
しかし、さすが新品。生地の張りが違う。
すぐさま、カカトへ戻ってしまう。
ならばと思い、凸なカカト部分を内側に凹に入れ込んで、力の限り踏み、
歩行時もずれぬよう細心の注意をはらい、すり足歩行を試みる。
が、努力虚しく、やはりカカトへ戻る。
(もう、やってらんない・・・)
諦めかけた時、はっと気が付いた。
靴下を、上下逆にしたらいいのだと。
「カカトに穴」より、「甲に穴」。この方が、なんとなくマシだ。
やれやれと安堵したのも、つかの間。
親指、出てる。
逆足の靴下から。
(おいおい、なんだい?)
つま先の開いたツッカケでは知らん顔はできまい。丸見えだ。
今度ばかりは、先ほどの方法が通用しない事を悟る。
履き替えたところで、今度は小指が出るだけだ。
いずれにせよ、指が出るという事実は変わらないのだ。
結局私は、親指部分を摘まんで、絞り、親指と人差し指の間に挟み込み、
終始グーにしてやり過ごしたのでした。
一瞬も気の抜くことない、一日でした。
夕方には力尽き、親指出っ放しで帰りました。
おい、おたま!
おばちゃん頑張ったんだぞ!パーをね
グーにして頑張ったのだ!
「ヒッヒッヒッヒ」
笑うな!
あや 「おばちゃん たいへん だったのね」
お前の方こそ大変そうだなぁ!